Configurationファイルがどのように生成されるかを次の三つの構成例を使用して説明します。
コピーペアの監視に使用するConfigurationファイルを生成するためには,YKP2Aコマンドを実行します。YKP2Aコマンドは,バッチジョブ,TSO/Eコマンドのどちらでも実行できます。
図4-6 PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例から図4-8 PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例に共通する条件を次に示します。YKP2Aコマンドの実行に必要なDADIDおよびコピーグループ名は,それぞれの図に示します。
(1) PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例
PPRC TCおよびTCAコピーペアを組み合わせて運用している構成例を次の図に示します。
図4-6 PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例
図4-6 PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例の構成で次のYKP2Aコマンドを実行すると,MFATCSおよびMFATCAを監視するためのConfigurationファイルが生成されます。
YKP2A PREFIX(MFA.MIGRATE) DEVN(7300,730F) DAD(DAD1,DAD2) CGNAME1(MFATCS) CGNAME2(MFATCA) |
生成されるConfigurationファイルは次のとおりです。
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD1
MFA.MIGRATE.DSK.SN14002.DAD1
MFA.MIGRATE.DSK.SN15001.DAD2
MFA.MIGRATE.DSK.SN15002.DAD2
MFA.MIGRATE.GRP.MFATCS00
MFA.MIGRATE.GRP.MFATCA00
(2) PPRC SIコピーペアだけを監視する構成例
PPRC SIコピーペアだけで運用している構成例を次の図に示します。
図4-7 PPRC SIコピーペアだけを監視する構成例
図4-7 PPRC SIコピーペアだけを監視する構成例の構成で次のYKP2Aコマンドを実行すると,MFASIを監視するためのConfigurationファイルが生成されます。
YKP2A PREFIX(MFA.MIGRATE) DEVN(7300,730F) DAD(DAD1,,DAD3) CGNAME3(MFASI) |
生成されるConfigurationファイルは次のとおりです。
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD1
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD3
MFA.MIGRATE.GRP.MFASI00
(3) PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例
PPRC TCおよびSIコピーペアを組み合わせて運用している構成例を次の図に示します。
図4-8 PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例
図4-8 PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例の構成で次のYKP2Aコマンドを実行すると,MFATCSおよびMFASIを監視するためのConfigurationファイルが生成されます。
YKP2A PREFIX(MFA.MIGRATE) DEVN(7300,730F) DAD(DAD1,DAD2,DAD3) CGNAME1(MFATCS) CGNAME3(MFASI) |
生成されるConfigurationファイルは次のとおりです。
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD1
MFA.MIGRATE.DSK.SN15001.DAD2
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD3
MFA.MIGRATE.GRP.MFATCS00
MFA.MIGRATE.GRP.MFASI00