B.5 データマイグレーションを実行する(Legacyモード)
Legacyモードでボリュームのデータを移動します。
この操作には,Tiered Storage Managerのライセンスの登録が必要です。
事前に確認しておく情報
- 移動元のボリューム
- データマイグレーションを実行するストレージシステム
事前に完了しておく操作
データマイグレーションを実行するには
- [ツール]メニューから[Legacy Tiered Storage Manager]を選択します。
- データマイグレーションを実施するストレージドメイン名のリンクをクリックします。
- 移動元のマイグレーショングループを作成するために,[マイグレーショングループ]タブで[MG作成]ボタンをクリックします。
移動元のマイグレーショングループがすでにある場合は手順6に進みます。
- [基本]タブで名前やボリュームなどの項目を設定します。
- 必要に応じて[ルール]タブまたは[通知]タブで項目を設定します。
使用しているアプリケーションやパリティグループの使用率に応じて適切な移動先候補ボリュームを選択したい場合は,次のとおりパリティグループ分散制御ルールを設定します。
容量平準化:移動先として選択できるパリティグループの残り容量がほかのパリティグループと等しくなるように移動先候補が選択されます。
分散最大化:できるだけ多くのパリティグループから移動先候補が選択されます。
分散最小化:できるだけ少ないパリティグループから移動先候補が選択されます。
設定が完了したら,[OK]ボタンをクリックしてMG作成ダイアログを終了します。
- 移動元のマイグレーショングループの横の
アイコンを選択します。 - 移動先の階層を選択して,[適合性確認]ボタンをクリックします。
- 移動元のボリュームと,移動先ボリュームまたはDPプールのペアを確認します。
ペアを編集したい場合は,[ペア編集]ボタンをクリックします。
- 必要なオプションを指定して,タスクを作成します。
タスクを作成後に即時実行するかどうかを[確認後即時実行]で選択します。即時実行させるように設定した場合,手順11に進みます。
- [タスク & アラート]タブの[HTSM CLI / Legacy HTSM タスク]リンクをクリックして,登録したタスクを検索して実行します。
- [タスク & アラート]タブの[HTSM CLI / Legacy HTSM タスク]リンクをクリックして,登録したタスクを検索して実行結果を確認します。
[タスク & アラート]タブの[HTSM CLI / Legacy HTSM タスク]リンクをクリックして,タスクの詳細情報とマイグレーションを実行したボリュームの詳細を確認できるようになります。
注意- タスク作成後は,タスクが完了するまで,Hitachi Command Suite(HCS)やほかのプログラムを使って,タスクに含まれるボリュームを操作しないでください。
関連項目