Hitachi Command Suite Software Mainframe Agent ユーザーズガイド
Configurationファイルがどのように生成されるかを次の三つの構成例を使用して説明します。
- PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例
- PPRC SIコピーペアだけを監視する構成例
- PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例
コピーペアの監視に使用するConfigurationファイルを生成するためには,YKP2Aコマンドを実行します。YKP2Aコマンドは,バッチジョブ,TSO/Eコマンドのどちらでも実行できます。
図4-6 PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例から図4-8 PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例に共通する条件を次に示します。YKP2Aコマンドの実行に必要なDADIDおよびコピーグループ名は,それぞれの図に示します。
- Configurationファイルのプレフィックス:MFA.MIGRATE
- スキャンするP-VOLのデバイス番号の範囲:7300~730F
重要
- 生成されるコピーグループ定義ファイルの末尾に付けられる2けたの番号は,コピー種別ごとに自動的に付けられる通し番号です。
- この項の構成
- (1) PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例
- (2) PPRC SIコピーペアだけを監視する構成例
- (3) PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例
(1) PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例
PPRC TCおよびTCAコピーペアを組み合わせて運用している構成例を次の図に示します。
図4-6 PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例
図4-6 PPRC TCおよびTCAコピーペアを監視する構成例の構成で次のYKP2Aコマンドを実行すると,MFATCSおよびMFATCAを監視するためのConfigurationファイルが生成されます。
YKP2A PREFIX(MFA.MIGRATE) DEVN(7300,730F) DAD(DAD1,DAD2) CGNAME1(MFATCS) CGNAME2(MFATCA)生成されるConfigurationファイルは次のとおりです。
- ディスク構成定義ファイル
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD1 MFA.MIGRATE.DSK.SN14002.DAD1 MFA.MIGRATE.DSK.SN15001.DAD2 MFA.MIGRATE.DSK.SN15002.DAD2
- コピーグループ定義ファイル
MFA.MIGRATE.GRP.MFATCS00 MFA.MIGRATE.GRP.MFATCA00
PPRC SIコピーペアだけで運用している構成例を次の図に示します。
図4-7 PPRC SIコピーペアだけを監視する構成例の構成で次のYKP2Aコマンドを実行すると,MFASIを監視するためのConfigurationファイルが生成されます。
YKP2A PREFIX(MFA.MIGRATE) DEVN(7300,730F) DAD(DAD1,,DAD3) CGNAME3(MFASI)生成されるConfigurationファイルは次のとおりです。
- ディスク構成定義ファイル
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD1 MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD3
- コピーグループ定義ファイル
MFA.MIGRATE.GRP.MFASI00
PPRC TCおよびSIコピーペアを組み合わせて運用している構成例を次の図に示します。
図4-8 PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例
図4-8 PPRC TCおよびSIコピーペアを監視する構成例の構成で次のYKP2Aコマンドを実行すると,MFATCSおよびMFASIを監視するためのConfigurationファイルが生成されます。
YKP2A PREFIX(MFA.MIGRATE) DEVN(7300,730F) DAD(DAD1,DAD2,DAD3) CGNAME1(MFATCS) CGNAME3(MFASI)生成されるConfigurationファイルは次のとおりです。
- ディスク構成定義ファイル
MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD1 MFA.MIGRATE.DSK.SN15001.DAD2 MFA.MIGRATE.DSK.SN14001.DAD3
- コピーグループ定義ファイル
MFA.MIGRATE.GRP.MFATCS00 MFA.MIGRATE.GRP.MFASI00