5.7.7 複数のコピーグループを持つコンテナの作成(メインフレーム系システム)
複数のコピーグループを持つコンテナの作成について説明します。
- この項の構成
- (1) サポートするコピーグループおよびコンテナの組み合わせ
- (2) 複数のコピーグループを持つコンテナの作成手順(メインフレーム系システム)
(1) サポートするコピーグループおよびコンテナの組み合わせ
次の説明で,「対象グループ」はカスケード構成の初期コピーグループまたはコンテナを示します(カスケード元グループ)。「後続グループ」は初期コピーグループまたはコンテナにカスケードされた後続コピーグループまたはコンテナを示します(カスケード先グループ)。
カスケード構成の定義時にサポートされるコピーグループおよびコンテナの組み合わせは,次のとおりです。
- 対象グループがローカルコピーグループの場合,リモートコピーグループである後続グループとだけ組み合わせることができます。
- 対象グループがローカルコピーグループコンテナの場合,リモートコピーグループコンテナである後続グループとだけ組み合わせることができます。
- 対象グループがリモートコピーグループの場合,ローカルコピーグループまたはリモートコピーグループである後続グループとだけ組み合わせることができます。
- 対象グループがリモートコピーグループコンテナの場合,ローカルコピーグループコンテナまたはリモートコピーグループコンテナである後続グループと組み合わせることができます。さらに,対象リモートコピーグループコンテナは,ローカルコピーグループである後続グループとも組み合わせることができます。
(2) 複数のコピーグループを持つコンテナの作成手順(メインフレーム系システム)
複数のコピーグループを持つコンテナの作成手順を次に示します。
- コピーペアを構成していないボリュームを選択し,コピーペア構成定義ウィザードを起動します。
コピーペア構成定義ウィザードの起動方法については,「5.5.3 コピーペア構成定義ウィザードの起動手順」を参照してください。
- ペアグループを作成し,コピーグループと関連付けます。
関連付ける際に,コンシステンシーグループIDまたはジャーナルグループIDを指定してください。ペアグループの作成方法については,「5.6.5 コピーペアおよびペアグループの作成」を参照してください。ペアグループとコピーグループを関連付ける方法については,「5.7.6 ペアグループとコピーグループまたはスナップショットグループの関連付け」を参照してください。
- コピーペアを構成していないボリュームを選択し,コピーペア構成定義ウィザードを起動します。
- ペアグループを作成し,追加コピーグループと関連付けます。
関連付ける際に,コンシステンシーグループIDまたはジャーナルグループIDを指定してください。最初に追加したコピーペアを構成するボリュームとストレージシステムが同じ場合は,最初に指定したIDと異なるIDを指定してください。