ホスト検出によってDevice Managerにホストが登録される仕組みを説明します。Storage Navigatorを使用して構築した環境にHitachi Command Suite(HCS)を導入する場合にお読みください。
Storage Navigatorを使用してホストグループまたはiSCSIターゲットを設定したストレージシステムをDevice Managerに登録します。そのあとDevice Managerでホストを検出すると,ホスト検出時に選択したストレージシステムにあるホストグループまたはiSCSIターゲットと同じ名前のホストが自動的にDevice Managerに追加されます。追加されたホストに,ホストグループ内のWWNまたはiSCSIターゲットのiSCSIネームが登録されます。同じWWNが複数のホストグループに登録されている場合,または同じiSCSIネームが複数のiSCSIターゲットに登録されている場合,Device Managerに登録済みのホストと同じ名前のWWNまたはiSCSIネームだけがホストに追加されます。
ホスト検出の例を次の図に示します。
図2-1 ホスト検出の例
上の図では,ホストグループAAAのWWN「22.22.22.22.22.22.22.22」が,ホストグループと同じ名前のホストAAAに登録されます。ホストグループBBBのWWNはホストAAAにすでに登録されているので,ホストBBBはDevice Managerに追加されません。ホストグループCCCと同じ名前のホストCCCがDevice Managerに追加され,ホストグループCCCのWWN「33.33.33.33.33.33.33.33」がホストCCCに登録されます。
関連項目