2.4.1 管理サーバのホスト名の変更
変更後のホスト名をHitachi Command Suite製品に反映するには,/etc/hostsファイル(SolarisまたはLinuxの場合),httpsd.confファイル,およびcluster.confファイル(クラスタ構成の場合)を編集したあと,マシンを再起動します。
事前に確認しておく情報
- 変更後の管理サーバのホスト名
ホスト名は32バイト以内である必要があります。Hitachi Command Suite製品では,大文字と小文字は区別されます。
参考- 事前に管理サーバのホスト名を変更した場合,hostnameコマンドで表示させた変更後のホスト名を控えておいてください。Windows の場合はipconfig /ALLコマンドでも表示できます。
管理サーバのホスト名を変更するには:
- Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
- 管理クライアントやSMI-Sプロバイダーと,管理サーバとの通信にTLS/SSLを使用している場合は,変更後のホスト名を使用して,管理サーバのサーバ証明書を作成し直します。
次のコンポーネント間の通信にSSL/TLSを使用している場合に必要な作業です。
- 管理サーバと管理クライアント(GUI)間
- 管理サーバと管理クライアント(Device Manager CLI)間
- Device Manager サーバとReplication Manager サーバ間
- Tuning Manager サーバとDevice Manager サーバ間
- SMI-S プロバイダーと管理サーバ間
- 管理サーバとCIM クライアント間
- SolarisまたはLinuxの場合,/etc/hostsファイルを編集します。
管理サーバのホスト名を変更後のホスト名に変更します。Linuxの場合は,localhostが記述されている行よりも,上の行に変更後のホスト名を記述してください。
- httpsd.confファイルを編集します。
ServerNameパラメーターの値を変更後のホスト名に変更します。
- Windowsの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥httpsd¥conf¥httpsd.conf
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/httpsd/conf/httpsd.conf
管理サーバと管理クライアントとの通信にTLS/SSLを使用している場合は,さらに次の設定も変更してください。
- <VirtualHost>タグにホスト名が指定されている場合は,アスタリスク(*)に変更します。
- <VirtualHost>タグ内のServerNameパラメーターの値を変更後のホスト名に変更します。
- cluster.confファイルを編集します(クラスタ構成の場合だけ)。
論理ホスト名,実行系ノードのホスト名,待機系ノードのホスト名のうち,該当するホスト名を変更後のホスト名に変更します。
- Windowsの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥conf¥cluster.conf
- Solarisの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/conf/cluster.conf
- 管理サーバのホスト名を変更し,マシンを再起動します。
Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを変更する前に,管理サーバのホスト名を変更していた場合は,ここではマシンの再起動だけを実行してください。
- Hitachi Command Suite製品のサービスが起動していることを確認します。
- Hitachi Command Suite製品のURLにホスト名を使用している場合は,管理サーバにインストールされている全Hitachi Command Suite製品の設定を変更します。
- 運用環境によって,各Hitachi Command Suite製品の設定を見直します。
- データベースをバックアップします。
ホスト名を変更するとバックアップしたデータベースは使用できなくなります。
関連項目