Hitachi Command Suite Software メッセージガイド

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2.1 DRM-10000~DRM-19999

Replication Manager Application Agent に関するメッセージ(DRM-10000~DRM-19999)を次の表に示します。

表2-1 DRM-10000~DRM-19999:Replication Manager Application Agent のメッセージ

メッセージID メッセージテキスト 説明
DRM-10000 排他の処理に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
処理の実行時に別の処理が実行中だったため排他処理を行いましたがエラーが発生しました。
対処
しばらく待ってから再度操作を実行してください。
(CLIの場合)
要因
コマンド実行時に別のコマンドが実行されていたため,排他処理をしましたが,エラーが発生しました。
対処
しばらく待ってから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10001 指定されたファイルは使用中です。 (GUIの場合)
要因
リストア対象が使用中のため処理を続行できませんでした。
対処
しばらく待ってから再度操作を実行してください。
(CLIの場合)
要因
リストア対象のファイルが使用中のため,リストア処理を続行できません。
対処
しばらく待ってから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10002 内部エラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルやレプリカカタログの情報が不整合になったり,壊れたりしたため,未知の内部エラーが発生しました。または,OSシステムコール実行中に未知の内部エラーが発生しました。
対処
次の順序でApplication Agentの動作環境を確認してください。
  1. Application Agentの設定で指定したRAID Managerインスタンスの通信相手となるRAID Managerインスタンスが起動済みかどうか。
  2. Application Agentの設定で指定したインスタンス番号が適切かどうか。
  3. RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)が適切かどうか。
Application Agentの動作環境に問題がない場合は,製品マニュアルのトラブルシューティングの項目に記載された内容を確認し,資料を採取した後,問い合わせ窓口に連絡してください。回復するためには製品のアンインストール後,再度インストールを行う必要があります。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルやバックアップカタログの情報が不整合になったり,壊れたりしたため,未知の内部エラーが発生しました。または,OSシステムコール実行中に未知の内部エラーが発生しました。
対処
次の順序でReplication Manager Application Agentの動作環境を確認してください。
  1. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したRAID Managerインスタンスの通信相手となるRAID Managerインスタンスが起動済みかどうか。
  2. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したインスタンス番号が適切かどうか。
  3. RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)が適切かどうか。
Replication Manager Application Agentの動作環境に問題がない場合は,マニュアル「 Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10003 バックアップIDの取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentのデータが破損しているためレプリカ情報を取得できませんでした。
対処
製品マニュアルのトラブルシューティングの項目に記載された内容を確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。回復するためには製品のアンインストール後,再度インストールを行う必要があります。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルやバックアップカタログの情報が不整合になったり,壊れたりしたため,バックアップIDを取得できませんでした。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。回復するためにはReplication Manager Application Agentをアンインストールして,再インストールする必要があります。
DRM-10004 指定されたバックアップIDに関連するバックアップ情報は存在しません。 (GUIの場合)
要因
指定されたレプリカの詳細情報がありません。
対処
ホスト情報の更新を行ってから再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
リストアを実行したり,バックアップ情報を表示したりするときに,コマンドで指定したバックアップIDに対応するバックアップ情報が存在しませんでした。
対処
正しいバックアップIDを指定してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10008 コピーグループのペアステータスが不正です。 (GUIの場合)
要因
コピーグループのペア状態が不正なため,コマンドが実行できません。
次の要因が考えられます。
  1. Replication Manager以外のプログラムからペアボリュームの状態が変更された。
  2. ユーザーが不正なオペレーションを実行した。
  3. ストレージサブシステムに障害が発生した。
対処
要因に応じて次の対処を行ってください。
  1. Replication Manager以外のプログラムからペアボリュームの状態が変更された場合,RAID Managerのpairsplitコマンドを使用してコピーグループのペア状態をPSUSに変更してから,コマンドを再度実行してください。
  2. ユーザーが不正なオペレーションを実行した場合は,テープからバックアップデータをリストアするか,正ボリュームからバックアップを取り直すかして,副ボリュームのデータを正しいものにしてください。
  3. ストレージサブシステムに障害が発生した場合は,システムログを参照し,対象のボリュームに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうか確認して,障害を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
コピーグループのペア状態が不正なため,コマンドが実行できません。
次の要因が考えられます。
  1. Replication Manager Application Agent以外のプログラムからペアボリュームの状態が変更された。
  2. ユーザーが不正なオペレーションを実行した。
  3. ストレージシステムに障害が発生した。
対処
現象によって次の対処をしてください。
  1. Replication Manager Application Agent以外のプログラムからペアボリュームの状態が変更された場合は,RAID Managerのpairsplitコマンドを使用してコピーグループのペア状態をPSUSに変更してから,コマンドを再度実行してください。
  2. ユーザーが不正なオペレーションを実行した場合は,テープからバックアップデータをリストアするか,正ボリュームからバックアップを取り直すかして,副ボリュームのデータを正しいものにしてください。
    バックアップを取り直す場合は次の対処をしてください。
    次の三つの条件をすべて満たしているときは,RAID Managerのpaircreateコマンドを使用して,コピーグループのペア状態をPAIRまたはPSUSに変更してから,コマンドを実行してください。
    ・KAVX5106-EとKAVX5118-Eが同時に表示された
    ・KAVX5118-Eで表示されたペア状態がPAIRまたはPSUS
    ・KAVX5106-Eで出力されたコピーグループのペア状態がSMPL
    次の三つの条件をすべて満たしているときは,RAID Managerのpairsplitコマンドを使用して,コピーグループのペア状態をPSUSまたはSMPLに変更してから,コマンドを実行してください。
    ・KAVX5107-EとKAVX5118-Eが同時に表示された
    ・KAVX5118-Eで表示されたペア状態がPSUSまたはSMPL
    ・KAVX5106-Eで出力されたコピーグループのペア状態がPAIR
  3. ストレージシステムに障害が発生した場合は,システムログを参照し,対象のボリュームに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうか確認して,障害を取り除いてください。
DRM-10009 コピーグループの再同期に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループの再同期処理に失敗しました。
対処
Replication Managerのマニュアルを参照してReplication Manager Application Agentが正しく構成されていることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループの再同期処理に失敗しました。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとにReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
失敗した要因は,Replication Manager Application Agentを実行する構成または設定にある場合があります。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照して,構成および設定を確認してください。
  • Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
  • Application Agentが適用できるボリューム構成
  • RAID Managerの設定
  • Application Agentの動作の設定
  • RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
DRM-10010 RAID構成情報を取得できませんでした。 (GUIの場合)
要因
RAID ManagerのコマンドがRAID 構成情報を取得できませんでした。
対処
RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとに再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
RAID ManagerのコマンドがRAID構成情報を取得できませんでした。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとにReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
失敗した要因は,Replication Manager Application Agentを実行する構成または設定にある場合があります。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照して,構成および設定を確認してください。
  • Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
  • Application Agentが適用できるボリューム構成
  • RAID Managerの設定
  • Application Agentの動作の設定
  • RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
DRM-10011 タイムアウトが発生しました。 (GUIの場合)
要因
コピーグループの再同期処理でタイムアウトが発生しました。
対処
ストレージ装置に過度の負荷が掛かっていないことを確認してから再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア状態の確認に時間が掛かり,タイムアウトが発生しました。KAVX5106-Eが表示されている場合は,表示結果からエラー対象のコピーグループ名と現時点のペア状態を取得できます。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のペア状態を確認するためのリトライ回数とリトライ間隔の設定の説明を参照して,リトライ回数とリトライ間隔を再設定してください。KAVX5119-Eが表示されている場合は,表示されたパラメーターを見て,そのパラメーターの値を再設定してください。
DRM-10012 対象のファイルシステムはロックできません。 要因
オンラインバックアップ処理を実行するときに,SolarisのVxFSのファイルシステムに対するロック処理で異常が発生しました。
対処
Replication Manager Application Agentが提供するトレースログファイルとシステムログを参照し,ファイルシステムについて異常を示すメッセージが出力されていないかを確認してください。
DRM-10013 インストールパス情報の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
Windowsシステムにおいて,正しく製品がインストールされていないため,製品のインストールパス情報の取得に失敗しました。
対処
一旦製品をアンインストールしたあと,製品を再度インストールしてください。再度インストールしても同じ異常が発生する場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
Windowsシステムで,Replication Manager Application Agentが正しくインストールされていないため,Replication Manager Application Agentのインストールパス情報を取得できませんでした。
対処
いったんReplication Manager Application Agentをアンインストールしたあと,Replication Manager Application Agentをインストールし直してください。
DRM-10014 指定されたコピーグループは存在しません。 (GUIの場合)
要因
リストア処理の実行時に,バックアップ情報として登録されたコピーグループが現在の構成に存在しませんでした。
対処
コピーグループが正しく定義されているか確認してください。コピーグループが現在の構成に存在しなかった場合は,RAID Manager構成定義ファイルを確認し,RAID Managerの構成定義が正しく設定されているかを確認してください。
(CLIの場合)
要因
リストア処理の実行時に,バックアップ情報として登録されたコピーグループが現在の構成に存在しませんでした。
次の要因が考えられます。
  • KAVX5120-Eが表示されている場合は,表示結果のコピーグループが現在の構成に定義されていない。
  • KAVX5121-Eが表示されている場合は,対象のコピーグループが一つも現在の構成に定義されていない。
対処
次の順序でコピーグループが正しく定義されているか確認してください。
  1. バックアップ情報として登録されたコピーグループを次のコマンドを使用して確認してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfscatコマンド
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqlcatコマンド
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgcatコマンド
  2. 現在の構成を,次のコマンドを使用して確認してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfsdisplayコマンド
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqldisplayコマンド
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgdisplayコマンド
  3. コピーグループが現在の構成に存在しなかった場合は,RAID Manager構成定義ファイルを確認し,RAID Managerの構成定義が正しく設定されているかを確認してください。
DRM-10015 RAID情報の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用している設定ファイルの更新時にRAID 構成情報を取得できませんでした。または,バックアップサーバでその設定ファイルを更新しようとしました。
対処
バックアップサーバで設定ファイルを更新する必要はありません。 データベースサーバで出力された場合には,次のことを確認してください。
  1. RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗していないか確認してください。RAID Managerのコマンドが失敗している場合は,RAID Managerのマニュアルに従って,RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)の修正などを実施し,要因を取り除いてください。そのあとで操作を再度実行してください。
  2. マニュアルを参照してReplication Manager Application Agentが正しく構成されていることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルの更新時にRAID構成情報を取得できませんでした。または,バックアップサーバでディクショナリマップファイルを更新しようとしました。KAVX0272-Eと同時に出力された場合は,バックアップコマンドで-svol_checkオプションを指定して実行した結果,バックアップサーバ側での構成情報の取得に失敗しました。
対処
バックアップサーバでディクショナリマップファイルを更新する必要はありません。データベースサーバで出力された場合には,次のことを確認してください。
  • RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗していないか確認してください。RAID Managerのコマンドが失敗している場合は,RAID Managerのマニュアルに従って,RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)の修正などを実施し,要因を取り除いてください。そのあとでReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
  • Replication Manager Application Agentを実行する構成および設定が正しいか確認してください。構成および設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照してください。
    Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
    Application Agentが適用できるボリューム構成
    RAID Managerの設定
    Application Agentの動作の設定
    RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
  • Hi-CopyまたはCross-system Copyを含む環境構成の場合,Hi-CopyまたはCross-system Copyのペアボリュームをオンライン状態のまま誤ってペア生成していないかを確認してください。RAID Managerのマニュアルを参照して,操作手順を確認してください。
  • KAVX0272-Eと同時に出力され,バックアップコマンドに-svol_checkオプションを指定して実行した場合,バックアップサーバのイベントログに異常を示すメッセージが出力されていないか確認し,要因を取り除いてから再度コマンドを実行してください。
DRM-10016 マウントに失敗しました。 要因
バックアップやリストア処理の実行時に,マウントポイントディレクトリが存在しない,またはドライブがすでにマウントされていたなどの理由で,ドライブのマウント操作に失敗しました。KAVX5122-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象の論理ボリュームです。
対処
次の順序でReplication Manager Application Agentの動作環境を確認してください。
  1. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したRAID Managerインスタンスの通信相手となるRAID Managerインスタンスが起動済みかどうか。
  2. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したインスタンス番号が適切かどうか。
  3. RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)が適切かどうか。
Replication Manager Application Agentの動作環境に問題がない場合は,次のことを確認してください。
  • 正ボリュームのバックアップ・リストア処理中に,副ボリュームのマウント操作やテープバックアップ・テープリストア操作を実行していないか。
  • 正ボリュームに対して,drmmountコマンドを誤って実行していないか。
  • マウントポイントディレクトリの指定が正しいか。
マウントポイントディレクトリの指定が正しい場合は,システムログを参照し,OSに異常がないかを確認してください。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のマウント時の注意事項の説明を確認してください。
DRM-10017 指定されたパスはすでにマウントされています。 要因
バックアップやリストア処理の実行時に,マウント操作の対象となるドライブがすでにマウントされていたため,処理が続行できませんでした。
対処
マウント状態のドライブをいったんアンマウントしてから,コマンドを再度実行してください。それでも同じエラーが発生する場合は,システムログを参照し,OSに異常がないかを確認してください。
DRM-10018 指定されたパスが無効です。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager ServerとReplication Manager Application Agentの間で一部の情報に不一致が発生しています。
対処
ホスト情報の更新を行ってから再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
-targetオプションや-fオプションでバックアップ対象として指定したパス名が不正です。
対処
正しいパス名を指定して,再度コマンドを実行してください。
DRM-10019 アンマウントに失敗しました。 要因
バックアップやリストア処理の実行時に,ドライブのアンマウントに失敗しました。KAVX5122-EまたはKAVX5123-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象の論理ボリュームです。
対処
次の順序でReplication Manager Application Agentの動作環境を確認してください。
  1. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したRAID Managerインスタンスの通信相手となるRAID Managerインスタンスが起動済みか。
  2. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したインスタンス番号が適切か。
  3. RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)が適切か。
  4. 正ボリュームへのバックアップまたはリストア時に表示され,クラスタソフトウェアにVeritas Cluster Server for Windowsを使用しているとき,drmclusinitコマンドで登録したクラスタ情報が正しく設定されているか。
Replication Manager Application Agentの動作環境に問題がない場合は,次のことを確認してください。
  • 正ボリュームのバックアップ・リストア処理中に,副ボリュームのマウント操作やテープバックアップ・テープリストア操作を実行していないか。
  • アンマウント対象のドライブが使用されていないか。
  • コマンドを実行するワークディレクトリがアンマウントの対象となるドライブ上にないか。
アンマウントするドライブ上にワークディレクトリがある場合,アンマウントできません。アンマウントの指定が正しい場合は,システムログを参照し,OSに異常がないかを確認してください。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のマウント時の注意事項の説明を確認してください。
DRM-10020 コピーグループのペア生成に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア生成に失敗しました。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとに操作を再度実行してください。
再度このエラーが発生する場合は,Replication Managerのマニュアルを参照してReplication Manager Application Agentが正しく構成されていることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア生成に失敗しました。KAVX5120-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のコピーグループです。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとにReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
失敗した要因は,Replication Manager Application Agentを実行する構成または設定にある場合があります。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照して,構成および設定を確認してください。
  • Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
  • Application Agentが適用できるボリューム構成
  • RAID Managerの設定
  • Application Agentの動作の設定
  • RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
DRM-10021 コピーグループの再同期に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループの再同期に失敗しました。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとに操作を再度実行してください。
再度このエラーが発生する場合は,Replication Managerのマニュアルを参照してReplication Manager Application Agentが正しく構成されていることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループの再同期に失敗しました。KAVX5120-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のコピーグループです。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとにReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
失敗した要因は,Replication Manager Application Agentを実行する構成または設定にある場合があります。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照して,構成および設定を確認してください。
  • Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
  • Application Agentが適用できるボリューム構成
  • RAID Managerの設定
  • Application Agentの動作の設定
  • RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
DRM-10022 コピーグループのペア分割に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア分割に失敗しました。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとに操作を再度実行してください。
再度このエラーが発生する場合は,Replication Managerのマニュアルを参照してReplication Manager Application Agentが正しく構成されていることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア分割に失敗しました。KAVX5120-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のコピーグループです。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとにReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
失敗した要因は,Replication Manager Application Agentを実行する構成または設定にある場合があります。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照して,構成および設定を確認してください。
  • Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
  • Application Agentが適用できるボリューム構成
  • RAID Managerの設定
  • Application Agentの動作の設定
  • RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
DRM-10023 ドライブ管理情報の再構成に失敗しました。 要因
バックアップやリストア処理の実行時に,論理ボリュームマネージャーのドライブ管理情報を再構成する処理で異常が発生しました。
対処
副ボリュームのマウント・アンマウントやテープバックアップ・テープリストアの処理中にメッセージが表示された場合は,使用する副ボリュームまたは副ボリュームを含むディスクグループを使用しているプロセスがないかどうかを確認してください。
ボリューム間のバックアップ・リストアの処理中にメッセージが表示された場合は,次の順序でReplication Manager Application Agentの動作環境を確認してください。
  1. バックアップやリストア処理で使用した物理ドライブボリュームがrootdgディスクグループに所属していないか。
  2. 論理ボリュームマネージャーのトレースログに,論理ボリュームマネージャーのエラー情報が出力されているか。
物理ドライブがrootdgディスクグループに所属していた場合は,rootdgディスクグループから,バックアップやリストアの対象となる物理ドライブを削除してください。
DRM-10026 コピーグループのステータスを取得できませんでした。 (GUIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア状態が確認できませんでした。
対処
バックアップ対象のインスタンスが停止している場合は,インスタンスを起動してください。
Replication Managerのマニュアルを参照してReplication Manager Application Agentが正しく構成されていることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,コピーグループのペア状態が確認できませんでした。KAVX5120-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のコピーグループです。コピーグループのペア状態は,次の場合に取得できなくなります。
  • バックアップ対象のインスタンスが停止している場合
  • バックアップ対象のオブジェクトを含むコピーグループが,複数インスタンスに管理されている場合
対処
次の順序でReplication Manager Application Agentの動作環境を確認してください。
  1. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したRAID Managerインスタンスの通信相手となるRAID Managerインスタンスが起動済みかどうか。
  2. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したインスタンス番号が適切か。
  3. RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)が適切か。
Replication Manager Application Agentの動作環境に問題がない場合は,RAID Managerの設定,または一括定義ファイルが正しいか確認してください。設定が正しい場合は,RAID Managerのログ情報を参照し,問題がないかを確認してください。
また,コピーグループのペア状態が取得できなくなった要因に応じて,それぞれ次の対処をしてください。
  • バックアップ対象のインスタンスが停止している場合は,インスタンスを起動してください。
  • バックアップ対象が複数インスタンスに管理されている場合は,一括定義ファイルの内容を修正してください。
DRM-10027 一つの物理ドライブ上に複数の論理ドライブが存在します。 (GUIの場合)
要因
バックアップ対象のマウントポイントディレクトリに対応する論理ドライブが所属する物理ドライブに,別の論理ドライブが含まれているため,バックアップを実行できません。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,ボリュームの構成を変更してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップ対象のマウントポイントディレクトリに対応する論理ドライブが所属する物理ドライブに,別の論理ドライブが含まれているため,バックアップを実行できません。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,ボリュームの構成を変更してください。
DRM-10028 指定されたファイルまたはディレクトリはRAID装置上に存在しません。 (GUIの場合)
要因
バックアップ対象として指定したファイルまたはディレクトリのパス名が,RAID 装置上のディスクにありませんでした。
対処
RAID 装置上のパス名を指定して,コマンドを再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
-targetオプションや-fオプションでバックアップ対象として指定したファイルまたはディレクトリのパス名が,RAID装置上のドライブにありませんでした。
対処
RAID装置上のパス名を指定して,コマンドを再度実行してください。
DRM-10031 同じコピーグループに複数のマウントポイントが存在します。 (GUIの場合)
要因
バックアップ対象のマウントポイントディレクトリに対応する論理ドライブが所属する物理ドライブに,別の論理ドライブが含まれているため,バックアップを実行できません。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,ボリュームの構成をバックアップできる構成に変更してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップ対象のマウントポイントディレクトリに対応する論理ドライブが所属する物理ドライブに,別の論理ドライブが含まれているため,バックアップを実行できません。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,ボリュームの構成をバックアップが可能な構成に変更してください。
DRM-10032 指定されたファイルまたはディレクトリはバックアップされていません。 (GUIの場合)
要因
指定したファイルまたはディレクトリはバックアップされていません。
対処
バックアップしたファイルまたはディレクトリを確認し,正しいパス名を指定したあと,リストア操作を再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
リストアコマンドの実行時に,-targetオプションや-fオプションで指定したファイルまたはディレクトリはバックアップされていません。
対処
バックアップしたファイルまたはディレクトリを確認し,正しいパス名を指定したあと,リストアコマンドを再度実行してください。
DRM-10033 指定されたファイルまたはディレクトリのパス名が無効です。 (GUIの場合)
要因
指定したファイルまたはディレクトリのパス名が不正でした。
対処
バックアップを実行したファイルまたはディレクトリを確認し,正しいパス名を指定して,リストア操作を再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
リストアコマンドの実行時に,-targetオプションや-fオプションで指定したファイルまたはディレクトリのパス名が不正でした。
対処
バックアップを実行したファイルまたはディレクトリを確認し,正しいパス名を指定して,リストアコマンドを再度実行してください。
DRM-10034 指定されたインスタンスに関連するファイルシステムがマウントされていません。 要因
バックアップやリストア時に,指定されたインスタンスに関連するファイルシステムがマウントされていませんでした。
対処
バックアップやリストア対象のファイルシステムをマウントしてから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10035 一つの論理ディスクグループ中に正ボリュームと副ボリュームが混在しています。 (GUIの場合)
要因
一つの論理ディスクグループ中に,コピーグループの正ボリュームと副ボリュームが混在しています。このボリューム構成では,バックアップやリストアを実行できません。
対処
正ボリュームと副ボリュームを別のディスクグループに分けてから,操作を再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
一つの論理ディスクグループ中に,コピーグループの正ボリュームと副ボリュームが混在しています。このボリューム構成では,Replication Manager Application Agentでバックアップやリストアを実行できません。
対処
正ボリュームと副ボリュームを別のディスクグループに分けてから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10036 指定されたバックアップ対象オブジェクトは,バックアップ先の副ボリュームを特定できません。 (GUIの場合)
要因
バックアップ実行時にコピーグループを特定できませんでした。
対処
RAID Manager を使用して,コピーグループを正しく定義してから,操作を再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップ実行時に,次のどれかの理由によってコピーグループを決定できなかった場合に表示されるメッセージです。
次の要因が考えられます。
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10082の場合
    現在の構成で,バックアップ対象として指定したボリュームにコピーグループが定義されていない。
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10099の場合
    コピーグループがロックされているため,利用できるコピーグループが存在しない。
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10300の場合
    選択可能なコピーグループが一つも定義されていない。または,サポート対象外のコピー種別のコピーグループだけが定義されている。
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10301の場合
    ディスクグループ内のコピーグループの数が各物理ドライブで異なっている。
対処
要因に応じて,それぞれ次の対処をしてください。
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10082の場合
    RAID Managerを使用して,コピーグループを定義してから,コマンドを再度実行してください。
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10099の場合
    バックアップ対象として指定したボリュームのコピーグループを次のコマンドで確認し,drmcgctlコマンドでロックを解除してからコマンドを再度実行してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfsdisplay -cf
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqldisplay -cf
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgdisplay -cf
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10300の場合
    RAID Managerを使用して,コピーグループを定義してから,コマンドを再度実行してください。
    または次のコマンドを実行して,Replication Manager Application Agentでサポートしているコピー種別であることを確認してからコマンドを再度実行してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfsdisplay -cf
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqldisplay -cf
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgdisplay -cf
  • KAVX5124-Eの要因がDRM-10301の場合
    RAID Managerを使用して,コピーグループを正しく定義してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10037 マウントポイントが長過ぎます。 (GUIの場合)
要因
指定したマウントポイントディレクトリ名が255文字を超えています。
対処
マウントポイントディレクトリ名には,255文字以下の文字列を指定してください。
(CLIの場合)
要因
指定したマウントポイントディレクトリ名が255文字を超えています。
対処
マウントポイントディレクトリ名には,255文字以下の文字列を指定してください。
DRM-10038 ディスクグループ名称が長過ぎます。 (GUIの場合)
要因
指定したディスクグループ名が28文字を超えています。
対処
ディスクグループ名には,28文字以下の文字列を指定してください。
(CLIの場合)
要因
ディスクグループ名が最大長を超えています。
対処
ディスクグループ名には最大文字列長以下の文字列を指定してください。
ディスクグループ名の最大文字列長は28文字です。
DRM-10039 操作対象の副ボリュームがすでにマウントされています。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager ServerとReplication Manager Application Agentの間で一部の情報に不一致が発生しています。
対処
ホスト情報の更新を行ってから再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
バックアップまたはリストアしようとしましたが,すでに副ボリュームがマウントされています。
対処
バックアップまたはリストア対象の副ボリュームをアンマウントしてください。
DRM-10040 クラスタリソースをオフラインにできませんでした。 (GUIの場合)
要因
クラスタ環境で,クラスタリソースをオフライン状態にできませんでした。
対処
クラスタ製品に問題が発生していないかどうか確認してください。
(CLIの場合)
要因
クラスタ環境で,クラスタリソースをオフライン状態にできませんでした。
対処
次のことを確認してください。
  • クラスタソフトウェアがVeritas Cluster Server for Windowsの場合
    drmclusinitコマンドで登録したクラスタ情報が正しく設定されているか。
    OSがWindows Server 2003のとき,Windows Management Instrumentationサービスのスタートアップの種類が無効になっていないか。
    スタートアップの種類が無効になっているときは,スタートアップの種類を手動または自動に変更してください。
  • すべてのクラスタソフトウェア共通
    クラスタソフトウェアに問題が発生していないか。
問題がなければ,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10041 クラスタリソースをオンラインにできませんでした。 (GUIの場合)
要因
クラスタ環境で,クラスタリソースをオンライン状態にできませんでした。
対処
クラスタ製品に問題が発生していないかどうか確認してください。
(CLIの場合)
要因
クラスタ環境で,クラスタリソースをオンライン状態にできませんでした。
対処
次のことを確認してください。
  • KAVX5137-Eと同時に出力された場合
    「KAVX5137-E」のエラー要因と対処方法を参照してください。
  • クラスタソフトウェアがVeritas Cluster Server for Windowsの場合
    drmclusinitコマンドで登録したクラスタ情報が正しく設定されているか。
  • すべてのクラスタソフトウェア共通
    クラスタソフトウェアに問題が発生していないか。
問題がなければ,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10042 正ボリュームのチェックディスクに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
クラスタ環境で,正ボリュームのchkdskコマンドの実行でエラーが発生しました。
対処
システムログを参照し,問題が発生していないかどうか確認してください。
(CLIの場合)
要因
クラスタ環境で,正ボリュームのchkdskコマンドの実行でエラーが発生しました。
対処
システムログを参照し,問題が発生していないかどうか確認してください。
問題がなければ,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10043 クラスタ情報の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
指定したマウントポイントがクラスタサーバに存在するかどうかの調査に失敗しました。
対処
クラスタ製品に問題が発生していないかどうか確認してください。
(CLIの場合)
要因
指定したマウントポイントがクラスタサーバに存在するかどうかの調査に失敗しました。
対処
クラスタソフトウェアに問題が発生していないかどうか確認してください。
問題がなければ,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10045 一つの論理ディスクグループ中にクラスタ管理下のボリュームと管理外のボリュームが混在しています。 (GUIの場合)
要因
一つの論理ディスクグループ中に,クラスタサーバ管理下のボリュームと管理外のボリュームが混在しています。この構成では,再同期でリストアできません。
対処
同一の論理ディスクグループに存在するボリュームについては,クラスタサーバで管理するかどうかを統一したあとで,操作を実行してください。
(CLIの場合)
要因
一つの論理ディスクグループ中に,クラスタサーバ管理下のボリュームと管理外のボリュームが混在しています。この構成では,再同期でリストアできません。
対処
同一の論理ディスクグループに存在するボリュームについては,クラスタサーバで管理するかどうかを統一したあとで,コマンドを実行してください。
DRM-10047 再同期によるリストアに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
リストア対象のファイルが不足しています。
対処
すべてのファイルがリストア対象になるようにリストア対象を追加してください。
(CLIの場合)
要因
リストア対象のファイルを指定するときに,バックアップしたファイルの一部が指定されていませんでした。
対処
KAVX5125-Eが表示されている場合は,表示結果に指定されていないファイル名とそのディスクグループ名が表示されます。ディスクグループ名は論理ボリュームマネージャー導入環境の場合に表示されます。ベーシックディスク構成の場合は,ディスクグループ名に「-」が表示されます。リストア対象のファイルを指定するときに,バックアップしたすべてのファイルを指定し,コマンドを再度実行してください。
DRM-10049 ファイルシステムの同期に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
DRM-10302が同時に表示されている場合,マウントポイント名を基にボリューム名を取得する処理に失敗しました。
DRM-10303が同時に表示されている場合,ファイルシステムの中間バッファのフラッシュに失敗しました。
DRM-10304が同時に表示されている場合,フラッシュを行う論理ボリュームのオープンに失敗しました。
対処
システムログを参照し,対象のファイルシステムに関する異常なメッセージが出力されていないかどうか確認してください。問題が解決しない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
  • KAVX5126-Eの要因がDRM-10302の場合
    マウントポイント名を基にボリューム名を取得する処理に失敗しました。
  • KAVX5126-Eの要因がDRM-10303の場合
    ファイルシステムの中間バッファのフラッシュに失敗しました。
  • KAVX5126-Eの要因がDRM-10304の場合
    ファイルシステムの中間バッファのフラッシュに失敗しました。
対処
システムログを参照し,対象のファイルシステムに関して異常を表すメッセージが出力されていないかを確認して,要因を取り除いてください。
DRM-10050 指定されたマウントポイントは,すでにマウントされています。 (GUIの場合)
要因
クラスタ環境下で,手動でマウントが行われているディレクトリに対して,リシンクまたはリストアを行っています。
対処
リストア対象マウントポイントをアンマウントしてください。
(CLIの場合)
要因
クラスタソフトウェアによってクラスタリソースとして管理されているファイルシステムが,すでにマウントされているため,再同期によってリストアできません。
対処
クラスタ環境で再同期によってリストアするためには,リストア対象のファイルシステムを一度アンマウントしたあと,コマンドを再度実行してください。
DRM-10052 RAID Managerの起動に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
RAID Managerの起動処理に失敗しました。
対処
RAID管理ソフトウェアの設定を見直してください。見直したあと正しければ,RAID管理ソフトウェアのログ情報を参照し,問題がないかどうかを確認してください。問題が判明しない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
RAID Managerインスタンスの起動に失敗しました。
KAVX5127-Eが表示されている場合,表示結果が起動に失敗したインスタンス番号です。表示されているインスタンス番号が「-」の場合は,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したインスタンス番号がエラー対象です。
対処
次の順序でReplication Manager Application Agentの動作環境を確認してください。
  1. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターで指定したRAID Managerインスタンスの通信相手となるRAID Managerインスタンスが起動済みかどうか。
  2. RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINST,またはHORCMINST_AUXパラメーターで指定したインスタンス番号が適切かどうか。
  3. 環境変数DRM_HORCMINST,またはDRM_HORCMINST_AUXを定義している場合は,環境変数に指定したインスタンス番号がRAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTまたはHORCMINST_AUXの各パラメーターに設定されているかどうか。
  4. RAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)が適切かどうか。
Replication Manager Application Agentの動作環境に問題がない場合は,RAID ManagerのトレースログとRAID Manager構成定義ファイルを確認し,RAID Managerの構成定義が正しく設定されているかを確認してください。
DRM-10053 RAID Managerの停止に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
RAID Managerの停止処理に失敗しました。
対処
RAID管理ソフトウェアの設定を見直してください。見直したあと正しければ,RAID管理ソフトウェアのログ情報を参照し,問題がないかどうかを確認してください。問題が判明しない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
RAID Managerインスタンスの停止に失敗しました。
対処
KAVX5127-Eが表示されている場合,表示結果が停止に失敗したインスタンス番号です。RAID Managerのトレースログを確認し,異常がないかを確認してください。
DRM-10054 正ボリュームと副ボリュームのパス構成が不正です。 (GUIの場合)
要因
マルチパス構成において正ボリュームに対する副ボリュームの物理パスが多く設定されています。
対処
副ボリュームの物理パス設定は正ボリュームの物理パスと同じかそれ以下の数で設定してください。
(CLIの場合)
要因
論理ボリュームマネージャーのマルチパス構成で正ボリュームに対する副ボリュームの物理パスが多く設定されている場合に出力されるメッセージです。
対処
副ボリュームの物理パス設定は,正ボリュームの物理パスと同じかそれ以下の数で設定してください。
DRM-10055 ボリュームグループ情報の復元に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
ボリュームグループ情報の復元に失敗しました。
対処
バックアップサーバ上でボリュームグループ情報を登録し直してください。
(CLIの場合)
要因
論理ボリュームマネージャーのボリュームグループ情報の復元に失敗した場合に出力されるメッセージです。論理ボリュームマネージャーのボリュームグループの管理情報が書き換わってしまったため,バックアップサーバからボリュームグループが認識できない状態になっています。
対処
バックアップサーバで論理ボリュームマネージャーを使用して,ボリュームグループの管理情報を登録し直してください。
DRM-10058 コピーグループの重複を検出しました。 (GUIの場合)
要因
異なるインスタンスでRAID Managerの構成定義ファイルに同じコピーグループが記述されています。
対処
RAIDManagerのコピーグループ名が重複していないかどうか確認してください。重複がある場合は,コピーグループ名が重複しないようにRAID Managerの設定を変更したあとに再起動してください。
(CLIの場合)
要因
異なったインスタンスでRAID Managerの構成定義ファイルに同じコピーグループ名を記述した場合に表示されるメッセージです。
対処
RAID Managerのコピーグループ名が重複していないかどうかを確認してください。重複している場合は,コピーグループ名が重複しないようにRAID Managerの設定を変更したあと,RAID Managerのインスタンスを再起動してください。
DRM-10059 RAID管理ソフトウェアと連携するための定義ファイル(DEFAULT.dat)に対する処理でエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
Windowsシステムにおいて,正しく製品がインストールされていないため,Replication Manager Application Agentが使用するRAID Manager関連のファイルがない,またはファイルの記述内容が誤っています。
対処
Replication Manager Application Agentが使用するRAID Manager関連のファイルがあるかどうかを確認してください。ファイルがない場合はReplication Manager Application Agentをアンインストールしたあと,再度インストールしてください。ファイルがある場合は記述内容を確認し,再実行してください。問題が解決しない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
正しく製品がインストールされていないで,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)が存在しない場合,またはRAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)の記述内容が誤っている場合に表示されるメッセージです。
対処
RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)が存在するかどうかを確認し,存在しない場合は,同じディレクトリ内に存在するDEFAULT.dat.modelファイルをDEFAULT.datファイルとしてコピーし,内容を修正してください。DEFAULT.dat.modelファイルも存在しない場合は,Replication Manager Application Agentをアンインストールしたあと,再度インストールしてください。
存在する場合はRAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)の記述内容を確認し,再度実行してください。同じ異常が発生する場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10061 対象のコピーグループが異なるRAID Managerインスタンスで管理されています。 (GUIの場合)
要因
対象のコピーグループが異なるインスタンスで管理されています。
対処
対象のコピーグループは,一つのRAID Managerインスタンスで管理されている必要があります。
RAID Managerの設定が正しいか確認し,正しいインスタンスに設定したあと,コマンドを再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア対象のコピーグループは,一つのRAID Managerインスタンスで管理されている必要があります。
対処
RAID Managerの構成定義ファイルの内容が正しいか確認し,正しいインスタンスを設定したあと,コマンドを再度実行してください。
DRM-10062 対象のマウントポイント配下に複数の論理ドライブが存在します。 (GUIの場合)
要因
対象のマウントポイント配下のディレクトリに別の論理ドライブに対応しているマウントポイントが含まれています。
対処
処理対象のマウントポイント配下のディレクトリに別の論理ドライブに対応しているマウントポイントが含まれているため,処理を続行できません。ボリュームの構成を確認してください。
(CLIの場合)
要因
マウントポイントディレクトリに別の論理ドライブに対応しているマウントポイントが含まれています。
対処
ボリュームの構成を確認してください。
KAVX5132-Eが表示されている場合は表示されているマウントポイントが,エラー対象となった最上位のマウントポイントです。
例えば次のような場合にエラーとなります。
E:E:\mntの二つのマウントポイントが存在するとき,E:を指定することはできません。バックアップ対象のボリューム構成を変更してください。
DRM-10063 副ボリュームが正ボリュームと同じホストで管理されています。 (GUIの場合)
要因
コピーグループの正ボリュームと副ボリュームの両方が,コマンド実行ホストのボリュームとして管理されています。
対処
コピーグループの正ボリュームと副ボリュームの両方が,コマンド実行ホストのボリュームとして管理されているため,処理を続行できません。
(CLIの場合)
要因
コピーグループの正ボリュームと副ボリュームが,コマンド実行ホストのボリュームとして管理されています。
対処
正ボリュームと副ボリュームを別のコマンド実行ホストのボリュームに分けてから,コマンドを実行してください。
DRM-10064 一つのボリュームに複数のマウントポイントが存在します。 (GUIの場合)
要因
対象のマウントポイントにマウントされた物理ドライブがほかのマウントポイントにマウントされています。
対処
処理対象のマウントポイントにマウントされたボリュームにほかのマウントポイントが存在するため,処理を続行できません。ボリュームの構成を確認してください。
(CLIの場合)
要因
マウントポイントドライブがほかのマウントポイントにマウントされています。
対処
ボリュームの構成を確認してください。
DRM-10065 バックアップ情報として登録された処理対象ボリュームのLDEV番号またはSERIAL番号が現在の構成と一致しません。 (GUIの場合)
要因
バックアップ情報として登録された処理対象ボリュームのLDEV番号またはSERIAL番号が現在の構成と不整合です。
対処
バックアップ情報として登録された処理対象ボリュームのLDEV番号またはSERIAL番号が現在の構成と不整合であるため,処理を続行できません。バックアップ時のボリューム構成に変更がないことを確認してください。バックアップ時のボリューム構成を確認後,RAID Managerコマンドなどを使用し,現在のボリューム構成を確認してください。
(CLIの場合)
要因
現在の構成はバックアップ情報の処理対象ボリュームのLDEV番号またはSERIAL番号ではありません。KAVX5128-Eが表示されている場合,表示結果がバックアップカタログに登録されていた処理対象ボリュームのLDEV番号,SERIAL番号です。論理ボリュームマネージャー導入環境の場合,ディスクグループ名が表示されます。ベーシックディスク構成の場合は,ディスクグループ名に「-」が表示されます。
対処
次の順序で,バックアップ時のボリューム構成に変更がないことを確認してください。
  1. 次のコマンドに-lオプションを指定して実行し,バックアップ時のボリューム構成を確認してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfscatコマンド
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqlcatコマンド
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgcatコマンド
  2. RAID Managerコマンドなどを使用し,現在のボリューム構成を確認してください。
ボリュームを入れ替えてLDEV番号が変わった場合など,強制的にリストアするときは,-forceオプションを指定してコマンドを実行してください。
DRM-10066 処理対象であるマウントポイントの文字列が最大長を超えています. (GUIの場合)
要因
処理対象であるマウントポイントディレクトリの文字列が最大長を超えています。
対処
処理対象であるマウントポイントディレクトリ名の文字列が最大長を超えているため,処理を続行することができません。マウントポイントディレクトリ名の文字列長を確認してください。
(CLIの場合)
要因
処理対象であるマウントポイントディレクトリの文字列が最大長を超えているため,処理を続行できません。
対処
マウントポイントディレクトリ名の文字列長を確認してください。
DRM-10067 処理対象の論理ボリューム名が長過ぎます。 (GUIの場合)
要因
処理対象の論理ボリューム名が長過ぎます。
対処
処理対象である論理ボリューム名の文字列が最大長を超えているため,処理を続行することができません。論理ボリューム名の文字列長を確認してください。
(CLIの場合)
要因
処理対象である論理ボリューム名の文字列が最大長を超えているため,処理を続行できません。
対処
論理ボリューム名の文字列長を確認してください。
論理ボリューム名の最大文字列長はOSで指定できる最大文字数です。
DRM-10069 コピーグループ情報の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
RAID管理ソフトウェアのコマンドにより,コピーグループ情報の取得に失敗しました。
対処
RAID管理ソフトウェアの設定を見直してください。見直したあと,正しければRAID管理ソフトウェアのログ情報を参照し,問題がないかどうかを確認してください。問題が判明しない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
RAID Managerのコマンドによって,コピーグループ情報の取得に失敗した場合に出力されるメッセージです。
対処
RAID Managerのログ情報を参照して,RAID Managerのコマンドが失敗した要因をRAID Managerのマニュアルに従って取り除いてください。そのあとにReplication Manager Application Agentのコマンドを再度実行してください。
失敗した要因は,Replication Manager Application Agentを実行する構成または設定にある場合があります。マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」の次の事項を参照して,構成および設定を確認してください。
  • Application Agentを使用する場合のシステム構成と注意事項
  • Application Agentが適用できるボリューム構成
  • RAID Managerの設定
  • Application Agentの動作の設定
  • RAID Managerと連携するためのApplication Agentの設定
DRM-10070 ディクショナリマップファイル更新時にペア生成されていないコピーグループが指定されました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用するファイルの更新時にペア状態がSimplexだったコピーグループをバックアップ・リシンクしました。
対処
対象となるコピーグループをペア生成したあと,ホスト情報更新を実行してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイル更新時に,コピーグループのペア状態がSMPLだったコピーグループをバックアップまたは再同期した場合に出力されるメッセージです。
対処
RAID Managerのpairresyncコマンドを使用して,コピーグループのペア状態をPAIRにして,ディクショナリマップファイルを更新してください。
DRM-10071 ペアステータスがSMPLモードに変更されています。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用するファイルに適切なパラメーターを指定しないで,ペア状態がSimplexのコピーグループをバックアップ,またはリストアしました。
対処
RAID Managerの構成定義ファイルとReplication Manager Application Agentが使用するファイルから対象のペア論理ボリュームの定義を削除するか,または,構成定義ファイルとReplication Manager Application Agentが使用するファイルにPAIR_CREATE=ENABLEのパラメーターを指定してください。
(CLIの場合)
要因
RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)にPAIR_CREATE=ENABLEパラメーターを指定しないで,コピーグループのペア状態がSMPLのコピーグループをバックアップまたは再同期した場合に出力されるメッセージです。
対処
次のどれかの方法で対処してください。
  • RAID Manager構成定義ファイル(horcmn.conf)から対象のペア論理ボリュームの定義を削除する。
  • RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)にPAIR_CREATE=ENABLEパラメーターを指定し,ディクショナリマップファイルを更新する。
  • 次の操作でコピーグループをロックして操作対象から外す。
    drmcgctl -copy_groupコピーグループ名-mode lock
DRM-10073 指定されたコピーグループのボリューム複製機能はサポート対象外です。 (GUIの場合)
要因
サポート対象外であるコピー種別のペアボリューム(コピーグループ)をコマンドの入力として指定しています。
対処
コピーグループは,サポート外のボリューム複製機能を利用しています。コピー種別がHi-Copy / Cross-system copyのペアボリュームをコマンドの処理対象にはすることはできません。コピーグループのコピー種別を確認してください。
(CLIの場合)
要因
コピーグループは,Replication Manager Application Agent がサポートしないボリューム複製機能を利用しています。コピー種別がHi-Copy / Cross-system copyのペアボリュームを,コマンドの処理対象にはすることはできません。
対処
コピーグループのコピー種別を確認してください。
KAVX5120-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のコピーグループです。
DRM-10074 処理対象のボリュームにデータ保護が設定されています。 (GUIの場合)
要因
対象のボリュームにデータ保護が設定された状態で,コマンドを実行しています。
対処
RAID管理ソフトウェアでボリュームのアクセス属性を確認し,アクセス制限を解除したあとに再度コマンドを実行してください。
(CLIの場合)
要因
対象のボリュームにデータ保護が設定された状態で,コマンドを実行した場合に出力されるメッセージです。
対処
RAID Managerでボリュームのアクセス属性を確認し,アクセス制限を解除したあとに再度コマンドを実行してください。
DRM-10075 処理対象となるコピーグループが見つかりません。 (GUIの場合)
要因
処理対象となるコピーグループが,現在の構成に存在していません。
対処
  • VSSを使用している場合,システム環境変数VSHTCHORCMINST_REMOTEに設定されているインスタンス番号を確認してください。
  • 処理対象のコピーグループがRAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)に定義されているか確認してください。
  • RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターに処理対象のコピーグループを記述したRAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)のインスタンス番号が定義されているか確認してください。
(CLIの場合)
要因
処理対象となるコピーグループが,現在の構成に存在しない場合に出力されるメッセージです。
対処
次のどれかの方法で対処してください。
  • VSS連携機能を使用している場合,システム環境変数VSHTCHORCMINST_REMOTEに設定されているインスタンス番号を確認してください。
  • 処理対象のコピーグループがRAID Managerに定義されているか確認してください。
  • RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のHORCMINSTパラメーターに,処理対象のコピーグループを記述したRAID Managerの構成定義ファイル(horcmn.conf)のインスタンス番号が定義されているか確認してください。
DRM-10076 RAID管理ソフトウェアのコマンドの実行でエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
RAID Managerのコマンドの実行時に,エラーが発生しています。
対処
RAID管理ソフトウェアの設定を見直してください。設定が正しい場合は,RAID管理ソフトウェアのログ情報を参照し,問題がないかどうかを確認してください。
(CLIの場合)
要因
RAID Managerのコマンドの実行時に,エラーが発生した場合に出力されるメッセージです。
対処
RAID Managerのログ情報を参照し,問題がないかどうかを確認してください。
DRM-10077 RAID管理ソフトウェアが起動されていません。 (GUIの場合)
要因
処理対象であるRAID Managerのインスタンスが停止しています。
対処
RAID管理ソフトウェアの設定を見直してください。設定が正しい場合は,RAID管理ソフトウェアのログ情報を参照し,問題がないか確認してください。
(CLIの場合)
要因
処理対象のRAID Managerのインスタンスが停止している場合に出力されるメッセージです。
対処
次のどちらかの方法で対処してください。
  • 処理対象のRAID Managerのインスタンスが停止している場合は,インスタンスを起動してください。
  • DBサーバ側のRAID Managerのインスタンスが停止している場合は,インスタンスを起動してください。
RAID Managerのインスタンスが起動できない場合は,RAID Managerのログ情報を参照し,問題がないか確認してください。
DRM-10080 正ボリュームとして処理しようとしたボリュームが副ボリュームになっています。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用するファイルの更新後に処理対象のコピーグループのローカルボリュームが副ボリュームに変更されています。
対処
ローカルボリュームを正ボリュームに変更してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイル更新後に処理対象のコピーグループのローカルボリュームが副ボリュームに変更されている場合に表示されるメッセージです。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照して,処理対象のボリュームを正ボリュームにしてください。
DRM-10081 異なるボリューム複製機能を利用したコピーグループを同時に指定することは出来ません。 要因
ストレージシステム内のボリューム複製機能を利用したコピーグループとストレージシステム間のボリューム複製機能を利用したコピーグループを同時に指定した場合に表示されるメッセージです。
対処
コピーグループ一括定義ファイルに記述したコピーグループのコピー種別が混在しないように変更して,再度コマンドを実行してください。
コピー種別は,次のコマンドで確認できます。
  • リシンク対象がファイルシステムの場合
    drmfsdisplay -cf
  • リシンク対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqldisplay -cf
  • リシンク対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgdisplay -cf
DRM-10082 指定された世代識別名が不正です。 (GUIの場合)
要因
指定された対象世代名(世代識別名)を持つコピーグループがありません。
対処
対象世代名(世代識別名)を確認して再実行してください。
(CLIの場合)
要因
指定された世代識別名を持つコピーグループが存在しません。
対処
次のコマンドで世代識別名を確認し,コマンドを再度実行してください。
  • バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfsdisplay -cf
  • バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqldisplay -cf
  • バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgdisplay -cf
DRM-10083 RAID管理ソフトウェアとの連携に必要な準備でエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用するファイルの読み込み処理でエラーが発生しました。
対処
次のどちらかの対処を行ってください。
  1. このメッセージがKAVX5100-Eと同時に出力された場合,Replication Manager Application Agentが使用するファイルが不足していないか確認してください。
  2. このメッセージがKAVX5102-Eと同時に出力された場合,Replication Manager Application Agentが使用するファイルのうち関連するファイルの記述内容を確認し,出力されたパラメーターを記述してから,再度コマンドを実行してください。
(CLIの場合)
要因
RAID Manager用連携定義ファイルまたはコピーパラメーター定義ファイルの読み込み処理でエラーが発生しました。
次の要因が考えられます。
  • KAVX5100-Eと同時に出力された場合
    -pfオプションに指定したコピーパラメーター定義ファイルのファイル名が誤っている,または存在していない。
  • KAVX5102-Eと同時に出力された場合
    RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)に出力されたパラメーターが記述されていない。
対処
要因に応じて,次の対処をしてください。
  • KAVX5100-Eと同時に出力された場合
    -pfオプションに指定したコピーパラメーター定義ファイルが存在するかどうか確認し,正しいコピーパラメーター定義ファイル名を指定して,コマンドを再度実行してください。
  • KAVX5102-Eと同時に出力された場合
    RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)の記述内容を確認し,出力されたパラメーターを記述してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10084 コピーグループの選択でエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップ時のコピーグループ選択でエラーが発生しました。
対処
直前に出力されたメッセージの対処方法を参考にしてエラーの発生要因を解決し,コマンドを再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップを実行したときのコピーグループの選択でエラーが発生しました。
対処
直前に出力されたメッセージの対処方法を参考にしてエラー発生の要因を解決し,コマンドを再度実行してください。
DRM-10085 レジストリ情報定義ファイルの処理で内部エラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用するファイルの読み込みに失敗,またはそのファイルが不正に破壊,改ざんされています。
対処
Replication Manager Application Agentを再インストールしてください。回復しない場合は,製品マニュアルのトラブルシュートの項目に記載された内容を確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
  • 内部ファイル(レジストリ情報定義ファイル)の読み込みに失敗した。
  • 内部ファイル(レジストリ情報定義ファイル)が不正に破壊・改ざんされた。
対処
Replication Manager Application Agentを再インストールしてください。回復しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10086 連携するソフトウェア情報を取得するためのレジストリ読み込みに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
連携するソフトウェア情報を取得するためのレジストリの読み込みに失敗しました。
対処
連携するソフトウェア製品が正しくインストールされているか確認してください。 レジストリに異常が見られる場合はOSを再インストールしてください。
(CLIの場合)
要因
連携するソフトウェア情報を取得するためのレジストリの読み込みに失敗しました。
対処
Replication Manager Application Agentと連携するソフトウェア製品が正しくインストールされているかどうか確認してください。
レジストリに異常が見られる場合はOSを再インストールしてください。
DRM-10087 連携するソフトウェアのインストールパスが複数検知されました。 (GUIの場合)
要因
連携するソフトウェアで,バージョンの違うインストールパスが二つ以上見つかりました。
対処
連携するソフトウェアで,異なるバージョンの製品がインストールされている可能性があります。現在インストールされている製品を確認し,複数のバージョンがある場合は使用していないバージョンをアンインストールしてください。レジストリに異常が見られる場合は,OSを再インストールしてください。
(CLIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentに連携するソフトウェアで,バージョンの異なるインストールパスが二つ以上見つかりました。
Replication Manager Application Agentと連携するソフトウェア製品で,異なるバージョンの製品がインストールされている可能性があります。
対処
現在インストールされている製品のバージョンを確認し,複数のバージョンが存在する場合は使用していないバージョンをアンインストールしてください。
レジストリに異常が見られる場合はOSを再インストールしてください。
DRM-10088 ディスクグループのデポートに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
論理ボリュームマネージャーにより作成されたディスクグループのデポート操作に失敗しました。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,ディスクグループの状態を確認してください。ディスクグループの状態が正常であることを確認できない場合は,ディスクグループを再作成してください。ディスクグループの不具合を解消したあと,論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループをインポートし,論理ボリュームを再マウントしてください。
バックアップおよびリストア時に表示され,クラスタ製品にVERITAS Cluster Server for Windowsを使用している場合は,登録したクラスタ情報に誤りがないか確認してください。
(CLIの場合)
要因
VxVMのディスクグループのデポート操作に失敗した場合に表示されるメッセージです。
KAVX5131-Eが表示されているときは,表示結果がエラー対象のディスクグループです。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループの状態を確認してください。
ディスクグループの状態が正常であることを確認できない場合は,ディスクグループを再度作成してください。
ディスクグループの不具合を解消したら,論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループをインポートし,論理ボリュームを再マウントしてください。
バックアップまたはリストア時に表示され,クラスタソフトウェアにVeritas Cluster Server for Windowsを使用している場合は,drmclusinitで登録したクラスタ情報に誤りがないか確認してください。
DRM-10089 ディスクグループのインポートに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
論理ボリュームマネージャーにより作成されたディスクグループのインポート操作に失敗しました。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループの状態を確認してください。
ディスクグループが正常なことを確認できない場合は,ディスクグループを再作成してください。
ディスクグループの不具合を解消したあと,論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループをインポートし,論理ボリュームを再マウントしてください。
(CLIの場合)
要因
VxVMのディスクグループのインポート操作に失敗した場合に表示されるメッセージです。
KAVX5131-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のディスクグループです。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループの状態を確認してください。
ディスクグループの状態が正常であることを確認できない場合は,ディスクグループを再度作成してください。
ディスクグループの不具合を解消したら,論理ボリュームマネージャーを使用してディスクグループをインポートし,論理ボリュームを再マウントしてください。
DRM-10090 物理ドライブからの論理ボリュームに関する情報の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
論理ボリューム情報を取得する処理に失敗しました。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,物理ドライブに正しく論理ボリュームが定義されているかを確認してください。
論理ボリュームが正常なことを確認できない場合は,論理ボリュームをいったん削除し再作成したあと,マウントしてください。
(CLIの場合)
要因
物理ドライブからOSのAPIを使用して取得しようとした論理ボリューム情報が取得できませんでした。
KAVX5130-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象の物理ドライブです。
対処
論理ボリュームマネージャーを使用して,物理ドライブに正しく論理ボリュームが定義されているかを確認してください。
論理ボリュームが正常なことを確認できない場合は,論理ボリュームをいったん削除してから再度作成し,マウントしてください。
DRM-10091 物理ドライブの再走査に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
物理ドライブ情報の再走査処理に失敗しました。
対処
Veritas Volume Managerまたは,Logical Device Managerが正常に動作しているか確認してください。
正常に動作していることが確認できない場合は,Veritas Volume Managerまたは,Windows OSを再インストールしてください。
(CLIの場合)
要因
物理ドライブ情報の再走査処理に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
VxVMが正常に動作しているか確認してください。
正常に動作していることが確認できない場合は,VxVMを再インストールしてください。
DRM-10097 diskpartに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
diskpartコマンドが失敗しました。
対処
システムログの内容を確認し,diskpartコマンドが失敗した原因を取り除いたあと,再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
diskpartコマンドが失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
システムログの内容を確認し,diskpartコマンドが失敗した原因を取り除いたあと,コマンドを再度実行してください。
DRM-10098 現在の構成に,指定されたコピーグループが一つも存在しません。 (GUIの場合)
要因
リストア時に,レプリカ作成時のコピーグループが存在しません。
対処
このメッセージ以降に出力された詳細メッセージを確認し,対処してください。
(CLIの場合)
要因
リストア実行時に,バックアップカタログに存在するコピーグループが,現在の構成に存在しない場合に表示されるメッセージです。
対処
このメッセージ以降に出力された,KAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
DRM-10099 選択可能な世代を特定できません。 (GUIの場合)
要因
コピーグループがロックされているため,利用可能なコピーグループが存在しません。
対処
このメッセージ以降に出力された詳細メッセージを確認し,対処してください。
(CLIの場合)
要因
コピーグループがロックされているため,利用できるコピーグループが存在しない場合に表示されるメッセージです。
対処
このメッセージ以降に出力された,KAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
DRM-10100 OSが同時にオープンできるファイルの上限値を超えています。 (GUIの場合)
要因
システムでオープンできる最大ファイル数の制限を超えました。
対処
OSカーネルパラメーターを再定義し,システムがオープンできるファイル数を大きくしてください。
(CLIの場合)
要因
システムでオープンできるファイル数の制限を超えて,ファイルをオープンしようとしました。
対処
OSのカーネルパラメーターを定義し直して,システムがオープンできるファイル数を増やしてください。
DRM-10101 ディクショナリマップファイルの内容が壊れています。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで使用されているファイルが壊れています。
対処
ホスト情報更新を行ったあと,再実行してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルが壊れています。
対処
drmdbsetupユーティリティを使用して,ディクショナリマップファイルを作成し直してください。
DRM-10102 該当レコードはロックされています。 (GUIの場合)
要因
データベースを更新しようとしたとき,更新対象のレコードがロックされていて,更新できませんでした。
対処
しばらく待ってから再度実行してください。再度実行した場合,エラーが発生するときは,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルの更新時に,更新対象のレコードがロックされていたため,更新できませんでした。
対処
しばらく待ってからコマンドを再度実行してください。
DRM-10103 該当ファイルはロックされています。 (GUIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルを更新しようとしたとき,更新対象のファイルがロックされていて,更新できませんでした。
対処
しばらく待ってから再度実行してください。再度実行した場合,エラーが発生するときは,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルの更新時に,更新対象のファイルがロックされていたため,更新できませんでした。
対処
しばらく待ってからコマンドを再度実行してください。
DRM-10104 該当レコードがありません。 (GUIの場合)
要因
参照対象のレコードが存在しないため,参照できませんでした。
対処
Application Agentの設定で正しい値を指定しているかどうかを確認してください。情報が正しい場合,ホスト情報更新を行ってください。再度実行した場合,エラーが発生するときは,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルの参照時に,参照対象のレコードが存在しなかったため,参照できませんでした。
対処
次のコマンドを使用し,ディクショナリマップファイルの内容を更新してください。
次のように実行します。
  • バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfsdisplay -refresh
  • バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqldisplay -refresh
  • バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgdisplay -refresh
DRM-10105 メモリー不足が発生しました。 (GUIの場合)
要因
操作を実行したときにメモリー不足が発生しました。
対処
メモリーを増設したあと,コマンドを再実行してください。
(CLIの場合)
要因
コマンドの実行時に,メモリーが不足しています。
対処
メモリーを増設してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10106 内部エラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
内部処理を実行中にシステムコールを利用したとき,未知の内部エラーが発生しました。
対処
製品マニュアルのトラブルシュートの項目に記載された内容を確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。回復するためには製品のアンインストール後,再度インストールが必要になります。
(CLIの場合)
要因
内部処理の実行中,システムコールを利用したときに未知の内部エラーが発生しました。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
また,バックアップコマンドの実行中に,drmfscatコマンド,drmsqlcatコマンド,drmexgcatコマンド,drmoracatコマンド,またはdrmappcatコマンドを実行するとこのメッセージが出力されることがあります。
この場合,バックアップコマンドが終了したことを確認したあとで,上記のコマンドを再度実行してください。
DRM-10107 ディクショナリマップファイルはすでに存在します。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで使用されているファイルはすでにあります。
対処
ホスト情報更新を行ってください。再度実行した場合,エラーが発生するときは,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
drmdbsetupユーティリティを使用して,指定のディレクトリにディクショナリマップファイルを作成した場合に,以前のインストール時にすでに作成されたディクショナリマップファイルが存在するときに出力されるメッセージです。
対処
指定のディレクトリのディクショナリマップファイルを一度削除してから,drmdbsetupユーティリティを使用して再度作成してください。
DRM-10108 ディクショナリマップファイルが見つかりません。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで使用されているファイルがありません。
対処
Application Agentの設定で正しい値を指定しているかどうかを確認して,設定を完了してください。
Application Agentの追加の際にこのエラーが発生した際は,この後,Application Agentの設定を行ってください。
再度実行したあとエラーが発生する場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
何らかの理由で,ディクショナリマップファイルが削除されているか,ディクショナリマップファイル格納ディレクトリがない場合に出力されるメッセージです。
対処
環境変数(DRM_HOSTNAME)および構成定義ファイル(init.conf)の内容を確認してください。
そのあとに,ディクショナリマップファイル格納ディレクトリを作成し,drmdbsetupユーティリティを使用して,ディクショナリマップファイルを作成してください。
DRM-10109 ドライブ容量が足りません。 (GUIの場合)
要因
操作を実行する際にドライブ容量が不足しています。
対処
ドライブ容量を確保したあと,再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
コマンドの実行時に,ドライブ容量が不足しています。
対処
ドライブ容量を確保してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10110 アクセス権がありません。 (GUIの場合)
要因
一般ユーザーなど,操作を実行するための権限がないユーザーで操作が行われました。
対処
権限を見直したあと,再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
コマンドを実行する権限がないユーザーでコマンドを実行しようとしました。
対処
システム管理者権限でコマンドを再度実行してください。
DRM-10111 指定したコピーグループはすでにロックされています。 (GUIの場合)
要因
コピーグループをロックしようとしたときに,指定したコピーグループはすでにロックされていました。
対処
対処の必要はありません。
(CLIの場合)
要因
コピーグループをロックしようとしましたが,指定したコピーグループはすでにロックされていました。
対処
drmmountコマンド実行時にこのメッセージが表示される場合は,次のことを確認してください。
  1. 同じバックアップIDでdrmmountコマンドが実行済みでないか。
  2. 実行済みのdrmmountコマンドが,エラーを出力したdrmmountコマンドで指定したバックアップIDに含まれるコピーグループを含んでいないか。
要因に応じて,それぞれ次の対処をしてください。
  1. このエラーを出力したバックアップIDでdrmumountコマンドを実行後,再度drmmountコマンドを実行してください。
  2. 実行済みのdrmmountコマンドから,エラーを出力したdrmmountコマンドで指定したバックアップIDに含まれるコピーグループを含んでいるものを探します。該当するバックアップIDを指定してdrmumountコマンドを実行後,再度drmmountコマンドを実行してください。
DRM-10112 指定したコピーグループはロックされていません。 (GUIの場合)
要因
コピーグループをアンロックしようとしたときに,指定したコピーグループはロックされていませんでした。
対処
対処の必要はありません。
(CLIの場合)
要因
コピーグループのロックを解除しようとしましたが,指定したコピーグループはロックされていませんでした。
対処
対処の必要はありません。
DRM-10113 利用可能なコピーグループが存在しません。 (GUIの場合)
要因
バックアップを実行したときに,すべてのコピーグループがロックされていて,利用できるコピーグループが存在しませんでした。
対処
コピーグループのロックを解除したあと,再度バックアップコマンドを実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップの実行時に,すべてのコピーグループがロックされていたため,利用できるコピーグループが存在しませんでした。
対処
コピーグループのロックを解除してから,バックアップコマンドを再度実行してください。
DRM-10114 一時ファイルの操作で,システムエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
コマンドによって実行された一時ファイルの操作において,システムエラーが発生しました。
対処
メモリーやドライブ容量が十分かどうかを確認してください。十分な場合,システムログを参照し,OSに異常がないかどうか確認してください。異常が見受けられない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
コマンド対象の一時ファイルの操作で,システムエラーが発生しました。
対処
メモリーやドライブに十分な空き容量があるかどうか確認してください。メモリーやドライブの容量に問題がない場合は,システムログを参照し,OSに異常がないかを確認してください。
また,バックアップコマンドの実行中に,drmfscatコマンド,drmsqlcatコマンド,drmexgcatコマンド,drmoracatコマンド,またはdrmappcatコマンドを実行するとこのメッセージが出力されることがあります。
この場合,バックアップコマンドが終了したことを確認したあとで,上記のコマンドを再度実行してください。
DRM-10115 指定したバックアップデータはすでにロックされています。 (GUIの場合)
要因
ロック中のコピーグループに対して,レプリカ作成またはレプリカ情報取得を実行しようとしました。
対処
レプリカ作成またはレプリカ情報取得を実行する前に,レプリカ対象のコピーグループをアンロックしてください。
(CLIの場合)
要因
ロックされたコピーグループに対して,コマンドを実行しようとしました。
対処
コマンドを実行する前に,対象のコピーグループのロックを解除してください。
DRM-10116 ディクショナリマップファイルに不正がありましたが,修復する権限がありません。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで使用しているファイルが何らかの理由により破壊されたあと,修復しようとしましたが,一般ユーザー権限により操作が実行されたため修復できません。
対処
Replication Manager Application Agentサービスの実行ユーザーにシステム管理者権限を与え,再度操作を実行してください。
(CLIの場合)
要因
破損したディクショナリマップファイルを修復するコマンドを,一般ユーザー権限で実行しようとしました。
対処
システム管理者権限で,ディクショナリマップファイルの更新コマンドを再度実行してください。
DRM-10117 テープにバックアップしたバックアップIDは指定できません。 要因
drmtapecatコマンドで表示されるバックアップIDに対して,drmcgctlコマンドでコピーグループをロックしようとした場合に出力されるメッセージです。
対処
drmcgctlコマンドに指定するバックアップIDは,次のコマンドで表示されるバックアップIDを指定してください。
  • バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfscatコマンド
  • バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqlcatコマンド
  • バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgcatコマンド
DRM-10118 ディクショナリマップファイルのバージョンが異なっています。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentをバージョンアップした際にReplication Manager Application Agentで使用されているファイルのバージョンが異なっています。
対処
Application Agentの設定を行ってください。
(CLIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentをバージョンアップしたときに,以前のバージョンのディクショナリマップファイルがデフォルトの格納ディレクトリ,またはinit.confで指定されたディレクトリにすでに存在しているため,本バージョンとデータフォーマットが異なっています。
対処
drmdbconvertコマンドを使用して,ディクショナリマップファイルのデータ変換を行ってください。
ディクショナリマップファイルのデフォルトの格納ディレクトリは,次のとおりです。
Replication Manager Application Agentのインストール先\DRM\db
DRM-10119 構成定義ファイル(init.conf)の仮想サーバ名が不正です。 (GUIの場合)
要因
仮想サーバ名が不正です。
対処
構成を確認し,必要があればApplication Agentの編集ダイアログから仮想サーバ名を変更してください。解決できない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義した仮想サーバ名と,DRM_HOSTNAME環境変数で定義した仮想サーバ名が一致していません。
対処
構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義した仮想サーバ名と,DRM_HOSTNAME環境変数に定義した仮想サーバ名を確認してください。
DRM-10120 DRM_HOSTNAME環境変数または構成定義ファイル(init.conf)の仮想サーバ名が長過ぎます。 (GUIの場合)
要因
仮想サーバ名が長過ぎます。
対処
Replication Manager Application Agentは63文字までの仮想サーバ名をサポートしています。
使用している仮想サーバ名を63文字以下にしてください。
(CLIの場合)
要因
構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義した仮想サーバ名,またはDRM_HOSTNAME環境変数で定義した仮想サーバ名が長過ぎます。
対処
構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義されている仮想サーバ名と,DRM_HOSTNAME環境変数に定義した仮想サーバ名を確認してください。
DRM-10121 指定したディクショナリマップファイルのディレクトリ名が不正です。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentが使用するファイルのディレクトリ名が不正です。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
  • 構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義したディクショナリマップファイルのディレクトリ名が長過ぎる。
  • 構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義したディクショナリマップファイルのディレクトリ名が絶対パスで指定されていない。
対処
構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHパラメーターに定義されているディクショナリマップファイルのディレクトリ名を確認してください。
DRM-10122 指定したコピーグループはリモートコピーであり処理対象外です。 (GUIの場合)
要因
指定したコピーグループはリモートコピーであり処理対象外です。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
リモートコピーのコピーグループを指定して,drmtapebackupまたはdrmtaperestoreコマンドを実行した場合に出力されるメッセージです。
対処
drmtapebackupまたはdrmtaperestoreで指定したバックアップカタログでバックアップされたコピーグループのコピー種別を確認してください。drmtapebackupおよびdrmtaperestoreコマンドはストレージシステム内のボリューム複製機能だけを処理対象としています。
リモートコピーを利用したコピーグループに対して,テープへのバックアップやテープからのリストアを行う場合は,EX_DRM_TAPE_BACKUPコマンドおよびEX_DRM_TAPE_RESTOREコマンドを使用してください。
DRM-10123 ディクショナリマップファイルは最新版なので,データ変換をする必要はありません。 (GUIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルは最新版なので,データ変換をする必要はありません。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
最新のデータ構造であるディクショナリマップに対してdrmdbconvertコマンドを実行した場合に出力されるメッセージです。
対処
drmdbconvertコマンドによってデータを変換しなくても,通常のバックアップ運用ができます。
DRM-10124 ディクショナリマップファイルに矛盾を検出しました。 (GUIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルの内部が不正であるため,ディクショナリマップファイルに対する操作に失敗しました。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
ディクショナリマップファイルの内部に矛盾があるため,ディクショナリマップファイルに対する操作が失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のディクショナリマップファイル障害の対処の説明を参照して,ディクショナリマップファイルの回復手順を実行してください。回復手順を行ってもエラーが発生する場合は,同時に出力されたテーブル名,処理およびエラーコードを確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10125 ディクショナリマップファイルに対する処理で,予期しないエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで使用されるファイルに対する処理で,予期しないエラーが発生しました。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
予期しない致命的なエラーが発生したため,ディクショナリマップファイルに対する操作が失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照し,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10126 ディクショナリマップに対する処理で,システムエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで使用されるファイルに対する処理で,システムエラーが発生しました。
対処
出力されたOSのエラーコードを基に,システムエラーの原因を取り除いたあと,再度実行してください。
システムエラーの内容,発生原因および対処法については,各OSのマニュアルを参照してください。
解決できない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
OSのシステムエラーが原因で,ディクショナリマップファイルに対する操作が失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
出力されたOSのエラーコードを基に,システムエラーの原因を取り除いたあと,再度実行してください。
システムエラーの内容,発生原因および対処方法については,各OSのマニュアルを参照してください。
DRM-10300 選択可能なコピーグループが定義されていません。 (GUIの場合)
要因
選択したストレージグループに属するボリュームにコピーグループが定義されていません。または,サポート対象外のコピー種別のコピーグループだけが定義されています。
対処
コピーグループを定義して再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップ対象として指定したボリュームにコピーグループが定義されていない場合,またはサポート対象外のコピー種別のコピーグループだけが定義されている場合に表示されるメッセージです。
対処
このメッセージ以降に出力された,KAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
DRM-10301 バックアップ先の世代数が異なります。 (GUIの場合)
要因
レプリカの世代数が異なります。
対処
このメッセージ以降に出力されたKAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
(CLIの場合)
要因
ディスクグループ内のコピーグループの数が,物理ドライブごとで異なる場合に表示されるメッセージです。
対処
このメッセージ以降に出力された,KAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
DRM-10302 ボリューム名の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
ボリューム名の取得に失敗しました。
対処
KAVX0272-Eが出力されている場合バックアップサーバのイベントログに異常を示すメッセージが出力されていないか確認し,要因を取り除いて再度コマンドを実行してください。KAVX0272-Eが出力されていない場合このメッセージ以降に出力されたKAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
(CLIの場合)
要因
ボリューム名の取得に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
KAVX0272-Eが出力されていない場合は,このメッセージ以降に出力されたKAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
KAVX0272-Eが出力されている場合は,バックアップサーバのイベントログに異常を示すメッセージが出力されていないか確認し,要因を取り除いてから再度コマンドを実行してください。
DRM-10303 ファイルシステムの中間バッファのフラッシュに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
ファイルシステムの中間バッファのフラッシュに失敗しました。
対処
このメッセージ以降に出力されたKAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
(CLIの場合)
要因
ファイルシステムの中間バッファのフラッシュに失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
このメッセージ以降に出力された,KAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
DRM-10304 ファイルのオープンに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
ファイルのオープンに失敗しました。
対処
このメッセージ以降に出力されたKAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
(CLIの場合)
要因
ファイルのオープンに失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
このメッセージ以降に出力された,KAVX0006-Eの要因となった詳細メッセージを確認し,対処してください。
DRM-10305 マウントポイントが異なります。 (GUIの場合)
要因
マウントポイントが異なります。情報が最新でない可能性があります。
対処
ホスト情報更新を行ってください。解決しない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップカタログの情報と現在の構成で,リストア対象の論理ボリュームについて一つ以上マウントポイントが異なる論理ボリュームが存在している場合に表示されるメッセージです。
KAVX5129-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のディスクグループです。
対処
次の順序でバックアップ時のボリューム構成に変更がないことを確認してください。
  1. 次のコマンドに-lオプションを指定して実行し,バックアップ時のボリューム構成を確認してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfscatコマンド
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqlcatコマンド
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgcatコマンド
  2. RAID Managerコマンドなどを使用して現在のボリューム構成を確認してください。
DRM-10306 物理ドライブ数が異なります。 (GUIの場合)
要因
レプリカカタログの情報と現在の構成で,リストア対象の物理ドライブ数が異なります。情報が最新でないおそれがあります。
対処
ホストの情報を更新してください。解決しない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップカタログの情報と現在の構成で,リストア対象の物理ドライブ数が異なっている場合に表示されるメッセージです。
KAVX5129-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のディスクグループです。
対処
次の順序で,バックアップ時のボリューム構成に変更がないことを確認してください。
  1. 次のコマンドに-lオプションを指定して実行し,バックアップ時のボリューム構成を確認してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfscatコマンド
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqlcatコマンド
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgcatコマンド
  2. RAID Managerコマンドなどを使用して現在のボリューム構成を確認してください。
DRM-10307 ボリューム数が異なります。 (GUIの場合)
要因
ボリューム数が異なります。情報が最新でない可能性があります。
対処
ホスト情報更新を行ってください。解決しない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップカタログの情報と現在の構成で,リストア対象のボリューム数が異なっている場合に表示されるメッセージです。
KAVX5129-Eが表示されている場合は,表示結果がエラー対象のディスクグループです。
対処
次の順序で,バックアップ時のボリューム構成に変更がないことを確認してください。
  1. 次のコマンドに-lオプションを指定して実行し,バックアップ時のボリューム構成を確認してください。
    ・バックアップ対象がファイルシステムの場合
    drmfscatコマンド
    ・バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    drmsqlcatコマンド
    ・バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    drmexgcatコマンド
  2. RAID Managerコマンドなどを使用し,現在のボリューム構成を確認してください。
DRM-10308 拡張メンテナンスモードに関する操作でエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
拡張メンテナンスモードに関する操作でエラーが発生しました。
対処
次のことを確認してください。
  • MSCSの拡張メンテナンスモードを使用するためのパッチがインストールされていること。
  • 対象のディスクリソースがオンライン状態であること。
  • ホストノードが対象ディスクリソースを所有していること。
問題がない場合は,同時に出力されたテーブル名,処理およびエラーコードを確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
  • ディスクリソースのメンテナンスモードの状態を取得できなかった。
  • 操作対象のディスクリソースを拡張メンテナンスモードに変更できなかった。
対処
次のことを確認してください。
  • MSCSの拡張メンテナンスモードを使用するためのパッチがインストールされているか。
  • 対象のディスクリソースがオンライン状態であるか。
  • ホストノードが対象ディスクリソースを所有しているか。
問題がない場合は,同時に出力されたテーブル名,処理およびエラーコードを確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10309 対象ディスクリソースがオンラインではありません。 (GUIの場合)
要因
対象ディスクリソースがオンラインではありません。
対処
操作対象のディスクリソースが,オンライン状態であることを確認してください。ディスクリソースがオンライン状態ではない場合は,ディスクリソースをオンライン状態に変更したあと,再度実行してください。
対象のリソースがオンライン状態であるにもかかわらずエラーが発生する場合は,同時に出力されたテーブル名,処理およびエラーコードを確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
操作対象のディスクリソースがオンライン状態ではないため,ディスクリソースの状態が変更できません。
対処
操作対象のディスクリソースがオンライン状態であることを確認してください。
ディスクリソースがオンライン状態ではない場合は,ディスクリソースをオンライン状態に変更したあとで,再度実行してください。
対象のリソースがオンライン状態であるにもかかわらずエラーが発生する場合は,同時に出力されたテーブル名,処理およびエラーコードを確認し,資料を採取したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10310 対象ディスクリソースの状態遷移待ちで,タイムアウトが発生しました。 (GUIの場合)
要因
対象ディスクリソースの状態遷移待ちで,タイムアウトが発生しました。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
ディスクリソースのメンテナンスモードの状態が,待機時間内に指定されたものに遷移しません。
対処
Replication Manager Application Agentの構成定義ファイル(init.conf)のCLU_RETRY_TIMEおよびCLU_RETRY_WAITを現在の設定よりも大きな値に変更して,再度実行してください。
DRM-10311 このバージョンのWindowsでは,オンライン状態におけるクラスタリソースの部分リストアはサポートされていません。 (GUIの場合)
要因
サーバのOSが,サポート外のバージョンです。
対処
オンライン状態におけるクラスタリソースの部分リストアを行うには,Windows Server 2003またはWindows Server 2008が必要です。
(CLIの場合)
要因
サーバのOSがWindows Server 2003またはWindows Server 2008ではありません。
オンライン状態でのクラスタリソースの部分リストアを行うには,Windows Server 2003またはWindows Server 2008が必要です。
対処
Replication Manager Application Agentの構成定義ファイル(init.conf)にCLU_MSCS_RESTORE=OFFLINEを指定して,再度実行してください。
DRM-10312 OSのバージョン情報の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
OSのバージョン情報を取得できませんでした。
対処
しばらく待ってから,ホスト情報更新を実行し,再度操作を行ってください。 それでも発生する場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
OSのバージョン情報の取得に失敗しました。
対処
製品のトレースログに出力されたエラーコードを基に,バージョンの取得に失敗した原因を取り除いたあと,再度実行してください。
DRM-10313 「Signatureとボリュームレイアウト情報」を物理ドライブに再設定するのに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
「Signatureとボリュームレイアウト情報」を物理ドライブに再設定する処理に失敗しました。
対処
物理ドライブがReplication Manager Application Agentがサポートするドライブであることを確認してください。
Replication Manager Application Agentがサポートするドライブでない場合は,システムログを参照し,物理ドライブに関して異常を表すメッセージが出力されていないかを確認し,要因を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
「Signatureとボリュームレイアウト情報」を物理ドライブに再設定する処理でエラーが発生しました。
対処
ソフトウェア添付資料を参照して,対象のボリュームがReplication Manager Application Agentでサポートしているドライブかどうかを確認してください。サポート対象の場合には,システムログを参照して,対象のボリュームに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうかを確認し,要因を取り除いてください。
DRM-10314 物理ドライブから「Signatureとボリュームレイアウト情報」の取得に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
物理ドライブから「Signatureとボリュームレイアウト情報」を取得できませんでした。
対処
物理ドライブがReplication Manager Application Agentがサポートするドライブであることを確認してください。
Replication Manager Application Agentがサポートするドライブでない場合は,システムログを参照し,対象のボリュームに関して異常を表すメッセージが出力されていないかを確認し,要因を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
物理ドライブからの「Signatureとボリュームレイアウト情報」の取得に失敗しました。
対処
ソフトウェア添付資料を参照して,対象のボリュームがReplication Manager Application Agentでサポートしているドライブかどうかを確認してください。サポート対象の場合には,システムログを参照して,対象のボリュームに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうかを確認し,要因を取り除いてください。
DRM-10315 副ボリュームの状態が不正です。 (GUIの場合)
要因
副ボリュームの状態を確認した結果,次のどれかの異常を検知しました。
  1. KAVX5146-Eが同時に表示された場合
    対象の副ボリュームがバックアップサーバでマウントされています。
  2. KAVX5147-Eが同時に表示された場合
    副ボリュームが隠ぺいされていません。
  3. KAVX5151-Eが同時に表示された場合
    ペアステータスが不正です。表示されたペアの副ボリュームが,別のペアの正ボリュームになっています。
対処
それぞれ,同時に表示されたメッセージによって対象方法が変わります。
  1. KAVX5146-Eが同時に表示された場合
    当該ボリュームを,バックアップサーバでアンマウントし,操作を再実行してください。
  2. KAVX5147-Eが同時に表示された場合
    当該ボリュームがバックアップサーバでマウントされているときには,アンマウントを行ってください。
    その後,Application Agentの設定のレプリカオプションでボリューム隠ぺいを実行してください。
    これによりバックアップサーバのボリュームが隠ぺいされます。その後,操作を再実行してください。
  3. KAVX5151-Eが同時に表示された場合
    表示されたMU番号から,副ボリュームのペアを特定しペア分割を実行してください。
(CLIの場合)
要因
副ボリュームの状態を確認した結果,次のどれかの異常を検知しました。
  • KAVX5146-Eが同時に出力された場合
    対象の副ボリュームがバックアップサーバでマウントされています。
  • KAVX5147-Eが同時に出力された場合
    副ボリュームが隠ぺいされていません。
  • KAVX5151-Eが同時に出力された場合
    ペア状態が不正です。出力されたコピーグループの副ボリュームが,別のコピーグループの正ボリュームになっています。
対処
同時に出力されたメッセージに応じて,それぞれ次の対処をしてください。
  • KAVX5146-Eが同時に出力された場合
    出力されたマウントポイントをバックアップサーバでアンマウントしてから,コマンドを再実行してください。drmmountコマンドによってマウントしたボリュームのアンマウントには,drmumountコマンドを使用してください。
  • KAVX5147-Eが同時に出力された場合
    出力されたボリュームがバックアップサーバでマウントされている場合には,アンマウントしてください。その後,RAID Manager用連携定義ファイルのHORCMINSTDEVICE_DETACH=ENABLEを記述し,drmdevctl -detachコマンドを実行してください。これによって,バックアップサーバのボリュームが隠ぺいされます。そのあとで,コマンドを再実行してください。
  • KAVX5151-Eが同時に出力された場合
    出力されたMU番号から副ボリュームのコピーグループを特定し,ペア分割を実行してください。
DRM-10316 論理ボリュームから物理ドライブに関する情報を取得することができませんでした。 (GUIの場合)
要因
論理ボリュームが配置されている物理ドライブの情報をOSのAPIを使用して取得できませんでした。
対処
システムログを参照し,対象の物理ドライブに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうか確認し,要因を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
OSのAPIを使用して,論理ボリュームが配置されている物理ドライブの情報を取得しようとしましたが,失敗しました。
対処
システムログを参照し,対象の物理ドライブに関する異常を示すメッセージが出力されていないかどうか確認してから,エラーの要因を取り除いてください。
DRM-10317 Protection Managerサービス上でエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップサーバでの処理中にReplication Manager Application Agentサービスのエラーが発生しました。
対処
同時に出力されたエラーメッセージの対処方法に従って問題を解決したあと,再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップサーバでの処理中に,Protection Managerサービスでエラーが発生しました。
対処
同時に出力されたエラーメッセージ(KAVX5024-E)の対処方法に従って問題を解決してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10318 Protection Managerサービスへの接続に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentサービスの通信処理でエラーが発生しました。
対処
同時に出力されたエラーメッセージの対処方法に従って問題を解決したあと,再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
Protection Managerサービスの通信処理でエラーが発生しました。
対処
同時に出力されたエラーメッセージ(KAVX0258-EまたはKAVX0269-E)の対処方法に従って問題を解決してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10319 環境変数の設定に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentで環境変数の設定を行う処理に失敗しました。
対処
メモリーやドライブ容量が十分かどうか確認してください。十分な場合,システムログを参照し,OSに異常がないかどうか確認してください。異常がない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
環境変数の設定処理でエラーが発生しました。
対処
メモリーやドライブ容量が十分か確認してください。メモリーやドライブの容量に問題がない場合は,システムログを参照し,OSに異常がないか確認してください。異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10320 バックアップサーバのマウントコマンドがエラー終了しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップサーバのマウント操作がエラー終了しました。
対処
マウントのパス名を正しく指定しているかどうか確認してください。正しいパス名を指定している場合,バックアップサーバ上で,システムログを参照し,異常がないかどうか確認してください。異常がない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップサーバ上のマウントコマンドがエラー終了しました。
対処
マウントのパス名を正しく指定しているかどうか確認してください。正しいパス名を指定している場合は,バックアップサーバ上で製品のトレースログファイルやシステムログを参照し,異常がないか確認してください。異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10321 バックアップサーバのバックアップIDがロックされているため,コマンドを実行できませんでした。 (GUIの場合)
要因
バックアップサーバのレプリカがすでにロックされていたため,レプリカ履歴の自動インポートに失敗しました。
対処
次のことを確認し,確認結果に応じて対処してください。
  • バックアップサーバで,ほかの操作が実行されていないか。
    ほかの操作が実行中である場合は,
    しばらく待ってから再度操作を実行してください。
  • バックアップサーバのレプリカがロックされていないか。
    ロックされているレプリカがある場合は,ロックを解除してから再度操作を実行してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップサーバのバックアップIDがすでにロックされていたため,バックアップカタログの自動インポートに失敗しました。
対処
次のことを確認し,確認結果に応じて対処してください。
  • バックアップサーバで,ほかのコマンドが実行されていないか。
    ほかのコマンドが実行中である場合は,現在実行中のコマンドが終了するのを待ってから,再度コマンドを実行してください。
  • バックアップサーバのバックアップIDがロックされていないか。
    ロックされているバックアップIDがある場合は,ロックを解除してから再度コマンドを実行してください。
DRM-10322 バックアップ対象のドライブがカスケード構成情報定義ファイルに定義されたコピーグループと関連していません。 要因
カスケード構成のバックアップを実行するときに,バックアップ対象のドライブとカスケード構成情報定義ファイルに定義されたリモートコピーのコピーグループが,同じボリュームを使用していません。
対処
カスケード構成が正しい構成になっているかどうかを確認し,エラーの要因を取り除いてから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10323 リモートサイトでバックアップ前処理の実行に失敗しました。 要因
カスケード構成のバックアップで,リモートサイトでの前処理でエラーが発生しました。
対処
KAVX5402-Eの前に出力されたメッセージを確認し,リモートサイトでエラーの要因を取り除いてから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10324 リモートサイトでコピーグループの再同期実行に失敗しました。 要因
カスケード構成のバックアップで,リモートサイトでのコピーグループの再同期処理でエラーが発生しました。
対処
KAVX5402-Eの前に出力されたメッセージを確認し,リモートサイトでエラーの要因を取り除いてから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10325 リモートサイトでバックアップ後処理の実行に失敗しました。 要因
カスケード構成のバックアップで,リモートサイトでの後処理でエラーが発生しました。
対処
KAVX5402-Eの前に出力されたメッセージを確認し,リモートサイトでエラーの要因を取り除いてから,コマンドを再度実行してください。
DRM-10326 リモートサイトの処理を強制終了しました。 要因
カスケード構成のバックアップの実行中に,リモートサイトでの処理でタイムアウトが発生しました。そのため,プロセスを強制終了しました。
対処
カスケード構成情報定義ファイルに指定しているタイムアウト時間を,予想される所要時間よりも長くしてから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-10327 リモートサイトの処理を強制終了できませんでした。 要因
カスケード構成のバックアップの実行中に,リモートサイトでの処理でタイムアウトが発生しました。そのため,プロセスを強制終了しようとしましたが,失敗しました。
対処
強制終了が失敗する要因を取り除いてください。そのあとで,カスケード構成情報定義ファイルに指定しているタイムアウト時間を,予想される所要時間よりも長くしてから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-10328 コピーグループから物理ドライブに関する情報を取得することができませんでした。 (GUIの場合)
要因
コピーグループから物理ドライブ名を取得する処理でエラーが発生しました。
対処
RAID Managerの設定を見直してください。設定が正しい場合は,RAID Managerのログ情報を参照し,問題がないか確認してください。
(CLIの場合)
要因
コピーグループから物理ドライブ名を取得する処理でエラーが発生しました。
対処
RAID管理ソフトウェアの設定を見直してください。設定が正しい場合は,RAID管理ソフトウェアのログ情報を参照し,問題がないか確認してください。
DRM-10329 物理ドライブをオフラインにできませんでした。 (GUIの場合)
要因
物理ドライブをオフラインにする処理でエラーが発生しました。
対処
システムログを参照し,対象の物理ドライブに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうか確認し,要因を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
物理ドライブをオフラインにできなかった場合に表示されます。
対処
システムログを参照し,対象の物理ドライブに関して異常を表すメッセージが出力されていないかを確認し,要因を取り除いてください。
DRM-10330 物理ドライブをオンラインにできませんでした。 (GUIの場合)
要因
物理ドライブをオンラインにする処理でエラーが発生しました。
対処
システムログを参照し,対象の物理ドライブに関して異常を表すメッセージが出力されていないかどうか確認し,要因を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
物理ドライブをオンラインにできなかった場合に表示されます。
対処
システムログを参照し,対象の物理ドライブに関して異常を表すメッセージが出力されていないかを確認し,要因を取り除いてください。
DRM-10337 物理ドライブのパーティションスタイルが異なります。 (GUIの場合)
要因
バックアップ時とリストア先のディスクのパーティションスタイルが異なっています。
対処
バックアップ時とドライブのパーティションスタイルを一致させてから,リストアを実行してください。
(CLIの場合)
要因
リストア先のドライブのパーティションスタイルがバックアップ時と異なっています。
対処
ドライブのパーティションスタイルをバックアップ時と一致させてから,リストアコマンドを実行してください。
DRM-10339 ユーザーがRAID Managerに認証されていません。 要因
以下の要因が考えられます。
  1. コマンドを実行したユーザーはRAID Managerにログインしていません。
  2. Replication Manager Application Agentがユーザー認証機能をサポートしていないバージョンのRAID Managerを使用しています。
対処
要因に応じてそれぞれ以下の対処をしてください。
  1. RAID Managerにログインしてから,コマンドを実行してください。
  2. Replication Manager Application Agentがユーザー認証機能をサポートしているRAID Managerにバージョンアップしてください。 Replication Manager Application AgentがサポートするRAID Managerバージョンについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。 RAID Managerのバージョンの確認方法およびバージョンアップの手順は,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
DRM-10340 RAID Managerのユーザー認証機能が正しく実行されませんでした。 要因
RAID Managerのユーザー認証機能が正しく実行されませんでした。
対処
RAID Managerのマニュアルを参照して,RAID Managerの設定を見直してください。 設定が正しい場合は,RAID Managerのログ情報を参照し,問題がないか確認してください。
DRM-10405 ファイル名が長過ぎます。 (GUIの場合)
要因
バックアップ対象として指定したパス名が,半角1024文字を超えています。
対処
1024文字より長いパス名は指定できないので,1024文字以内の正しいファイル名を指定してください。
(CLIの場合)
要因
-targetオプションや-fオプションでバックアップ対象として指定したパス名が,1,024バイトを超えています。
対処
1,024バイトを超える長さのパス名は指定できません。1,024バイト以内の正しいファイル名を指定してください。
DRM-10406 プロセスがオープンできるファイルの最大数に達しています。 (GUIの場合)
要因
一つのプロセスでオープンできる最大ファイル数の制限を超えています。
対処
カーネルパラメーターを再定義し,プロセスがオープンできるファイル数を大きくしてください。
(CLIの場合)
要因
一つのプロセスでオープンできるファイル数の最大値に達しました。
対処
カーネルパラメーターを定義し直して,プロセスがオープンできるファイル数を増やしてください。
DRM-10407 システム全体でオープンできるファイルの合計数の制限に達しています。 (GUIの場合)
要因
システムでオープンできる最大ファイル数の制限を超えています。
対処
カーネルパラメーターを再定義し,システムがオープンできるファイル数を大きくしてください。
(CLIの場合)
要因
システムでオープンできるファイル数の最大値に達しました。
対処
カーネルパラメーターを定義し直して,システムがオープンできるファイル数を増やしてください。
DRM-10408 ファイルのアクセスに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
バックアップやリストア処理を実行するときに,誤ったファイルやディレクトリ名を指定し,対象パス名にアクセスできませんでした。
対処
バックアップ,または,リストア対象のパス名を正しく指定しているかどうか確認してください。正しいパス名を指定している場合,Replication Manager Application Agentのトレースログファイルやシステムログを参照し,異常がないかどうか確認してください。問題が解決されない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
バックアップやリストア処理の実行時に,誤ったファイル名またはディレクトリ名を指定したため,対象パスへのアクセスに失敗しました。
対処
バックアップやリストアの対象とするパス名を正しく指定しているかを確認してください。パス名が正しい場合は,Replication Manager Application Agentのトレースログファイルとシステムログを参照し,異常がないかを確認してください。
DRM-10409 プロセスの生成に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
Replication Manger Application Agentの機能を実行する場合に,内部プロセスを生成する処理に失敗したとき
対処
メモリーやドライブ容量が十分かどうか確認してください。十分な場合,システムログを参照し,OSに異常がないかどうか確認してください。問題が解決されない場合,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
コマンドの実行時に,内部プロセスを生成する処理に失敗しました。
対処
メモリーやドライブに十分な空き容量があるかを確認してください。メモリーやドライブの容量に問題がない場合は,システムログを参照し,OSに異常がないかを確認してください。
DRM-10410 ホスト名を取得できませんでした。 要因
テープへのバックアップコマンドを実行するときに,コマンドを実行するホスト名が取得できませんでした。
対処
コマンドを実行するホスト名を正しく取得できるように,システムを設定してからコマンドを再度実行してください。
DRM-10411 有効期限を設定できませんでした。 要因
drmtapebackupコマンドを実行するときに,あらかじめdrmtapeinitコマンドで指定したバックアップデータの保存日数を基に,有効期限を設定できませんでした。
対処
drmtapeinitコマンドを再度実行して,バックアップデータの保存日数を設定し直してから,drmtapebackupコマンドを再度実行してください。
DRM-10418 必須の項目 <項目名 >が指定されていません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で必須項目が指定されていません。
対処
エージェントユーザースクリプト内の必須項目を指定してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプト内で必須項目が指定されていない場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイル内の必須項目を指定してください。
DRM-10419 行番号< <行番号>>: コマンド定義セクション内に必須の項目 <項目名> の指定がありません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内のコマンド定義セクション内で必須項目が指定されていません。
対処
エージェントユーザースクリプト内の必須項目を指定してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトのコマンド定義セクション内に,必須項目が指定されていない場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイル内の必須項目を指定してください。
DRM-10420 行番号< <行番号>>: 項目 <項目名> の値が指定されていません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で項目の値が指定されていません。
対処
エージェントユーザースクリプトファイルの該当行の値を設定してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプト内で,項目の値が指定されていない場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの該当行の値を設定してください。
DRM-10421 行番号 <行番号>: 指定された値は項目 <項目名> に対して使用できません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内の項目値として使用できないキーワードが使われています。
対処
マニュアルで使用可能な値を確認の上,エージェントユーザースクリプトファイルの該当行の値を修正してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプト内の項目値に対して,使用できないキーワードが使われている場合に出力されるメッセージです。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照し,項目値に使用できる値を確認した上で,ユーザースクリプトファイルの該当行の値を修正してください。
DRM-10422 行番号 <行番号>: 指定された値の長さが,項目 <項目名> の字数制限を超えています(最大 <最大文字数> 文字)。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプトファイル内の項目値が長過ぎます。
対処
エージェントユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の値の字数を最大数以下にしてください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内の項目値が長過ぎる場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の値の字数が最大数以下になるように修正してください。
DRM-10423 行番号 <行番号>: 指定された値は,整数でないか範囲外です(範囲は <最小値> ~ <最大値> )。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプトファイル内の項目値が規定範囲外です。
対処
エージェントユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の値を表示された範囲の整数にしてください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内の項目値が規定範囲外の場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の値が表示された範囲内の整数になるように修正してください。
DRM-10424 行番号 <行番号>: 指定された項目 <項目名> は同一ファイル内で複数指定できません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプトファイル内で,重複指定できない項目が重複して指定されています。
対処
エージェントユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の項目が重複しないようにしてください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で,重複指定できない項目が重複指定されている場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の項目が重複しないように修正してください。
DRM-10425 行番号 <行番号>: 指定された項目 <項目名> は同一コマンド定義セクション内で複数指定できません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で,重複指定できない項目が重複して指定されています。
対処
エージェントユーザースクリプトの内容を編集して,該当行の項目が重複しないようにしてください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で重複指定できない項目が重複指定されている場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの内容を編集して,該当行の項目が重複しないようにしてください。
DRM-10426 行番号 <行番号>: 項目名またはセクション名が不正です。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で指定されている項目名またはセクション名が不正です。
対処
マニュアルで指定可能な項目名を確認の上,エージェントユーザースクリプトの該当行を修正してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で指定されている項目名またはセクション名が不正な場合に出力されるメッセージです。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照し,項目値に指定できる項目名を確認の上,ユーザースクリプトファイルの該当行を修正してください。
DRM-10427 行番号 <行番号>: 指定された項目 <項目名> はユーザー処理セクションの外で指定できません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で,ユーザー処理セクションの前に指定できない項目がユーザー処理セクションの前で指定されています。
対処
該当行をユーザー処理セクション内に移すようエージェントユーザースクリプトの内容を修正してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で,ユーザー処理セクションの前に指定できない項目がユーザー処理セクションの前に指定されている場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイル中の該当行を移動し,ユーザー処理セクション内に記述されるよう修正してください。
DRM-10428 行番号 <行番号>: 指定された項目 <項目名> はコマンド定義セクションの外で指定できません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で,コマンド定義セクションの外で指定できない項目がコマンド定義セクション外で指定されています。
対処
該当行をコマンド定義セクション内に移すようエージェントユーザースクリプトの内容を修正してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で,コマンド定義セクション外に指定できない項目がコマンド定義セクション外で指定されている場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイル中の該当行を移動し,コマンド定義セクション内に記述されるよう修正してください。
DRM-10429 行番号 <行番号>: 指定された項目 <項目名> はユーザー処理セクションの中で指定できません。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で,ユーザー処理セクション内で指定できない項目がユーザー処理セクション内で指定されています。
対処
該当行をユーザー処理セクション外に移すようエージェントユーザースクリプトの内容を修正してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で,ユーザー処理セクション内に指定できない項目がユーザー処理セクション内に指定されている場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイル中の該当行を移動し,ユーザー処理セクション外に記述されるよう修正してください。
DRM-10430 行番号 <行番号>: 一行のサイズ制限を超えています(最大 <最大バイト数> バイト)。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内で,一行の最大バイト数を超えている行が存在します。
対処
該当行を最大バイト数以内に抑えるようエージェントユーザースクリプトの内容を修正してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内で,1行の最大バイト数を超えている行が存在する場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイル中の該当行を修正し,1行の最大バイト数以内になるよう修正してください。
DRM-10431 ユーザースクリプトのサイズが大きすぎます。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプトが大き過ぎて処理できません。
対処
エージェントユーザースクリプトの内容を削減してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトが大き過ぎて処理できない場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの内容を削減してください。
DRM-10432 行番号 <行番号>,カラム <カラム番号>: 不正な文字が含まれています。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプト内に不正な文字コード(0x20未満でかつ改行コードでもタブコードでもない文字)が含まれています。
対処
エージェントユーザースクリプトの内容を編集し,不正な文字を取り除いてください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトファイル内に不正な文字コード(0x20未満,かつ改行コードでもタブコードでもない文字)が含まれている場合に出力されるメッセージです。
対処
ユーザースクリプトファイルの内容を編集し,不正な文字を取り除いてください。
DRM-10433 ユーザースクリプト処理に関する内部エラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
エージェントユーザースクリプトの処理に関する内部エラーが発生しました。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
ユーザースクリプトの処理に関する内部エラーが発生した場合に出力されるメッセージです。
対処
問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10434 VSSでエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
VSSでエラーが発生しました。
対処
Volume Shadow Copyサービスのスタートアップの種類が無効になっていないか確認してください。
スタートアップの種類が無効になっている場合は,スタートアップの種類を手動に戻して再度実行してください。
スタートアップの種類が手動になっている場合は,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
VSSでエラーが発生した場合に出力されるメッセージです。
対処
Volume Shadow Copyサービスのスタートアップの種類が無効になっていないかどうか確認してください。
スタートアップの種類が無効になっている場合は,スタートアップの種類を手動に戻して,コマンドを再度実行してください。
スタートアップの種類が手動になっているのにこのメッセージが表示された場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
また,クラスタ構成で,リストア対象のクラスタディスクリソースとMicrosoft Exchange Information Storeリソースとの依存関係が次の条件を満たさないと,このメッセージが出力されます。
  • Exchange Server 2003の場合
    リストア対象のクラスタディスクリソースとMicrosoft Exchange System Attendantリソースとの依存関係を除いて,リストア対象のクラスタディスクリソースがオフラインになった場合にMicrosoft Exchange Information Storeリソースがオフラインになるような依存関係を設定しないでください。
  • Exchange Server 2007の場合
    リストア対象のクラスタディスクリソースがオフラインになった場合にMicrosoft Exchange Information Storeリソースがオフラインになるような依存関係を設定しないでください。
DRM-10435 Virtual Disk Serviceでエラーが発生しました。 要因
Virtual Disk Serviceでエラーが発生しました。
対処
Virtual Disk Serviceサービスのスタートアップの種類が無効になっていないかどうか確認してください。
Virtual Disk Serviceサービスのスタートアップの種類が無効になっている場合は,スタートアップの種類を手動に戻して,コマンドを再度実行してください。
また,Virtual Disk Serviceサービスを再起動してコマンドを再度実行してください。
再度実行したあとでエラーが発生する場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10436 行番号 <行番号>: 値の形式が不正です。 (GUIの場合)
要因
値の形式が不正です。以下の原因が考えられます。
設定項目ENVの値の指定形式が不正(半角イコールが含まれていない,または環境変数名が指定されていない)。
対処
該当行の値が正しい形式になるよう修正してください。
(CLIの場合)
要因
値の形式が不正な場合に出力されるメッセージです。
次の要因が考えられます。
  • 設定項目ENVの値の指定形式が不正である(半角イコールが含まれていない,または環境変数名が指定されていない)。
対処
該当行の値が正しい形式になるように修正してください。
DRM-10450 FTPクライアントへのファイル転送に失敗しました。 要因
FTPクライアントへのファイル転送に失敗しました。
対処
次のことを確認してください。
  • FTPサーバでFTPサービスが正常に起動しているかどうか。
  • 指定したユーザーIDおよびパスワードでFTPサーバに正常に接続できるかどうか。
  • FTPサーバに接続できる場合は,FTPサーバ上の拡張コマンド用一時ディレクトリと転送対象のバックアップカタログファイルがあるかどうか。
DRM-10451 FTPサーバへのファイル転送に失敗しました。 要因
FTPサーバへのファイル転送に失敗しました。
対処
次のことを確認してください。
  • FTPサーバでFTPサービスが正常に起動しているかどうか。
  • 指定したユーザーIDおよびパスワードでFTPサーバに正常に接続できるかどうか。
  • FTPサーバに接続できる場合は,FTPサーバ上の拡張コマンド用一時ディレクトリがあり,ファイルが作成できるかどうか。
DRM-10452 オペレーションIDとして指定された文字列が最大文字数を超えています。 要因
コマンド実行時に指定されたオペレーションIDが,最大文字列長を超えています。
対処
オペレーションIDの文字列長を確認してください。
DRM-10453 指定されたファイルが存在しません。 要因
実行した拡張コマンドが必要とするファイルがありません。
対処
指定されたファイルがあるか確認してください。
DRM-10454 指定されたファイルのアクセスに失敗しました。 要因
拡張コマンドの処理中に,ファイルにアクセスできませんでした。
対処
対象のファイルにアクセス権限があるかどうか,またメモリーやドライブに十分な空き容量があるか確認してください。メモリーやドライブの容量に問題がない場合は,システムログを参照し,OSに異常がないか確認してください。
DRM-10455 指定されたファイルの読み込みに失敗しました。 要因
拡張コマンドの処理中にファイルを読み込めませんでした。
対処
テキストエディタなどを使用し,指定された定義ファイルが開けるか確認してください。
DRM-10456 指定されたファイルのコピーに失敗しました。 要因
ファイルのコピー処理でエラーが発生しました。
対処
ファイルシステムに十分な空き容量があるか確認してください。容量に問題がない場合は,システムログを参照し,対象のファイルシステムに対して,異常を示すメッセージが出力されていないか確認してください。ファイルシステムに異常がない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10457 指定されたファイルの内容が無効です。 要因
指定されたファイルの内容が正しくありません。
対処
ファイルの内容が正しいかどうか確認してください。
DRM-10458 プロセスの生成に失敗しました。 要因
コマンド実行時に,内部プロセスを生成する処理に失敗しました。
対処
メモリーやドライブに十分な空き容量があるか確認してください。メモリーやドライブの容量に問題がない場合は,システムログを参照し,OSに異常がないか確認してください。
DRM-10459 インストールパス情報の取得に失敗しました。 要因
Windowsシステムで,Replication Manager Application Agentが正しくインストールされていないため,Replication Manager Application Agentのインストールパス情報を取得できませんでした。
対処
いったんReplication Manager Application Agentをアンインストールしたあと,Replication Manager Application Agentをインストールし直してください。
DRM-10460 FTPサーバへの接続に失敗しました。 要因
FTPサーバに接続できませんでした。
対処
FTPサーバ側で,FTPサービスが正常に起動しているか確認してください。また,指定したユーザーID,およびパスワードでFTPサーバに正常に接続できるか確認してください。
DRM-10461 データベースサーバへの接続に失敗しました。 要因
データベースサーバに接続できませんでした。
対処
データベースサーバ側で,サービスが正常に起動しているか確認してください。また,ログインしているユーザー名,およびパスワードを使用してデータベースサーバに接続できるか確認してください。
DRM-10462 内部エラーが発生しました。 要因
未知の内部エラーが発生しました。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して資料を採取した上で,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-10463 操作の対象となるバックアップカタログファイルが存在しません。 要因
実行した拡張コマンドで操作の対象となるバックアップカタログファイルが見つかりませんでした。
対処
バックアップカタログファイルを生成,またはコピーしてから拡張コマンドを実行してください。
DRM-10464 データベースサーバに対する処理でエラーが発生しました。 要因
データベースサーバに対する処理の結果,エラーになった場合に表示されるメッセージです。
対処
データベースサーバで,サービスが正常に起動しているか確認してください。また,ログインしているユーザー名,およびパスワードを使用してデータベースサーバに接続できるか確認してください。
DRM-10465 指定されたディレクトリが存在しません。 要因
指定されたディレクトリが該当するホスト上に存在しない場合に出力されるメッセージです。
対処
実在するディレクトリ名を設定していることを確認してください。
DRM-10466 指定されたディレクトリ名は絶対パスではありません。 要因
指定されたディレクトリ名が絶対パスでない場合に出力されるメッセージです。
対処
絶対パスでディレクトリ名を指定してください。
DRM-10467 操作の対象となるファイルが存在しません。 要因
拡張コマンドで操作の対象となるファイルが見つかりませんでした。
対処
次の拡張コマンドを使用して,操作の対象となるファイルを作成してください。
  • EX_DRM_BACKUPID_SET
  • EX_DRM_SQL_BACKUP(バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合)
  • EX_DRM_TAPE_RESTORE
  • EX_DRM_DB_IMPORT
DRM-10469 内部ファイルの更新に失敗しました。 要因
拡張コマンドの処理中にファイルに書き込めませんでした。
対処
このメッセージと一緒に出力されるファイル名を確認し,そのファイルが書き込みできるかどうか,およびほかのプログラムがそのファイルにアクセスしていないかどうかを確認してください。
DRM-10470 操作の対象となるSQL Serverのメタファイルが存在しません。 要因
実行した拡張コマンドで操作の対象となるSQL Serverのメタファイルが見つかりませんでした。
対処
SQL Serverメタファイルを生成,またはコピーしてから,拡張コマンドを実行してください。
DRM-10471 必要なパラメーター登録コマンドが実行されていません。 要因
拡張コマンドを実行する前に必要なパラメーター登録コマンド(drmsqlinitコマンド)が実行されていないか,またはパラメーター登録コマンド実行時に生成された情報が壊れています。
対処
このメッセージと一緒に出力されるパラメーター登録コマンドを実行してから,拡張コマンドを再度実行してください。
DRM-11010 内部エラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
内部エラーが発生しました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
コマンドの実行中に,予期しない内部エラーが発生しました。
対処
メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細を基に,SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認します。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11011 SQLステートメントの実行中にエラーを検知しました。 (GUIの場合)
要因
SQLステートメントの実行中に,SQL Serverからメッセージが返されました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
SQLステートメントの実行中に,SQL Serverからメッセージが返されました。
対処
メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細を基に,SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認します。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11012 SQL Serverへのログオン処理中にエラーを検知しました。 (GUIの場合)
要因
SQL Serverへのログオン処理中に,予期しないエラーが発生しました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
コマンドの実行中に,予期しない内部エラーが発生しました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認します。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11013 SQL Serverへのログオン処理 要因
SQL Serverへのログオン処理中に,SQL Serverからメッセージが返されました。
対処
メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細を基に,SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認します。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11014 SQL Serverからのログオフ処理中にエラーを検知しました。 (GUIの場合)
要因
SQL Server からのログオフ処理中に,予期しないエラーが発生しました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
SQL Serverからのログオフ処理中に,予期しないエラーが発生しました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認します。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11015 SQL Serverへのログオフ処理 要因
SQL Serverからのログオフ処理中に,SQL Serverからメッセージが返されました。
対処
メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細を基に,SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認します。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11016 メタファイルのオープンに失敗しました。 (GUIの場合)
要因
VDIメタファイルをオープンできませんでした。
対処
VDIメタファイルへのアクセス権限があるか確認してください。
(CLIの場合)
要因
SQL Serverデータベースのバックアップまたはリストアの実行中に,メタファイルがオープンできませんでした。
対処
メタファイルに対して,読み取り権限および書き込み権限があることを確認してください。メタファイルの場所は,バックアップ時はdrmsqlinitコマンドで,リストア時はdrmsqlcatコマンドで確認できます。
DRM-11017 タイムアウトが発生しました。 (GUIの場合)
要因
タイムアウトが発生しました。
対処
SQL Serverの状態を確認してから,再度実行してください。同じメッセージが繰り返し表示される場合は,Application Agentの設定でVDIメタファイルの生成タイムアウト時間の設定を見直してください。
(CLIの場合)
要因
drmsqlbackupコマンドでのVDIメタファイルの生成時,またはdrmsqlrestoreコマンドでのVDIメタファイルの適用時に時間が掛かったため,タイムアウトが発生しました。drmsqlbackupコマンドの実行中に,Replication Manager Application Agent以外のアプリケーションでトランザクションログのバックアップを実行している可能性があります。
対処
SQL Serverの状態を確認してから,コマンドを再度実行してください。同じメッセージが繰り返し表示される場合は,drmsqlinitコマンドでタイムアウト値の設定を見直してください。
DRM-11018 SQLステートメントを実行する権限がありません。 (GUIの場合)
要因
Replication Manager Application Agentの実行ユーザーに,SQL ステートメントを実行する権限がありません。
対処
Replication Manager Application Agentの実行ユーザーにSQL ステートメントを実行する権限を与えてください。
(CLIの場合)
要因
コマンドを実行したユーザーには,SQLステートメントを実行する権限がありません。
対処
SQLステートメントを実行する権限が与えられているユーザーでコマンドを再度実行してください。
DRM-11019 SQL Serverの起動に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
SQL Serverの起動に失敗しました。
対処
Windowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
SQL Serverの起動に失敗した場合に出力されるメッセージです。
対処
Windowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11020 仮想デバイスの操作に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
仮想デバイスの操作に失敗しました。
対処
Windowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
仮想デバイスの操作に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
Windowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11021 SQL Serverからの情報収集処理。 (GUIの場合)
要因
SQL Serverの情報収集に失敗しました。
対処
SQLステートメントの実行中に,SQL Serverからメッセージが返されました。SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
SQL Serverの情報収集に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
SQLステートメントの実行中に,SQL Serverからメッセージが返されました。メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細を基に,SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11022 オブジェクトの割り当てと構造的整合性のチェック処理。 (GUIの場合)
要因
SQL Serverのオブジェクトの割り当てと構造的整合性のチェックに失敗しました。
対処
SQLステートメントの実行中に,SQL Serverからメッセージが返されました。SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
オブジェクトの割り当てと構造的整合性のチェックに失敗したときに表示されるメッセージです。
対処
SQLステートメントの実行中に,SQL Serverからメッセージが返されました。メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細を基に,SQL Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11100 指定されたデータベースはオフラインです。 要因
データベースがオフラインのため,バックアップできません。
対処
データベースをオンライン状態にしてください。または,エラーが発生したデータベースをコマンドの対象から外してください。
DRM-11101 指定されたデータベースはリストア中です。 要因
データベースをリストアしたあと,リカバリしていません。
対処
drmsqlbackupコマンドまたはdrmsqllogbackupコマンドの場合,対象データベースをリカバリしたあと,コマンドを再度実行してください。drmsqlrestoreコマンドの場合,対象データベースをリカバリまたは削除したあと,コマンドを再度実行してください。
DRM-11102 指定されたデータベースはリカバリ中です。 要因
データベースはリカバリ中で,まだクエリーで使用できません。
対処
しばらく待ってからコマンドを再度実行してください。
DRM-11103 指定されたデータベースは未確認状態です。 (GUIの場合)
要因
SQLデータベースはリカバリできない状態です。
対処
対象のSQLデータベースの状態を確認してから,再度実行してください。
(CLIの場合)
要因
データベースはリカバリできない状態です。
対処
対象データベースの状態を確認して,コマンドを再度実行してください。
データベースの状態を次に示す状態に戻せない場合は,リストアから実施してください。
  • バックアップ時またはトランザクションログバックアップ時:オンライン
  • リカバリ時:読み込み中または読み取り専用
DRM-11104 指定されたデータベースのファイル名を取得できませんでした。 要因
何らかの理由でデータベースのファイル名が取得できませんでした。
例えば,データベースの所有者が不明の状態のまま,バックアップを実行した可能性があります。
対処
データベースの状態を確かめてください。
DRM-11105 指定されたデータベース属性は読み取り専用です。 要因
-
対処
対象データベースの状態を確認して,コマンドを再度実行してください。
DRM-11107 指定されたデータベースの情報が取得できません。 要因
操作対象のデータベースの情報が取得できないときに出力されるメッセージです。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認したあと,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11109 指定されたデータベースはスタンバイモードです。 要因
指定されたデータベースの状態がスタンバイモードのときに出力されるメッセージです。
対処
drmsqlrecoverコマンドで-undoオプションを指定しないで実行し,データベースをリカバリしてください。
DRM-11112 自動復旧が完了しませんでした。 要因
自動復旧が時間内に終了しない場合に出力されるメッセージです。
対処
init.confSVC_RETRY_TIMEおよびSVC_RETRY_WAITの値を変更してから,コマンドを再度実行してください。
DRM-11113 DATABASEPROPERTY関数で不正なリターンコードを検出しました。 (GUIの場合)
要因
SQLデータベースの状態取得時に不正な値を検出しました。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認してください。OSやSQL Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
データベースの状態取得時に不正な値を検出したときに出力されるメッセージです。
対処
SQL ServerエラーログとWindowsイベントログを採取して,OSやSQL Serverの状態を確認したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11500 Exchange Serverの情報を取得できませんでした。 (GUIの場合)
要因
取得したExchange Serverの設定情報が不正です。
対処
Exchange Serverの起動に必要なサービスが停止していないか,Exchange Serverの設定を再確認してください。
(CLIの場合)
要因
コマンドを実行したときに,Exchange Serverの情報が取得できませんでした。
対処
Exchange Serverの設定を確認してください。Exchange Serverの設定が不正な場合は,Exchange Serverを起動するのに必要なサービスが停止していないか確認してください。
DRM-11501 リストアコマンド実行前の状態 (GUIの場合)
要因
リストア処理に失敗したため操作実行前の状態に戻りました。
対処
エラーの要因を取り除いて再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
リストアに失敗したため,次のファイルのコマンドを実行する前の状態に戻しました。
  • データファイル(*.stmおよび*.edb
  • トランザクションログファイル(*.log
  • チェックポイントファイル(*.chk
対処
エラーの要因を取り除いて,コマンドを再度実行してください。
DRM-11502 データベースに不整合がありマウントできない状態 (GUIの場合)
要因
リストア処理に失敗したためデータベースに不整合があります。
対処
エラーの要因を取り除いて再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
リストアに失敗したため,データベースに不整合があります。
対処
エラーの要因を取り除いて,コマンドを再度実行してください。
DRM-11503 ESEUTILコマンドの実行に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
データベースの整合性チェックの実行時にエラーが発生しました。
対処
エラーの要因を取り除いて再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
データベースの整合性チェックを実行したときに,エラーが発生しました。
対処
エラーの要因を取り除いて,コマンドを再度実行してください。
DRM-11504 内部エラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
内部処理を実行中に未知の内部エラーが発生しました。
対処
本メッセージと一緒にコードと詳細メッセージが表示されたら,Exchange Serverのマニュアルを参照して発生要因を取り除いてください。必要ならばWindowsイベントログを採取して,OSやExchange Serverの状態を確認します。問題が解決しない場合は,製品マニュアルのトラブルシュートの項目に記載された内容を確認し,資料を採取した後,問い合わせ窓口に連絡してください。
(CLIの場合)
要因
内部処理を実行中に未知の内部エラーが発生しました。
対処
メッセージと一緒に表示されるエラーコードと詳細メッセージを基に,Exchange Serverのマニュアルを参照してエラーの要因を取り除いてください。必要に応じて,Windowsイベントログを採取して,OSやExchange Serverの状態を確認します。OSやExchange Serverに異常が見られない場合は,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11505 インフォメーションストアサービスに対するエラーが発生しました。 (GUIの場合)
要因
  1. インフォメーションストアサービスが正常に動作していません。
  2. インフォメーションストアサービスの状態遷移中にタイムアウトが発生しました。
  3. コマンド実行時に外部からインフォメーションストアサービスに対する操作が行われ,予期しない状態へ変更されました。
  4. クラスタ環境下でインフォメーションストアクラスタリソースがオンラインにもかかわらず,インフォメーションストアサービスが開始していません。
対処
Exchange Serverのマニュアルを参照して,Microsoft Exchange Information Storeサービスが正常に動作しているかを確認してください。
(CLIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
  • インフォメーションストアサービスが正常に動作していない。
  • インフォメーションストアサービスの状態遷移中にタイムアウトが発生した。
  • コマンド実行時に外部からインフォメーションストアサービスに対する操作が行われ,予期しない状態へ変更された。
  • クラスタ環境でクラスタリソースのインフォメーションストアがオンラインであるのに,インフォメーションストアサービスが開始されていない。
対処
Exchange Serverのマニュアルを参照して,インフォメーションストアサービスが正常に動作しているかを確認してください。
要因としてDRM-11508が出力された場合は,init.confファイルのSVC_RETRY_TIMEまたはSVC_RETRY_WAITの値を見直してください。それ以外の要因が指定された場合はその要因を確認してください。
DRM-11506 インフォメーションストアサービスの起動に失敗しました。 (GUIの場合)
要因
インフォメーションストアサービスの起動に失敗しました。
対処
Exchange Serverのマニュアルを参照して,インフォメーションストアサービスが正常に動作しているかを確認してください。
(CLIの場合)
要因
インフォメーションストアサービスの起動に失敗したときに出力されるメッセージです。
対処
インフォメーションストアサービスが正常に起動するかを確認してください。
要因としてDRM-11508が出力された場合は,init.confファイルのSVC_RETRY_TIMEまたはSVC_RETRY_WAITの値を見直してください。それ以外の要因が指定された場合はその要因を確認してください。
DRM-11507 インフォメーションストアサービスが予期せぬ状態になりました。 (GUIの場合)
要因
インフォメーションストアに関連した操作を実行中にインフォメーションストアに対して操作が行われ,状態が変更されました。
または,クラスタ環境下でクラスタリソースがオンラインであるにもかかわらずMicrosoft Exchange Information Storeサービスが開始していません。
対処
インフォメーションストアに関連した操作を実行中にインフォメーションストアに対する操作を行わないでください。
クラスタ環境の場合は,インフォメーションストアクラスタリソースがオンラインのとき,Microsoft Exchange Information Storeサービスが開始していることを確認してください。
(CLIの場合)
要因
次の要因が考えられます。
  • コマンド実行時に外部からインフォメーションストアサービスに対する操作が行われ,予期しない状態へ変更された。
  • クラスタ環境でインフォメーションストアクラスタリソースがオンラインであるのに,インフォメーションストアサービスが開始していない。
対処
コマンド実行中は,外部からインフォメーションストアサービスに対する操作を行わないようにしてください。また,クラスタ環境の場合でクラスタリソースのインフォメーションストアがオンラインのときは,インフォメーションストアサービスが開始していることを確認してください。
DRM-11508 タイムアウトが発生しました。 (GUIの場合)
要因
タイムアウトが発生しました。
対処
同時に表示されるほかのメッセージを確認してください。
(CLIの場合)
要因
タイムアウトが発生したときに出力されるメッセージです。
対処
同時に表示されるほかのメッセージを確認して対処してください。
DRM-11509 ESEUTILコマンドがエラーを返しました。 (GUIの場合)
要因
データベースの整合性チェックの実行中にエラーが発生しました。
対処
エラーの要因を取り除いて再度操作を行ってください。
(CLIの場合)
要因
データベースの整合性チェックを実行したときに,エラーが発生しました。
対処
エラーの要因を取り除いて,コマンドを再度実行してください。
DRM-11602 内部エラーが発生しました。 要因
未知の内部エラーが発生しました。
対処
マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して資料を採取した上で,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-11603 オブジェクトの生成に失敗しました。 要因
オブジェクトの生成に失敗しました。
対処
システムログを参照し,OSに異常がないかどうか確認してください。
DRM-12500 リモートディレクトリへのアクセスに失敗しました。 要因
FTPサーバ上のリモートディレクトリへのアクセスに失敗しました。
対処
このメッセージとともに表示されるメッセージを参照して,次のことを確認してください。
  • ユーザーID,パスワードが正しいか。
  • FTPサービスが起動しているか。
  • 対象とするディレクトリがあるか。
  • 対象とするディレクトリ,またはファイルの書き込み権限があるか。
DRM-12501 ファイルに実行権限がありません。 要因
コマンドに実行権限がないためコマンドの実行に失敗しました。
対処
対象のファイルが実行できるか,またはコマンドを実行したユーザーに対象ファイルの実行権限があるかを確認してください。
DRM-12502 操作の対象となるバックアップカタログファイルがFTPサーバ上に存在しません。 要因
操作の対象となるバックアップカタログファイルがFTPサーバ上の対象ディレクトリに見つかりませんでした。
対処
対象となるバックアップカタログファイルがFTPサーバ上にあるかどうかを確認してください。対象となるバックアップカタログファイルがない場合,バックアップカタログファイルの生成またはコピーをして,コマンドを再度実行してください。
DRM-12503 操作の対象となるディレクトリが存在しません。 要因
拡張コマンド用一時ディレクトリが見つかりませんでした。
対処
オペレーション定義ファイルチェックツールを実行後,コマンドを再実行してください。
DRM-12504 Active Directoryに対する処理でエラーが発生しました。 要因
ドメインコントローラに接続できませんでした。
対処
ログインしているユーザー名およびパスワードを使用して,ドメインコントローラに接続できるか確認してください。また,ドメインコントローラ,DNSサービスおよびネットワークが正常に動作しているか確認してください。必要に応じてこのプログラムを実行しているサーバ,ドメインコントローラおよびDNSサービスのイベントログを採取し,OSの状態を確認してください。
DRM-14000 サービスの起動に失敗しました。 要因
サービスの起動に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
メッセージと一緒に表示されるOSのエラーコードとWindowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-14001 サービスの停止に失敗しました。 要因
サービスの停止に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
メッセージと一緒に表示されるOSのエラーコードとWindowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-14002 サービス制御マネージャーが開けませんでした。 要因
サービス制御マネージャーのオープンに失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
メッセージと一緒に表示されるOSのエラーコードとWindowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-14003 サービスの情報取得に失敗しました。 要因
サービスの情報取得に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
メッセージと一緒に表示されるOSのエラーコードとWindowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-14004 スレッドの生成に失敗しました。 要因
スレッドの生成に失敗した場合に表示されるメッセージです。
対処
メッセージと一緒に表示されるOSのエラーコードとWindowsイベントログを参照してエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」のトラブルシューティングの説明を参照して,資料を採取したあとで,問い合わせ窓口に連絡してください。
DRM-14005 バックアップサーバのユーザースクリプトを実行する場合は-sオプションの指定が必要です。 要因
リモートサイトでユーザースクリプトを実行するときに,-sオプションが指定されていませんでした。
対処
リモートサイトでユーザースクリプトを実行する場合は,-sオプションでホスト名を指定してください。
DRM-14006 サイト名セクションの指定方法が不正です。 要因
カスケード構成情報定義ファイルのサイト名セクションの指定方法が不正です。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14007 指定できないパラメーターが指定されました。 要因
カスケード構成情報定義ファイルに指定できないパラメーターが指定されました。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14008 指定できる最大長を超えています。 要因
カスケード構成情報定義ファイルに指定できる最大長を超えているパラメーターがあります。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14009 指定した文字列が不正です。 要因
カスケード構成情報定義ファイルに文字列が不正なパラメーターがあります。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14010 指定した数値が不正です。 要因
カスケード構成情報定義ファイルに数値が不正なパラメーターがあります。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14011 指定されたパラメーターは,複数記述できません。 要因
カスケード構成情報定義ファイルに複数の記述ができないパラメーターに複数の記述があります。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14012 指定されたパラメーターの並び順が正しくありません。 要因
カスケード構成情報定義ファイルのパラメーターの並び順が正しくありません。
対処
カスケード構成情報定義ファイルを正しく修正してから,コマンドを再度実行してください。
カスケード構成情報定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
DRM-14013 ベリファイ処理がログの異常を検出しました。 要因
ベリファイ処理でトランザクションログに異常を検出しました。
対処
バックアップサーバのイベントログ,または,データベースサーバでESEUTILコマンドを/mlオプションで実行した結果,検出されたトランザクションログの異常内容を確認し,トランザクションログの異常を解消してバックアップコマンドを再実行してください。
なおESEUTILコマンドの/mlオプションに指定するベース名はバックアップサーバの標準ログ(drm_output.log)に出力されたKAVX0282-Eメッセージで確認することができます。
ESEUTILコマンドの使用方法及び対象方法については,Exchange Serverのマニュアルを参照してください。

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