Mainframe Agentが通信機能を利用するために,RACFの環境設定をします。
UNIXサービスが使用できるよう,TSO/EからRACFコマンドを使用して,Mainframe Agentの起動用カタログドプロシジャのRACF「STARTED」クラスへOMVSセグメントが保持する管理ユーザーID,および管理グループIDを定義します。
TSO/Eコマンドでの設定例
->SETROPTS GENERIC(STARTED) |
Mainframe Agentを起動できるよう,RACFのFACILITYクラスに次のどちらかのプロファイルを定義したあと,定義したプロファイルの参照権限を管理ユーザーIDに与えます。
また,YKP2Aコマンドを実行する前に,次のどちらかのプロファイルの参照権限を,YKP2Aコマンドを実行するユーザーのユーザーIDに与えます。
プロファイルの参照権限をユーザーIDに与える方法については,マニュアル「Security Server RACF セキュリティー管理者のガイド」を参照してください。YKP2Aコマンドについては,「4.2.4 YKP2Aコマンド」を参照してください。
TSO/Eコマンドでの設定例
->SETROPTS CLASSACT(FACILITY) |
Mainframe Agentの実行性能を向上させるため,FACILITYクラスに対してRACLIST機能(ストレージ内プロファイル)を有効にすることを推奨します。
RACLIST機能を有効にするには,次のコマンドを実行してください。
FACILITYクラスがRACLISTされていない場合
SETROPTS RACLIST(FACILITY) |
すでにFACILITYクラスがRACLISTされている場合
SETROPTS RACLIST(FACILITY) REFRESH |