コマンド処理の詳細情報を標準出力,標準エラー出力,トレースログファイルに出力します。詳細情報の出力先を次の表に示します。
表12-3 詳細情報の出力
項目 | 出力先 |
---|---|
実行結果 | 標準出力 |
メッセージ | 標準エラー出力 |
トレースログ | 初期設定ファイル(config.xml)で指定したログ出力ディレクトリ下に「コマンド名_処理種別_log#.log(#:ログファイル番号[1~ログファイル生成数まで])」を出力します。レポート作成コマンドの場合「jpcrdef_create_log1.log」などとなります。 jpcrptコマンドの場合,config.xmlで指定したログ出力ディレクトリ下に「コマンド名_プロセスID_log#.log(#:ログファイル番号[1~ログファイル生成数まで])」を出力します。プロセスIDが100の場合,「jpcrpt_100_log1.log」になります。 コマンドを実行するごとにログファイルの合計サイズを計算し,上限を超えると更新日付の古いファイルから削除されます。サイズの上限は,config.xmlの「logFileSize」と「logFileNumber」を掛けた数値になります。 |
標準出力例
コマンド名,接続先PFM - Managerホスト名/IPアドレス,PFM - Manager接続時刻,PFM - Manager切断時刻をコマンド共通のタイトル行・終了行として付加します。
jpcrdef createコマンドで,3つのレポート定義を指定し,2つのレポート定義が作成され,1つのレポート定義がエラーとなった場合の標準出力を次に示します。
実行結果出力例
jpcrdef create connected to hostname at yyyy MM dd HH:MM:SS.mmm
create result OK : <レポート定義ディレクトリパス1/レポート定義名1>
create result OK : <レポート定義ディレクトリパス2/レポート定義名2>
create result ERR : <レポート定義ディレクトリパス3/レポート定義名3>
エラー要因
jpcrdef create disconnected at yyyy MM dd HH:MM:SS.mmm
ログ仕様については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。
ヘルプ参照オプション
コマンドに「-h」オプションを指定すると,コマンドのヘルプを参照できます。jpcrdefコマンドのヘルプを参照する場合は次のように入力します。
jpcrdef -h
jpcrdefコマンドの場合のヘルプを次に示します。
Usage: jpcrdef <subcmd> [ <option>... ] <parameter file>
<subcmd> 必須。次の中から一つを指定します。
create レポート定義を作成します。
delete レポート定義を削除します。
output レポート定義を出力します。
<option> オプション情報を次の中から指定します。
-o <outputfile> <subcmd>が'output'の時に,
出力先ファイル名称を指定します。
<subcmd>が'output'の時に必須です。
-y <subcmd>が'delete'の時に指定できます。
指定すると削除確認メッセージに対して,
すべて'y'で回答したことになります。
-dateformat <pattern>
<subcmd>が'create','output'の時に
指定できます。
指定した<pattern>で,<expression>タグに
入出力する日付フォーマットを決定します。
指定できる<pattern>は,
'pattern-ddMMyyyy','pattern-MMddyyyy',
'pattern-yyyyMMdd'のいずれかです。
-dateseparator <pattern>
<subcmd>が'create','output'の時に
指定できます。
指定した<pattern>で,<expression>タグに
入出力する日付の区切り文字を決定します。
指定できる<pattern>は,'space','slash',
'hyphen','period'のいずれかです。
<parameter file> 必須。パラメーターファイル名を指定します。
コマンドの第1引数に「-h」オプションを指定すると,それ以降は無視して上記のヘルプを出力します。また,コマンドラインの書式不正の場合にも出力されます。