Application Agentを使用してバックアップしたデータをテープに格納する場合は,正ボリュームを管理するファイルサーバまたはデータベースサーバと,テープ装置を接続したバックアップサーバとで,2台のサーバが必要になります。
この構成の場合,ファイルサーバまたはデータベースサーバと,バックアップサーバにそれぞれにApplication Agentを導入し,正ボリュームに対してはファイルサーバまたはデータベースサーバから,副ボリュームに対してはバックアップサーバから,それぞれコマンドを実行します。
バックアップしたデータをテープに格納する場合のシステム構成例を次の図に示します。ファイルサーバまたはデータベースサーバからは,正ボリュームだけが管理できます。また,バックアップサーバからは,副ボリュームだけが管理できます。
図2-8 テープ装置を使用した場合のシステム構成例