形式
htm-dvm-setup {[{ /d | /dvm } <Device Managerのホスト名またはIPアドレス>
[{ /n | /nameport} <Device Managerのポート番号> ]
[{ /s | /serviceport} <Device ManagerとTuning Manager server間の接続に使用するポート番号> ]
[{ /o | /os} <OSの種別> ]
]
| { /c | /local }
| { /l | /list }
| { /h | /help }}
htm-dvm-setup {[{ -d | --dvm } <Device Managerのホスト名またはIPアドレス>
[{ -n | --nameport} <Device Managerのポート番号> ]
[{ -s | --serviceport} <Device ManagerとTuning Manager server間の接続に使用するポート番号> ]
[{ -o | --os} <OSの種別> ]
]
| { -c | --local }
| { -l | --list }
| { -h | --help }}
機能
htm-dvm-setupコマンドは次の機能を提供します。
接続先Device ManagerがTuning Manager serverとは別のホストにインストールされている場合でも,Tuning Manager serverと同じマシンにインストールされている場合でも,htm-dvm-setupコマンドを使って登録します。接続先Device ManagerがTuning Manager serverとは別のホストにインストールされている場合,Device Managerがインストールされているホスト(Device Managerホスト)でもTuning Manager serverが接続するための設定をする必要があります。Device Managerでの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。
前提条件
htm-dvm-setupコマンドを実行する場合は,次の条件を満たしていることを確認してください。
実行権限
格納先ディレクトリ
オプション
htm-dvm-setupコマンドのオプションを次の表に示します。
表8-7 htm-dvm-setupコマンドのオプション一覧
オプション | 目的 | 値 | 必須/任意 | 注記 |
---|---|---|---|---|
-d(/d) --dvm(/dvm) | Device Managerホストのホスト名またはIPアドレスを指定します。指定したホスト名またはIPアドレスは,Device ManagerとTuning Manager server間の接続に使用されます。 | ホスト名を指定する場合:
| 任意。 次のオプションを指定した場合は,必須。
| このオプションを指定した場合,必ずDevice Managerホストでhtmsetupコマンドを実行してください。 また,すでに接続先のDevice Managerを登録している環境でこのオプションを指定した場合,接続先Device Managerに関する既存の情報は,すべて新しい情報で上書きされます。 |
-n(/n) --nameport(/nameport) | Device ManagerホストのHiRDBによって使用されるポート番号(pd_name_portに指定されているポート番号)を指定します。 | 指定できる値の範囲は5001から65535までです。指定を省略した場合は23032が設定されます。 | 任意 | Device ManagerホストのHiRDBによって使用されるポート番号については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。 |
-s(/s) --serviceport(/serviceport) | Device ManagerホストのHiRDBとTuning Manager serverホストのHiRDBとの接続のために使用されるポート番号(pd_service_portに指定されているポート番号)を指定します。 | 指定できる値の範囲は5001から65535までです。指定を省略した場合は24220が設定されます。 | 任意 | Device ManagerホストのHiRDBとTuning Manager serverホストのHiRDBとの接続のために使用されるポート番号については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。 |
-o(/o) --os(/os) | Device ManagerホストのOSの種別を指定します。 | Windows,LinuxまたはSolaris(x64)の場合:pc Solaris(SPARC)の場合:ws 指定を省略した場合はTuning Manager serverホストのOSと同じ種別が設定されます。 | 任意 | なし |
-c(/c) --local(/local) | Tuning Manager serverと同じホストにインストールされているDevice Managerを接続先に指定します。 | なし | 任意 | すでに接続先のDevice Managerを登録している環境でこのオプションを指定した場合,接続先Device Managerに関する既存の情報は,すべて新しい情報で上書きされます。 |
-l(/l) --list(/list) | 登録済みのDevice Managerホストの情報を表示します。 | なし | 任意 | なし |
-h(/h) --help(/help) | コマンドのオプションや使用方法を表示します。 | なし | 任意 | オプションが指定されていないコマンドの場合,そのコマンドのオプションや使用方法が表示されます。 |
listオプション指定時の表示
listオプションを指定してコマンドを実行した場合,登録済みの接続先Device Managerの情報が表示されます。表示結果の1行目にヘッダーが,2行目に各項目の設定値がコンマ区切りで表示されます。表示項目と出力される値について次の表に示します。
表8-8 listオプション指定時の表示項目
表示項目 | 説明 | 出力される値 |
---|---|---|
Device Manager host | 接続先Device Managerのホスト名またはIPアドレス | dvmオプションに指定した値が表示されます。 localオプションを指定して接続先Device Managerを登録した場合は,"localhost"と表示されます。 |
name port number | Device ManagerホストのHiRDBによって使用されるポート番号 | nameportオプションに指定した値が表示されます。 localオプションを指定して接続先Device Managerを登録した場合は,何も表示されません。 |
service port number | Device ManagerホストのHiRDBとTuning Manager serverホストのHiRDBとの接続のために使用されるポート番号 | serviceportオプションに指定した値が表示されます。 localオプションを指定して接続先Device Managerを登録した場合は,何も表示されません。 |
os | Device ManagerホストのOSの種別 | osオプションに指定した値が表示されます。 localオプションを指定して接続先Device Managerを登録した場合は,何も表示されません。 |
戻り値
htm-dvm-setupコマンドを実行した場合の戻り値を次の表に示します。
表8-9 htm-dvm-setupコマンドを実行した場合の戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
100 | オプションのシンタックスエラー |
101 | オプションに指定した値が不正 |
110 | データベースが起動していない |
111 | Tuning Manager serverのサービスがすべて停止していない |
255 | 異常終了 |