7.3 ネームスペースの指定方法
Device Managerでは,バージョン1.1.0~1.5.0のSMI-Sに対応しています。Device Manager(CIMサーバ)に接続するために必要なネームスペースをCIMクライアントで指定します。
ネームスペースは,次の形式で指定できます。
- SMI-Sのバージョンを指定する。
root/smis/smisxx(xxはバージョン番号の略)を指定します。
例えば,バージョン1.5.0を指定する場合,root/smis/smis15を指定します。
指定したSMI-Sのバージョンに準拠したネームスペースのうち,最新のネームスペースが選択されます。
- 「最新」という条件で指定する。
root/smis/currentを指定します。
最新のネームスペースが選択されます。
- interopを指定する。
SMI-Sのバージョン1.3.0からは,ネームスペースinteropをサポートします。ネームスペースにinteropを指定すると,最新の管理サーバの情報を保持しているServer プロファイルが指定されます。このServerプロファイルを経由して,各ベンダーのネームスペースにアクセスし,Arrayプロファイルおよびサブプロファイルの情報を取得します。
interopでは,SMI-Sのバージョン1.3.0以降に記載されているqueryだけを,CIM_IndicationFilterのQueryプロパティに設定できます。
注意- 05-80以前のバージョンのDevice Managerでサポートしていたdmxx(xxはバージョン番号の略)のネームスペースを指定する必要がある場合は,保守員に連絡してください。
表7-1 ネームスペースおよびSMI-Sのバージョンの対応
ネームスペース | SMI-Sのバージョン |
---|
smisxx | current | interop |
---|
smis11 | - | - | 1.1.0 |
smis12 | - | - | 1.2.0 |
smis13 | - | - | 1.3.0 |
smis14 | - | - | 1.4.0 |
smis15 | current | interop | 1.5.0 |
(凡例) -:該当なし