- バックアップデータのバックアップIDを確認します。
バックアップIDを確認するには,バックアップサーバでdrmtapecatコマンドを実行します。
BKServer > drmtapecat
BACKUP-ID BACKUP-OBJECT SNAPSHOT TIME EXPIRATION TIME BACKUP-MEDIA
0000000004 FILESYSTEM 2002/06/01 10:20:00 2002/09/01 10:20:00 MEDIA1
BKServer >
- バックアップしたデータをテープから副ボリュームへリストアします。
リストアするには,バックアップサーバでEX_DRM_TAPE_RESTOREを実行します。マウントポイントとして「G:」ドライブを指定します。
BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE FS1 -backup_id 0000000004 -mount_pt G:
BKServer >
リストアを実行すると,バックアップサーバのバックアップカタログに,このリストア操作に関する情報が新しいバックアップID「0000000005」で登録されます。
- 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
バックアップサーバでdrmfscatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバにリストアされていることを確認します。
BKServer > drmfscat G:
INSTANCE: G:
BACKUP-ID:0000000005 BACKUP-MODE: ONLINE INSTANCE: G: ORIGINAL-ID:0000000003
START-TIME: 2002/06/01 10:00:00 END-TIME: 2002/06/01 10:03:00 HOSTNAME: FILESERV1
T FILE FS DG DEVICE COPY-GROUP
F - G: - Harddisk1 FS001,DDrive
F - - - - FS001,DDrive
BKServer >
- バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
副ボリュームから正ボリュームへリストアするには,テープから副ボリュームへのリストア操作に関するバックアップ情報を,データベースサーバにコピーする必要があります。EX_DRM_DB_EXPORTを実行し,バックアップ情報を拡張コマンド用一時ディレクトリの一時ファイルへエクスポートします。
BKServer > EX_DRM_DB_EXPORT FS1
BKServer >
- 一時ファイルをデータベースサーバで受け取ります。
データベースサーバでEX_DRM_FTP_GETを実行し,バックアップサーバの一時ファイルを一括してデータベースサーバで受け取ります。ここでは,FTP サーバにログオンするために使用するユーザーID を「admin」,パスワードを「password」とします。一時ファイルは,データベースサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリに格納されます。
DBServer > EX_DRM_FTP_GET FS1 -server BKServer -user admin -password password
DBServer >
- バックアップサーバから転送した一時ファイルをデータベースサーバのバックアップカタログへインポートします。
バックアップサーバから転送した一時ファイルを,データベースサーバのバックアップカタログへインポートします。インポートするには,データベースサーバでEX_DRM_DB_IMPORTを実行します。
DBServer > EX_DRM_DB_IMPORT FS1
DBServer >
- 副ボリュームのデータを正ボリュームへリストアします。
正ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,データベースサーバでEX_DRM_FS_RESTOREを実行します。
DBServer > EX_DRM_FS_RESTORE FS1 -resync
DBServer >