Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USPのボリューム(基本ボリューム,DPボリューム,および外部ボリューム)の場合に,性能問題特定ウィザードで表示される性能を分析するための各項目について,評価の目安となる値を説明します。
DPボリュームを分析する場合,DPボリュームに関連するすべてのキャッシュおよびチャネルプロセッサーが対象となります。パリティグループは,DPプールを構成しているDPプールボリュームが所属するパリティグループが対象です。 外部ボリュームを分析する場合,内部ストレージシステムと外部ストレージシステムの両方が対象となります。
性能問題特定ウィザードよりも詳しい情報を参照したい場合は,Performance Reporterを起動すると,分単位での分析や長期間のトレンド分析などを実施できます。
性能問題特定ウィザードでは,設定したしきい値を超えている項目がある場合,ステータスが[注意]になります。ステータスが[注意]となる値の目安を次に示します。
表5-3 Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USPのボリュームの性能指標(性能問題特定ウィザード)
種類 | メトリック | [注意]となる値 | 説明 |
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キャッシュ | 書き込み待ち率 | 30%より大きい |
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サイドファイル使用率 | 10%以上 |
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書き込み待ち率 + サイドファイル使用率 | 70%以上 |
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チャネルプロセッサー | 利用率 | 45%以上 | 最大値は約80%です。 |
ディスクプロセッサー | 利用率 | 40%以上 | - |
パリティグループ | 利用率 | 50%以上 | パリティグループの利用率は50%未満である必要があります。 |
Read Hit率 | 25%以下 | - |
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