5.2.3 Performance Reporterで設定する表示条件(ストレージシステムの性能問題の有無を特定する場合)

Performance Reporterから,性能問題特定ウィザードよりも詳しい性能情報を確認できます。確認する際は,Performance Reporterを起動して表示条件を設定する必要があります。表示条件には,性能問題特定ウィザードで表示される次の値を入力します。

表5-1 Performance Reporterで設定する表示条件の入力値一覧(ストレージシステムの性能問題の有無を特定する場合)

ストレージシステムPerformance Reporterの表示条件性能問題特定ウィザードで表示される値
Virtual Storage PlatformまたはHUS VMLDEV Numberボリューム列の値
CLPR NumberCLPR列の値
Adaptor IDMPブレード列の値またはMPユニット列の値
Processor ID_Total」(デフォルト値)
RAID Group Numberパリティグループ列の値の前後に「*」(ワイルドカード文字)を付けた文字列
例:パリティグループが「1-3」のときは「*1-3*
表示される情報をさらに絞り込みたいときは,ワイルドカード文字の指定を変更してください。
Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USPLDEV Numberボリューム列の値
CLPR NumberCLPR列の値
Adaptor IDプロセッサー列の値のうち2つ目のハイフンより前の文字列
例:プロセッサー列の値が「CHA-1FL-7」のときは「CHA-1FL
Processor IDプロセッサー列の値のうち2つ目のハイフンよりあとの文字列
例:プロセッサー列の値がCHA-1FL-7のときは「7
RAID Group Numberパリティグループ列の値の2つ目のハイフンより前の文字列の前後に「*」(ワイルドカード文字)を付けた文字列
例:パリティグループが「1-2-1」のときは「*1-2*
表示される情報をさらに絞り込みたいときは,ワイルドカード文字の指定を変更してください。
ミッドレンジストレージ(Hitachi Tape Modular Storageは除く)LDEV Numberボリューム列の値
ボリューム列の値が「01」のように0から始まる場合は,先頭の0を除いた値を指定します。
CLPR NumberCLPR列の値
Controllerチャートタイトルに表示されているコントローラーの値
Processor IDプロセッサー列の文字列
RAID Group Numberパリティグループ列の値
Unit Numberドライブ列の値のハイフンより前の値
例:ドライブ列の値が「0-7」のときは「0
HDU Numberドライブ列の値のハイフンよりあとの値
例:ドライブ列の値が「0-7」のときは「7
参考
分析]タブとPerformance Reporterでは,表示されるレポートの情報に差異があります。[分析]タブとPerformance Reporterでの表示の対応を次に示します。
  • ボリュームの応答時間は,[分析]タブではミリ秒,Performance Reporterではマイクロ秒で表示されます。
  • 分析]タブのIOPS:Performance ReporterのIOPS(Read)+ IOPS(Write)
  • 分析]タブのRead Hit率:Performance ReporterのRead Hit I/O CountRead I/O Count × 100
  • 分析]タブのWrite Hit率:Performance ReporterのWrite Hit I/O CountWrite I/O Count × 100

関連項目