「A.2 jpcrptコマンドで必要なメモリー量の見積もり方法」で見積もったjpcrptコマンドで必要なメモリー量の値が,デフォルトの使用可能なメモリー量の範囲内か確認してください。範囲内であれば,問題ありません。
初期設定ファイル(config.xml)のmaxFetchCount(<command>タグ配下)に,「A.2 jpcrptコマンドで必要なメモリー量の見積もり方法」で算出したレコード数の中で,最大の値を設定してください。
config.xmlへの設定方法については,「5.3 Performance Reporterの初期設定」を参照してください。
jpcrptコマンドのメモリー量におけるデフォルト値と拡張可能範囲を,次の表に示します。
表A-3 jpcrptコマンドの使用可能メモリー量
対象 | デフォルト値(単位:MB) | 拡張可能範囲(単位:MB) |
---|---|---|
jpcrptコマンド | 64 | 65 ~ 1024 |
jpcrptコマンドが使用するメモリーの上限値を拡張する場合,-mxオプションで最大ヒープサイズを指定してください。
-mxオプションの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
コマンドの実行例
ヒープサイズを256MBに拡張する場合のコマンドライン例を次に示します。
jpcrpt -o <出力ファイル> -mx 256 <入力ファイル>