6.2.4 副ボリュームのマウントおよびアンマウント
副ボリュームのマウントおよびアンマウントの方法について説明します。
- この項の構成
- (1) 副ボリュームのマウントおよびアンマウントの概要
- (2) 副ボリュームのマウント時の要件
- (3) 副ボリュームのマウント
- (4) 副ボリュームのアンマウント
(1) 副ボリュームのマウントおよびアンマウントの概要
データベースのレプリカを管理する場合,通常,副ボリュームはアンマウント状態で運用します。Replication Managerでは,テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携してテープバックアップを実施するために,作成したレプリカボリューム(副ボリューム)をバックアップサーバにマウントしたりアンマウントしたりする機能を提供しています。
(2) 副ボリュームのマウント時の要件
副ボリュームをマウントするためには,次の要件をすべて満たしている必要があります。要件をすべて満たした場合に,レプリカ履歴の[副側ホスト]欄にバックアップサーバ名が表示され,副ボリュームをマウントできるようになります。マウント操作の実施前に確認してください。
- レプリカ作成ウィザードの[2. オプション設定]画面で,[レプリカカタログを副ボリュームに転送する]チェックボックスを選択していること。
- 1.のレプリカ作成ウィザードのタスクが成功していること。
(3) 副ボリュームのマウント
副ボリュームのマウント手順を次に示します。
- RAID Managerのインスタンスを起動します。
データベースサーバとバックアップサーバにDevice Managerエージェントをインストールしていない場合(データベースサーバとバックアップサーバがペア管理サーバとしてReplication Managerに認識されていない場合),RAID Managerのインスタンスは自動的に起動しないため,あらかじめ起動しておく必要があります。
起動方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」を参照してください。
重要- レプリカ作成やリストアのタスクが実行中の場合に副ボリュームをマウントすると,通常より時間が掛かるときがあります。そのため,マウントする前に対象のホストでレプリカ作成やリストアのタスクが実行されていないことを,タスク一覧で確認してください。
重要- データベースサーバの再起動時など,RAID Managerのインスタンスが停止状態になっている場合にも,手動で起動しておいてください。
- [エクスプローラ]メニューの[リソース]-[アプリケーション]を選択します。
アプリケーションサブウィンドウが表示されます。
- [Exchange]リンクをクリックします。
Exchangeサブウィンドウが表示されます。
- マウントする副ボリュームに対応する正ボリュームが属するデータベースサーバを選択します。
<データベースサーバ名>サブウィンドウが表示されます。
- [レプリカ履歴]タブで対象のレプリカを選択し,[マウントレプリカ]ボタンをクリックします。
選択したレプリカの副ボリュームがマウントされます。マウントポイントの情報は,[レプリカ履歴]タブで副側ホスト名のリンクをクリックすると確認できます。
重要- [マウントレプリカ]ボタンが非活性の場合は,「(2) 副ボリュームのマウント時の要件」を確認してください。
参考- 副ボリュームのマウントで指定できるパスの最大文字数は,RAID Managerで使用できるマウント機能の制限に従います。
(4) 副ボリュームのアンマウント
副ボリュームのアンマウント手順を次に示します。
- RAID Managerのインスタンスを起動します。
データベースサーバとバックアップサーバにDevice Managerエージェントをインストールしていない場合(データベースサーバとバックアップサーバがペア管理サーバとしてReplication Managerに認識されていない場合),RAID Managerのインスタンスは自動的に起動しないため,あらかじめ起動しておく必要があります。
起動方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」を参照してください。
重要- レプリカ作成やリストアのタスクが実行中のときに副ボリュームをアンマウントすると,通常より時間が掛かる場合があります。そのため,アンマウントする前に対象のホストでレプリカ作成やリストアのタスクが実行されていないことを,タスク一覧で確認してください。
重要- データベースサーバの再起動時など,RAID Managerのインスタンスが停止状態になっている場合にも,手動で起動しておいてください。
- [エクスプローラ]メニューの[リソース]-[アプリケーション]を選択します。
アプリケーションサブウィンドウが表示されます。
- [Exchange]リンクをクリックします。
Exchangeサブウィンドウが表示されます。
- アンマウントする副ボリュームに対応する正ボリュームが属するデータベースサーバを選択します。
<データベースサーバ名>サブウィンドウが表示されます。
- [レプリカ履歴]タブで対象のレプリカを選択し,[アンマウントレプリカ]ボタンをクリックします。
選択したレプリカの副ボリュームがアンマウントされます。マウントポイントの情報は,[レプリカ履歴]タブで副側ホスト名のリンクをクリックすると確認できます。