5.2.2 ModifyStorageDomain

ModifyStorageDomainコマンドは,ストレージドメインの情報(ストレージドメイン名,ストレージドメインの説明文)を変更します。

次の状態のストレージドメインについては,情報を変更できません。

タスクの状態はGetTasksコマンドで確認してください。

リフレッシュが必要なストレージドメインに対してコマンドを実行した場合,標準エラー出力に警告メッセージが出力されます。

この項の構成
(1) 記述形式
(2) オプション
(3) パラメーター
(4) 出力項目
(5) コマンド指定例と実行結果

(1) 記述形式

htsmcli [ サーバのロケーション] ModifyStorageDomain
   [ 共通オプション ]
   [ { -d | --detail } ]
   name=ストレージドメイン名
   [ newname=ストレージドメイン名 ]
   [ newdescription=ストレージドメインの説明文 ]

(2) オプション

-dまたは--detail
CLIコマンド実行後に,詳細情報を標準出力に表示したいときに指定します。
省略した場合,標準出力には何も表示されません。

(3) パラメーター

表5-4 ModifyStorageDomainコマンドのパラメーター

パラメーター名説明
nameストレージドメイン情報を変更したいストレージドメインの名称を指定します。
[newname]新しいストレージドメイン名を指定します。
Tiered Storage Manager内で一意になるように指定してください。
省略すると,ストレージドメイン名は変更されません。
[newdescription]ストレージドメインの新しい説明文を指定します。
省略すると,ストレージドメインの説明文は変更されません。
空文字列を指定すると,以前に設定したストレージドメインの説明文は消去されます。
(凡例)
[ ]:指定は任意です。

(4) 出力項目

重要
一部の出力項目では,リフレッシュの状態が「未実行」,「実行中」,または「終了(失敗)」のときに"Unknown"が表示されます。

表5-5 ModifyStorageDomainコマンドの出力項目(StorageDomainインスタンス)

項目名説明
nameストレージドメイン名です。
controllerSerialNumberドメインコントローラーのシリアル番号です。
controllerDisplayModelドメインコントローラーの表示用モデル名です。
controllerNameドメインコントローラー名です。
logicalDKCNumberドメインコントローラーの論理DKC番号です。
descriptionストレージドメインの説明文です。

(5) コマンド指定例と実行結果