Mainframe Agentは,TCP/IP経由でDevice Managerと接続し,ストレージ情報の受け渡しをします。
Mainframe Agentの動作時に回線エラーやMainframe Agentの障害が発生した場合,エラー情報がDevice Managerのログに出力されます。しかし,Device Managerから要求が出された時点でエラーが検出されるため,障害発生と同時にエラー情報が出力されるとは限りません。
また,Mainframe Agentがストレージ情報を取得する際にエラーが発生した場合,取得しようとしたストレージ情報およびエラー情報のどちらもDevice Managerの画面に表示されません。このような場合は,採取しているログの内容を確認してください。
Mainframe Agentがログに出力する情報を次の表に示します。
表6-1 ログに出力される情報
ログ出力の契機 | 出力される情報 | 出力先 |
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TCPコネクションの確立要求の受信時 | YKY300I,YKY307Iメッセージに次の情報が出力されます。
| SYSLOG |
TCPコネクションの正常解放時 | YKY301Iメッセージに次の情報が出力されます。
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受付要求の破棄時 | YKY304Iメッセージに次の情報が出力されます。
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情報取得時のエラー検出時 | YKY680Iメッセージに次の情報が出力されます。
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TCPコネクションの強制解放時 | YKY305Iメッセージに次の情報が出力されます。
| コンソール |
通信処理中のエラー検出時 | YKY315Iメッセージに次の情報が出力されます。
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応答待ち時間を過ぎても応答がない時 | YKY321Iメッセージが出力されます。 | |
IBM Communications Serverのソケットインターフェース要求でのエラー検出時 | YKY330Iメッセージに次の情報が出力されます。
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Mainframe Agentが受信したデータのサイズ不正時 | YKY362Iメッセージに次の情報が出力されます。
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Mainframe Agent処理中のタスクの異常終了時 | YKY699Iメッセージに次の情報が出力されます。
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Mainframe Agentの起動用カタログドプロシジャJCLのSYSABEND DD文(標準はSYSOUT=*指定)にメモリーダンプが出力されます。 | SYSABENDデータセット | |
相手Hitachi Command Suite製品からの要求データの不正時 | YKY703E~YKY719Eメッセージが出力されます。 | Hitachi Command Suite製品の画面,またはエラーログファイル |