4.12 ナビゲーション プラットフォームをセットアップ後にJP1/Baseによるユーザ認証を導入する手順

ユーザ認証を利用しない構成でナビゲーション プラットフォームをセットアップし,あとからJP1/Baseによるユーザ認証を導入する場合は,必要なデータをバックアップした上で,いったんナビゲーション プラットフォームをアンセットアップする必要があります。手順を次に示します。

  1. npexportコマンド(業務コンテンツのエクスポート)で,業務コンテンツのデータをバックアップします。
  2. 環境設定用のファイルなどを手動でコピーしてバックアップします。
    次のディレクトリ下のファイルをコピーしてください。
    • ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf以下のファイル
    • ポータルプロジェクトディレクトリ以下のファイル
    ポータルプロジェクトディレクトリは,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.ucnp.portalproject.pathプロパティで指定したディレクトリです。
  3. システムが起動している場合は,システムを停止します。
    システムの停止手順については「5.1 システムの起動と停止」を参照してください。
  4. ナビゲーション プラットフォームをアンセットアップします。
    アンセットアップ手順については,「4.6 アンセットアップ手順」を参照してください。
  5. JP1/Baseをインストール,セットアップします。
    JP1/Baseのインストール,セットアップ,および論理ホストの設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  6. ナビゲーション プラットフォームにアクセスする利用者をJP1ユーザとして登録します。
    JP1ユーザの登録に必要な情報については「4.3 JP1/Baseによるユーザ認証を利用する場合のセットアップ準備」を,登録手順の詳細についてはマニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  7. ナビゲーション プラットフォームをセットアップします。
    セットアップ手順については,「4.4 セットアップ手順」を参照してください。
  8. 手順1.でバックアップしたデータを,npimportコマンドを使って復元します。
    実行例
    npimport -d 手順1.のバックアップ先ディレクトリ¥contents.zip
  9. 手順2.でバックアップしたデータを手動でコピーして復元します。
    コピー元
    手順2.でバックアップしたファイルが格納されているディレクトリ
    ただし,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)およびユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)は除いてください。
    コピー先
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf
  10. 手順2.でバックアップしたユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)の内容を新しいユーザプロパティファイルに統合します。
    新しいユーザプロパティファイル
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf¥ucnp_user.properties
  11. 手順2.でバックアップしたディレクトリ下にucnpディレクトリがある場合は,新しいポータルプロジェクトディレクトリ下にコピーします。
  12. ナビゲーション プラットフォームを再起動します。
    システムの再起動手順については「5.1 システムの起動と停止」を参照してください。