管理中のリソースでエラーが発生した場合,またはデータをバックアップする場合には,コピーペア状態を変更する操作(コピーペアの分割,再同期など)が必要なことがあります。
次に示す操作を実行して,コピーペア状態を変更できます。
表5-14 コピーペア状態の変更操作
操作 | 説明 | |
---|---|---|
ベーシック | create | 構成定義ファイルに基づいてコピーペアを作成します(simplex状態のコピーペアの初期コピーが実行されます)。 |
split | コピーペアを分割します。 | |
resync | 正ボリュームから副ボリュームへデータを再同期します。 | |
restore | 副ボリュームから正ボリュームへデータを再同期します。 | |
syncwait | 正ボリュームから副ボリュームへのデータの同期待ちをします。 | |
delete | コピーペアを解除します(コピーペアはsimplex状態になります)。 | |
アドバンスド | takeover | 正ボリュームの詳細コピーペア状態が「Unknown」の場合,コピーペアはsuspend状態になり,副ボリュームの詳細コピーペア状態は「Split(SSWS)」になります。 正ボリュームの詳細コピーペア状態が「Unknown」以外の場合,コピーペアの正副の関係が逆転します。 |
force-split | 副ボリュームの障害が原因で正ボリュームに書き込みできない場合,強制的に副ボリュームを切り離して正ボリュームを使用できる状態にします(コピーペアはsuspendまたはerror状態になります)。 | |
swap | コピーペアの正副の関係が逆転します。 | |
takeover-recovery(resync) | コピーペアの正副の関係を逆転して,正ボリュームから副ボリュームへデータを再同期します(コピーペアはsync状態になります)。 | |
takeover-recovery(recreate) | コピーペアの正副の関係を逆転して,コピーペアを再作成します(コピーペアはsync状態になります)。 |