3.15.4 ホスト環境設定ファイルの作成

ホスト環境設定ファイルは,拡張コマンドを使用するシステムの構成に合わせて作成し,すべてのサーバに1つずつ配置します。ホスト環境設定ファイルはインストール時に自動生成されます。必要に応じてファイルの内容を変更してください。

ホスト環境設定ファイルは,次の場所に自動生成されます。

<Application Agentのインストール先>¥DRM¥script¥conf¥host.dat

ホスト環境設定ファイルのサンプルは,次の場所にあります。

<Application Agentのインストール先>¥DRM¥script¥conf¥host.dat.model

ホスト環境設定ファイルの指定項目,指定する内容およびデータの最大文字数を次の表に示します。

表3-47 ホスト環境設定ファイルの指定項目,指定する内容およびデータの最大文字数

指定項目指定内容設定できる値
(デフォルト値)
省略
HOST_ROLEホストの区分を指定します。ファイルサーバまたはデータベースサーバの場合は「DB」,バックアップサーバの場合は「BK」を指定します。DBまたはBKDB×
MAX_LOG_LINESスクリプト用ログファイルの最大行数を1000~100000の範囲の整数で指定します。
1つの拡張コマンドで約20行出力します。ただし,EX_DRM_FTP_PUTEX_DRM_FTP_GETを実行した場合は約100行出力します。
1000~100000
(1000)
×
MSG_OUTPUT拡張コマンドが内部的に実行する基本コマンドのメッセージを出力するかどうかを指定します。
NORMAL」の場合,基本コマンドのメッセージは出力されません。「DETAIL」の場合,基本コマンドのメッセージを出力します。
基本コマンドのメッセージは,スクリプト用ログファイルには出力されません。
NORMALまたはDETAILNORMAL
(凡例)
○:省略できる。
×:省略できない。
注※
省略できる項目の場合,デフォルト値で動作します。

ホスト環境設定ファイルを作成したあとは,作成したサーバでホスト環境設定ファイルのチェックツール「EX_DRM_HOST_DEF_CHECK」を実行します。次のように実行します。

ファイルサーバまたはデータベースサーバで実行する場合
EX_DRM_HOST_DEF_CHECK -db -f ホスト環境設定ファイル
バックアップサーバで実行する場合
EX_DRM_HOST_DEF_CHECK -bk -f ホスト環境設定ファイル

エラーがあった場合はファイルの指定内容を修正し,チェックツールを再度実行します。