3.9.3 ファイル共有の提供までの流れ(Hitachi NAS Platform)
ファイルサーバがHitachi NAS Platformの場合に,ファイルシステムを作成し,ファイル共有を提供する流れについて説明します。
ファイルサーバの登録からファイル共有の提供までの流れを次に示します。
図3-8 ファイル共有の提供までの流れ(Hitachi NAS Platform)
![[図]](graphics/fcsc0035.gif)
- ファイルサーバの登録
- Device Managerの情報の設定
System Management Unit(SMU)にDevice Managerの情報を設定すると,SMUで管理されているファイルサーバの情報がDevice Managerに送信され,Device Managerの管理対象として登録されます。
- Admin services EVSの設定
Device Managerで,ファイルサーバのAdmin services EVSの情報(IPアドレスおよびServer Control(SSC)用のユーザーアカウント)を設定します。
- ボリュームの割り当て
Device Managerで,ファイルサーバにボリュームを割り当てます。Hitachi NAS Platformでは,割り当てられたボリュームはシステムドライブとして管理されます。
- ストレージプールの作成
必要な容量のシステムドライブを使って,ストレージプールを作成します。Device Managerの画面からSMUのダイアログを起動してストレージプールを作成できます。ストレージプールを構成するシステムドライブは,システムドライブグループに属している必要があります。
- ファイルシステムの作成
ストレージプール上にファイルシステムを作成します。ファイルシステムおよびファイル共有を一括で作成できます。
参考- ファイルサーバ側で実施した構成変更やバージョンアップがDevice Managerに反映されていない場合は,SMUでファイルサーバとDevice Managerの情報を同期する操作を実施してください。
関連項目