2.3.2 機能を実行するために必要なユーザー権限

Replication Manager管理の権限を持つユーザーが実行できる機能を,次の表に示します。

Replication Managerでは,ユーザー権限に加えて,特定のユーザーが特定のリソースにアクセスするよう,リソースグループを使用したアクセス制御を実現しています。リソースグループとユーザー権限の関係については,「3.5.3 リソースグループとユーザー権限の関係」を参照してください。

ユーザーロール管理およびリソースグループの設定以外の機能は,ユーザーに関連付けられたリソースグループ内のリソース,およびそのリソースに属するボリュームのペアが含まれるコピーグループまたはスナップショットグループに対してだけ実行できます。

機能実行可否
AdminModifyView
ユーザーロール管理
ユーザーロールの変更××
情報取得元の登録
情報取得元の追加,編集,削除××
Application Agentの設定××
最新の構成情報の取得
構成情報,コピーペア状態,アプリケーション構成情報の手動更新
Application Agent情報の更新××
リソースグループの設定
リソースグループの作成,編集,削除××
リソースグループに対するホストの追加,ホストの削除××
リソースグループに対するストレージシステムの追加,ストレージシステムの削除××
リソースグループに対するデータベースサーバの追加,データベースサーバの削除××
リソースグループに対するユーザーの追加,ユーザーの削除××
サイトの設定
サイト一覧またはサイト情報の表示
サイトの追加,編集,削除××
サイトに対するホストの追加,ホストの削除××
サイトに対するストレージシステムの追加,ストレージシステムの削除××
サイトに対するペア管理サーバの追加,ペア管理サーバの削除××
サイトに対するデータベースサーバの追加,データベースサーバの削除××
情報更新間隔の設定
構成情報,コピーペア状態の自動更新(リフレッシュ設定)※1※1×
ストレージグループ,インフォメーションストアの監視設定(Exchange Serverの場合)
インスタンスの監視設定(SQL Serverの場合)
リソースの監視条件の設定
アラート一覧またはアラート設定一覧の表示
アラートの完了設定(アラートの通知タイプが「手動」の場合)×
アラート設定の追加,変更,削除,テスト,有効/無効の切り替え×
データ保持期限の設定
動作モードの変更××
データ保持期限の編集××
ストレージシステムの設定
コマンドデバイスの追加,編集,削除×
DMLUの追加,容量拡張,削除×
リモートパスの作成,編集,削除×
プールの追加,編集,削除×
ジャーナルグループの追加,編集,削除×
V-VOLの作成,削除×
スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定※2×
最大形成コピー数の編集×
コピーペア管理
コピーペア構成の定義,管理※2×
コピーグループ定義ファイルの配布(メインフレーム系システム)※2×
コピーペア状態の変更※2×
ワークフロー一覧の表示
ワークフローの編集,削除※2×
データベースのレプリカ管理
レプリカの作成×
レプリカのリストア※2×
副ボリュームのマウント,アンマウント×
タスク管理
タスク一覧の表示
タスクの編集,キャンセル,削除※2※3×
タスクの実行※2×
マイコピーグループ管理
マイコピーグループの編集
イベントログの確認
イベントログの一覧表示××
(凡例)
○:実行できる
×:実行できない
注※1
情報取得元に属するすべてのリソースにアクセスできる場合(ユーザーに関連付けられたリソースグループ内に,情報取得元に属するすべてのリソースが含まれる場合),その情報取得元に対してリフレッシュ設定を実行できます。
注※2
特定のユーザーロールを持つユーザーだけ実行できます。ユーザーロールによる操作の実行可否については,「2.3.6 ユーザーロール」を参照してください。
注※3
一時保存したワークフローからウィザードを再起動した場合は,ウィザードを完了したユーザーだけが,登録されたタスクを編集,削除,またはキャンセルできます。