11.4.25 htm-hostgroups
形式
htm-hostgroups <SS_リソースID>
{ -u | --user } <ユーザーID>
{ -w | --password } <パスワード>
[ { { -s | --start_date } <開始日時>
{ -e | --end_date } <終了日時>
| { -d | --date } <一時点日時> } ]
[ { -o | --period }
{ YEARLY | MONTHLY | WEEKLY | DAILY |
HOURLY | MINUTELY } ]
[ -h | --help ]
[ { -hg | --host_group } <ホストグループ名> ]
[ -dt | --detail ]
{ -dd | --dest_dir } <レポート出力先ディレクトリ>
{ -fp | --file_prefix } <出力ファイル名のプレフィックス>
機能
指定されたストレージシステムに属する各ホストグループについて,関連するLDEVの性能情報を集約し,表示します。
実行権限
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー
- SolarisおよびLinuxの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>¥bin¥
- Solarisの場合
- /opt/HiCommand/TuningManager/bin/
- Linuxの場合
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/
オプション
htm-hostgroupsコマンド引数のオプションを次の表に示します。
表11-30 htm-hostgroupsコマンド引数のオプション
オプション | 必須 任意 | 目的 |
---|
<SS_リソースID> | 必須 | SS_リソースIDにSSプレフィックスを備えた有効な親リソースのリソースIDを指定します。 詳細については,「(2) リソースIDを得るための手順」を参照してください。 |
-u --user <ユーザーID> | 必須 | 「11.5 共通オプション」を参照してください。 |
-w --password <パスワード> | 必須 |
-s --start_date <開始日時> | 任意 |
-e --end_date <終了日時> | 任意 |
-d --date <一時点日時> | 任意 |
-o --period <日付フォーマット> | 任意 |
-h --help | 任意 |
-hg --host_group <ホストグループ名> | 任意 | 性能情報を出力するホストグループを指定します。
- ホストグループ名に指定できる文字列の長さは,1バイトから255 バイトまでです。大文字と小文字は区別されます。
- ホストグループ名に指定できる文字は次のとおりです。
a-z A-Z 0-9 ! # $ % & ' ( ) + - . = @ [ ] ^ _ ` { } ~ 半角スペース
- ディレクトリ名に指定する文字列には,ワイルドカード文字を使用できます。使用できるワイルドカード文字を次に示します。
|
-dt --detail | 任意 | ホストグループごとに集約されたLDEVの性能情報に加えて,ホストグループに関連するLDEV別の性能情報を出力したい場合に指定します。 |
-dd --dest_dir <レポート出力先ディレクトリ> | 必須 | レポートのファイルを出力するディレクトリを絶対パスで指定します。
- ディレクトリ名に指定できる文字列の長さは,1バイトから128バイトまでです。
- ディレクトリ名に指定できる文字は次のとおりです。
- Windowsの場合
- a-z A-Z 0-9 ! # $ % & ' ( ) + , - . ; = @ [ ] ^ _ ` { } ~ 半角スペース
- このほかにパスの区切り文字として円記号(¥)およびコロン(:)を指定できます。
- SolarisおよびLinuxの場合
- a-z A-Z 0-9 ! " # $ % & ' ( ) * + , - . : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ 半角スペース
- このほかにパスの区切り文字としてスラント(/)を指定できます。
- 存在しないディレクトリ,または,すでに同名のファイルが存在するディレクトリは指定できません。
- 指定したディレクトリには,次に示すアクセス権の付与が必要です。
- Windowsの場合
- Administratorユーザーに対して,フルコントロールのアクセス権が必要です。
- SolarisおよびLinuxの場合
- rootユーザーに対して,read権限,write権限および実行権限が必要です。
- ネットワーク上のディレクトリ(¥¥で始まるパス)は指定できません。
|
-fp --file_prefix <出力ファイル名のプレフィックス> | 必須 | レポートのファイル名に付けるプレフィックスを指定します。
- レポートのファイル名は次のとおりです。
- ホストグループの性能情報
- <出力ファイル名のプレフィックス>_HG.csv
- LDEVの性能情報
- <出力ファイル名のプレフィックス>_LDEV.csv
- プレフィックスに指定できる文字列の長さは,1バイトから64バイトまでです。
- プレフィックスに指定できる文字は次のとおりです。
- Windowsの場合
- a-z A-Z 0-9 ! # $ % & ' ( ) + , - . ; = @ [ ] ^ _ ` { } ~ 半角スペース
- SolarisおよびLinuxの場合
- a-z A-Z 0-9 ! " # $ % & ' ( ) * + , - . : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ 半角スペース
|
注意事項
- このコマンドは多重実行しないでください。また,ほかのコマンドと同時に実行しないでください。
- このコマンドは,実行時に一時ファイルを出力します。一時ファイルの出力時に必要なディスクの空き容量の目安を次に示します。
- 1ストレージシステム当たりのLDEV数が16,384以下の場合
- 1GB程度のディスクの空き容量が必要です。
- 1ストレージシステム当たりのLDEV数が16,384を超える場合
- 4GB程度のディスクの空き容量が必要です。
一時ファイルのデフォルトの出力先および出力先の変更方法は,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の,ユーザープロパティファイル(user.properties)のcli.workDirプロパティについて説明している個所を参照してください。
- このコマンドが出力するレポートのディスク占有量の見積もり式を次に示します。
- -dtオプションの指定を省略する場合
749バイト * <ホストグループ数> * <出力時刻数>※
- -dtオプションを指定する場合
(749バイト * <ホストグループ数> + 1,161バイト * <LDEV数> * <1LDEVあたりの関連ホストグループ数>) * <出力時刻数>※
- 注※
- 出力時刻数は,-sオプション,-eオプションおよび-oオプションによって決定されます。
- 例えば, -s=2013/01/01/10,-e=2013/01/01/12,-o=HOURLYの場合,出力時刻数は3となります。