Replication Managerに情報取得元として,Application Agentを登録(追加)する手順について説明します。
(1) 情報取得元の登録手順の概要(Application Agent)
データベースのレプリカ管理を実施する場合には,データベースサーバおよびバックアップサーバのApplication Agentを情報取得元として登録し,それぞれのApplication Agentの設定を実施します。Application Agentは最大128件登録できます。
Protection ManagerからReplication Managerに移行した場合には,Application Agentの登録時に既存のパラメーター情報やアプリケーション構成情報を取得することもできます。
情報取得元を登録する前に,前提環境が設定されていることを確認する必要があります。
Replication Managerの前提環境として,サイト内の管理サーバやホストで,情報取得元となるApplication Agentのインストールおよび環境設定が実施済みであることを確認してください。システムの構築方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」を参照してください。
情報取得元の登録および設定方法については,下記を参照してください。
(2) Application Agentの追加
Application Agentの追加手順を次に示します。
(3) Application Agentのインスタンスの設定例
Application Agentの設定時には,Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログで,アプリケーション情報およびレプリカ情報を管理するために必要となる定義情報をデータベースサーバ,バックアップサーバそれぞれに設定します。このダイアログで設定するサーバオプションは,HORCMインスタンスの構成やサーバ種別によって異なります。
正副のHORCMインスタンスを管理しているサーバ構成に応じた,コピーペア構成定義ファイルの設定例を次に示します。
ホストA(データベースサーバ)の対象インスタンス | ホストB(バックアップサーバ)の対象インスタンス | ||
---|---|---|---|
インスタンス | タイプ | インスタンス | タイプ |
100 | 正ボリューム側 | 101 | 副ボリューム側 |
ホストA(データベースサーバ)の対象インスタンス | ホストB(バックアップサーバ)の対象インスタンス | ||
---|---|---|---|
インスタンス | タイプ | インスタンス | タイプ |
100 | 正ボリューム側 | 101 | 副ボリューム側 |
101 | 副ボリューム側 | 100 | 正ボリューム側 |
ホストV(仮想データベースサーバ)の対象インスタンス | ホストC(バックアップサーバ)の対象インスタンス | ||||
---|---|---|---|---|---|
ホストA(物理データベースサーバ)の対象インスタンス | ホストB(物理データベースサーバ)の対象インスタンス | ||||
インスタンス | タイプ | インスタンス | タイプ | インスタンス | タイプ |
100 | 正ボリューム側 | 100 | 正ボリューム側 | 101 | 副ボリューム側 |
101 | 副ボリューム側 | 101 | 副ボリューム側 | 100 | 正ボリューム側 |
プライマリーサイトのホストV(仮想データベースサーバ)の対象インスタンス | セカンダリーサイトのホストC(バックアップサーバ)の対象インスタンス | ||||
---|---|---|---|---|---|
ホストA(物理データベースサーバ)の対象インスタンス | ホストB(物理データベースサーバ)の対象インスタンス | ||||
インスタンス | タイプ | インスタンス | タイプ | インスタンス | タイプ |
100 | 正ボリューム側 | 100 | 正ボリューム側 | 101 | 副ボリューム側 |
(4) Application Agentの設定
Application Agentの設定手順を次に示します。