4.4.1 AddHost

AddHostコマンドは,ホストの情報をDevice Managerサーバに登録します。

重要
  • vMAまたはHost Data Collectorを使用して仮想化サーバを登録する場合は,AddVirtualizationServerコマンドを使用してください。また,次の情報を管理する場合もAddVirtualizationServerコマンドを使用してください。
    - CommParameters
    - Datastore
    - VirtualDisk
    - VM
  • このコマンドは,ファイルサーバをサポートしていません。

パラメーター

表4-79 AddHostコマンドのパラメーター

パラメーター名指定のレベル説明
hostname必須新規ホストの名前
指定できる文字数は1~64バイトです。
最初または最後のスペースは登録されません。
GUIと併用する場合はGUIの入力規則に従ってください。
wwnlist任意WWNのリスト
コンマで区切って指定します。
ipaddress任意新規ホストのIPv4のIPアドレス
ipv6address任意新規ホストのIPv6のIPアドレス
hosttype任意ホストのタイプを示す値
メインフレームホストを登録する場合に,2を指定します。
メインフレームホストの登録については「付録A. Mainframe Agentとの連携」を参照してください。
通常ホストまたは仮想化サーバを登録する場合,このパラメーターは省略します。パラメーターostypeと同時には指定しないでください。
iscsinamelist任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームのリスト
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
次の場合,このパラメーターは指定できません。
  • パラメーターhosttype2を指定した場合
  • パラメーターostypeVMwareを指定した場合
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。
指定できる文字数は1~223バイトです。
ostype任意ホストのOSタイプ
指定できる値は次のとおりです。大文字と小文字は区別されません。
通常ホストを登録する場合:
- AIX
- HP-UX
- Linux
- SunOS
- Windows
- Others
仮想化サーバを登録する場合:
VMware
このパラメーターを指定すると,ホストのタイプが通常ホストまたは仮想化サーバに自動で設定されます。
パラメーターhosttypeと同時には指定しないでください。パラメーターhosttypeおよびこのパラメーターの両方を省略した場合は,ostypeOthers設定されたと見なされ,指定したホストは通常ホストとして登録されます。
takeoverwwn任意先に登録された通常ホストのWWNを仮想化サーバに移行する場合にだけ,trueを指定します。
このパラメーターを指定して仮想化サーバを登録すると,パラメーターwwnlistで指定したWWNが,すでに登録されている通常ホストのWWNと重複したときに,通常ホストのWWNが仮想化サーバに移行されます。
このパラメーターは,パラメーターostypeVMwareを指定した場合だけ指定できます。パラメーターostypeVMwareを指定してこのパラメーターを省略した場合は,WWNが重複しているとエラーになり,指定したホストは登録されません。

事前に取得するパラメーター値

ありません。

コマンド実行例

HiCommandCLI AddHost -o "D:¥logs¥AddHost.log" "hostname=toro2" "wwnlist=AA.CC.CC.CC.CC.CC.CC.CC,00.CC.CC.CC.CC.CC.CC.CC" "ipaddress=192.168.32.63" "takeoverwwn=true" "ostype=VMware"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of Host
 objectID=HOST.279
 name=toro2
 hostID=279
 ipAddress=192.168.32.63
 capacityInKB=0
 hostType=3
 managedBy=-1
 osType=VMware
 statusOfDBUpdating=0