5.11.2 サポートしていないコピーペア構成と対処(メインフレーム系システム)

メインフレーム系システムでサポートしていないコピーペア構成を次に示します。サポートしていない構成の場合,コピーペア構成定義ウィザードを起動できません。コピーグループ定義ファイルを直接編集してください。

サポートしていない構成運用例代替構成
カスケード元とカスケード先でペア数が異なる。一部のボリュームだけのバックアップを作成する。なし
マルチターゲット構成間でペア数が異なる。
1つのコピーグループ内のペアが,同じ正ボリュームを使用している。ShadowImageマルチターゲット構成を設定する。副ボリュームごとに個別のコピーグループを使用する。
1つのコピーグループ内のペアが,同じ副ボリュームを使用している。なし
同じコピーグループ内に,異なる種別のコピーペアが混在する。
同じコピーグループ内にストレージシステムが異なる正ボリュームが混在する。複数のストレージシステムにわたるペアに対して同時に操作を実施する。同じストレージシステムを使用している正ボリュームを,同じコンシステンシーグループに統一する。
同じコピーグループ内にストレージシステムが異なる副ボリュームが混在する。同じストレージシステムを使用している副ボリュームを,同じコンシステンシーグループに統一する。
カスケード構成がコンテナとコピーグループで構成されている。複数のストレージシステムにわたるペアに対して一貫性を維持しないで同時に操作する。カスケード元のコンシステンシーグループに従って,カスケード先のコピーグループを複数のコンシステンシーグループに分割する。
カスケード先に複数のコピーグループが含まれている。一部のボリュームだけのバックアップを作成する。カスケード先のコピーグループに従って,カスケード元にコンシステンシーグループを作成する。カスケード元のペアは,どれかのコンシステンシーグループに属する必要がある。
(凡例)
-:該当しない
注※
同じコピーグループ内の正ボリュームと副ボリュームが異なるストレージシステムに属する場合,正側と副側のストレージシステムの組み合わせが同一であるボリュームで,コンシステンシーグループを作成する必要があります。