6.14.2 ファイル共用を使用してバックアップする例

ファイル共用を使用して,SQL Serverデータベースをバックアップする手順について説明します。手順1から手順4までの操作,および手順8以降の操作の詳細については,「6.3.3 SQL Serverデータベースをテープにバックアップする」を参照してください。

ファイル共用を使用してSQL Serverデータベースをバックアップするには:

  1. 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_CACHE_PURGEを実行して,副ボリュームのキャッシュをクリアします。
  2. 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_RESYNCを実行して,コピーグループを再同期します。
  3. EX_DRM_SQL_BACKUPを実行して,SQL Serverデータベースを副ボリュームへバックアップします。
  4. EX_DRM_DB_EXPORTを実行して,バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
  5. EX_DRM_SQLFILE_PACKを実行して,バックアップ時に作成されたメタファイルを一時フォルダに退避します。
  6. バックアップサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリに格納されている不要なメタファイル(前回バックアップ時に作成されたメタファイル)を削除します。

    DBServer > del X:¥*.dmp

  7. 一時ファイルをバックアップサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリへコピーします。

    DBServer > copy /y C:¥Program Files¥HITACHI¥DRM¥script_work¥Operation_A¥DB X:¥

  8. EX_DRM_DB_IMPORTを実行して,データベースサーバからコピーした一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
  9. EX_DRM_SQLFILE_EXTRACTを実行して,データベースサーバから転送したメタファイルをバックアップサーバへ展開します。
  10. 常時ペア運用の場合,EX_DRM_CACHE_PURGEを実行して,副ボリュームのキャッシュをクリアします。
  11. 常時ペア運用の場合,EX_DRM_RESYNCを実行して,コピーグループを再同期します。