Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド

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3.9 仮想IDを用いたデータ移行後のリソースに関連するコマンド

Device Manager CLIでは,仮想情報を持つリソース(ホストストレージドメイン,ポート,およびボリューム)に対する操作をサポートしています。

Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-03-30-XX/XX以降)およびHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-01-3X-XX/XX以降)の場合,仮想情報を持つリソースに対する操作ができます。Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-05-04-XX/XX以降)およびHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-02-01-XX/XX以降)の場合,仮想情報の登録,変更,および削除ができます。

参考
  • Virtual Storage PlatformまたはHUS VMの場合,仮想IDを使ってデータ移行したときには,移行元の情報が仮想情報として移行先のリソースに登録されます。移行先のリソースに情報が登録された移行元のリソースを仮想リソース(仮想ストレージシステム,仮想LDEVなど)と呼びます。
  • 仮想情報を持つリソースは,仮想IDを用いたデータ移行用のリソースグループに所属します。このリソースグループは,ストレージシステムの管理ツールで管理されます。

サポートする機能とコマンドを次の表に示します。

表3-13 仮想IDを用いたデータ移行後のリソースに関連するコマンド

サポートする機能 コマンド名
ラベルの設定・変更 AddLabel
ModifyLabel
LUのフォーマット FormatLU
ポート属性の変更※1 ModifyPort
DPボリュームに関する設定の変更 ModifyVirtualVolume
DPボリュームのゼロページ破棄 RunZeroPageReclaim
ホストからボリュームへのパスの定義・削除※2,※3 AddLun
DeleteLun
ホストストレージドメインへのWWNの割り当て・解除※3 AddWWNForHostStorageDomain
DeleteWWNForHostStorageDomain
仮想情報の取得 GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain)
GetStorageArray (subtarget=LDEV)
GetStorageArray (subtarget=Port)
GetStorageArray (subtarget=VResourcePartitionUnit)
仮想情報の登録・変更・削除 AddVLDEVToVRPU
DeleteVLDEVFromVRPU

注※1
LUNセキュリティの設定は変更できません。

注※2
LUSEボリュームに関する操作はできません。

注※3
指定するポートのLUNセキュリティが有効になっている必要があります。

関連項目

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