用語解説

このマニュアルで使用する用語について説明します。

(英字)
AddHostRefreshコマンド
Device ManagerのGUI上に表示されるメインフレームストレージ情報を更新する,Device Managerのコマンドです。
AddHostコマンド
メインフレームホストをDevice Managerに登録する,Device Managerのコマンドです。
AddURLLinkコマンド
Mainframe AgentをDevice Managerに登録する,Device Managerのコマンドです。
C/Tグループ
グループ内のボリュームへの更新順序の整合性が保たれるグループです。
CANCELコマンド
Mainframe Agentを強制停止させるオペレーターコマンドです。
Configurationファイル
コピーグループ定義ファイル,およびディスク構成定義ファイルの総称です。
DAD
デバイス番号が同じ体系のサイトを表します。同一サイトで複数ホストの場合,デバイス番号体系が同じなら同じ名称となります。
DADID
Mainframe AgentがDADを識別するためのIDです。
DeleteHostコマンド
Device Managerに登録されているメインフレームホストを削除する,Device Managerのコマンドです。
DeleteURLLinkコマンド
Device Managerに登録されているMainframe Agentの登録情報を削除する,Device Managerのコマンドです。
Device Manager
ストレージ管理の基盤となるプログラムです。ストレージの運用および管理機能を統合できます。
DEVN
メインフレームでストレージボリュームを管理するために使用されるデバイス番号です。
GetURLLinkコマンド
Device Managerに登録されているMainframe Agentの登録情報を取得する,Device Managerのコマンドです。
Hitachi Business Continuity Manager
複数のデータセンターが連携する,信頼性の高いバックアップシステムを構築するためのプログラムです。ストレージシステムのコピー機能を使用して,災害時にも業務を継続できるようにします。また,災害時の復旧時間およびデータ損失を最小限に抑えることができます。
Hitachi Command Suite製品
ストレージシステムの構築・運用・監視を支援するプログラム群です。
JES起動プロシジャ
JES(Job Entry Subsystem)を起動するカタログドプロシジャです。
ModifyHostコマンド
Device Managerに登録されているメインフレームホストの情報を変更する,Device Managerのコマンドです。
PPRC
IBMのバックアッププロダクトです。ホストを経由しないで同期コピーを行います。
RACF
IBMのセキュリティー管理プロダクトです。
REXX
IBMが開発した構造化プログラミング言語の一種です。主にIBMのメインフレームOS上で用いられており,アプリケーションやOSの機能を呼び出すマクロ言語として使用されます。
REXX代替ライブラリ
IBM Library for REXX on zSeries Release 4(FMID HWJ9140)またはIBM Library for REXX on zSeries Alternate Library(FMID HWJ9143)のどちらのライブラリもない場合に使用する代替ライブラリです。
SETINITコマンド
Mainframe Agentの初期設定パラメーターを設定するコマンドです。MODIFYコマンドで指定すると,ログの出力レベルを動的に変更できます。
SI
ストレージシステム内でボリュームを複製し複製状態を維持する機能です。
STARTコマンド
Mainframe Agentを起動するオペレーターコマンドです。
STOPコマンド
Mainframe Agentを正常終了させるオペレーターコマンドです。
TC
ストレージシステム間でボリュームのリモートコピーを作成・管理する機能です。コピーペアのS-VOLへの書き込みはP-VOLと同期して実行されます。
TCA
ストレージシステム間でボリュームのリモートコピーを作成・管理する機能です。コピーペアのS-VOLへの書き込みはP-VOLと非同期に実行されます。
VOLSER
メインフレームでストレージボリュームを管理するために使用されるボリューム通し番号です。
YKAGALLOジョブ
Mainframe Agentの組み込み前に必要なデータセットを割り当てるジョブです。
YKAGENTD
Mainframe Agentの実行プログラムです。標準提供される,Mainframe Agentの起動用カタログドプロシジャの名称でもあります。
YKAGINSTジョブ
Mainframe Agentをインストールするジョブです。
YKALCSVCコマンド
Mainframe Agentの実行に必要なユーザSVCを動的に登録するコマンドです。OSのSTARTコマンドによって起動されます。
YKP2Aコマンド
PPRCコピーペアを監視するために使用するConfigurationファイルを生成するコマンドです。
YKPRM00
Mainframe Agentの実行に必要な初期設定パラメーターを登録するメンバです。
(カ行)
起動用カタログドプロシジャ
Mainframe Agentの起動時に使用されるカタログドプロシジャです。SAMPLIBデータセットで標準提供されます。
コピーグループ
ユーザーが同一操作で扱う複数のペアボリューム群です。
コピーペア状態
コピーペアとなっているP-VOLとS-VOLの状態のことです。
(例)SIMPLEX,DUPLEX,SUSPOP,PENDING
(サ行)
サスペンド状態
操作サスペンド状態(SUSPOP),CU動作によるサスペンド状態(SUSPCU),または障害サスペンド状態(SUSPER)のことです。
初期設定パラメーター
Mainframe Agentの起動時に,Mainframe Agentの環境を設定するためのパラメーターです。ポート番号,受信待ち時間,ホスト識別名,状態を監視するPPRCコピーグループの情報(Configurationファイルのプレフィックス,およびプライマリサイトのDADID),情報収集の対象とするデバイス番号の範囲,およびログの出力レベルを設定できます。
ストレージシステムのシリアル番号
SANRISE9900VシリーズおよびHitachi USPでは,ストレージシステムごとに割り当てられた番号(物理DKC製番)のことです。Universal Storage Platform V/VMおよびVirtual Storage Platformでは,論理DKCごとに割り当てられた番号(論理DKC製番)のことです。
セカンダリサイト
2DC構成時のリカバリ用ホストとストレージシステムを含むサイトで,バックアップ時のコピー先となります。災害時にプライマリホストと同時に停止してしまうことを防ぐためには,プライマリホストと数百~数千km離すことが必要です。
(ハ行)
プライマリサイト
プライマリホストとプライマリストレージシステムの総称,またはこれらが属する場所のことです。通常業務を運用しているサイトで,バックアップ時のコピー元となります。
ホスト識別名
複数のメインフレームホストのボリューム情報を取得する場合にメインフレームを識別するために指定する名称です。Mainframe AgentのHOSTNAME初期設定パラメーターで指定します。
(ラ行)
ログレベル
Mainframe Agent動作時にシステムログ(SYSLOG)に出力される通信実行経過メッセージ,およびストレージ情報取得時のエラーメッセージの出力を制御するレベルです。Mainframe AgentのLOGLEVEL初期設定パラメーターで指定します。