Tiered Storage Manager Software CLI リファレンスガイド
コマンドラインの一般的な書式は,次のとおりです。
htsmcli [サーバのロケーション] コマンド名 [オプション]... [パラメーター]CLIには,次の4つの引数があります。
- サーバのロケーション
- コマンド名
- オプション
- パラメーター
この引数のなかで,次の引数はhtsmcli.propertiesファイルにあらかじめ設定できます。htsmcli.propertiesファイルに設定しておけば,コマンドラインで,これらの引数指定を省略できます。
- サーバのロケーション
- すべてのCLIコマンドに共通するオプション(「3.3.2 すべてのCLIコマンドに共通するオプション」参照)
- パラメーター
htsmcli.propertiesファイルに設定できるCLIコマンドの引数の詳細については,「表6-2 htsmcli.propertiesファイルのプロパティとCLIコマンドの引数の対応」を参照してください。
htsmcli.propertiesファイルに設定された引数の値とコマンドラインで指定した値が異なる場合は,コマンドラインで指定した値が優先されます。
それぞれの引数について説明します。
- この項の構成
- (1) サーバのロケーション
- (2) コマンド名
- (3) オプション
- (4) パラメーター
Tiered Storage Managerサーバのロケーションを,次の形式で指定してください。
rmi://<ホスト名またはIPアドレス>:<ポート>/HTSMServer(例:rmi://myhost.mydomain:20352/HTSMServer)
- ホスト名またはIPアドレス
- Tiered Storage Managerサーバのホスト名またはIPアドレスを指定してください。省略すると,ローカルホストが指定されていると見なされます。
- IPv6アドレスを指定する場合には,次に示すようにIPv6アドレスを[ ]で囲んでください。ただし,[ ]を付けた状態でIPv6アドレスの指定を省略すると,エラーとなります。
rmi://[<IPv6アドレス>]:<ポート>/HTSMServer- OSがSolaris,HP-UX,またはLinuxの場合,IPv6アドレスを指定するときには,プラットフォームに応じたエスケープ文字の使用が必要になることがあります。
- ポート
- Tiered Storage Managerサーバのポート番号を指定してください。
- Tiered Storage ManagerサーバとSSL通信しない場合は,Tiered Storage Managerサーバのserver.rmi.portプロパティに設定されたポート番号(デフォルト:20352)を指定します。
- Tiered Storage ManagerサーバとSSL通信する場合は,Tiered Storage Managerサーバのserver.rmi.security.portプロパティに設定されたポート番号(デフォルト:24500)を指定します。
- 省略した場合は,"20352"が指定されていると見なされます。
GetStorageDomains, CreateMigrationTaskなど,Tiered Storage Managerサーバに処理を要求するためのコマンドの名称です。
コマンド名では,大文字と小文字は区別されません。
(例:getstoragedomainsとGETSTORAGEDOMAINSは同じです)
オプションは一般的なUNIX方式で入力します。各オプションには1文字表現と単語表現があります。1文字の場合は,1個のハイフンが接頭部となり,単語表現の場合は,2個のハイフンが接頭部となります。
(例:1文字の場合は「-u」,単語の場合は「--username」)
オプションの指定順序は任意です。オプションでは,大文字と小文字が区別されます。
要求の一部としてサーバに渡される情報です。必要なパラメーターは要求したコマンドによって異なります。各パラメーターは,「名前」と「値」の組み合わせで表現されます。
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