base.propertiesファイルを使って,Replication Managerの内部処理に関するプロパティの値を指定します。
表4-8 base.propertiesファイルのプロパティ一覧
プロパティ | 説明 |
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base.repositry.synchronize.polling | Replication ManagerがDevice Managerのデータベースと自動的に同期するかどうかを指定します。自動的に同期する場合はtrueを,自動的に同期しない場合はfalseを指定します。 指定できる値:trueまたはfalse デフォルト値:true |
base.repositry.synchronize.interval | Device Managerでストレージシステムの情報が更新されたかどうかを,Replication Managerがチェックする間隔です。 指定できる値:10~1440(分) デフォルト値:10 |
base.taskscheck.interval | コピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する間隔です。 指定できる値:30~3600(秒) デフォルト値:120 |
base.taskscheck.maxcount | コピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する最大回数です。0を指定した場合,タスクが完了するまで確認を継続します。 指定できる値:0~100(回) デフォルト値:0 |
base.taskscheck.mf.interval | メインフレーム系システムのコピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する間隔です。 指定できる値:30~3600(秒) デフォルト値:120 |
base.taskscheck.mf.maxcount | メインフレーム系システムのコピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する最大回数です。0を指定した場合,タスクが完了するまで確認を継続します。 指定できる値:0~100(回) デフォルト値:0 |
base.alert.automarking | Replication Managerがアラートの状態を未完了から完了に自動的に制御するかどうか,およびコピーグループ内のコピー状態の変化をコピーペアごとに検知するかどうかを指定します。制御および検知をする場合はtrueを,制御および検知をしない場合はfalseを指定します。 指定できる値:trueまたはfalse デフォルト値:true |
base.refreshdginfo.exec | デバイスグループで定義されたコピーペアの定義情報の取得するかどうかを指定します。 定義情報を取得する場合は1を,取得しない場合は0を指定します。 指定できる値:0または1 デフォルト値:1 |
base.repositry.synchrocheck.interval | Replication ManagerのデータベースとDevice Managerのデータベースが同期されているかどうか,Replication Managerが定期的に検知する間隔です。0を指定した場合,Replication Managerは検知を実行しません。 このプロパティは,情報取得元がリモートDevice Managerの場合にだけ有効です。 指定できる値:0~1440(分) デフォルト値:10 |
base.rmi.port | Replication Managerが処理要求を受け付けるRMIレジストリーのポート番号です。Replication Manager CLIを使用する場合,またはHitachi Command Suiteの[レプリケーション]タブを使用する場合に指定が必要です。 [レプリケーション]タブを使用する場合,このプロパティの値を変更したときは,Device Managerサーバのrpmlib.propertiesファイルにあるrpmlib.rpm.portプロパティの値も変更する必要があります。rpmlib.rpm.portプロパティについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。 このプロパティは,base.rmi.enabledプロパティにtrueを指定した場合に有効になります。 指定できる値:1~65535 デフォルト値:25200 |
base.rmi.enabled | RMIレジストリーを起動するかどうかを指定する値です。Replication Manager CLIを使用する場合,またはHitachi Command Suiteの[レプリケーション]タブを使用する場合は,trueを指定する必要があります。 指定できる値:trueまたはfalse デフォルト値:false |
base.rmi.backlog | Replication Managerが受け付けるRMIレジストリーの処理要求の最大数です。Replication Manager CLIを使用する場合,またはHitachi Command Suiteの[レプリケーション]タブを使用する場合に指定が必要です。0を指定した場合,Javaのデフォルト値(50)で動作します。 このプロパティは,base.rmi.enabledプロパティにtrueを指定した場合に有効になります。 指定できる値:0~1000(個) デフォルト値:100 |
base.taskschedule.threadmax | Replication Managerが同時に実行できるタスクの最大数です。 指定できる値:10~100(個) デフォルト値:10 |
base.refreshstorage.polling.timeout | Device Managerでストレージシステム情報を更新するときの完了待ち時間です。 指定できる値:60~1440(分) デフォルト値:60 |