8.2.1 新規インストール(Windows)
ここでは,クラスタ構成の管理サーバにHitachi Command Suiteを新規インストールする方法を説明します。
注意- クラスタ環境のセットアップでは,Hitachi Command Suiteのサービスの停止を伴う操作を実行します。セットアップ中は,Hitachi Command Suiteにアクセスしないでください。
- この項の構成
- (1) 実行系ノードでの手順
- (2) 待機系ノードでの手順
- (3) Microsoft Cluster Serviceの設定
- (4) Microsoft Cluster Serviceに登録するリソースの値
- (5) Windows Server Failover Clusteringの設定
- (6) Windows Server Failover Clusteringに登録するリソースのプロパティ
(1) 実行系ノードでの手順
実行系ノードにHitachi Command Suiteを新規インストールする場合の手順を次に示します。
- クラスタ管理IPアドレスと共有ディスクをオンラインにします。
- ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合は,Hitachi Command Suite製品のサービスおよびリソースグループをクラスタの管理対象から外します。
注意- 次に示すリソースは管理対象から外さないでください。
- 実行系ノードにHitachi Command Suiteを新規インストールします。
ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合は,次の条件に従ってください。
- 共有ディスクをアクセスできる状態にしたあとで,データベースの格納先に共有ディスク上のパスを指定する。
- 管理サーバのIPアドレスに論理ホスト名(クラスタ管理IPアドレスに割り当てられた仮想のホスト名)を指定する。
ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されていない場合は,次の条件に従ってください。
- データベースの格納先に,ローカルディスク上のパスを指定する。
- 管理サーバのIPアドレスに,実行系ノードのIPアドレスを指定する。
- 使用する製品のライセンスをGUIで登録します。
実行系ノードのIPアドレスにアクセスしてください。
インストールする製品ごとに,ライセンスキーの入力が必要です。
- GUIを起動するためのURLを論理ホスト名に変更します。
次のコマンドを実行して,論理ホスト名になっているかを確認します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥bin¥hcmdschgurl /print |
論理ホスト名が指定されていない場合,次のコマンドを実行してURLを変更します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥bin¥hcmdschgurl /change http://<実行系ノードのIPアドレスまたはホスト名※>:<ポート番号> http://<論理ホスト名>:<ポート番号> |
注※ インストール時に入力した値を指定します。
- テキストエディターを使って,クラスタ設定ファイルを作成します。
ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合,この手順は不要です。
mode=online
virtualhost=<論理ホスト名>
onlinehost=<実行系ノードのホスト名>
standbyhost=<待機系ノードのホスト名> |
作成したファイルは,cluster.confというファイル名で,<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥confに格納します。
注意- modeにはonlineを指定してください。
- virtualhost,onlinehost,standbyhostにはIPアドレスは指定できません。ホスト名からIPアドレスの名前解決ができることを確認してください。
- virtualhostに指定する論理ホスト名には,有効でアクセスできるIPアドレスが割り当てられている必要があります。
- server.propertiesファイルを開き,server.http.hostプロパティに論理ホスト名が指定されていることを確認します。
論理ホスト名が指定されていない場合は,論理ホスト名に変更してください。
<Device Managerサーバのインストールフォルダ>¥HiCommandServer¥config¥server.properties
- データベースを共有ディスクに移行します。
その方法を手順9~手順11で説明します。
ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合,データベースを共有ディスクに移行する手順は不要です。手順12に進んでください。
- 次のコマンドを実行して,新規インストール後のデータベースをバックアップします。
障害が発生した場合に備えて,データベースをバックアップしておくことをお勧めします。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥bin¥hcmdsbackups /dir <バックアップファイルの格納先フォルダ> /auto
- dir
- データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のフォルダを絶対パスで指定します。
- dirオプションに指定するフォルダが空であることを確認してください。
- auto
- Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
重要- hcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先フォルダにdatabaseというフォルダが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。
- HiRDBが使用するポートをデフォルト(23032/tcp)以外のポートに変更して運用している場合は,使用しているポート番号を控えておきます。
- 次のコマンドを実行して,データベースを共有ディスクに移行します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥bin¥hcmdsdbclustersetup /createcluster /databasepath <データベースの再作成先フォルダ> /exportpath <データベースの退避先フォルダ> /auto
- createcluster
- 非クラスタ構成のHitachi Command Suite製品をクラスタ構成へ移行するためのオプションです。
- databasepath
- データベースの再作成先フォルダを指定します。共有ディスク上のフォルダを,63バイト以内の絶対パスで指定してください。
- パスに使用できる文字を次に示します。そのほかに,円記号(¥),コロン(:)およびスラント(/)をパスの区切り文字として使用できます。
- A~Z a~z 0~9 . _
- exportpath
- データベースの退避先フォルダを指定します。ローカルディスク上のフォルダを,63バイト以内の絶対パスで指定してください。パスに使用できる文字は,databasepathに指定できる文字と同じです。
- auto
- Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
注意- hcmdsdbclustersetupコマンドを実行すると,HiRDBが使用するポート番号の設定がデフォルト値(23032/tcp)に戻ります。
- <データベースの退避先フォルダ>がすでにある場合は,フォルダの中を空にするか,フォルダを削除してください。
- hcmdsdbclustersetupコマンドが正常終了するまでは,共有ディスクを実行系ノードから切り離さないでください。
- hcmdsdbclustersetupコマンドが異常終了した状態でサーバを再起動すると,共有ディスクの接続先が待機系ノードに切り替わることがあります。
- hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスが停止していることを確認します。
- [サービス]ウィンドウで次のプロパティを開き,[スタートアップの種類]を[自動]から[手動]に変更します。
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HCS Device Manager Web Service
- HiCommandServer
- HiCommand Tiered Storage Manager
- クラスタ管理アプリケーションで,Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループを選択し,右クリックメニューで待機系ノードに移動します。
関連項目
- 9.4 サービスの稼働状態の確認
- クラスタの管理対象から外す必要のあるサービスおよびリソースグループについて:各Hitachi Command Suite製品のマニュアル
- Hitachi Command Suiteのインストール方法:マニュアル「Hitachi Command Suite Software インストールガイド」
(2) 待機系ノードでの手順
待機系ノードにHitachi Command Suiteを新規インストールする場合の手順を次に示します。
- 待機系ノードにHitachi Command Suiteを新規インストールします。
インストールの際には,次の条件に従ってください。
- インストール先を実行系ノードと同じにしてください。
- ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合は,管理サーバのIPアドレスに論理ホスト名(クラスタ管理IPアドレスに割り当てられた仮想のホスト名)を指定してください。ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されていない場合は,待機系ノードのIPアドレスまたはホスト名を指定してください。
- 使用する製品のライセンスをGUIで登録します。
待機系ノードのIPアドレスにアクセスしてください。
インストールする製品ごとに,ライセンスキーの入力が必要です。
- テキストエディターを使って,クラスタ設定ファイルを作成します。
ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合,この手順は不要です。
クラスタ設定ファイルに指定する項目は次のとおりです。
mode=standby
virtualhost=<論理ホスト名>
onlinehost=<実行系ノードのホスト名>
standbyhost=<待機系ノードのホスト名> |
作成したファイルは,cluster.confというファイル名で,<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥confに格納します。
注意- modeにはstandbyを指定してください。
- virtualhost,onlinehost,standbyhostにはIPアドレスは指定できません。ホスト名からIPアドレスの名前解決ができることを確認してください。
- virtualhostに指定する論理ホスト名には,有効でアクセスできるIPアドレスが割り当てられている必要があります。
- server.propertiesファイルを開き,server.http.hostプロパティに論理ホスト名が指定されていることを確認します。
論理ホスト名が指定されていない場合は,論理ホスト名に変更してください。
<Device Managerサーバのインストールフォルダ>¥HiCommandServer¥config¥server.properties
- 共有ディスク上のデータベースを使用するように設定を変更します。
その方法を手順6~手順7で説明します。
ほかのHitachi Command Suite製品でクラスタ環境が構築されている場合,共有ディスク上のデータベースを使用するように設定を変更する手順は不要です。手順8に進んでください。
- HiRDBが使用するポートをデフォルト(23032/tcp)以外のポートに変更して運用している場合は,使用しているポート番号を控えておきます。
- 次のコマンドを実行して,データベースを共有ディスクに移行します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥bin¥hcmdsdbclustersetup /createcluster /databasepath <データベースの再作成先フォルダ> /exportpath <データベースの退避先フォルダ> /auto
- createcluster
- 非クラスタ構成のHitachi Command Suite製品をクラスタ構成へ移行するためのオプションです。
- databasepath
- データベースの再作成先フォルダを指定します。実行系ノードで指定した<データベースの再作成先フォルダ>と同じフォルダを指定してください。
- パスに使用できる文字を次に示します。そのほかに,円記号(¥),コロン(:)およびスラント(/)をパスの区切り文字として使用できます。
- A~Z a~z 0~9 . _
- exportpath
- データベースの退避先フォルダを指定します。ローカルディスク上のフォルダを,63バイト以内の絶対パスで指定してください。パスに使用できる文字は,databasepathに指定できる文字と同じです。
- auto
- Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
注意- hcmdsdbclustersetupコマンドを実行すると,HiRDBが使用するポート番号の設定がデフォルト値(23032/tcp)に戻ります。
- <データベースの退避先フォルダ>がすでにある場合は,フォルダの中を空にするか,フォルダを削除してください。
- hcmdsdbclustersetupコマンドが正常終了するまでは,共有ディスクを実行系ノードから切り離さないでください。
- hcmdsdbclustersetupコマンドが異常終了した状態でサーバを再起動すると,共有ディスクの接続先が待機系ノードに切り替わることがあります。
- hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスが停止していることを確認します。
- [サービス]ウィンドウで次のプロパティを開き,[スタートアップの種類]を[自動]から[手動]に変更します。
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HCS Device Manager Web Service
- HiCommandServer
- HiCommand Tiered Storage Manager
関連項目
- 9.4 サービスの稼働状態の確認
- Hitachi Command Suiteのインストール方法:マニュアル「Hitachi Command Suite Software インストールガイド」
(3) Microsoft Cluster Serviceの設定
Microsoft Cluster Serviceのリソースグループに,Device ManagerおよびTiered Storage Managerのリソースを登録します。
Microsoft Cluster Serviceの設定をする前に,次の作業を実施してください。
- クラスタ化するサービスの集まり(サービスフェールオーバーの単位)であるクラスタグループ(リソースグループ)を用意してください。
- 実行系と待機系で引き継ぎ可能な共有ディスクとクラスタ管理IPアドレスを含めてリソースグループを構成してください。
- リソースの割り当て,削除および動作監視がMicrosoft Cluster Serviceによって正常に制御できることを確認してください。
- すでに,ほかのHitachi Command Suite製品が登録されているリソースグループがあれば,そのリソースグループを使用してください。
リソースグループは,Hitachi Command Suite製品に関連するリソースだけで構成してください。
Microsoft Cluster Serviceを設定するには:
- クラスタ管理アプリケーションで[新規作成]―[リソース]を選択し,表示される各ダイアログで,「表8-2 HiRDBをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)」~「表8-7 Tiered Storage Managerサーバをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)」に示す値を指定します。
- 設定が完了したら,クラスタ管理アプリケーションで,リソースを追加したリソースグループをオンラインにします。
(4) Microsoft Cluster Serviceに登録するリソースの値
Microsoft Cluster ServiceにDevice ManagerおよびTiered Storage Managerのリソースを登録する場合は,次の表に示す値を設定してください。
表8-2 HiRDBをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)
ダイアログ名 | 設定 |
---|
[新しいリソース] | [名前]:HiRDB/ClusterService _HD0(任意) [リソースの種類]:汎用サービス |
[実行可能な所有者] | 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[依存関係] | 共有ディスクのドライブ,およびネットワーク名を登録します。 |
[汎用サービスパラメータ] | [サービス名]:HiRDBClusterService_HD0 [起動パラメータ]:何も指定しません。 |
[レジストリ レプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-3 HBase Storage Mgmt Common Serviceをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)
ダイアログ名 | 設定 |
---|
[新しいリソース] | [名前]:HBase Storage Mgmt Common Service(任意) [リソースの種類]:汎用サービス |
[実行可能な所有者] | 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[依存関係] | HiRDB/ClusterService _HD0を登録します。 |
[汎用サービスパラメータ] | [サービス名]:HBaseStgMgmtComService [起動パラメータ]:何も指定しません。 |
[レジストリ レプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-4 HBase Storage Mgmt Web Serviceをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)
ダイアログ名 | 設定 |
---|
[新しいリソース] | [名前]:HBase Storage Mgmt Web Service(任意) [リソースの種類]:汎用サービス |
[実行可能な所有者] | 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[依存関係] | HBase Storage Mgmt Common Serviceを登録します。 |
[汎用サービスパラメータ] | [サービス名]:HBaseStgMgmtWebService [起動パラメータ]:何も指定しません。 |
[レジストリ レプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-5 HCS Device Manager Web Serviceをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)
ダイアログ名 | 設定 |
---|
[新しいリソース] | [名前]:HCS Device Manager Web Service(任意) [リソースの種類]:汎用サービス |
[実行可能な所有者] | 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[依存関係] | HBase Storage Mgmt Web Serviceを登録します。 |
[汎用サービスパラメータ] | [サービス名]:DeviceManagerWebService [起動パラメータ]:何も指定しません。 |
[レジストリ レプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-6 HiCommandServerをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)
ダイアログ名 | 設定 |
---|
[新しいリソース] | [名前]:HiCommandServer(任意) [リソースの種類]:汎用サービス |
[実行可能な所有者] | 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[依存関係] | HBase Storage Mgmt Web Serviceを登録します。 |
[汎用サービスパラメータ] | [サービス名]:HiCommandServer [起動パラメータ]:何も指定しません。 |
[レジストリ レプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-7 Tiered Storage Managerサーバをリソースとして登録するための設定(Microsoft Cluster Serviceの場合)
ダイアログ名 | 設定 |
---|
[新しいリソース] | [名前]:HiCommand Tiered Storage Manager(任意) [リソースの種類]:汎用サービス |
[実行可能な所有者] | 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[依存関係] | HiCommandServerを登録します。 |
[汎用サービスパラメータ] | [サービス名]:HiCommandTieredStorageManager [起動パラメータ]:何も指定しません。 |
[レジストリ レプリケーション] | 何も指定しません。 |
(5) Windows Server Failover Clusteringの設定
Windows Server Failover Clusteringのリソースグループに,Device ManagerおよびTiered Storage Managerのリソースを登録します。
Windows Server Failover Clusteringの設定をする前に,次の作業を実施してください。
- クラスタ化するサービスの集まり(サービスフェールオーバーの単位)であるクラスタグループ(リソースグループ)を用意してください。
- 実行系と待機系で引き継ぎ可能な共有ディスクとクライアントアクセスポイント(クラスタ管理IPアドレスおよびネットワーク名)を含めてリソースグループを構成してください。
- リソースの割り当て,削除および動作監視がWindows Server Failover Clusteringによって正常に制御できることを確認してください。
- すでに,ほかのHitachi Command Suite製品が登録されているリソースグループがあれば,そのリソースグループを使用してください。
リソースグループは,Hitachi Command Suite製品に関連するリソースだけで構成してください。
Windows Server Failover Clusteringを設定するには:
- リソースグループの名称を右クリックして,[リソースの追加]-[汎用サービス]を選択します。[サービスの選択]画面では,次のサービスを選択してください。
- HiRDB/ClusterService _HD0
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HCS Device Manager Web Service
- HiCommandServer
- HiCommand Tiered Storage Manager
各サービスがリソースとして登録されます。
- リソース名を右クリックして,[プロパティ]を選択します。
それぞれのリソースで,「表8-8 HiRDB/ClusterService _HD0のプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)」~「表8-13 HiCommand Tiered Storage Managerのプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)」に示された設定を指定します。
- クラスタ管理アプリケーションで,リソースを追加したリソースグループをオンラインにします。
(6) Windows Server Failover Clusteringに登録するリソースのプロパティ
Windows Server Failover Clusteringに,Device ManagerおよびTiered Storage Managerのリソースのプロパティを登録する場合は,次の表に示す値を設定してください。
なお,Windowsのバージョンによって表示されるタブが異なります。
表8-8 HiRDB/ClusterService _HD0のプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター](または[セットアップパラメータ]):何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | 共有ディスク,クライアントアクセスポイントを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-9 HBase Storage Mgmt Common Serviceのプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター](または[セットアップパラメータ]):何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HiRDB/ClusterService _HD0を登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-10 HBase Storage Mgmt Web Serviceのプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター](または[セットアップパラメータ]):何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HBase Storage Mgmt Common Serviceを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-11 HCS Device Manager Web Serviceのプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター](または[セットアップパラメータ]):何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HBase Storage Mgmt Web Serviceを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-12 HiCommandServerのプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター](または[セットアップパラメータ]):何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HBase Storage Mgmt Web Serviceを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表8-13 HiCommand Tiered Storage Managerのプロパティの設定(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター](または[セットアップパラメータ]):何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HiCommandServerを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |