4.4.2 AddHostInfo

AddHostInfoコマンドは,LUNのHostInfo(ホストが使用しているストレージの情報)を追加します。

重要
このコマンドは,仮想化サーバおよびファイルサーバをサポートしていません。

パラメーター

表4-80 AddHostInfoコマンドのパラメーター

パラメーター名指定のレベル説明
serialnum必須パスのストレージシステムのシリアル番号
model必須パスのストレージシステムのモデル
hostname必須HostInfoオブジェクトの名前
指定できる文字数は1~50バイトです。
ipaddress任意ホストのIPv4のIPアドレス
ipv6address任意ホストのIPv6のIPアドレス
mountpoint任意パスに対応したホストファイルシステムのマウントポイント
port任意パスがあるポート番号
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
portname任意パスがあるポート名
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
domain必須パスのドメインID
このパラメーターは10進数および16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。
devnum必須パスのデバイス番号
Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
Hitachi USPおよびSANRISE9900Vの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
osscsibus必須ホストSCSIバス番号
osscsiid必須仮想化ホストSCSI ID
oslun必須仮想化ホストLUN
portwwn任意ホストバスアダプターのポートWWN
パラメーターportwwnおよびportiscsinameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
filetype任意ファイルシステムのタイプ
filename任意ファイルシステムの名前
size任意LUNのサイズ(MB)
percentused任意LUNの使用率(%)
portiscsiname任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネーム
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。
指定できる文字数は1~223バイトです。
パラメーターportwwnおよびportiscsinameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
portdomain,およびdevnum
GetStorageArray (subtarget=Path)コマンドの実行結果から取得してください。GetStorageArrayコマンドを実行する時には,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはPathを指定してください。実行結果では,PathportID値,domainID値,およびdevNum値が表示されます。これらのportID値,domainID値,およびdevNum値をそれぞれパラメーターport,パラメーターdomain,およびパラメーターdevnumとして指定してください。
portname
GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。

コマンド実行例

この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10001,モデル:HDS9980V)のLUN(デバイス番号:2,ポート番号:7,ドメインID:0)に接続するホストに関する次の情報を,AddHostInfoコマンドで指定します。

HiCommandCLI AddHostInfo -o "D:¥logs¥AddHostInfo.log" serialnum=10001 model=HDS9980V hostname=MY_HOSTINFO_HDS9980V ipaddress=172.16.64.159 mountpoint=C: port=7 domain=0 devnum=2 osscsibus=0 osscsiid=15 oslun=1 portwwn=11.22.33.44.55.66.77.88 filetype=NTFS filename=C: size=10 percentused=10

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of HostInfo
 objectID=HOSTINFO.MY_HOSTINFO_HDS9980V.0.15.1
 name=MY_HOSTINFO_HDS9980V
 serialNumber=10001
 arrayType=HDS9980V
 ipAddress=172.16.64.159
 mountPoint=C:
 portID=7
 portName=CL1-H
 domainID=0
 scsiID=15
 lun=2
 devNum=2
 displayDevNum=00:02
 osScsiBus=0
 osScsiID=15
 osLun=1
 portWWN=11.22.33.44.55.66.77.88
 fileSystemType=NTFS
 fileSystemName=C:
 sizeInMB=10
 percentUsed=10
 lastUpdated=1039003476