コピーペア状態とは,Replication Managerでのコピーペアの状態を表す値です。コピーペア状態の一覧を次の表に示します。
表5-13 Replication Managerのコピーペア状態の種類
コピーペア状態 | アイコン | 説明 |
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error | ![]() | コピーペアでエラーが発生していることを示します。 |
suspend | ![]() | コピーペアが分割状態になっていることを示します。 |
copying | ![]() | コピーペアが順方向,または逆方向へのコピー処理中であることを示します。 コピーペア状態が遷移中のときも「copying」と表示されることがあります。 |
sync | ![]() | コピーペアが同期状態になっていることを示します。 |
simplex | ![]() | コピーペアの定義情報は存在しても,実際のコピーペア構成が存在しないことを示します。 |
unknown | ![]() | ペア状態が,次のような理由で判明しなかったことを示します。
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Replication Managerが表示するコピーペア状態は,正ボリュームと副ボリュームの詳細コピーペア状態の組み合わせによって決定されます。このため,コピーペア状態が同じであっても,正ボリュームと副ボリュームの詳細コピーペア状態の組み合わせが異なることがあります。コピーペア状態と詳細コピーペア状態の対応関係については,「A.4.1 コピーペア状態の判定条件(ローカルコピーの場合)」または「A.4.2 コピーペア状態の判定条件(リモートコピーの場合)」を参照してください。
コピーペア状態は,コピーグループやコピー種別などの単位で集約された状態で表示されることがあります。それらの単位の中に含まれるコピーペアのコピーペア状態のうちで最も深刻な(優先度の高い)状態を,集約されたコピーペア状態と呼びます。
コピーペア状態の優先度の順位は次のとおりです。
集約されたコピーペア状態を確認することで,最も優先して解決しなければならない問題を確認できます。