Universal Replicatorの性能分析に関するプロパティは,replication.propertiesファイルに含まれています。
A.15.1 server.dispatcher.daemon.replication.config.doUpdate
プライマリーサイトとセカンダリーサイトのストレージシステム,コピーグループ,コピーペア,およびペア管理サーバの構成情報を定期的に収集するかどうかを指定します。
trueを指定すると,構成情報を定期的に収集します。
デフォルトでは,毎日2:00に構成情報を収集します。
ヘルスチェックやTuning Managerのポーリングの実行中に収集時刻を指定している場合は,収集時刻を変更することをお勧めします。
また,Replication Managerの構成情報の更新が完了してから構成情報を収集するように,収集時刻を指定することをお勧めします。Replication Managerの構成情報の更新が完了した時刻は,Replication Managerのイベントログから確認できます。
収集間隔や収集時刻を変更したい場合は,次のプロパティを編集してください。
falseを指定した場合は,定期的には収集しません。この場合は,[レプリケーション]タブで構成情報を収集してください。
デフォルト:true
関連項目
A.15.2 server.dispatcher.daemon.replication.config.updateInterval
プライマリーサイトとセカンダリーサイトのストレージシステム,コピーグループ,コピーペア,およびペア管理サーバの構成情報を収集する間隔を指定します。
指定できる値は,8,12,または24(時間)です。
このプロパティは,server.dispatcher.daemon.replication.config.doUpdateプロパティでtrueを指定した場合にだけ有効になります。
デフォルト:24(時間)
関連項目
A.15.3 server.dispatcher.daemon.replication.config.offset
プライマリーサイトとセカンダリーサイトのストレージシステム,コピーグループ,コピーペア,およびペア管理サーバの構成情報を収集する開始時刻の時を指定します。
server.dispatcher.daemon.replication.config.updateIntervalプロパティに8または12を指定した場合は,1日に構成情報を複数回収集するため,1日の最初に収集する開始時刻の時を指定します。
例えば,このプロパティに3を指定すると,次のように構成情報を収集します。
0~23の範囲で,server.dispatcher.daemon.replication.config.updateIntervalプロパティに指定した値よりも小さい値を指定してください。
このプロパティは,server.dispatcher.daemon.replication.config.doUpdateプロパティでtrueを指定した場合にだけ有効になります。
デフォルト:2
関連項目
A.15.4 server.dispatcher.daemon.replication.config.minute
プライマリーサイトとセカンダリーサイトのストレージシステム,コピーグループ,コピーペア,およびペア管理サーバの構成情報を収集する開始時刻の分を指定します。
指定できる範囲は,0~59(分)です。
このプロパティは,server.dispatcher.daemon.replication.config.doUpdateプロパティでtrueを指定した場合にだけ有効になります。
デフォルト:0(分)
関連項目
A.15.5 server.dispatcher.daemon.replication.performance.rpm.updateInterval
C/Tデルタやジャーナルボリューム使用率などの性能情報を,Replication Managerから収集する間隔を分単位で指定します。
3~60の範囲で,60の約数を指定してください。
デフォルト:5(分)
A.15.6 server.dispatcher.daemon.replication.performance.tnm.updateInterval
ストレージシステムのプロセッサの利用率や,ストレージシステムのキャッシュメモリーのうち,書き込み待ちデータの割合などの性能情報を,Tuning Managerから収集する間隔を指定します。
指定できる値は,4,8,12,または24(時間)です。
デフォルト:4(時間)
A.15.7 server.dispatcher.daemon.replication.performance.tnm.offset
ストレージシステムのプロセッサの利用率や,ストレージシステムのキャッシュメモリーのうち,書き込み待ちデータの割合などの性能情報を,Tuning Managerから収集する開始時刻の時を指定します。
server.dispatcher.daemon.replication.performance.tnm.updateIntervalプロパティに4,8,または12を指定した場合は,1日に性能情報を複数回収集するため,1日の最初に収集する開始時刻の時を指定します。
例えば,このプロパティに2を指定すると,次のように性能情報を収集します。
0~23の範囲で,server.dispatcher.daemon.replication.performance.tnm.updateIntervalプロパティに指定した値よりも小さい値を指定してください。
ヘルスチェックやTuning Managerのポーリングの実行中に収集時刻を指定している場合は,収集時刻を変更することをお勧めします。
デフォルト:3
関連項目
A.15.8 server.dispatcher.daemon.replication.performance.tnm.minute
ストレージシステムのプロセッサの利用率や,ストレージシステムのキャッシュメモリーのうち,書き込み待ちデータの割合などの性能情報を,Tuning Managerから収集する開始時刻の分を指定します。
指定できる範囲は,0~59(分)です。
デフォルト:5(分)
A.15.9 hdvm.replication.disabled
[レプリケーション]タブを非表示にします。
このプロパティはデフォルトでは存在しません。
[レプリケーション]タブを表示しない場合は,replication.propertiesファイルに,次のとおり指定してください。
hdvm.replication.disabled=true