Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドは,ストレージシステムの論理ユニット(LU)に関する情報を取得します。
表4-44 GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 subtarget 必須 LogicalUnitを指定します。 serialnum 任意 ストレージシステムのシリアル番号
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。model 任意 ストレージシステムのモデル
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。lufilter 任意 論理ユニットを選択するためのフィルター
指定できる値は,ALL,ASSIGNED,FREE,UNASSIGNED,およびRESERVEDです。
このパラメーターを省略した場合,またはALLを指定した場合,すべての論理ユニットに関する情報が表示されます。ASSIGNEDを指定した場合,LUNが割り当てられている論理ユニットに関する情報が表示されます。
FREEを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットに関する情報が表示されます。
UNASSIGNEDを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットのうち,Device ManagerでLUNを割り当てできる論理ユニットに関する情報が表示されます。
RESERVEDを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットのうち,Device ManagerでLUNを割り当てできない論理ユニットに関する情報が表示されます。lufilterchildid 任意 論理ユニットを選択するためのフィルター
LDEVのオブジェクトIDを指定します。
指定したオブジェクトIDのLDEVに対応した論理ユニットの情報が表示されます。lusubinfo 任意 論理ユニットに関する情報
指定できる値はPath,LDEV,SnapshotSummary,およびVolumeConnectionです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。objectid 任意 論理ユニットのオブジェクトID
特定の論理ユニットの情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。modelおよびserialnumを指定し,objectidを指定しない場合,指定されたストレージシステムの論理ユニットに関する情報を取得します。pathsubinfo 任意 論理ユニットパスに関する特定情報
指定できる値は,HostInfo,ISCSIName,またはWWNです。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=Path」を一緒に指定する必要があります。ldevsubinfo 任意 LDEVに関する情報
指定できる値はVolumeConnectionおよびVLDEVです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。
VLDEVは,Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-03-30-XX/XX以降)またはHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-01-3X-XX/XX以降)の場合だけ指定できます。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=LDEV」を一緒に指定する必要があります。dpvolfilter 任意 DPボリュームを選択するためのフィルター
DPプールのプールIDまたはUnassignedを指定します。
DPプールのプールIDを指定した場合は,DPプールに関連づけられたDPボリュームの情報を取得します。
Unassignedを指定した場合は,DPプールに関連づけられていないDPボリュームの情報を取得します。
分割ストレージ管理者の場合は,情報を取得できません。
パラメーターmodelおよびserialnumと同時に指定した場合は,このパラメーターへの指定は無効です。startElementNumFilter 任意 情報を取得する論理ユニットの最初の並び番号
特定のストレージシステムでの一部の論理ユニットに関する情報を取得する場合に指定します。
論理ユニットの情報をデバイス番号の昇順で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,取得する論理ユニットの並びの中で最初の番号を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターnumOfElementsFilter,model,およびserialnumも必ず指定します。numOfElementsFilter 任意 情報を取得する論理ユニットの個数
特定のストレージシステムでの一部の論理ユニットに関する情報を取得する場合に指定します。情報を取得する論理ユニットの個数を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターstartElementNumFilter,model,およびserialnumも必ず指定します。
指定値の推奨の最大値は16384です。displayname 任意 論理ユニットのデバイス番号
特定の論理ユニットの情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPおよびSANRISE9900Vの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。label 任意 情報を取得する論理ユニットのラベル名
特定のラベルが設定されている論理ユニットに関する情報だけを取得する場合に指定します。指定できるラベルは1つです。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=LDEV」を一緒に指定する必要があります。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- objectid
- GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはLogicalUnitを指定してください。実行結果では,An instance of LogicalUnitの下に必要なobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidの値として指定してください。
この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10001,モデル:USP)の論理ユニットに関する情報を,GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドで取得します。この情報には,論理ユニットへのパス,論理ユニットで使用されるLDEV,パスのWWN,およびホストに関する情報が含まれます。
HiCommandCLI GetStorageArray -o "D:\logs\GetStorageArray_LogicalUnit.log" "subtarget=LogicalUnit" "model=USP" "serialnum=10001" "lufilter=all" "lusubinfo=Path,LDEV,VolumeConnection" "pathsubinfo=WWN,HostInfo" "ldevsubinfo=VolumeConnection"RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1752 Lu elements: An instance of LogicalUnit objectID=LU.USP.10001.100 devNum=100 displayName=00:64 emulation=OPEN-3 devCount=1 devType= capacityInKB=2,403,360 numberOfLBAs=4,806,720 path=true commandDevice=false commandDeviceEx=0 commandDeviceSecurity=false commandDeviceAuth=false chassis=1 arrayGroup=16 arrayGroupName=1-1-17 raidType=RAID5(3D+1P) currentPortController=-1 defaultPortController=-1 isComposite=0 trueCopyVolumeType=Simplex shadowImageVolumeType=Simplex quickShadowVolumeType=Simplex universalReplicatorVolumeType=Simplex sysVolFlag=0 externalVolume=1 differentialManagement=false quickShadowPoolID=-1 universalReplicatorPoolID=-1 dpType=-1 consumedCapacityInKB=-1 dpPoolID=-1 threshold=-1 tcaPoolID=-1 dpPoolVolControlFlag=-1 managementAreaPoolID=-1 List of 3 Path elements: An instance of Path . . (Attributes of Path are omitted here) . An instance of Path . . (Attributes of Path are omitted here) . List of 2 WWN elements: An instance of WWN WWN=88.77.77.77.77.77.00.01 nickname=Jane An instance of WWN WWN=88.77.77.77.77.77.3F.04 nickname=Jone . . (repeated for other Path instances) . List of 1 Ldev elements: An instance of LDEV objectID=LDEV.USP.10001.100 devNum=100 displayName=00:64 emulation=OPEN-3 cylinders=0 isComposite=0 sizeInKB=2,403,360 lba=1,201,680 raidType=RAID5(3D+1P) substance=1 volumeType=3 slotSizeInKB=48 chassis=1 arrayGroup=16 arrayGroupName=1-1-17 path=true onDemandDevice=false devType= isStandardLDEV=true guardMode= diskType=0 slprNumber=-1 clprNumber=-1 cacheResidencyMode=-1 stripeSizeInKB=-1 volumeKind=3 status=Normal dpType=-1 consumedSizeInKB=-1 mfTrueCopyVolumeType=Simplex mfShadowImageVolumeType=Simplex mfUniversalReplicatorVolumeType=Simplex mfUniversalReplicatorPoolID=-1 dpPoolID=-1 threshold=-1 systemDisk=0 encrypted=-1 tieringPolicy=-1 resourcePartitionUnitID=-1 List of 1 VolumeConnection elements: An instance of VolumeConnection objectID=VOLCONN.USP.10001.0 mappedArrayType=USP mappedSerialNumber=10001 mappedDevNum=100 displayMappedDevNum=00:64 externalArrayType=USP externalSerialNumber=10002 externalDevNum=150 displayExternalDevNum=00:96 externalVolumeName=0096 productName=USP vendor=Hitachi List of 1 ObjectLabel elements: An instance of ObjectLabel targetID=LDEV.USP.10001.100 label=myLabel . . (repeated for other VolumeConnection instances) .
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