5.10.4 Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの定義

Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの定義について説明します。

この項の構成
(1) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループについて
(2) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの構成について
(3) 新規のOpen/MFコンシステンシーグループ定義(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)
(4) 既存のペアからOpen/MFコンシステンシーグループへの変更(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)

(1) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループについて

Virtual Storage PlatformまたはUniversal Storage Platform V/VMでは,Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用して,オープン系システムとメインフレーム系システムにわたるコンシステンシーグループ(Open/MFコンシステンシーグループ)を定義できます。

Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用してOpen/MFコンシステンシーグループを定義するためのシステム要件については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」を参照してください。

(2) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの構成について

Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したOpen/MFコンシステンシーグループの構成例を次に示します。

図5-7 Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したOpen/MFコンシステンシーグループの構成

[図]

(3) 新規のOpen/MFコンシステンシーグループ定義(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)

新規にオープン系システムとメインフレーム系システムにわたるコンシステンシーグループを定義する手順を次に示します。

  1. コピーペア構成定義ウィザードで[Assign CTG]チェックボックスを選択して,オープンボリュームのTrueCopy Syncのペアを作成します。
  2. コピーグループサマリーでコンシステンシーグループID(CTGID)を確認します。
  3. コピーペア構成定義ウィザードで[Enable Open/MF CTG]チェックボックスを選択し,手順2で確認したコンシステンシーグループIDを使用したメインフレームボリュームのTrueCopy Syncペアを定義します。
  4. Business Continuity Managerで,手順3で作成した定義を使用してコピーペアを作成します。

(4) 既存のペアからOpen/MFコンシステンシーグループへの変更(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)

既存のペアをオープン系システムとメインフレーム系システムにわたるコンシステンシーグループに変更する手順を次に示します。

  1. オープンボリュームのTrueCopy SyncペアとメインフレームボリュームのTrueCopy Syncペアが,同一のコンシステンシーグループID(CTGID)になっていることを確認します。
  2. コピーペア状態の変更ウィザードで,メインフレームボリュームのペアに対してsplit操作を実行します。
  3. コピーペア状態の変更ウィザードで,メインフレームボリュームのペアに対して,[Apply Open/MF CTG]チェックボックスを選択してresync操作を実行します。