形式
jpctdlistraid
機能
jpctdlistraidコマンドは,HTM - Agent for RAIDがインストールされているホストに公開されているコマンドデバイスの一覧を出力するコマンドです。出力される情報を次に示します。
コマンドを実行できるホスト
HTM - Agent for RAIDがインストールされているホスト
実行権限
格納先ディレクトリ
インストール先フォルダ¥tools¥
/opt/jp1pc/tools/
引数
なし
注意事項
戻り値
0 | 正常終了した。 |
4 | 正常終了した(一部エラーあり)。 |
255 | 異常終了した。 |
表示情報
jpctdlistraidコマンドを実行して出力されるコマンドデバイス情報について次に説明します。コマンドデバイス情報は標準出力に出力されます。
出力情報 | 説明 |
---|---|
PRODUCT | ストレージシステムの機種名を示す。 |
SERIAL | シリアル番号を示す。 |
LDEV | 論理デバイス番号を示す。 |
SLPR | SLPR番号を示す。 |
PORT | Port名を示す。 |
DEVICE_FILE | デバイスファイルのパス名を示す。 |
VOLUME_GUID※ | ボリュームのGUIDを示す。 |
使用例1
ストレージシステムのコマンドデバイスが1つだけ公開されている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。
(例:対象ストレージシステムがHitachi USP(Windowsの場合))
jpctdlistraid
KAVF18700-I監視可能ストレージシステムの検出を開始します
"PRODUCT" ,"SERIAL" ,"LDEV" ,"SLPR","PORT" ,"DEVICE_FILE" ,"VOLUME_GUID"
"SANRISE_USP","14053" ,"01:23","0" ,"CL1-A","¥¥.¥PhysicalDrive4","¥¥?¥Volume{2fa19e04-66d0-11d8-9540-806d6172696f}"
KAVF18701-I監視可能ストレージシステムの検出を終了します
使用例2
2つのストレージシステムのコマンドデバイスが1つずつ公開されている場合のコマンド実行結果の例を次に示します。
(例:対象ストレージシステムがSANRISE9900VシリーズおよびHitachi USP(Solarisの場合))
jpctdlistraid
KAVF18700-I監視可能ストレージシステムの検出を開始します
"PRODUCT" ,"SERIAL" ,"LDEV" ,"SLPR","PORT" ,"DEVICE_FILE"
"SANRISE_USP" ,"14053" ,"01:1F","0" ,"CL1-B","/dev/rdsk/c0t1d2s2"
"SANRISE 9980V" ,"31168" ,"00:2A","" ,"CL2-F","/dev/rdsk/c0t2d1s2"
KAVF18701-I監視可能ストレージシステムの検出を終了します
使用例3
HTM - Agent for RAIDがサポートしているストレージシステムのコマンドデバイスが一つも公開されていない場合のコマンド実行例を次に示します。
jpctdlistraid
KAVF18700-I監視可能ストレージシステムの検出を開始します
"PRODUCT" ,"SERIAL" ,"LDEV" ,"SLPR","PORT" ,"DEVICE_FILE"
KAVF18701-I監視可能ストレージシステムの検出を終了します
KAVF18710-W監視対象となるストレージシステムが存在しません