ここでは,viewオペレーションのパラメタを次の順に説明します。
(1) プログラム情報を表示する場合
表6-10 プログラム情報の表示項目
パラメタおよび表示される情報 | 表示項目 | 説明 |
---|---|---|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | HDLM Version | HDLMのバージョン番号です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Service Pack Version | HDLMのSPバージョン番号です。SPがインストールされていない場合は,空白です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Load Balance | ロードバランス機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Support Cluster | クラスタ対応機能の設定状態※,およびクラスタサーバの種類です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Elog Level | 障害ログ採取レベルです。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Elog File Size(KB) | 障害ログファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Number Of Elog Files | 障害ログファイル数です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Trace Level | トレースの出力レベルです。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Trace File Size(KB) | トレースファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Number Of Trace Files | トレースファイル数です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Path Health Checking | パスヘルスチェック機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Auto Failback | 自動フェイルバック機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Remove LU | LUの動的削除機能の設定状態です。 on:有効 off:無効 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Intermittent Error Monitor | 間欠障害監視の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Dynamic I/O Path Control | ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定状態です。
|
-msrv HDLMマネージャの情報 | HDLM Manager | HDLMマネージャの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMマネージャのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMマネージャの起動時刻です。 | |
-adrv HDLMアラートドライバの情報 | HDLM Alert Driver | HDLMアラートドライバの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMアラートドライバのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMアラートドライバの起動時刻です。 | |
ElogMem Size | HDLMアラートドライバの障害ログメモリのサイズです。単位は「キロバイト」です。 | |
-pdrv HDLMドライバの情報 | HDLM Driver | HDLMドライバの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMドライバのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMドライバの起動時刻です。 | |
-lic HDLMのライセンス情報 | License Type | ライセンスの種別です。
|
Expiration | ライセンスの期限です。
| |
-audlog 監査ログ採取の設定情報 | Audit Log | 監査ログ採取の設定状態です。
|
-audlog 監査ログ採取の設定情報 | Audit Log Category | 監査ログの出力対象となっている種別を表示します。種別を表す文字列が「,」で区切って表示されます。 ss:StartStop a:Authentication ca:ConfigurationAccess 上記のすべての種別が設定されている場合は「all」が表示されます。 監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。 |
-lbpathusetimes ロードバランスの同一パス使用回数 | Times Same Path Was Used | ロードバランスのアルゴリズムに,ラウンドロビン(rr),最少I/O数(lio),または最少ブロック数(lbk)を適用する場合,I/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
-expathusetimes 拡張ロードバランスの同一パス使用回数 | Times Same ExPath Was Used | ロードバランスのアルゴリズムに,拡張ラウンドロビン(exrr),拡張最少I/O数(exlio),または拡張最少ブロック数(exlbk)を適用する場合,シーケンシャルI/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
使用例
PROMPT>dlnkmgr view -sys -sfunc
HDLM Version : x.x.x-xx
Service Pack Version :
Load Balance : on(extended lio)
Support Cluster : off
Elog Level : 3
Elog File Size(KB) : 9900
Number Of Elog Files : 2
Trace Level : 0
Trace File Size(KB) : 1000
Number Of Trace Files : 4
Path Health Checking : on(30)
Auto Failback : off
Remove LU : on
Intermittent Error Monitor : off
Dynamic I/O Path Control : off(10)
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -msrv
HDLM Manager Ver WakeupTime
Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -adrv
HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size
Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 128
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -pdrv
HDLM Driver Ver WakeupTime
Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -lic
License Type Expiration
Permanent -
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -audlog
Audit Log : off
Audit Log Category : -
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -lbpathusetimes
Times Same Path Was Used : 1
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
PROMPT>dlnkmgr view -sys -expathusetimes
Times Same ExPath Was Used : 100
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
(2) パス情報を表示する場合
パス情報を表示する場合,-pathパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタを指定すると,項目を選択して表示したり,パス情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,パス情報の表示項目を説明します。
パス情報表示
パス情報表示(表示項目を選択する場合)
表6-11 -path -itemパラメタで選択できる表示項目と指定する後続パラメタ
選択できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
PathID※ | なし |
PathName | pn |
DskName | dn |
iLU | lu |
ChaPort | cp |
Status※ | なし |
Type | type |
IO-Count | ic |
IO-Errors | ie |
DNum | dnu |
HDevName | hd |
IEP | iep |
HBAPortWWN | hbaportwwn |
Physical-DskName | vid |
Physical-iLU | vid |
Physical-ChaPort | vid |
パス情報の概略表示
パス情報の表示項目
パス情報の表示項目とその説明を「表6-12 パス情報の表示項目」に示します。表の見出しについて,次に説明します。
表6-12 パス情報の表示項目
表示項目 | 説明 | |
---|---|---|
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 | |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 | |
PathStatus | 表示対象のパスの状態です。
| |
IO-Count | 表示対象のすべてのパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 | |
IO-Errors | 表示対象のすべてのパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 | |
PathID | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。 ホストの再起動時に割り当てられます。 | |
PathName※1 | - | パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
|
DskName※1 | DskName | ストレージシステム名です。この名前で,パスがアクセスするストレージシステムを特定できます。 次に示す3つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージシステム名として表示されます。
|
iLU※1 | iLU | ストレージシステム内のLU番号が表示されます。 この番号とストレージシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
|
ChaPort※1 | CP | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
Status | パスの状態です。
| |
Type※1 | Type | パスの属性です。
|
IO-Count※1 | - | パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
IO-Errors※1 | - | パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
DNum※1 | - | LU全体を示すDevとして「0」が表示されます。 |
HDevName※1※4 | - | ホストデバイス名です。ドライブレターが表示されます。ドライブレターが割り当てられていない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。DNumに「0」が表示されていても,HDevNameにドライブレターが表示されます。これは,そのLU内に含まれるDev中の1Devのドライブレターです。 |
IEP※1 | - | 間欠障害に関する情報が表示されます。この項目は,-iemパラメタを指定した場合,または-itemパラメタにiepを指定した場合だけ表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
|
HBAPortWWN※1 | - | ストレージシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が16桁の16進数で表示されます。この項目は,-hbaportwwnパラメタを指定した場合,または-itemパラメタにhbaportwwnを指定した場合だけ表示されます。 なお,iSCSIインタフェースの場合は「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-DskName | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム名が表示されます。 次に示す3つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージシステム名として表示されます。
|
Physical-iLU | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム内でのLU番号が表示されます。
|
Physical-ChaPort | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているCHAポート番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
表6-13 パス名を構成する項目
項目 | Windowsでの表現 |
---|---|
ホストポート番号(16進数)(表示例:0004,0005) | SCSI Port番号 |
バス番号(表示例:0001) | SCSI Bus番号 |
ターゲットID(表示例:0000000000000000,000000000000007A) | Target Id |
ホストLU番号(表示例:0001) | Logical Unit Id,またはLUN |
パス名は,次に示す情報に対応しています。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥Scsi
表6-14 プロダクトIDの表示内容
ストレージシステム | 表示内容 | ||
---|---|---|---|
-stnameパラメタ 指定なし | -stnameパラメタ指定時(下記のモデルIDを表示) | ||
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | ||
Hitachi AMS2000シリーズ | プロダクトID※ | AMS | AMS |
HUS100シリーズ | プロダクトID※ | HUS100 | HUS100 |
SANRISE9500Vシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE 9500V | 9500V |
Hitachi AMSシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE_AMS | AMS |
Hitachi TMSシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE_AMS | AMS |
Hitachi WMSシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE_WMS | WMS |
Hitachi SMSシリーズ | プロダクトID※ | SMS | SMS |
H20000 | エミュレーションタイプ※ | H20000 | H20000 |
H24000 | エミュレーションタイプ※ | H24000 | H24000 |
SANRISE2000シリーズ | エミュレーションタイプ※ | SANRISE2000 | 2000 |
SANRISE9900Vシリーズ | エミュレーションタイプ※ | SANRISE 9900V | 9900V |
SANRISE H48 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H48 | H48 |
SANRISE H128 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H128 | H128 |
SANRISE H512 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H512 | H512 |
SANRISE H1024 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H1024 | H1024 |
H10000 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H10000 | H10000 |
H12000 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H12000 | H12000 |
| エミュレーションタイプ※ | SANRISE_USP | USP |
SVS | エミュレーションタイプ※ | SVS | SVS |
| エミュレーションタイプ※ | USP_V | USP_V |
Hitachi Virtual Storage Platform | エミュレーションタイプ※ | VSP | VSP |
HUS VM | エミュレーションタイプ※ | HUS_VM | HUS_VM |
VP9500 | エミュレーションタイプ※ | VP9500 | VP9500 |
P9500 | エミュレーションタイプ※ | P9500 | P9500 |
XP128 | エミュレーションタイプ※ | XP128 | XP128 |
XP1024 | エミュレーションタイプ※ | XP1024 | XP1024 |
XP10000 | エミュレーションタイプ※ | XP10000 | XP10000 |
XP12000 | エミュレーションタイプ※ | XP12000 | XP12000 |
XP20000 | エミュレーションタイプ※ | XP20000 | XP20000 |
XP24000 | エミュレーションタイプ※ | XP24000 | XP24000 |
(3) LU情報を表示する場合
LU情報を表示する場合,-luパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタ,-c -itemパラメタを指定すると,項目を追加して表示したり,LU情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,LU情報の表示項目を説明します。
LU情報表示
PROMPT>dlnkmgr view -lu
Product : SANRISE 9500V
SerialNumber : 3679
LUs : 3
iLU HDevName PathID Status
0110 G 000002 Online
000008 Online
0111 F 000001 Online
000007 Online
0112 E 000000 Online
000006 Online
Product : SANRISE 9900V
SerialNumber : 15001
LUs : 3
iLU HDevName PathID Status
0580 J 000005 Online
000011 Online
0585 I 000004 Online
000010 Online
058A H 000003 Online
000009 Online
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
LU情報表示(表示項目を追加する場合)
表6-15 -lu -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
SLPR | slpr |
PathName | pn |
ChaPort | cp |
CLPR | clpr |
Type | type |
IO-Count | ic |
IO-Errors | ie |
DNum | dnu |
IEP | iep |
DPC | dpc |
Physical-Product | vid |
Physical-SerialNumber | vid |
Physical-iLU | vid |
Physical-ChaPort | vid |
すべての項目 | all |
PROMPT>dlnkmgr view -lu -item dpc
Product : HUS100
SerialNumber : 9203008
LUs : 3
Dynamic I/O Path Control : on*
iLU HDevName DPC PathID Status
000006 E on 000000 Online
000003 Online
000007 F off 000001 Online
000004 Online
000008 G on 000002 Online
000005 Online
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
LU情報の概略表示
PROMPT>dlnkmgr view -lu -c
Product S/N LUs iLU HDevName Paths OnlinePaths
SANRISE 9500V 3679 3 0110 G 2 2
0111 F 2 2
0112 E 2 2
SANRISE 9900V 15001 3 0580 J 2 2
0585 I 2 2
058A H 2 2
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>
LU情報の概略表示(表示項目を追加する場合)
表6-16 -lu -c -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
SLPR | slpr |
LU情報の表示項目
LU情報を表示する場合に,表示される項目とその説明を「表6-17 LU情報の表示項目」に示します。見出しについて,次に説明します。
表6-17 LU情報の表示項目
表示項目 | 説明 | |
---|---|---|
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | |
Product | ストレージシステムのモデルIDです。 | |
SerialNumber | S/N | ストレージシステムのシリアル番号です。 |
LUs | ストレージシステム内のLUのうち,HDLM管理下のLUの総数です。 | |
Dynamic I/O Path Control | - | ストレージシステム単位にダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定情報が表示されます。 on:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が有効に設定されています。 off:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が無効に設定されています。 -:ダイナミックI/Oパスコントロール機能をサポートしていません。 ストレージシステム単位の設定と異なる設定のLUが含まれる場合,表示された「on」または「off」のあとに「*」が付加されます。 |
iLU | ストレージシステム内のLU番号が表示されます。 この番号とストレージシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
| |
SLPR※1 | SLPR※2 | LUが属するSLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ストレージ論理分割機能がサポートされていないストレージシステム内のLUが表示対象の場合は「-」(ハイフン)が表示されます。 |
HDevName※1※3 | - | ホストデバイス名です。ドライブレターが表示されます。ドライブレターが割り当てられていない場合は,「-」(ハイフン)が表示されます。DNumに「0」が表示されていても,HDevNameにドライブレターが表示されます。これは,そのLU内に含まれるDev中の1Devのドライブレターです。 |
DPC | - | LU単位にダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定情報が表示されます。 on:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が有効に設定されています。 off:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が無効に設定されています。 -:ダイナミックI/Oパスコントロール機能をサポートしていません。 |
PathID | - | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。ホストの再起動時に割り当てられます。 |
PathName※1 | - | パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
|
ChaPort※1 | - | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
CLPR※1 | - | CHAポートが属するCLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ただし,次に示すものが表示対象の場合は「-」(ハイフン)が表示されます。
|
Status | - | パスの状態です。
|
Type※1 | - | パスの属性です。
|
IO-Count※1 | - | パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
IO-Errors※1 | - | パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
DNum※1 | - | LU全体を示すDevとして「0」が表示されます。 |
IEP※1 | - | 表示対象のパスが,間欠障害と見なされ,自動フェイルバックの対象外になっているかどうかが,表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
|
Physical-Product | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステムのモデルIDが表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-SerialNumber | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステムのシリアル番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-iLU | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム内でのLU番号が表示されます。
|
Physical-ChaPort | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているCHAポート番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
- | Paths | 表示対象のLUに対して,認識されているパスの総数が,10進数で表示されます。 |
- | OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
(4) viewオペレーションの形式を表示する場合
使用例
PROMPT>dlnkmgr view -help
view:
Format
dlnkmgr view -sys [ -sfunc | -msrv | -adrv | -pdrv | -lic | -audlog | -lbpathusetimes | -expathusetimes ] [-t]
dlnkmgr view -path [ -hdev HostDeviceName ] [-stname] [-iem]
[-srt {pn | lu | cp}] [-hbaportwwn] [-t]
dlnkmgr view -path
-item [pn] [dn] [lu] [cp] [type] [ic] [ie] [dnu]
[hd] [iep] [hbaportwwn] [vid]
[-hdev HostDeviceName] [-stname] [-srt {pn | lu | cp}] [-t]
dlnkmgr view -path -c [-stname] [-srt {lu | cp}] [-t]
dlnkmgr view -lu [ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t]
dlnkmgr view -lu
-item [ [slpr] [pn] [cp] [clpr] [type]
[ic] [ie] [dnu] [iep] [dpc] [vid] | all ]
[ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t]
dlnkmgr view -lu -c [-t]
dlnkmgr view -lu -c -item [slpr] [-t]
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
PROMPT>