6.4.2 処理概要
この例でのユーザースクリプトを指定したdrmsqlbackupコマンドの処理概要は次のとおりです。
- 副ボリュームのキャッシュをクリアします(ユーザー前処理セクションの処理)。
- SQL ServerのDEFAULTインスタンスをオンラインバックアップします。
- 正ボリュームから副ボリュームへのバックアップ終了後,バックアップカタログをバックアップサーバに転送します。
- バックアップサーバで副ボリュームをGドライブにマウントします。
- 副ボリュームをNTBACKUPでテープにバックアップ後,アンマウントします(ユーザー後処理セクションの処理)。
テープバックアップの完了を待たないで,drmsqlbackupコマンドは完了します。
- 補足説明
- VDIメタファイルは,drmsqlinitのVDIメタファイル格納ディレクトリを指定しないことで,正ボリュームに書き込まれるため,データファイルと同時にバックアップできます。
図6-17 処理の流れ
![[図]](graphics/jc071870.gif)