Tuning Manager - Agent for Network Attached Storage

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E.3 ファイアウォールの通過方向

ファイアウォールを挟んでPFM - ManagerとHTM - Agent for NASを配置する場合は,PFM - ManagerとPFM - Agentのすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポート番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにしてください。

表E-2 PFM - ManagerホストとPFM - Agentホスト間のファイアウォールの通過方向

サービス名 パラメーター 通過方向
Agent Storeサービス jp1pcston[nnn] Agent←Manager
Agent Collectorサービス jp1pcagtn[nnn] Agent←Manager

(凡例)
Manager:PFM - Managerホスト
Agent:PFM - Agentホスト
←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向

注※
複数インスタンスを作成している場合,2番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加されます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。

通信(コネクション)を開始する時は,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,「表E-1 HTM - Agent for NASで使用するポート番号」のポート番号を受信ポートとして使用します。接続する側は,OSによって割り当てられる空きポート番号を送信ポートとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OSによって異なります。

注意
PFM - Agentのホストでjpctool db dumpjpcctrl dump)コマンドまたはjpctool service listjpcctrl list)コマンドを実行したい場合,次のどちらかの方法でコマンドを実行してください。
  • jpctool db dumpjpcctrl dump)コマンドまたはjpctool service listjpcctrl list)コマンドの-proxyオプションで,PFM - Managerを経由して通信するように指定してください。jpctool db dumpjpcctrl dump)コマンドまたはjpctool service listjpcctrl list)コマンドの-proxyオプションについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  • 各PFM - Agentホスト間で次の表に示す方向でポート番号を設定し,ファイアウォールを通過させるようにしてください。

表E-3 PFM - Agentホスト間のファイアウォールの通過方向

サービス名 パラメーター 通過方向
Agent Storeサービス jp1pcston[nnn] Agent←→Agent
Agent Collectorサービス jp1pcagtn[nnn] Agent←→Agent

(凡例)
Agent:PFM - Agentホスト
←→:左項から右項,および右項から左項両方向の通信(コネクション)を開始する方向

注※
複数インスタンスを作成している場合,2番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加されます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。

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