5.7.5 コピーグループまたはスナップショットグループの作成

コピーグループまたはスナップショットグループの作成について説明します。

この項の構成
(1) コピーグループまたはスナップショットグループの作成手順(オープン系システム)
(2) アプリケーション連携時のコピーグループの設定例

(1) コピーグループまたはスナップショットグループの作成手順(オープン系システム)

オープン系システムの場合,コピーグループまたはスナップショットグループは,複数のコピーペアをコピーペアグループに割り当てることで作成します。コピーグループまたはスナップショットグループは,コピーペア構成定義ウィザードの[3. グループ管理]画面で作成できます。

重要
コピーペア構成定義ウィザードを使用して新しいコピーグループまたはスナップショットグループを作成する場合,物理的なコマンドデバイスが使用されます。仮想コマンドデバイスの構成情報を使用してコピーグループを作成したい場合は,構成定義ファイルを直接編集してください。

コピーグループまたはスナップショットグループの作成手順を次に示します。

  1. 保存したワークフローからコピーペア構成定義を作成する場合は,次の手順を実行します。
    1. [エクスプローラ]メニューの[タスク][ワークフロー]をクリックします。保存されているワークフローの一覧が表示されます。
    2. ワークフローを選択し,[ワークフロー編集]ボタンをクリックします。
  2. コピーペア構成定義ウィザードの[3. グループ管理]画面で,未割り当て状態のペアグループを選択し,[グループ作成]ボタンをクリックします。
    グループ作成ダイアログが表示されます。
    注意
    コピーグループは,同じアプリケーションのコピーペアだけで構成してください。コピーグループに複数の異なるアプリケーションのコピーペアが混在していると,予期しないレプリカ作成やリストアが実行されることがあります。
  3. コピーグループの場合,コピーグループ名と次に示す構成定義ファイルの情報を指定します。
    • ペア管理サーバの正側ノードおよび副側ノードの組み合わせ
    • 正側および副側のパスグループID
    • MU番号
    参考
    パスグループIDは,正側と副側で同じ値を設定することをお勧めします。
    ペア管理サーバを冗長化した構成の場合,この画面で,ペア管理サーバの正側ノードおよび副側ノードの組み合わせを構成に合わせて設定します。
    ペア管理サーバのノードを指定する場合,既存のHORCMインスタンスを選択するか,HORCM関連情報(インスタンス番号およびUDPポート番号)を指定し新規のHORCMインスタンスを作成します。Replication Managerで表示されるHORCMインスタンスについては,「5.7.3 コピーグループ定義で表示されるHORCMインスタンス」を参照してください。
    重要
    バックアップサーバが登録されている場合は,Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログで追加したHORCMインスタンスを選択してください。
    参考
    HUS100シリーズでは,ストレージシステムで指定できるMU番号の範囲と,Replication Managerで指定できるMU番号の範囲は異なります。指定できるMU番号の範囲については,オンラインヘルプの「グループ作成ダイアログ」を参照してください。
  4. スナップショットグループの場合,スナップショットグループ名を指定します。
    注意
    いったんスナップショットグループを作成したあとで,スナップショットグループ名を変更できません。
  5. [OK]ボタンをクリックします。
    新規のコピーグループまたはスナップショットグループが作成され,[コピーグループ]ペインに表示されます。
  6. 引き続きコピーペア構成定義を作成する場合は,[次へ]ボタンをクリックします。または,[保存]ボタンをクリックして,ワークフローを一時的に保存します。
重要
データベースサーバまたはバックアップサーバに新しくHORCMインスタンスを追加して,コピーグループを新規作成した場合,データベースサーバのApplication Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログの[サーバオプション]タブで,[設定完了時にApplication Agentによって管理されているアプリケーション構成を取得する]チェックボックスをオフにしてください。
参考
管理者間で作業を引き継ぐ場合など,コピーペア構成定義ウィザードを中断するには,一時的にワークフローを保存すると,そのワークフローを選択してウィザードを再開できます。

(2) アプリケーション連携時のコピーグループの設定例

アプリケーションと連携してレプリカを作成したりリストアしたりする場合に,コピーペア構成定義ウィザードでコピーグループを作成するときの設定例を次に示します。