Hitachi Command Suite Software Mainframe Agent ユーザーズガイド
インストール時にサンプルライブラリに登録される標準の起動用カタログドプロシジャを次に示します。JES(Job Entry Subsystem)起動プロシジャのPROCLIBデータセットにコピーして,環境に合わせて修正してください。
- この項の構成
- (1) 標準の起動用カタログドプロシジャの展開形
- (2) 説明
- (3) 注意事項
●メンバ名: YKAGENTD
//YKAGENTD PROC MEMBER=YKPRM00 //**************************************************************** //* //* ALL RIGHTS RESERVED. COPYRIGHT (C) 2006, 2011, HITACHI, LTD. //* //**************************************************************** //IEFPROC EXEC PGM=IKJEFT01,PARM=YKAGENTD, // TIME=1440,REGION=4096K //YKPARM DD DSN=MFAGENT.Vnnnn.SAMPLIB(&MEMBER),DISP=SHR //YKLIST DD DDNAME=IEFRDER //SYSTSPRT DD DUMMY //SYSTSIN DD DUMMY //SYSABEND DD SYSOUT=* //SYSEXEC DD DSN=MFAGENT.Vnnnn.EXECLIB,DISP=SHR //STEPLIB DD DSN=MFAGENT.Vnnnn.LINKLIB,DISP=SHRサンプルJCL中の「Vnnnn」の「nnnn」部分は,バージョンによって異なります。
- PROC文
Mainframe Agentの起動時に使用する初期設定パラメーターのメンバ名を指定します。ここで指定したメンバが標準値となります。標準メンバ以外を使用するときは,起動時にSTARTコマンドで変更できます。- EXEC文
次のオペランドを指定します。
- TIME(CPU打ち切り時間)には1440を指定します。
- REGION(リージョンサイズ)を指定します。「2.2.3 メモリー所要量」を参照して計算してください。
- YKPARM DD文
初期設定パラメーターを格納したデータセット名と区分・データセットの場合は,メンバ名を指定します。- YKLIST DD文
初期設定パラメーターの解析結果を出力するデータセットを指定します。次の属性のデータセットを指定してください。
- LRECL:121
- BLKSIZE:121の倍数
- RECFM:FBA
- DSORG:順次・データセット(区分・データセットの場合,メンバ名も指定します)。
- SYSTSPRT DD文
DUMMYを指定します。- SYSTSIN DD文
DUMMYを指定します。- SYSABEND DD文
Mainframe Agentが異常終了した場合のダンプ出力先を指定します。標準の起動用カタログドプロシジャには「SYSOUT=*」が指定されています。STARTコマンドで起動するジョブのシステムメッセージの出力先クラスにDUMMY出力クラスを割り当てている場合,「SYSOUT=*」のままではダンプが出力されないので,「SYSOUT=出力できるSYSOUTクラス」を指定することを推奨します。- SYSEXEC DD文
REXX execライブラリが組み込まれているデータセットを指定します。- STEPLIB DD文 (任意)
Mainframe Agentのロードライブラリが組み込まれているデータセットを指定します。Mainframe AgentのLINKLIBデータセットをシステムのLINKLIBに連結する場合,STEPLIB DD文は不要です。
- Mainframe Agentはクライアントからの要求を待つ常駐プログラムであるため,タイム打ち切り対象にならないように,EXEC文にTIME=1440を指定してください。また,その間に出力されるメッセージでスプールスペースを圧迫しないように,ジョブ・ログやシステム・メッセージの出力クラスにPurgeクラスを指定してください。
- z/OS V1R3以降の場合,STARTコマンドのJOBステートメント・キーワードでJESLOGデータセットをSUPPRESS出力するように指定してください。