3.9.1 RM Shadow Copy Providerのバージョンが「01-02-03/03」以降の場合の設定

RM Shadow Copy Providerのバージョンが「01-02-03/03」以降の場合の各サーバでのシステム設定について説明します。

なお,次の運用をする場合は,「3.9.2 RM Shadow Copy Providerのバージョンが「01-02-03/03」より前の場合の設定」の方法で設定することもできます。

ファイルサーバまたはデータベースサーバのシステム環境変数を設定します。次の表に示す値を設定します。

表3-35 VSSを使用するためのシステム環境変数(ファイルサーバまたはデータベースサーバ)

環境変数パラメーター説明
VSHTCRMENVF次の値を設定してください。
<Application Agentのインストール先>¥DRM¥conf¥vssprv.conf
注※
このファイルは,Application Agentが内部的に使用するファイルです。ユーザーがファイルを設定する必要はありません。

システム環境変数を設定したあとは,必ずOSを再起動してください。

バックアップサーバのシステム環境変数を設定します。次の表に示す値を設定します。

表3-36 VSSを使用するためのシステム環境変数(バックアップサーバ)

環境変数パラメーター説明
VSHTCHORCMINST_REMOTEVSSバックアップで使用する副ボリュームを管理するRAID Managerのインスタンス番号を設定します。設定した値を,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターに記述してください。
VSHTCRMDRVRAID Managerをインストールするドライブを指定します。インストールするドライブとコロン(:)を指定してください。
(例)RAID ManagerをDドライブにインストールする場合
VSHTCRMDRV=D:
なお,RAID Managerをシステムドライブにインストールする場合,この値を設定する必要はありません。