6.5.2 イベント通知テンプレートの編集
ユーザーにメールで通知する内容は,テンプレートファイルに設定されています。必要に応じてテンプレートファイルを編集し,項目の通知有無を変更できます。
テンプレートファイルは,イベントごとにあります。イベント別のテンプレートファイルを次の表に示します。
表6-14 イベント通知メールのテンプレート
分類 | イベント名 | テンプレートファイル名 |
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タスク終了 | マイグレーションタスク終了 | - [データマイグレーション]ウィザードで作成するマイグレーションタスクの場合※1
Windowsの場合: <Device Manager サーバのインストールフォルダ>¥HiCommandServer¥config¥mail-migrationtask-end.txt SolarisまたはLinuxの場合: <Device Manager サーバのインストールディレクトリ>/HiCommandServer/config/mail-migrationtask-end.txt
- Tiered Storage Manager CLIまたはLegacyモードのTiered Storage Manager GUIで作成するマイグレーションタスクの場合※2
Windowsの場合: <Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥conf¥mail-migrationtask-end.txt SolarisまたはLinuxの場合: <Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/conf/mail-migrationtask-end.txt
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シュレッディングタスク終了※2 | - Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥conf¥mail-shreddingtask-end.txt
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/conf/mail-shreddingtask-end.txt
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ロッキングタスク終了※2 | - Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥conf¥mail-lockingtask-end.txt
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/conf/mail-lockingtask-end.txt
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アンロッキングタスク終了※2 | - Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥conf¥mail-unlockingtask-end.txt
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/conf/mail-unlockingtask-end.txt
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時間経過 | ボリュームロック期限満了※2 | - Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥conf¥mail-retention-term-expired.txt
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/conf/mail-retention-term-expired.txt
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指定期間経過※2 | - Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥conf¥mail-migrationgroup-reminder.txt
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/conf/mail-migrationgroup-reminder.txt
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- 注※1
- テンプレートファイルのひな形は次の場所に格納されています。
- Windowsの場合:
<Device Manager サーバのインストールフォルダ>¥HiCommandServer¥template
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Device Manager サーバのインストールディレクトリ>/HiCommandServer/template
- 注※2
- テンプレートファイルのひな形は次の場所に格納されています。
- Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>¥template
- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/template
テンプレートに,イベントの種類に応じたパラメーターを指定することで,イベントの情報をメールに埋め込みます。
マイグレーションタスク終了のテンプレート(mail-migrationtask-end.txt)を例に,記述方法を次に示します。
![[図]](graphics/zu0602sd.gif)
テンプレートファイルは,次に示す条件をすべて満たすように設定してください。
- 1行目にはヘッダー,2行目には空行を指定し,3行目以降に本文を指定してください。
- ヘッダーは「Subject:<メールの件名>」の形式で1つだけ指定してください。
- パラメーターは「${<パラメーター名>}」の形式で指定してください。
- テンプレートファイルは,UTF-8エンコーディングで記述してください。
- テンプレートファイルのサイズは,64KB以内になるようにしてください。
- テンプレートファイルの各行の長さは,改行文字を除いて1024バイト以内になるようにしてください。
重要- このテンプレートファイルの変更を有効にするには,Hitachi Command Suite製品のサービスを再起動してください。
テンプレートに設定できるパラメーターは,イベントによって異なります。それぞれのパラメーターを 「表6-15 タスク終了イベントのパラメーター([データマイグレーション]ウィザードで作成するマイグレーションタスク)」から「表6-17 時間経過イベントのパラメーター」に示します。
表6-15 タスク終了イベントのパラメーター([データマイグレーション]ウィザードで作成するマイグレーションタスク)
パラメーター名 | 説明 |
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task | タスク名 |
taskType | タスクの種類 |
status | タスクの状態 |
description | タスクの説明 |
user | タスク作成者のユーザID |
scheduledTime | タスクの実行要求日時 |
completedTime | タスクの実行終了日時 |
storageSystem | ストレージシステム名 |
migrationSourceHost | マイグレーションソース:Host |
migrationSourceLG | マイグレーションソース:Logical Group |
migrationSourcePool | マイグレーションソース:Pool |
migrationTargetTier | マイグレーションターゲット:Tier |
migrationTargetPool | マイグレーションターゲット:Pool |
options | オプション |
migratedVolumes | マイグレーションされたボリュームの デバイス番号 |
表6-16 タスク終了イベントのパラメーター(Tiered Storage Manager CLIまたはLegacyモードのTiered Storage Manager GUIで作成するタスク)
パラメーター名 | 説明 |
---|
taskId | タスクID |
taskType | タスクの種類 |
taskStatus | タスクの状態 |
taskOwner | タスク作成者のユーザーID |
executionRequestTime | タスクの実行要求日時 |
endTime | タスクの実行終了日時 |
storageDomainName | ストレージドメイン名 |
migrationGroupName | マイグレーショングループ名 |
previousTargetStorageTierName | 前回のマイグレーションの移動先ストレージ階層名 |
targetStorageTierName | 移動先ストレージ階層名 |
eraseData | マイグレーション後のデータ消去有無 |
migratedVolumes | マイグレーションおよびデータ消去されたボリュームのデバイス番号 |
shreddingMethod | シュレッディング方式 |
shreddedVolumes | シュレッディングされたボリュームのデバイス番号 |
guardMode | ロックモード |
retentionDays | 保持期間(日数) |
lockedVolumes | ロックされたボリュームのデバイス番号 |
unlockedVolumes | アンロックされたボリュームのデバイス番号 |
moveToMigrationGroupName | タスク完了後の移動先マイグレーショングループ名 |
表6-17 時間経過イベントのパラメーター
パラメーター名 | 説明 |
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storageDomainName | ストレージドメイン名 |
migrationGroupName | マイグレーショングループ名 |
expiredVolumes | 期限が切れたボリュームのデバイス番号 |
remindAt | 期間経過イベント発生予定日時 |
reminderDescription | 期間経過イベント発生時の説明文 |
関連項目
- 9.2 サービスの起動
- 9.3 サービスの停止
- 各イベントのパラメーターの詳細について:マニュアル「Hitachi Command Suite Tiered Storage Manager Software CLI リファレンスガイド」