ここでは,コマンドの記載形式として,コマンドの指定方法と,コマンドの文法の説明に使用する記号について説明します。
コマンドの指定方法
コマンドの指定形式を次に示します。
図8-1 コマンドの指定形式
(1)を「オプション」と呼びます。(2)を「引数」と呼びます。
コマンドの文法の説明に使用する記号
コマンドの文法の説明に使用する記号を次の表に示します。
表8-1 コマンドの文法の説明に使用する記号
記号 | 意味と例 |
---|---|
| (ストローク) | 複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。 (例) 「A|B|C」は,「A,B,またはC」を示します。 |
{ } (波括弧) | この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず一組の項目を選択します。項目と項目の区切りは「|」で示します。 (例) 「{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれかを必ず指定する」ことを示します。 |
[ ] (角括弧) | この記号で囲まれている項目は,任意に指定できます(省略できます)。 (例) 「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します(必要でない場合は,Aを省略できます)。 「[B|C]」は,「必要に応じてB,またはCを指定する」ことを示します(必要でない場合は,BおよびCを省略できます)。 |
… (点線) | この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できます。なお,項目を複数個指定する場合は,項目の区切りに1バイトの空白文字(半角スペース)を使用します。 (例) 「A B…」は,「Aのあとに,Bを複数個指定できる」ことを示します。 |