6.3 htsmclienv.propertiesファイルでのトレースログに関する指定

htsmclienv.propertiesファイルのプロパティで,CLIのログ出力機能に関する各種の値を設定できます。

重要
htsmclienv.propertiesファイルに指定する文字についての注意事項を次に示します。
  • プロパティの値を記述するとき使用できる文字で,印字できる文字は,ASCII文字およびASCII文字として認識される¥u0020~¥u007Eだけです。
  • プロパティ名では,大文字と小文字は区別されます。

htsmclienv.propertiesファイルでCLIのログ出力を設定する例を,次の表に示します。

表6-4 htsmclienv.propertiesファイルでのプロパティの値の設定例

プロパティ
logger.tracelogLevel20
logger.fileCount5
logger.maxFileSize3MB
logger.filePath(絶対パス)
C:¥¥TieredStorageManager¥¥<Tiered Storage Managerのバージョン>¥¥CLI¥¥logs¥¥HTSMCLITrace
(相対パス)
logs¥¥HTSMCLITrace

これらのプロパティと値の記述例を次に示します。

logger.tracelogLevel=20

logger.fileCount=5

logger.maxFileSize=3MB

logger.filePath=C:¥¥TieredStorageManager¥¥<Tiered Storage Managerのバージョン>¥¥CLI¥¥logs¥¥HTSMCLITrace

参考
Solaris,HP-UX,またはLinuxで出力されるCLIトレースログファイルは,"-rw-rw-rw-"のアクセス権で出力されます。これは,スクリプトhtsmcliがumask 0で動作しているためです。
この節の構成
6.3.1 logger.filePathプロパティ
6.3.2 logger.maxFileSizeプロパティ
6.3.3 logger.fileCountプロパティ
6.3.4 logger.tracelogLevelプロパティ