2.5.1 データベースをバックアップする

障害が発生した場合に備えて,インストール完了直後のデータベースをhcmdsbackupsコマンドでバックアップしておきます。

注意
データベースのバックアップでは,Hitachi Command Suiteのサービスの停止を伴う操作を実行します。バックアップ中は,Hitachi Command Suiteにアクセスしないでください。

データベースをバックアップするには:

  1. Administrator権限またはroot権限のユーザーで管理サーバにログインします。
  2. hcmdsbackupsコマンドを実行してデータベースをバックアップします。
    Windowsの場合:
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ¥bin¥hcmdsbackups /dir バックアップファイルの格納先フォルダ /auto
    SolarisまたはLinuxの場合:
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/bin/hcmdsbackups -dir バックアップファイルの格納先ディレクトリ -auto
    dir
    データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のディレクトリを絶対パスで指定します。SolarisまたはLinuxの場合は,パスには空白を含めないようにしてください。
    dirオプションに指定するディレクトリの下には,ファイルおよびサブディレクトリがないことを確認してください。
    auto
    Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止します。

dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリにdatabaseというディレクトリが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。