5.12.3 タスク種別について

タスク種別について,オープン系システムとメインフレーム系システムの場合に分けて説明します。

この項の構成
(1) タスク種別(オープン系システム)
(2) タスク種別(メインフレーム系システム)

(1) タスク種別(オープン系システム)

オープン系システムでは,次に示すタスクを実行できます。

タスク種別説明
modify fileRAID Managerの構成定義ファイルを作成または編集します。この操作ではコピーペアは作成しません。
modify file + createRAID Managerの構成定義ファイルを作成または編集し,コピーペアを作成します。
modify file + deleteRAID Managerの構成定義ファイルを編集し,コピーペアを削除します。
createコピーペアを作成します。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
splitコピーペアを分割します。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
resyncデータを正ボリュームから副ボリュームに再同期させます。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
restoreデータを副ボリュームから正ボリュームに再同期させます。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
syncwait正ボリュームから副ボリュームへのデータの同期待ちをします。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
deleteコピーペアを削除します。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
modify file(add node)既存のコピーグループにノードを追加します。
modify file(delete node)既存のコピーグループからノードを削除します。
create replica(Exchange)レプリカを作成します。アプリケーション種別がExchange Serverの場合に表示されます。
restore replica(Exchange)レプリカをリストアします。アプリケーション種別がExchange Serverの場合に表示されます。
create replica(SQL)レプリカを作成します。アプリケーション種別がSQL Serverの場合に表示されます。
restore replica(SQL)レプリカをリストアします。アプリケーション種別がSQL Serverの場合に表示されます。
takeover正ボリュームの詳細コピーペア状態が「Unknown」の場合,副ボリュームの詳細コピーペア状態を「Split(SSWS)」にします(コピーペアはsuspend状態になります)。正ボリュームの詳細コピーペア状態が「Unknown」以外の場合,コピーペアの正副の関係が逆転します。
この操作では構成定義ファイルを編集しません。
force-split副ボリュームの障害が原因で正ボリュームに書き込みできない場合,強制的に副ボリュームを切り離して正ボリュームを使用できる状態にします(コピーペアはsuspendまたはerror状態になります)。
この操作では構成定義ファイルを編集しません。
swapコピーペアの正副の関係が逆転します。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
takeover-recovery(resync)コピーペアの正副の関係を逆転して,正ボリュームから副ボリュームへデータを再同期します(コピーペアはsync状態になります)。この操作では構成定義ファイルを編集しません。
takeover-recovery(recreate)コピーペアの正副の関係を逆転して,コピーペアを再作成します(コピーペアはsync状態になります)。
modify(edit group name)コピーグループ名を変更します。
modify(path group ID)既存の構成定義ファイルのパスグループIDの設定を変更します。

(2) タスク種別(メインフレーム系システム)

メインフレーム系システムでは,次に示すタスクを実行できます。

タスク種別説明
modify file(create)コピーグループ定義ファイルにペア定義を追加します。
この種類のタスクは,コピーグループ定義ファイルの作成または編集だけを実行し,実在のペアは作成しません。
modify file(delete)コピーグループ定義ファイルからペアを削除します。
この種類のタスクは,コピーグループ定義ファイルの削除または編集だけを実行し,実在のペアは削除しません。
distribute fileコピーグループ定義ファイルを配布します。
change primary host管理ホストを変更します。
splitコピーペアを分割します。
この種類のタスクは,サスペンドされたペアおよびスワップされたペアの両方の分割を示すために使います。
resyncコピーペアを再同期します。
この種類のタスクは,サスペンドされたペアおよびスワップされたペアの両方の再同期を示すために使います。
restoreデータを副ボリュームから正ボリュームに同期して,ペアを逆方向に再同期します。
deleteコピーペアを削除します。