7.10.30 RAID Group Summary(PI_RGS)

機能

RAID Group Summary(PI_RGS)レコードには,パリティグループに対する読み取り/書き込み処理の実行状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。外部ボリュームグループまたは仮想ボリュームグループ(Copy-on-Write Snapshot,Thin ImageおよびDynamic Provisioningの仮想ボリュームのグループ)についてのレコードは生成されません。

HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRに所属するパリティグループの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目デフォルト値変更可否
Collection Interval300
Collection Offset0×
LogYes×
LOGIF空白×
注※
変更できる値は,次のとおりです。
  • Storeバージョン1.0の場合
    300~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数。
  • Storeバージョン2.0の場合
    60~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数。
ただし,Collection Intervalをデフォルト値よりも小さな値に設定した場合,共通メッセージログにKAVE00227-Wメッセージが継続して出力されるおそれがあります。
この問題の解決方法については,「10.2 トラブルシューティング」を参照してください。

ODBCキーフィールド

PI_RGS_RAID_GROUP_NUMBER

ライフタイム

パリティグループの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明要約形式デルタサポートストレージデータソース
ミッドレンジエンタープライズ
Busy %
(BUSY_RATE)
パリティグループの利用率。
パリティグループに所属する論理デバイスの利用率の合計値が格納される。
%floatNo※1
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。ADDulongNo
Max Busy %
(MAX_BUSY_RATE)
パリティグループの利用率。なお,上位区分に要約されるときは,平均値ではなく,最大値が格納される。HIfloatNo※1BUSY_RATE
RAID Group Number
(RAID_GROUP_NUMBER)
パリティグループ番号。COPYstring(64)No
Random Read I/O %
(RANDOM_READ_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,ランダム読み取り処理の割合。%floatNo※2,※3
Random Read I/O /sec(RANDOM_READ_IO_RATE)ランダム読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。%floatNo※2,※3
Random Read Xfer %
(RANDOM_READ_XFER_PCT)
全転送量のうち,ランダム読み取り処理の転送量の割合。%floatNo※2,※3※4
Random Read Xfer /sec(RANDOM_READ_XFER_RATE)ランダム読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。%floatNo※2,※3※4
Random Total I/O /sec
(RANDOM_TOTAL_IO_RATE)
ランダム処理の頻度(1秒当たりのランダム読み取り処理とランダム書き込み処理の回数の和)。%floatNo※2,※3
Random Total Xfer /sec
(RANDOM_TOTAL_XFER_RATE)
ランダム処理の転送速度(1秒当たりのランダム読み取り処理とランダム書き込み処理のメガバイト数の和)。%floatNo※2,※3※4
Random Write I/O %
(RANDOM_WRITE_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,ランダム書き込み処理の割合。%floatNo※2,※3
Random Write I/O /sec(RANDOM_WRITE_IO_RATE)ランダム書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。%floatNo※2,※3
Random Write Xfer %
(RANDOM_WRITE_XFER _PCT)
全転送量のうち,ランダム書き込み処理の転送量の割合。%floatNo※2,※3※4
Random Write Xfer /sec(RANDOM_WRITE_XFER_RATE)ランダム書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。%floatNo※2,※3※4
Read Hit %
(READ_HIT_RATE)
読み取り処理のキャッシュヒット率。%doubleNo※5(READ_HIT_IO_COUNT / READ_IO_COUNT)*100
Read Hit I/O Count
(READ_HIT_IO_COUNT)
読み取り処理のうちキャッシュにヒットした回数。ADDdoubleYes※5
Read I/O %
(READ_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,読み取り処理の割合。%floatNo※5{READ_IO_COUNT / (READ_IO_COUNT + WRITE_IO_COUNT)}*100
Read I/O /sec
(READ_IO_RATE)
読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。%doubleNo※5READ_IO_COUNT / INTERVAL
Read I/O Count
(READ_IO_COUNT)
読み取り処理の回数。ADDdoubleYes※5
Read Mbytes
(READ_MBYTES)
読み取りデータの転送サイズ(メガバイト単位)。ADDdoubleYes※6※4
Read Response Rate
(READ_AVG_RESPONSE)
予約フィールドのため使用できない。
Read Total Response
(READ_TOTAL_RESPONSE)
予約フィールドのため使用できない。
Read Xfer %
(READ_XFER_PCT)
全転送量のうち,読み取り処理の転送量の割合。%floatNo※6※4{READ_MBYTES / (READ_MBYTES + WRITE_MBYTES)}*100
Read Xfer /sec
(READ_XFER_RATE)
読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。%doubleNo※6※4READ_MBYTES / INTERVAL
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。COPYtime_tNo
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「RGS」。COPYstring(8)No
Sequential Read I/O %
(SEQUENTIAL_READ_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,シーケンシャル読み取り処理の割合。%floatNo※2,※3
Sequential Read I/O /sec(SEQUENTIAL_READ_IO_RATE)シーケンシャル読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。%floatNo※2,※3
Sequential Read Xfer %
(SEQUENTIAL_READ_XFER_PCT)
全転送量のうち,シーケンシャル読み取り処理の転送量の割合。%floatNo※2,※3※4
Sequential Read Xfer /sec(SEQUENTIAL_READ_XFER_RATE)シーケンシャル読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。%floatNo※2,※3※4
Sequential Total I/O /sec
(SEQUENTIAL_TOTAL_IO_RATE)
シーケンシャル処理の頻度(1秒当たりのシーケンシャル読み取り処理とシーケンシャル書き込み処理の回数の和)。%floatNo※2,※3
Sequential Total Xfer /sec
(SEQUENTIAL_TOTAL_XFER_RATE)
シーケンシャル処理の転送速度(1秒当たりのシーケンシャル読み取り処理とシーケンシャル書き込み処理のメガバイト数の和)。%floatNo※2,※3※4
Sequential Write I/O %
(SEQUENTIAL_WRITE_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,シーケンシャル書き込み処理の割合。%floatNo※2,※3
Sequential Write I/O /sec(SEQUENTIAL_WRITE_IO_RATE)シーケンシャル書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。%floatNo※2,※3
Sequential Write Xfer %
(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_PCT)
全転送量のうち,シーケンシャル書き込み処理の転送量の割合。%floatNo※2,※3※4
Sequential Write Xfer /sec(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_RATE)シーケンシャル書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。%floatNo※2,※3※4
Write I/O %
(WRITE_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,書き込み処理の割合。%floatNo※5{WRITE_IO_COUNT / (READ_IO_COUNT + WRITE_IO_COUNT)}*100
Write Hit %
(WRITE_HIT_RATE)
書き込み処理のキャッシュヒット率。%doubleNo※5(WRITE_HIT_IO_COUNT / WRITE_IO_COUNT)*100
Write Hit I/O Count
(WRITE_HIT_IO_COUNT)
書き込み処理のうちキャッシュにヒットした回数。ADDdoubleYes※5
Write I/O /sec
(WRITE_IO_RATE)
書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。%doubleNo※5WRITE_IO_COUNT / INTERVAL
Write I/O Count
(WRITE_IO_COUNT)
書き込み処理の回数。ADDdoubleYes※5
Write Mbytes
(WRITE_MBYTES)
書き込みデータの転送サイズ(メガバイト単位)。ADDdoubleYes※6※4
Write Xfer %
(WRITE_XFER_PCT)
全転送量のうち,書き込み処理の転送量の割合。%floatNo※6※4{WRITE_MBYTES / (READ_MBYTES + WRITE_MBYTES)}*100
Write Response Rate
(WRITE_AVG_RESPONSE)
予約フィールドのため使用できない。
Write Total Response
(WRITE_TOTAL_RESPONSE)
予約フィールドのため使用できない。
Write Xfer /sec
(WRITE_XFER_RATE)
書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。%doubleNo※6※4WRITE_MBYTES / INTERVAL
注※1
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • Hitachi USP
  • SANRISE Hシリーズ
  • SANRISE9900Vシリーズ
注※2
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
注※3
Hitachi AMS/WMSシリーズおよびSANRISE9500Vシリーズでは値を取得できません。
注※4
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスを含むパリティグループの場合はサポートしません。
注※5
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • Hitachi AMS/WMSシリーズ
注※6
監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。