4.4.12 ModifyHost

ModifyHostコマンドは,ホストに関する情報を変更します。

重要
  • このコマンドは,ExternalポートのホストのWWNの情報およびOSタイプは変更できません。
  • このコマンドは,メインフレームホストのOSタイプは変更できません。
  • このコマンドは,vMAまたはHost Data Collectorを使用して登録した仮想化サーバをサポートしていません。vMAまたはHost Data Collectorを使用して登録した仮想化サーバの情報を変更する場合は,ModifyVirtualizationServerコマンドを使用してください。
  • このコマンドは,ホストのタイプがファイルサーバの場合,ホスト名だけを変更できます。

書式

ホストのタイプが通常ホスト,仮想化サーバ,Externalポート,またはメインフレームホストの場合:

HiCommandCLI [URL] ModifyHost [オプション]
{objectid=変更するホストのオブジェクトID
[{hostname=ホストの新しい名前|newhostname=ホストの新しい名前}]
|hostname=変更するホストの名前 [newhostname=ホストの新しい名前]}
[wwnlist=既存のWWNを置き換えるWWNのリスト]
[ipaddress=既存ホストのIPv4の新規IPアドレス]
[ipv6address=既存ホストのIPv6の新規IPアドレス]
[iscsinamelist=ホストのiSCSIネームのリスト]
[takeoverwwn=true] [iscsinamediscard=true] [ostype=変更後のOSタイプ]

ホストのタイプがファイルサーバの場合:

HiCommandCLI [URL] ModifyHost [オプション]
{objectid=変更するホストのオブジェクトID
[{hostname=ホストの新しい名前|newhostname=ホストの新しい名前}]
|hostname=変更するホストの名前 [newhostname=ホストの新しい名前]}

パラメーター

表4-91 ModifyHostコマンドのパラメーター

パラメーター名指定のレベル説明
objectid任意変更するホストのオブジェクトID
objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。
hostname任意変更するホストの名前
名前を変更しない場合は省略します。
指定できる文字数は1~64バイトです。
このパラメーターはobjectidを指定するかどうかによって指定する値が異なります。
objectidを指定した場合:
ホストの新しい名前を指定します。
objectidを指定しない場合:
操作するホストの名前を指定します。
最初または最後のスペースは登録されません。
GUIと併用する場合はGUIの入力規則に従ってください。
objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。
newhostname任意ホストの新しい名前
このパラメーターを指定する場合は,objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。
wwnlist任意既存のWWNを置き換えるWWNのリスト
コンマで区切って指定します。
存在しない場合は,ホストのすべてのWWNが削除されます。
ipaddress任意既存ホストのIPv4の新規IPアドレス
ホストのIPv4のIPアドレスを変更しない場合は省略します。
ipv6address任意既存ホストのIPv6の新規IPアドレス
ホストのIPv6のIPアドレスを変更しない場合は省略します。
iscsinamelist任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームのリスト
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
パラメーターiscsinamelistを指定しない場合は,ホストのiSCSIネームはすべて削除されます。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。
指定できる文字数は1~223バイトです。
ModifyHostコマンドを実行したあとのホストのタイプが仮想化サーバの場合,このパラメーターは指定できません。
ostype任意変更後のホストのOSタイプ
指定できる値を次に示します。大文字と小文字は区別されません。
  • AIX
  • HP-UX
  • Linux
  • SunOS
  • Windows
  • VMware
  • Others
このパラメーターにVMwareを指定すると,ホストのタイプは仮想化サーバに設定されます。VMware以外を指定すると,ホストのタイプは通常ホストに設定されます。
このパラメーターは,ホストのタイプが通常ホストまたは仮想化サーバのホストに対して指定できます。
takeoverwwn任意先に登録された通常ホストのWWNを仮想化サーバに移行する場合にだけ,trueを指定します。
このパラメーターを指定して仮想化サーバのWWNを変更すると,変更後のWWNがすでに登録されている通常ホストのWWNと重複したときに,通常ホストのWWNが仮想化サーバに移行されます。
このパラメーターは,ModifyHostコマンドを実行したあとのホストのタイプが仮想化サーバのホストに対して指定できます。このパラメーターを省略した場合,指定したWWNが通常ホストのWWNと重複しているとエラーになります。
iscsinamediscard任意通常ホストのOSタイプをVMwareに変更する場合に,変更前のホストのiSCSIネームを破棄するときは,trueを指定します。
iSCSIネームで管理されている通常ホストのOSタイプをVMwareに変更する場合,このパラメーターを省略するとエラーになります。

事前に取得するパラメーター値

objectid
GetHostコマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,An instance of Hostの下にobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidとして指定してください。
hostname
GetHostコマンドの実行結果から取得してください。このコマンドの実行結果では,name値がAn instance of Hostの下に表示されます。このname値を使用してパラメーターhostnameを指定します。

コマンド実行例

HiCommandCLI ModifyHost -o "D:¥logs¥ModifyHost.log" "objectid=HOST.3" "hostname=snow" "wwnlist=12.34.56.78.90.AB.CD.EF,01.23.45.67.89.AB.CD.EF" "ipaddress=172.18.32.9" "ostype=VMware" "takeoverwwn=true"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of Host
 objectID=HOST.3
 name=snow
 hostID=3
 ipAddress=172.18.32.9
 capacityInKB=0
 hostType=3
 managedBy=-1
 osType=VMware
 statusOfDBUpdating=0
 List of 2 WWN elements:
   An instance of WWN
     WWN=12.34.56.78.90.AB.CD.EF
   An instance of WWN
     WWN=01.23.45.67.89.AB.CD.EF