2.4.3 管理サーバのIP アドレスまたはホスト名の変更後に必要な作業
管理サーバのIPアドレスまたはホスト名を変更した場合に,運用環境によってはDevice Manager,Tiered Storage ManagerおよびReplication Managerの設定を見直す必要があります。
- server.http.hostプロパティに変更前のホスト名またはIPアドレスを設定している場合
変更後のホスト名またはIPアドレスに設定し直したあと,Hitachi Command Suite製品のサービスを再起動する必要があります。
- Device Managerエージェントを使用している場合
hdvmagt_settingコマンドを実行して,Device Managerサーバの情報の設定を変更する必要があります。
- Replication Managerを使用している場合
情報取得元として登録していたIPアドレスまたはホスト名を変更した場合は,情報取得元を登録し直してください。
- Element Managerを使用して,Hitachi AMS/WMSまたはSANRISE9500Vを操作する場合
launchapptoolを使用して,Storage Navigator Modular 2のURLを変更する必要があります。
- RADIUSサーバを利用してアカウントを認証している場合
exauth.propertiesファイルの設定を見直してください。
- Device ManagerサーバとTuning Managerサーバがリモート接続している場合
次の条件をすべて満たすときには,リポジトリーの所在登録を変更してください。
- Device ManagerサーバがインストールされているマシンのIPアドレスを変更した
- Device ManagerサーバがインストールされているマシンのIPアドレスをTuning Managerサーバがインストールされているマシンのhsso.confファイルに設定している
- Tuning Managerから性能情報を取得している場合
config.xmlファイルおよびconfigforclient.xmlファイルのownHostパラメーターの設定を見直してください。
- ファイルサーバのSNMPトラップを受信している場合
SNMP トラップの通知先(SNMP マネージャー)のホスト名またはIPアドレスをHitachi File Services Managerで変更してください。
- Plug-in for Virtualization Server Provisioningを使用している場合
Plug-in for Virtualization Server Provisioningの設定を変更する必要があります。
- JP1/IMと連携している場合
JP1/IMの統合機能メニュー画面から,シングルサインオン機能を使用してHitachi Command Suite製品のGUIを呼び出せるように設定している場合は,JP1/IM - Viewの構成定義ファイルを変更する必要があります。
そのほかにIPアドレスやホスト名が設定されているスクリプトファイルやバッチファイルなどがあれば設定を見直してください。
関連項目