5.4.6 RemoveVolumeFromMigrationGroup

RemoveVolumeFromMigrationGroupコマンドは,指定したボリュームをマイグレーショングループから取り除きます。ボリュームは,ドメインコントローラーでのLDEVのデバイス番号(コントローラー論理デバイス番号)で指定します。

次の状態のマイグレーショングループからは,ボリュームを取り除くことはできません。

タスクの状態はGetTasksコマンドで確認してください。

リフレッシュが必要なストレージドメインに対してコマンドを実行した場合,標準エラー出力に警告メッセージが出力されます。

この項の構成
(1) 記述形式
(2) オプション
(3) パラメーター
(4) 出力項目
(5) コマンド指定例と実行結果

(1) 記述形式

htsmcli [ サーバのロケーション] RemoveVolumeFromMigrationGroup
   [ 共通オプション ]
   [ { -d | --detail } ]
   storagedomainname=ストレージドメイン名
   name=マイグレーショングループ名
   controllerdevicenumber=コントローラー論理デバイス番号

(2) オプション

-dまたは--detail
CLIコマンド実行後に,詳細情報を標準出力に表示したいときに指定します。
省略した場合,標準出力には何も表示されません。

(3) パラメーター

表5-27 RemoveVolumeFromMigrationGroupコマンドのパラメーター

パラメーター名説明
storagedomainnameストレージドメイン名を指定します。
nameマイグレーショングループ名を指定します。
controllerdevicenumberコントローラー論理デバイス番号を,次の形式で指定します。
[論理DKC番号:]CU番号:LDEV番号
0x100未満の16進数を" : "(コロン)で区切って指定してください。最上位に指定する値にかぎり,前ゼロを省略できます。
次に指定例を示します。
  • 論理DKC番号を省略する場合:"2:0a"または"02:0A"
  • 論理DKC番号を指定する場合:"0:02:0a"または"00:02:0A"

(4) 出力項目

RemoveVolumeFromMigrationGroupコマンドの出力項目は,AddVolumeToMigrationGroupコマンドの出力項目と同じです。AddVolumeToMigrationGroupコマンドの「(4) 出力項目」を参照してください。

(5) コマンド指定例と実行結果