(1) 資料採取コマンドを実行する
トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcrasコマンドを使用します。資料採取コマンドの実行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OSユーザーとしてrootユーザー権限を持つユーザーが実行してください。また,PFM - Managerが存在するサーバ,および問題が発生しているPFM - Agentサーバで実行してください。
jpcras /tmp/jpc/agt all all
資料採取コマンドで収集された資料は,tarコマンドおよびcompressコマンドで圧縮された形式で,指定されたディレクトリに格納されます。ファイル名を次に示します。jpcrasコマンドを実行すると,PFMサービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部でjpctool service list -id * -host *(jpcctrl list * host=*)コマンドが実行されます。コマンド実行ホストとほかのPerformance Managementシステムのホストとの間にファイアウォールが設定されていたり,システム構成が大規模であったりすると,jpctool service list -id * -host *(jpcctrl list * host=*)コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そのような場合は,環境変数JPC_COLCTRLNOHOSTに1を設定することでjpctool service list -id * -host *(jpcctrl list * host=*)コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時間を短縮できます。
jpcrasコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
(2) オペレーション内容を確認する
トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示します。
(3) エラー情報を採取する
次に示すエラー情報を採取してください。