4.1.25 DeleteVLDEVFromVRPU
DeleteVLDEVFromVRPUコマンドは,仮想IDを用いたデータ移行用のリソースグループからLDEVを削除し,LDEVの仮想情報を削除します。
重要- このコマンドは,Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-05-04-XX/XX以降)およびHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-02-01-XX/XX以降)でだけ使用できます。
- 複数のLDEVを削除する場合は,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。
書式
HiCommandCLI [URL] DeleteVLDEVFromVRPU [オプション]
model=モデル serialnum=シリアル番号
vrpuid=仮想IDを用いたデータ移行に使用しているリソースグループのID
devnum=デバイス番号
パラメーター
表4-28 DeleteVLDEVFromVRPUコマンドのパラメーター
パラメーター名 | 指定のレベル | 説明 |
---|
serialnum | 必須 | ストレージシステムのシリアル番号 |
model | 必須 | ストレージシステムのモデル |
vrpuid | 必須 | 仮想IDを用いたデータ移行に使用しているリソースグループのID 仮想情報を削除するLDEVが所属するリソースグループのIDを指定します。 |
devnum | 必須 | LDEVのデバイス番号 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。 実行結果は10進数で出力されます。 |
事前に取得するパラメーター値
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- vrpuid
- GetStorageArray (subtarget=VResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはVResourcePartitionUnitを指定してください。実行結果では,An instance of VResourcePartitionUnitの下に必要なresourcePartitionUnitID値が表示されます。このresourcePartitionUnitID値をパラメーターvrpuidの値として指定してください。
- devnum
- GetStorageArray (subtarget=VResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodel,serialnum,およびvrpuidを指定し,パラメーターsubtargetにはVResourcePartitionUnitを,パラメーターvrpusubinfoにはVLDEVを,それぞれ指定してください。実行結果では,An instance of VLDEVの下に必要なdevNum値が表示されます。このdevNum値をパラメーターdevnumの値として指定してください。
コマンド実行例
この例では,指定したストレージシステム(モデル:VSP,シリアル番号:53038)の仮想IDを用いたデータ移行用のリソースグループ(ID:2)からLDEV(デバイス番号:11)の仮想情報を削除します。
HiCommandCLI DeleteVLDEVFromVRPU -o "D:¥logs¥DeleteVLDEVFromVRPU.log" "model=VSP" "serialnum=53038" "vrpuid=2" "devnum=11"
コマンド実行結果
RESPONSE:
(Command completed; empty list returned)