クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,実行系ノードのPFM - Agentホストで実施します。
更新する情報については,「2.4.3 インスタンス環境の更新の設定」(Windowsの場合),または「3.4.3 インスタンス環境の更新の設定」(UNIXの場合)を参照して,あらかじめ確認してください。
論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpcconf ha list(jpchasetup list)コマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
jpcconf ha list -key NAS(jpchasetup list agtn)
設定されている論理ホスト名がjp1_NS2,インスタンス名がNS21の場合,次のように表示されます。Logical Host Name Key Environment Directory Instance Name
jp1_NS2 agtn 論理ホストのパス NS21
jpcconf inst setup -key NAS -lhost jp1-NS2 -inst NS21(jpcinssetup agtn -lhost jp1_NS2 -inst NS21)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf inst setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。なお,jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順5の作業は不要です。コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。