8.14 npupdatesearchdataコマンド検索用データの更新

機能

検索機能を使用している環境で,検索用のデータを更新します。このコマンドは,組み込みデータベースおよびDocumentBroker Smart Document Managementが起動した状態で,次の場合に使用します。

なお,このコマンドは,ナビゲーション プラットフォームで検索処理が実施されている間も実行できます。

形式

npupdatesearchdata△-u△データベースの認可識別子△-p△認可識別子に対応するパスワード

オプション

-u データベースの認可識別子
検索機能用のデータベースに接続する認可識別子を指定します。認可識別子に英小文字を含む場合は,「¥"dbUserId¥"」のように「¥"」で囲みます。
ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.user.idプロパティの値を指定してください。
指定した認可識別子でデータベースにアクセスできない場合は,データベースへの接続に失敗したことを示すメッセージが出力され,異常終了します。
-p 認可識別子に対応するパスワード
検索機能用のデータベースに接続する認可識別子に対応するパスワードを指定します。パスワードに英小文字を含む場合は,「¥"dbPassword¥"」のように「¥"」で囲みます。
ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.user.passwordプロパティの値を指定してください。
指定したパスワードでデータベースにアクセスできない場合は,データベースへの接続に失敗したことを示すメッセージが出力され,異常終了します。

トレースファイル

このコマンドを実行すると,次に示すトレースファイルが出力されます。

出力先ディレクトリ
ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.pathプロパティに指定したディレクトリ
ファイル名
ucnp_search_trace[N].log([N]:ファイル面数)
サイズ
ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.sizeプロパティに指定したサイズ
面数
ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.backup.numberプロパティに指定した面数
内容
  • コマンドが出力するメッセージ
  • 処理の開始/終了情報
  • エラー発生時のエラー情報
なお,トレースが初期化される前にエラーが発生した場合は,標準エラー出力に出力され,トレースには出力されません。

このトレースファイルのほかに,ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.trace.pathプロパティで指定したディレクトリ直下にある,searchディレクトリに保守用のトレースが出力されることがあります。ナビゲーション プラットフォームの運用中にトラブルが発生した場合のお問い合わせには,このトレースファイルと保守用のトレースを合わせて送付してください。なお,searchディレクトリはコマンド実行時に作成されます。

注意事項

戻り値

戻り値説明
0コマンドが正常終了した。
1コマンドが異常終了した。
2コマンドの排他エラーが発生した。
9コマンドの実行権限エラーが発生した。
コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。

使用例

次の条件で検索用データを更新する場合の使用例を次に示します。