4.1.19 DeleteLogicalUnit
DeleteLogicalUnitコマンドは,LUと対応するLDEVをストレージシステムから削除します。Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,およびHUS VMでは,複数の論理ユニットを一括して削除できます。
重要- 次に示すストレージシステムのシャーシ番号の場合,パリティグループは論理ユニットを削除することはできません。
・Virtual Storage PlatformまたはUniversal Storage Platform V/VM:65~96または16485~16516
・HUS VM:16485~16516
これらのシャーシ番号の場合,そのパリティグループはV-VOLであることを示しています。
- Hitachi USPの場合,シャーシ番号が65~96のパリティグループは論理ユニットを削除することはできません。シャーシ番号が65~96の場合,そのパリティグループはV-VOLであることを示しています。
パラメーター
表4-22 DeleteLogicalUnitコマンドのパラメーター
パラメーター名 | 指定のレベル | 説明 |
---|
serialnum | 必須 | LUのストレージシステムのシリアル番号 |
model | 必須 | LUのストレージシステムのモデル |
devnum | 任意 | LUのデバイス番号
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPおよびSANRISE9900Vの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。 devnumまたはdevnumsのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。 |
devnums | 任意 (Virtual Storage Platform Universal Storage Platform V/VM Hitachi USP HUS VM) | LUのデバイス番号
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
複数指定する場合は,コンマで区切ります。 実行結果は10進数で出力されます。 devnumまたはdevnumsのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。 複数のLUを一括で削除する場合,エミュレーションタイプがOPEN-VのLUだけを指定してください。 |
事前に取得するパラメーター値
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- devnumまたはdevnums
- GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはLogicalUnitを指定してください。実行結果では,devNum値がAn instance of LogicalUnitに表示されます。このdevNum値をパラメーターdevnumまたはdevnumsとして指定してください。
コマンド実行例
HiCommandCLI DeleteLogicalUnit -o "D:¥logs¥DeleteLogicalUnit.log" "serialnum=10001" "model=USP" "devnum=1"
コマンド実行結果
RESPONSE:
(Command completed; empty list returned)