データベースが「時点A」の状態であると仮定して,SQL Serverデータベースのバックアップを取得します。
(1) コピーグループの再同期
常時スプリット運用の場合,コピーグループを再同期してから,データをバックアップします。
常時ペア運用の場合は,バックアップの前にコピーグループを再同期する必要はありません。テープバックアップが終了してから,コピーグループを再同期して,初期状態に戻します。
コピーグループを再同期するには:
BKServer > EX_DRM_CACHE_PURGE Operation_A -cg_file C:¥temp¥CGLIST.txt
この例では,コピーグループ名「VG01,vol11」および「VG01,vol12」に属する副ボリュームのキャッシュをクリアしています。指定するコピーグループ名が複数あるときは,あらかじめコピーグループ一括定義ファイルを作成し,コピーグループ一括定義ファイルを指定すると便利です。ここでは,コピーグループ「VG01,vol11」および「VG01,vol12」をコピーグループ一括定義ファイルCGLIST.txtで定義しています。DBServer > EX_DRM_RESYNC Operation_A -cg_file C:¥temp¥CGLIST.txt -copy_size 7
(2) SQL Serverデータベースのバックアップ
SQL Serverデータベースをバックアップするには:
DBServer > EX_DRM_SQL_BACKUP Operation_A
DBServer > EX_DRM_DB_EXPORT Operation_A
DBServer > EX_DRM_SQLFILE_PACK Operation_A
DBServer > EX_DRM_FTP_PUT Operation_A -server BKServer -user admin -password password
BKServer > EX_DRM_DB_IMPORT Operation_A
BKServer > EX_DRM_SQLFILE_EXTRACT Operation_A
BKServer > EX_DRM_TAPE_BACKUP Operation_A -mount_pt E:
バックアップを実行すると,このバックアップ操作に関する情報がバックアップカタログに登録されます。