6.11.2 配布先サーバを運用サーバにする設定

ここでは,SQL Serverのログ配布機能を使用するときに,ソースサーバの障害などの理由によって,配布先サーバを運用サーバとして稼働させる例について説明します。この例では,次の図に示すシステム構成を想定しています。

図6-28 配布先サーバを運用サーバに設定するためのシステム構成例

[図]

前提条件は次のとおりです。

配布先サーバを運用サーバとして稼働させる手順について説明します。

配布先サーバを運用サーバとして稼働させるには:

  1. SQL Serverデータベースをリカバリします。
    SQL Serverデータベースをリカバリします。リカバリするには配布先サーバでdrmsqlrecoverコマンドを実行します。

    PROMPT> drmsqlrecover SQL1
    KAVX0001-I drmsqlrecoverコマンドを開始します。
    KAVX1302-I リカバリを開始します。
    KAVX1303-I リカバリを完了しました。
    KAVX0002-I drmsqlrecoverコマンドを終了します。
    PROMPT>

  2. スタンバイ状態のデータベースをオンラインにします。
    データベースが復旧したあと,Application Agentのコマンドを使用する場合,drmsqldisplayコマンドに-refreshオプションを指定して実行してください。