GetMigrationGroupsコマンドは,ストレージドメイン内にあるすべてのマイグレーショングループの情報,またはnameパラメーターで指定したマイグレーショングループの情報を取得します。
ストレージドメインのリフレッシュ状態が「実行中」または「終了(失敗)」である場合,マイグレーショングループの情報を取得できません。
リフレッシュが必要なストレージドメインに対してコマンドを実行した場合,標準エラー出力に警告メッセージが出力されます。
(1) 記述形式
htsmcli [ サーバのロケーション] GetMigrationGroups
[ 共通オプション ]
[ { -d | --detail } ]
storagedomainname=ストレージドメイン名
[ name=マイグレーショングループ名 [ ,マイグレーショングループ名 ]... ]
(2) オプション
(3) パラメーター
表5-19 GetMigrationGroupsコマンドのパラメーター
パラメーター名 | 説明 |
---|---|
storagedomainname | ストレージドメイン名を指定します。 |
[name] | 情報を取得したいマイグレーショングループの名称を指定します。 指定を省略すると,ストレージドメイン内のすべてのマイグレーショングループが対象になります。 複数のマイグレーショングループ名を指定する場合は,マイグレーショングループ名をコンマで区切ってください。 マイグレーショングループ名は255個まで指定できます。ただし,コマンドラインの文字数の上限に依存します。 |
(4) 出力項目
表5-20 GetMigrationGroupsコマンドの出力項目(StorageDomainインスタンス)
項目名 | 説明 |
---|---|
name | ストレージドメイン名です。 |
表5-21 GetMigrationGroupsコマンドの出力項目(MigrationGroupインスタンス)
項目名 | 説明 |
---|---|
name | マイグレーショングループ名です。 |
targetStorageTierName | 最後にマイグレーション先として指定したストレージ階層名です。以前にマイグレーションタスクを作成していない場合は空文字が表示されます。 |
canMigrate | マイグレーションが可能かどうかを示します。 |
[notifyToURL] | イベント通知先のアドレスです。 |
remindAt | 指定期間経過イベントが発生する日時です。 |
[reminderDescription] | 指定期間経過イベント発生時の説明文です。 |
[lastModifyUserGroup] | マイグレーショングループを作成または変更したユーザーのユーザーグループ名です。 |
[creationTime] | マイグレーショングループの作成日時です。 |
[lastModifyTime] | マイグレーショングループの情報を変更した日時です。 |
lastMigrationTime | targetStorageTierNameで示されるストレージ階層にマイグレーションが完了した日時です。以前にマイグレーションが完了していない場合や新しいマイグレーションタスクを作成した場合は空文字が表示されます。 |
migrationStatus | マイグレーションタスクの状態です。 以前にマイグレーションを実行していない場合は空文字が表示されます。 表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。 |
taskType | タスクの種類です。 以前にタスクを作成していない場合は空文字が表示されます。
|
taskStatus | taskTypeで表示されるタスクの状態です。 以前にタスクを作成していない場合は空文字が表示されます。 表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。 |
numberOfVolumes | マイグレーショングループ内の実ボリュームの数です。 |
totalCapacityInGB | マイグレーショングループ内の実ボリュームの総容量(単位はGB)です。1GB未満は切り捨てて,整数で表示されます。 |
numberOfManagedVolumes | マイグレーショングループ内の通常ボリュームおよび仮想ボリュームの数です。 |
totalManagedCapacityInGB | マイグレーショングループ内の通常ボリュームおよび仮想ボリュームの総容量(単位はGB)です。1GB未満は切り捨てて,整数で表示されます。 |
consumedCapacityInGB | マイグレーショングループ内の通常ボリュームおよび仮想ボリュームの実使用量の総和(単位はGB)です。1GB未満は切り捨てて,整数で表示されます。 |
[arrayGroupSelectionRule] | 分散制御ルールです。 |
[arrayGroupAvoidanceOfMigrationGroups] | 共存回避ルールです。共存回避ルールが設定されていない場合は空文字が表示されます。 |
[description] | マイグレーショングループの説明文です。 |
(5) コマンド指定例と実行結果
htsmcli GetMigrationGroups --detail storagedomainname="MegaTechUSP600-Primary"
RESPONSE:
An instance of StorageDomain(1 of 1)
name=MegaTechUSP600-Primary
List of 2 MigrationGroup elements:
An instance of MigrationGroup(1 of 2)
name=MG01
targetStorageTierName=
canMigrate=Yes
notifyToURL=
remindAt=
reminderDescription=
lastModifyUserGroup=Admin
creationTime=2014/01/02 11:57:23
lastModifyTime=2014/01/03 12:05:59
lastMigrationTime=
migrationStatus=
taskType=
taskStatus=
numberOfVolumes=0
totalCapacityInGB=0
numberOfManagedVolumes=25
totalManagedCapacityInGB=1,000
consumedCapacityInGB=300
arrayGroupSelectionRule=MinimumCoverage
arrayGroupAvoidanceOfMigrationGroups=MG012,MG013
description=MigrationGroup01
An instance of MigrationGroup(2 of 2)
name=MyGroup
targetStorageTierName=
canMigrate=Yes
notifyToURL=mailto:test@example.com
remindAt=2014/01/22 19:40:05
reminderDescription=It is scheduled to move.
lastModifyUserGroup=Admin
creationTime=2014/01/02 12:06:41
lastModifyTime=2014/01/03 12:06:41
lastMigrationTime=
migrationStatus=
taskType=
taskStatus=
numberOfVolumes=0
totalCapacityInGB=0
numberOfManagedVolumes=25
totalManagedCapacityInGB=1,000
consumedCapacityInGB=300
arrayGroupSelectionRule=BalanceCapacity
arrayGroupAvoidanceOfMigrationGroups=
description=MyMigrationGroup