B.3 Replication Manager CLIを使った管理情報の履歴の出力

Replication Manager CLIでは,Replication Managerの管理情報のうち,C/Tデルタの履歴を出力できます。C/Tデルタの履歴の出力には,GetCTDeltaコマンドを使用します。

この節の構成
B.3.1 C/Tデルタの履歴の出力(GetCTDelta)

B.3.1 C/Tデルタの履歴の出力(GetCTDelta)

GetCTDeltaコマンドは,コピーグループのC/Tデルタの履歴を出力します。パラメーターでは,C/Tデルタの履歴を取得する対象のコピーグループおよびC/Tデルタの履歴を取得する期間を指定できます。コピーグループの指定(hostNameinstanceNumberまたはprefix,およびgroupName)を省略した場合,すべてのコピーグループのC/Tデルタの履歴が出力されます。

書式

指定したコピーグループ名と一致するすべてのコピーグループのC/Tデルタの履歴を出力する場合

GetCTDelta [groupName=<コピーグループ名>] [{hour=<時間> | day=<日数>}]

オープン系システムまたはRAID Managerで管理されたメインフレーム系システムで,特定のコピーグループを指定してC/Tデルタの履歴を出力する場合

GetCTDelta [hostName=<ペア管理サーバ名> instanceNumber=<インスタンス番号> groupName=<コピーグループ名>] [{hour=<時間> | day=<日数>}]

Business Continuity Managerで管理されたメインフレーム系システムで,特定のコピーグループを指定してC/Tデルタの履歴を出力する場合

GetCTDelta [hostName=<ホスト名> prefix=<プレフィクス> groupName=<コピーグループ名>] [{hour=<時間> | day=<日数>}]

パラメーター

コマンドで指定できるパラメーターを次に示します。

パラメーター指定のレベル説明
hostName任意オープン系システムまたはRAID Managerで管理されたメインフレーム系システムのコピーグループを指定する場合,ペア管理サーバ名を入力します。
Business Continuity Managerで管理されたメインフレーム系システムのコピーグループを指定する場合,ホスト名を入力します。
ペア管理サーバ名およびホスト名の大文字と小文字は区別されません。
instanceNumber任意インスタンス番号を指定します。
この項目は,オープン系システムまたはRAID Managerで管理されたメインフレーム系システムのコピーグループを指定する場合に指定してください。
prefix任意プレフィクスを指定します。
この項目は,Business Continuity Managerで管理されたメインフレーム系システムのコピーグループを指定する場合に指定してください。
groupName任意コピーグループ名を指定します。
hourまたはday任意出力するC/Tデルタの履歴の期間を指定します。
時間または日数を1~99まで指定できます。
このパラメーターを省略した場合,コマンド実行時から30日分のC/Tデルタの履歴が出力されます。

戻り値

戻り値を次に示します。

0コマンドは正常に終了しました。
1コマンドはそのプロセス中にエラーを検出しました。

CSVの出力形式

コピーグループのC/Tデルタの履歴は,CSV形式で出力されます。

CSV形式で出力される項目を次に示します。

Date / Time,Pair Management Server / Host,Configuration File / Prefix,Copy Group,CTG,C/T Delta

注※
デバイスグループで定義されたコピーグループのC/Tデルタの履歴を出力した場合,ペア管理サーバおよび構成定義ファイルには「n/a」が出力されます。