7.10.13 Logical Device Summary 1(PI_LDS1)

機能

Logical Device Summary 1(PI_LDS1)レコードには,論理デバイス番号が00:40:00から00:7F:FFまでの論理デバイスに対する読み取り/書き込み処理の実行状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

Virtual Storage PlatformシリーズおよびUniversal Storage Platform V/VMシリーズに論理デバイス番号が00:40:00から00:7F:FFまでの論理デバイスが存在しない場合,または監視対象ストレージシステムがVirtual Storage PlatformシリーズおよびUniversal Storage Platform V/VMシリーズ以外の場合,このレコードは生成されません。

HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,HTM - Agent for RAIDは監視対象SLPRに所属する論理デバイスの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
LogYes×
LOGIF空白×
Sync Collection WithInterval Records,PI_LDS×

ODBCキーフィールド

PI_LDS1_LDEV_NUMBER

ライフタイム

論理デバイスの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートストレージデータソース
ミッドレンジエンタープライズ※1
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。ADDulongNo
LDEV Number
(LDEV_NUMBER)
論理デバイス番号。※2COPYstring(16)No
Random Total I/O /sec
(RANDOM_TOTAL_IO_RATE)
ランダム処理の頻度(1秒当たりのランダム読み取り処理とランダム書き込み処理の回数の和)。%floatNo
Random Total Xfer /sec
(RANDOM_TOTAL_XFER_RATE)
ランダム処理の転送速度(1秒当たりのランダム読み取り処理とランダム書き込み処理のメガバイト数の和)。%floatNo※3
Read Hit %
(READ_HIT_RATE)
読み取り処理のキャッシュヒット率。※2%floatNo(READ_HIT_IO_COUNT/READ_IO_COUNT)*100
Read Hit I/O Count
(READ_HIT_IO_COUNT)
読み取り処理のうちキャッシュにヒットした回数。※2ADDulongYes
Read I/O /sec
(READ_IO_RATE)
読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。※2%floatNoREAD_IO_COUNT / INTERVAL
Read I/O Count
(READ_IO_COUNT)
読み取り処理の回数。※2ADDulongYes
Read Mbytes
(READ_MBYTES)
読み取りデータの転送サイズ(メガバイト単位)。※2ADDulongYes※3
Read Response Rate
(READ_RESPONSE_RATE)
読み取り処理要求当たりの処理時間の平均値(マイクロ秒)。※2%floatNo※3
Read Total Response
(READ_TOTAL_RESPONSE)
読み取り処理要求の処理時間の合計値(マイクロ秒)。※2ADDdoubleYes※3
Read Xfer /sec
(READ_XFER_RATE)
読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。※2%floatNo※3READ_MBYTES / INTERVAL
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。COPYtime_tNo
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「LDS1」。COPYstring(8)No
Sequential Total I/O /sec
(SEQUENTIAL_TOTAL_IO_RATE)
シーケンシャル処理の頻度(1秒当たりのシーケンシャル読み取り処理とシーケンシャル書き込み処理の回数の和)。%floatNo
Sequential Total Xfer /sec
(SEQUENTIAL_TOTAL_XFER_RATE)
シーケンシャル処理の転送速度(1秒当たりのシーケンシャル読み取り処理とシーケンシャル書き込み処理のメガバイト数の和)。%floatNo※3
Total Response Rate
(TOTAL_RESPONSE_RATE)
読み取り/書き込み処理要求当たりの処理時間の平均値(マイクロ秒)。※2%floatNo※3
Write Hit %
(WRITE_HIT_RATE)
予約フィールドのため使用できない。
Write Hit I/O Count
(WRITE_HIT_IO_COUNT)
予約フィールドのため使用できない。
Write I/O /sec
(WRITE_IO_RATE)
書き込み処理頻度(1秒当たりの回数)。※2%floatNoWRITE_IO_COUNT/INTERVAL
Write I/O Count
(WRITE_IO_COUNT)
書き込み処理回数。※2ADDulongYes
Write Mbytes
(WRITE_MBYTES)
書き込みデータ転送サイズ(メガバイト単位)。※2ADDulongYes※3
Write Response Rate
(WRITE_RESPONSE_RATE)
書き込み処理要求当たりの処理時間の平均値(マイクロ秒)。※2%floatNo※3
Write Total Response
(WRITE_TOTAL_RESPONSE)
書き込み処理要求の処理時間の合計値(マイクロ秒)。※2ADDdoubleYes※3
Write Xfer /sec
(WRITE_XFER_RATE)
書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。※2%floatNo※3WRITE_MBYTES/INTERVAL
注※1
HUS VM,Hitachi USP,SANRISE HシリーズおよびSANRISE9900Vシリーズでは値を取得できません。
注※2
論理デバイスがLUSEを構成する論理デバイスである場合,LDEV_NUMBERフィールドには,LUSEを構成する論理デバイスのうち先頭に位置する論理デバイスの論理デバイス番号が格納されます。各性能情報フィールドには,LUSEを構成する論理デバイス群全体に対する読み取り/書き取り処理の統計情報が格納されます。LUSEを構成する各論理デバイスについてのレコードは生成されません。
ただし,外部接続された論理デバイス,Copy-on-Write SnapshotのV-VOL,Thin ImageのV-VOL,またはDynamic ProvisioningのV-VOLで構成されるLUSEにLUパスが設定されていない場合,LUSEとして認識されないで,個別の論理デバイスごとにレコードが生成されます。
注※3
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスの場合はサポートしません。