6.19.2 現用サーバのユーザーデータベースをバックアップおよびリストアする

現用サーバのユーザーデータベースをバックアップおよびリストアする運用について説明します。

  1. ユーザーデータベースをバックアップします。
    データベースサーバ(現用サーバ)で,drmsqlbackupコマンドに-targetオプションまたは-fオプションを指定して実行します。
    drmsqlbackupコマンドに-targetオプションを指定して実行する場合:

    PROMPT> drmsqlbackup <インスタンス名> -target <ユーザーデータベース名>

    drmsqlbackupコマンドに-fオプションを指定して実行する場合:

    PROMPT> drmsqlbackup <インスタンス名> -f <一括定義ファイル名>

  2. ユーザーデータベースのトランザクションログをバックアップします。
    データベースサーバ(現用サーバ)で,drmsqllogbackupコマンドを実行します。

    PROMPT> drmsqllogbackup <インスタンス名>

  3. SQL Server Management Studioなどを使用して,データベースサーバ(現用サーバ)のAlwaysOn可用性グループの構成を削除します。
  4. ユーザーデータベースをリストアします。
    データベースサーバ(現用サーバ)で,drmsqlrestoreコマンドを実行します。

    PROMPT> drmsqlrestore <バックアップID> -resync -target <ユーザーデータベース名>

  5. SQL Serverデータベースをリカバリします。
    データベースサーバ(現用サーバ)で,drmsqlrecoverコマンドまたはdrmsqlrecovertoolコマンドを実行します。
    drmsqlrecoverコマンドでリカバリする場合:

    PROMPT> drmsqlrecover <インスタンス名>

    drmsqlrecovertoolコマンドでリカバリする場合:

    PROMPT> drmsqlrecovertool <インスタンス名>

  6. SQL Server Management Studioなどを使用して,データベースサーバ(現用サーバ)のAlwaysOn可用性グループの構成を作成します。