Hitachi Command Suite Software Plug-in for Virtualization Server Provisioning ユーザーズガイド
Plug-in for Virtualization Server Provisioningは,仮想化サーバへの日立ディスクアレイシステム(ストレージシステム)のボリュームの割り当てをVMware vSphere Clientから一元的にできるようにするためのソフトウェアです。
Plug-in for Virtualization Server Provisioningを利用すると,VMware vSphere Clientの画面から,ストレージシステム内のボリュームを仮想化サーバに割り当てることができるようになります。仮想マシンの作成や仮想ディスクの追加が必要になった際には,仮想化サーバへのボリュームの割り当てからデータストアの作成までの一連の業務をサーバ管理者自身がストレージ管理者を介さずに直接実行できるため,迅速に対応できるようになります。
また,ストレージ管理者は仮想化サーバでのリソース管理業務の一部をサーバ管理者に移管することで,お互いの作業負担を軽減し,仮想化環境でのストレージリソースの運用を合理化できます。
Plug-in for Virtualization Server Provisioningの運用例を次の図に示します。
図1-1 Plug-in for Virtualization Server Provisioningの運用例
ストレージ管理者は,サーバ管理者から提示されたボリュームの要件に沿って,Hitachi Command Suite製品を使ってDPプールやLDEV,パリティグループなどを準備し,リソースグループに登録します。
サーバ管理者は,Plug-in for Virtualization Server Provisioningを使って,ストレージ管理者から提供されたストレージリソースの中から,仮想マシンの用途やアプリケーション管理者の要望などに合うボリュームを仮想化サーバに割り当てます。その後,VMware vSphere Clientの機能を使って,仮想マシンを作成したり,仮想マシンにRawデバイスとしてボリュームをマッピングしたりします。
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