1.3.5 アプリケーションと連携する場合のシステム構成

アプリケーションと連携する場合の,データベースサーバがExchange Server,DAG構成,およびデータベースサーバがSQL Serverのシステム構成例を示します。

アプリケーションと連携する場合のシステム構成例には,構成要素として,データベースサーバおよびバックアップサーバが存在します。

データベースサーバは,アプリケーションが稼働するサーバです。ストレージシステム内の正ボリュームを管理します。バックアップサーバは,スナップショットのインポートや作成したレプリカを検証するサーバです。ストレージシステム内の副ボリュームを管理します。

データベースサーバおよびバックアップサーバにApplication Agentをインストールし,情報取得元として登録すると,Replication Managerの管理対象に設定できます。Device Managerエージェントをインストールしている場合,Replication Managerから正ボリュームと副ボリュームのペアの構成や状態を管理できます。

データベースサーバがExchange Serverの場合のシステム構成例を次の図に示します。

図1-7 レプリカを管理する場合のシステム構成(Exchange Serverの場合)

[図]

重要
Replication Managerでは,Exchange Server 2007の機能であるCCR/SCR構成はサポートしていません。

Exchange Server 2010またはExchange Server 2013と連携してデータベースのレプリカを管理する場合,DAG構成でレプリカを管理できます。DAG構成でレプリカをリストアする場合,Replication Managerではシード処理を自動で実行できます。DAGおよびシード処理の詳細については,Exchange Server 2010またはExchange Server 2013のマニュアルを参照してください。

DAG構成で,レプリカを管理する場合のシステム構成例を次の図に示します。

図1-8 レプリカを管理する場合のシステム構成(DAG構成の場合)

[図]

データベースサーバがSQL Serverの場合のシステム構成例を次の図に示します。

図1-9 レプリカを管理する場合のシステム構成(SQL Serverの場合)

[図]