Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド

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4.1.48 GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)

GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)コマンドは,コピーペアに関する情報を取得します。

重要
  • Universal Storage Platform V/VMおよびHitachi USPでは,分割ストレージ管理者はペアボリュームおよび外部ボリュームのすべての情報を取得できません。
  • Universal Storage Platform V/VMでは,メインフレームボリュームで作成したコピーペアの情報がある場合,バージョン60-01-6X-XX/XX以降のマイクロコードが必要です。これより前のバージョンのマイクロコードでコピーペア情報を取得した場合,メインフレームボリュームで作成したコピーペアは,オープンボリュームで作成したコピーペアとして情報が出力されます。

パラメーター

表4-51 GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)コマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
subtarget 必須 ReplicationInfoを指定します。
serialnum 任意 ストレージシステムのシリアル番号
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。
Thin Imageの場合,パラメーターsnapshotgrpidfilterまたはsnapshotgrpnamefilterを指定したときには,このパラメーターも必ず指定します。
model 任意 ストレージシステムのモデル
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。
Thin Imageの場合,パラメーターsnapshotgrpidfilterまたはsnapshotgrpnamefilterを指定したときには,このパラメーターも必ず指定します。
objectid 任意 コピーペア情報(ReplicationInfoインスタンス)のオブジェクトID
特定のコピーペア情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。modelおよびserialnumを指定し,objectidを指定しない場合,指定されたストレージシステムのコピーペアに関する情報を取得します。
replicationsubinfo 任意 コピーペアに関する論理ユニットの情報
指定できる値は,LogicalUnitだけです。
startElementNumFilter 任意 取得するコピーペア情報の最初の並び番号
一部のコピーペアに関する情報を特定のストレージシステムから取得する場合に指定します。
コピーペア情報を次の順序で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,取得するレプリケーション情報の並びの中で最初の番号を指定します。
コピーペア情報の並び替え順序:
  1. P-VOLのシリアル番号の昇順
  2. P-VOLのデバイス番号の昇順
  3. S-VOLのシリアル番号の昇順
  4. S-VOLのデバイス番号の昇順
このパラメーターを指定する場合,パラメーターnumOfElementsFiltermodel,およびserialnumも必ず指定します。
numOfElementsFilter 任意 取得するコピーペア情報の個数
一部のコピーペアに関する情報を特定のストレージシステムから取得する場合に指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターstartElementNumFiltermodel,およびserialnumも必ず指定します。
指定値の推奨の最大値は16384です。
snapshotgrpidfilter 任意 取得するスナップショットグループのID
スナップショットグループに属するThin Imageのコピーペア情報を取得する場合に指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターserialnumおよびmodelも必ず指定します。パラメーターsnapshotgrpnamefilterと同時には指定しないでください。
snapshotgrpnamefilter 任意 取得するスナップショットグループの名前
スナップショットグループに属するThin Imageのコピーペア情報を取得する場合に指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターserialnumおよびmodelも必ず指定します。パラメーターsnapshotgrpidfilterと同時には指定しないでください。パラメーターsnapshotgrpidfilterを指定している場合,このパラメーターは無視されます。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

objectid
GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはReplicationInfoを指定してください。コピーペアに関する情報を指定したストレージシステムから取得できます。実行結果では,objectID値がAn instance of ReplicationInfoの下に表示されます。このobjectIDをパラメーターobjectidの値として指定してください。

snapshotgrpidfilterおよびsnapshotgrpnamefilter
GetStorageArray (subtarget=SnapshotGroup)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはSnapshotGroupを指定してください。スナップショットグループに関する情報を指定したストレージシステムから取得できます。実行結果では,groupID値とgroupName値がAn instance of SnapshotGroupの下に表示されます。このgroupIDをパラメーターsnapshotgrpidfilterの値として指定してください。同様にgroupNameをパラメーターsnapshotgrpnamefilterの値として指定してください。

コマンド実行例

HiCommandCLI GetStorageArray -o "D:\logs\GetStorageArray_ReplicationInfo.log" subtarget=ReplicationInfo model=R601 serialnum=25011 replicationsubinfo=LogicalUnit

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 39 ReplicationInfo elements:
    An instance of ReplicationInfo
      objectID=REPINFO.10007.1549.25011.1028
      pvolSerialNumber=10007
      pvolArrayType=Unknown
      pvolDevNum=1,549
      displayPvolDevNum=1,549
      pvolPoolID=7
      svolSerialNumber=25011
      svolArrayType=R601
      svolDevNum=1,028
      displaySvolDevNum=00:04:04
      svolObjectID=LU.R601.25011.1028
      svolPoolID=7
      replicationFunction=UniversalReplicator
      status=1
      muNumber=1
      copyTrackSize=-1
      splitTime=-1
      remotePathGroupID=-1
      pvolMngAreaPoolID=-1
      svolMngAreaPoolID=-1
      snapshotGroupID=-1
      List of 1 Lu elements:
        An instance of LogicalUnit
          objectID=LU.R601.25011.1028
          devNum=1,028
          displayName=00:04:04
          emulation=OPEN-V
          devCount=1
          devType=
          capacityInKB=1,024,320
          numberOfLBAs=2,048,640
          path=true
          commandDevice=false
          commandDeviceEx=0
          commandDeviceSecurity=false
          commandDeviceAuth=false
          chassis=1
          arrayGroup=32
          arrayGroupName=1-3-1
          raidType=RAID5(3D+1P)
          currentPortController=-1
          defaultPortController=-1
          isComposite=0
          trueCopyVolumeType=Simplex
          shadowImageVolumeType=Simplex
          quickShadowVolumeType=Simplex
          universalReplicatorVolumeType=S-VOL
          sysVolFlag=0
          externalVolume=0
          differentialManagement=false
          quickShadowPoolID=-1
          universalReplicatorPoolID=7
          dpType=-1
          consumedCapacityInKB=1,024,320
          dpPoolID=-1
          threshold=-1
          tcaPoolID=-1
          dpPoolVolControlFlag=-1
          managementAreaPoolID=-1
.
. (repeated for other ReplicationInfo instances)
.

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