Application Agentでは,SCR構成でのソースに対するVSSバックアップ機能とそのバックアップデータのリストア機能を提供します。ターゲットの構成の制限は,Exchange Server 2007の制限と同じです。Exchange Server 2007の制限については,Exchange Server 2007のマニュアルを参照してください。Application Agent独自の制限はありません。
SCR構成例を次に示します。
図2-25 SCR構成例
Application Agentのリストア処理ではSCR構成でのシード処理(データの再同期)を実行する「SCRのシード機能」を提供します。SCRのシード機能を使用するかどうかは,ユーザーが設定できます。SCRのシード機能は,次の場合に使用します。
各ストレージグループに設定されているターゲットのうち1つ以上が動作していればシード機能を使用したリストアを実行できます。
SCRのシード機能を使用しない場合は,リストア後にSCR構成のシード処理をユーザーが手動で実行する必要があります。SCR構成のシード処理を次に示します。