4.10.8 ドロップダウン項目を一括して設定するためのCSVファイルの記述形式

ここでは,選択項目を一括設定するファイルの記述形式,および作成規則について説明します。ファイルはCSV形式で作成します。選択項目を一括設定するファイルは,一つの業務コンテンツにつき一つ作成してください。

<この項の構成>
(1) 記述形式
(2) 作成規則

(1) 記述形式

ファイルの記述形式を次に示します。1行で一つの選択項目を指定します。

ノードID,ガイドパーツID,親ドロップダウンのガイドパーツID,親ドロップダウンの選択項目の値,選択項目のラベル,選択項目の値

各項目の詳細について次に示します。

ノードID
ドロップダウンパーツを配置したプロセスノードのノードIDを指定します。ノードIDはツールバーの[ID表示/非表示]ボタンで確認してください。業務コンテンツにないノードID,およびプロセスノード以外のノードIDは指定できません。また,空文字を指定できません。
使用できる文字は,半角英数字,半角ハイフン(-)および半角アンダースコア(_)です。指定できる文字数は20文字以内です。
ガイドパーツID
項目を設定するドロップダウンパーツのガイドパーツIDを指定します。ガイドパーツIDはツールバーの[ID表示/非表示]ボタンで確認してください。ガイド領域にないガイドパーツのIDは指定できません。また,空文字を指定できません。
使用できる文字は,半角英数字,半角ハイフン(-)および半角アンダースコア(_)です。指定できる文字数は20文字以内です。
親ドロップダウンのガイドパーツID
親ドロップダウンがある場合に,親ドロップダウンのガイドパーツIDを指定します。親ドロップダウンのガイドパーツIDはツールバーの[ID表示/非表示]ボタンで確認してください。親ドロップダウンがない場合は空文字を指定してください。ガイド領域にないドロップダウンパーツのIDは指定できません。また,親子関係はループできません。
使用できる文字は,半角英数字,半角ハイフン(-)および半角アンダースコア(_)です。指定できる文字数は20文字以内です。
親ドロップダウンの選択項目の値
親ドロップダウンがある場合に,子ドロップダウンの選択項目に対応する親の選択項目の値を指定します。値とは,どの項目が選択されたのかを判別するためにプラグイン内で使用される情報です。
親ドロップダウンがない場合,空文字を指定してください。使用できる文字は,ASCIIコードの0x00~0x1Fと0x7Fを除いた文字です。指定できる文字数は300文字以内です。
選択項目のラベル
選択項目として表示する文字列を指定します。表示される順序は,CSVファイルの行に記載された順序に従います。なお,同じドロップダウンパーツに指定できる選択項目の数は100個以内です。
使用できる文字は,ASCIIコードの0x00~0x1Fと0x7Fを除いた文字です。指定できる文字数は100文字以内です。
選択項目の値
選択項目の値を指定します。値とは,どの項目が選択されたのかを判別するためにプラグイン内で使用される情報です。
子ドロップダウンの場合で,次に示す値がすべて同じ行があるときは,ここで指定する値がその行と重複しないように注意してください。
  • ノードID
  • ガイドパーツID
  • 親の選択項目の値
なお,同じドロップダウンパーツに指定できる選択項目の数は100個以内です。
使用できる文字は,ASCIIコードの0x00~0x1Fと0x7Fを除いた文字です。指定できる文字数は300文字以内です。
注※
指定できる文字数に,エスケープや囲み文字として使用する引用符(")は含みません。

(2) 作成規則

ファイル名称
業務コンテンツID.csvとしてください。
格納場所
ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.dropdown.csv.dirプロパティで指定した場所に格納してください。
記述規則
RFC4180に準拠した形式で記述してください。ただし,次に示す点はRFC4180と異なるため,注意してください。
  • 使用できる文字コードはShift_JIS(MS932)だけです。
  • ヘッダレコードを指定できません。
  • 各項目に改行を含む値を指定できません。
  • 空行(改行だけの行)を記述できません。