この章では,HTM - Agent for NASのレコードをアルファベット順に記載しています。各レコードの説明は,次の項目から構成されています。
機能
各レコードに格納されるパフォーマンスデータの概要および注意事項について説明します。
デフォルト値および変更できる値
各レコードに設定されているパフォーマンスデータの収集条件のデフォルト値およびユーザーが変更できる値を表で示します。「デフォルト値および変更できる値」に記載している項目とその意味を次の表に示します。この表で示す各項目については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の,エージェントの管理と設定について説明している個所を参照してください。
表6-1 デフォルト値および変更できる値に記載している項目とその意味
項目 | 意味 | 変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval | パフォーマンスデータの収集間隔(秒単位)。 推奨値はデフォルト値。値を変更する場合は,次の数値のどれかを指定する。
また,0を指定した場合,パフォーマンスデータは収集されない。 | ○:変更できる。 ×:変更できない。デフォルト値以外はサポート対象外。 |
Collection Offset※ | パフォーマンスデータの収集を開始するオフセット値(秒単位)。 オフセット値については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照のこと。また,パフォーマンスデータの収集開始時刻については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。 | |
Log | 収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうか。 Yes:記録する。ただし,「Collection Interval=0」の場合,記録しない。 No:記録しない。 | |
LOGIF | 収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうかの条件。 |
ODBCキーフィールド
PFM - Managerで,SQLを使用してStoreデータベースに格納されているレコードのデータを利用する場合に必要なODBCキーフィールドを示します。ODBCキーフィールドには,全レコード共通のものと各レコード固有のものとがあります。ここで示すのは,各レコード固有のODBCキーフィールドです。複数インスタンスレコードだけが,固有のODBCキーフィールドを持っています。
全レコード共通のODBCキーフィールドについては,「6.3 ODBCキーフィールド一覧」を参照してください。ODBCキーフィールドの使用方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,ODBCに準拠したアプリケーションプログラムとの連携について説明している章を参照してください。
ライフタイム
各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間を示します。ライフタイムについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。
レコードサイズ
1回の収集で各レコードに格納されるパフォーマンスデータの容量を示します。
フィールド
各レコードのフィールドについて表で説明します。表の各項目について次に説明します。