ModifyHostコマンドは,ホストに関する情報を変更します。
書式
ホストのタイプが通常ホスト,仮想化サーバ,Externalポート,またはメインフレームホストの場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyHost [オプション]
{objectid=変更するホストのオブジェクトID
[{hostname=ホストの新しい名前|newhostname=ホストの新しい名前}]
|hostname=変更するホストの名前 [newhostname=ホストの新しい名前]}
[wwnlist=既存のWWNを置き換えるWWNのリスト]
[ipaddress=既存ホストのIPv4の新規IPアドレス]
[ipv6address=既存ホストのIPv6の新規IPアドレス]
[iscsinamelist=ホストのiSCSIネームのリスト]
[takeoverwwn=true] [iscsinamediscard=true] [ostype=変更後のOSタイプ]
ホストのタイプがファイルサーバの場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyHost [オプション]
{objectid=変更するホストのオブジェクトID
[{hostname=ホストの新しい名前|newhostname=ホストの新しい名前}]
|hostname=変更するホストの名前 [newhostname=ホストの新しい名前]}
パラメーター
表4-91 ModifyHostコマンドのパラメーター
パラメーター名 | 指定のレベル | 説明 |
---|---|---|
objectid | 任意 | 変更するホストのオブジェクトID objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。 |
hostname | 任意 | 変更するホストの名前 名前を変更しない場合は省略します。 指定できる文字数は1~64バイトです。 このパラメーターはobjectidを指定するかどうかによって指定する値が異なります。
GUIと併用する場合はGUIの入力規則に従ってください。 objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。 |
newhostname | 任意 | ホストの新しい名前 このパラメーターを指定する場合は,objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。 |
wwnlist | 任意 | 既存のWWNを置き換えるWWNのリスト コンマで区切って指定します。 存在しない場合は,ホストのすべてのWWNが削除されます。 |
ipaddress | 任意 | 既存ホストのIPv4の新規IPアドレス ホストのIPv4のIPアドレスを変更しない場合は省略します。 |
ipv6address | 任意 | 既存ホストのIPv6の新規IPアドレス ホストのIPv6のIPアドレスを変更しない場合は省略します。 |
iscsinamelist | 任意 (HUS100 Hitachi AMS2000/AMS/WMS Hitachi SMS) | ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームのリスト iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。 複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。 パラメーターiscsinamelistを指定しない場合は,ホストのiSCSIネームはすべて削除されます。 使用できる文字は次のとおりです。 A~Z a~z 0~9 - . : iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。 指定できる文字数は1~223バイトです。 ModifyHostコマンドを実行したあとのホストのタイプが仮想化サーバの場合,このパラメーターは指定できません。 |
ostype | 任意 | 変更後のホストのOSタイプ 指定できる値を次に示します。大文字と小文字は区別されません。
このパラメーターは,ホストのタイプが通常ホストまたは仮想化サーバのホストに対して指定できます。 |
takeoverwwn | 任意 | 先に登録された通常ホストのWWNを仮想化サーバに移行する場合にだけ,trueを指定します。 このパラメーターを指定して仮想化サーバのWWNを変更すると,変更後のWWNがすでに登録されている通常ホストのWWNと重複したときに,通常ホストのWWNが仮想化サーバに移行されます。 このパラメーターは,ModifyHostコマンドを実行したあとのホストのタイプが仮想化サーバのホストに対して指定できます。このパラメーターを省略した場合,指定したWWNが通常ホストのWWNと重複しているとエラーになります。 |
iscsinamediscard | 任意 | 通常ホストのOSタイプをVMwareに変更する場合に,変更前のホストのiSCSIネームを破棄するときは,trueを指定します。 iSCSIネームで管理されている通常ホストのOSタイプをVMwareに変更する場合,このパラメーターを省略するとエラーになります。 |
事前に取得するパラメーター値
コマンド実行例
HiCommandCLI ModifyHost -o "D:¥logs¥ModifyHost.log" "objectid=HOST.3" "hostname=snow" "wwnlist=12.34.56.78.90.AB.CD.EF,01.23.45.67.89.AB.CD.EF" "ipaddress=172.18.32.9" "ostype=VMware" "takeoverwwn=true"
コマンド実行結果
RESPONSE:
An instance of Host
objectID=HOST.3
name=snow
hostID=3
ipAddress=172.18.32.9
capacityInKB=0
hostType=3
managedBy=-1
osType=VMware
statusOfDBUpdating=0
List of 2 WWN elements:
An instance of WWN
WWN=12.34.56.78.90.AB.CD.EF
An instance of WWN
WWN=01.23.45.67.89.AB.CD.EF