Hitachi Command Suite Software インストールガイド

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B.1 Hitachi Command Suiteで使用されるポート番号

Hitachi Command Suiteで使用されるポート番号が,管理サーバに共存するほかのプログラムと重複しないように調整する必要があります。重複する場合は,そのプログラムの設定を変更するか,Hitachi Command Suite製品の設定を変更してください。

Hitachi Command Suiteで使用されるポート番号を次の表に示します。

表B-1 Hitachi Command Suiteで使用されるポート番号

ポート番号 説明 ほかの製品がポートを
使用している場合の対処
162/udp Device Managerで使用されます。 Device Managerでは設定を変更できません。このポートを使用する製品の設定を変更するか,インストール時に出力されるメッセージに従ってSNMP Trap受信を無効にしてください。
2001/tcp
2443/tcp
これらのポートを使用する製品の設定を変更するか,Device Managerサーバの起動前にDevice Managerの設定を変更してください。ほかの製品がこのポート番号を使用していると,イベントログファイルに「KAIC00114-E HTTPサーバをポート番号 "<ポート番号>" で起動できませんでした。」というメッセージが出力され,Device Managerが開始できない状態になります。
5983/tcp
5988/tcp
5989/tcp
23055/tcp
これらのポートを使用する製品の設定を変更するか,Device Managerの設定を変更してください。
20352/tcp Tiered Storage Managerで使用されます。 このポートを使用する製品の設定を変更するか,Tiered Storage Managerの設定を変更してください。
23015/tcp~23018/tcp
23025/tcp
23026/tcp
23032/tcp
Hitachi Command Suite共通コンポーネントで使用されます。 これらのポートを使用する製品の設定を変更するか,Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定を変更してください。
なお,すでにHitachi Command Suite共通コンポーネントがインストールされた環境で,これらのポートをデフォルトから変更して運用している場合は,設定を元に戻す必要はありません。
23031/tcp 管理サーバのOSがWindowsの場合に,Hitachi Command Suite共通コンポーネントで使用されます。 これらのポートを使用する製品の設定を変更するか,Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定を変更してください。
22098/tcp
22099/tcp
22100/tcp
Host Data Collectorで使用されます。 これらのポートを使用する製品の設定を変更するか,Host Data Collectorの設定を変更してください。
45001/tcp~49000/tcp 管理サーバのOSがWindows XP,Windows Server 2003 R2,SolarisまたはLinuxの場合に,Hitachi Command Suite共通コンポーネントの一時割り当てポートとして使用されます。 Hitachi Command Suite共通コンポーネントでは設定を変更できません。これらのポートを使用する製品の設定を変更してください。
参考
ポート番号によっては,OSの一時割り当てポートと重複しているものもあります。Hitachi Command Suiteで使用するポート番号をOSのservicesファイルに設定することで,一時割り当て対象から外すこともできます。

関連項目

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