Compute Systems Manager Software ユーザーズガイド

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5.3.1 性能情報および電力情報の分析とは

Compute Systems Managerは，管理対象ホストからは性能情報を，管理対象シャーシおよびサーバからは電力情報を収集します。収集した情報を分析することで，システム負荷，性能要件，消費電力を把握できるため，システム構成の最適化に役立ちます。

ホストの性能情報を収集するには，性能監視のライセンス登録が必要です。

シャーシまたはサーバの電力情報を収集するには，シャーシまたはラックマウントサーバの電力監視のライセンス登録が必要です。

Compute Systems Managerが収集できる性能情報および電力情報のタイプを次の表に示します。

リソース種別 収集する情報のタイプ
ホスト 性能情報
  • CPU使用率
  • ディスクI/O量
  • ディスク使用率
  • ネットワークパケット
  • メモリー使用率
  • I/O待ちキューの長さ
シャーシ 電力情報
  • 入力電力（AC）
  • 消費電力（DC）
  • 吸気温度
  • 風量
ブレードサーバ 電力情報
  • 消費電力（DC）
  • CPU周波数
ラックマウントサーバ 電力情報
  • 入力電力（AC）
  • 吸気温度

Compute Systems Managerは，性能監視と電力監視のプロファイル設定に従って性能情報と電力情報を収集します。プロファイル設定は，リソースからどのような性能情報や電力情報を収集するかを定義しています。収集した情報を使用して，ホストの性能，シャーシの消費電力，サーバの消費電力を確認します。異なるリソースの性能メトリックと電力メトリックは，時系列グラフで比較できます。また，収集した性能情報や電力情報をCSVファイルに出力することもできます。

性能情報については，収集した性能情報のタイプごと，またはホストごとに，しきい値を指定できます。しきい値を超えると，アラートが作動します。

電力情報に基づいてシャーシおよびサーバの消費電力を最小限に抑えたい場合には，電力キャッピングを有効にします。

関連項目

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