7.10.21 Pool Summary(PI_PLS)

機能

Pool Summary(PI_PLS)レコードには,Dynamic Provisioningのプールの稼働状況を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

  • Copy-on-Write SnapshotのプールおよびThin Imageのプールの情報は収集しません。
  • HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,HTM - Agent for RAIDは監視対象SLPRに所属するDynamic Provisioningのプールの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval300※1
Collection Offset0※2
LogYes
LOGIF空白×
注※1
変更できる値は60~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数です。
ただし,Collection Intervalをデフォルト値よりも小さな値に設定した場合,共通メッセージログにKAVE00227-Wメッセージが継続して出力されるおそれがあります。
この問題の解決方法については,「10.2 トラブルシューティング」を参照してください。
注※2
変更できる値はCollection Intervalの範囲内です。

ODBCキーフィールド

PI_PLS_POOL_ID

ライフタイム

Dynamic Provisioningのプールの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートストレージデータソース
ミッドレンジエンタープライズ※1
Interval(INTERVAL)情報が収集されたインターバルの秒数。ADDulongNo
Pool ID(POOL_ID)プールのPool ID。COPYstring(8)No
Read I/O /sec(READ_IO_RATE)Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。%floatNo※2
Read Response Rate(READ_RESPONSE_RATE)Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの読み取り処理要求当たりの平均処理時間(マイクロ秒)。%floatNo※3
Read Xfer /sec(READ_XFER_RATE)Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの読み取り処理の合計転送速度(1 秒当たりのメガバイト数)。%floatNo※3
Record Time(RECORD_TIME)ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。COPYtime_tNo
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)レコードタイプ識別子。常に「PLS」。COPYstring(8)No
Write I/O /sec(WRITE_IO_RATE)Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。%floatNo※2
Write Response Rate(WRITE_RESPONSE_RATE)Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの書き込み処理要求当たりの平均処理時間(マイクロ秒)。%floatNo※3
Write Xfer /sec(WRITE_XFER_RATE)Dynamic Provisioningのプールにマッピングされている仮想ボリュームの書き込み処理の合計転送速度(1 秒当たりのメガバイト数)。%floatNo※3
注※1
Hitachi USP,SANRISE HシリーズおよびSANRISE9900Vシリーズでは値を取得できません。
注※2
HUS VM,またはVirtual Storage Platformシリーズの場合,メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定されたDynamic Provisioning のプールで,Mainframe Volume Monitoring の値が「N」 のとき, フィールドの値が0 になります。
注※3
HUS VM,またはVirtual Storage Platformシリーズの場合,メインフレーム用のエミュレー ションタイプが設定されたDynamic Provisioning のプールのときはサポートしていません。