5.4 業務コンテンツの操作ログの設定

操作ログとは,業務コンテンツでの操作でノードを遷移するごとに出力される,操作履歴です。

操作ログは,業務コンテンツの改善点を見つけるための分析資料として使用できます。例えば,テキストファイルとして出力される操作ログを表計算ソフトで加工および分析し,次のノードへ遷移するまでの時間がほかのノードよりも長いノードが見つかれば,なぜ時間が掛かるのかを利用者にヒアリングしてガイドの説明を改善する,などの活用ができます。

操作ログは,デフォルトで出力されます。操作ログの出力を停止したり,操作ログの格納先や出力内容などをカスタマイズしたりしたい場合は,ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)の関連するプロパティの指定値を見直します。ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)の詳細については,「7.4 ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)の設定」を参照してください。

ガイドパーツで入力値チェックを行っている場合の注意事項
操作ログはサーバ側で取得しています。テキストボックスパーツやテキストエリアパーツの入力値チェックはクライアント側で動作するため,入力値チェックの操作ログは取得できません。
入力値チェックの結果を操作ログとして取得したい場合は,入出力プラグインを使って値をチェックするようにしてください。
中断再開プラグインを使用している場合の注意事項
操作ログが取得されるのは,業務フロー開始時およびノード遷移時だけです。フロー中断時およびフロー再開時には,操作ログは取得されません。フロー中断時およびフロー再開時のログを取得したい場合は,中断再開プラグインにログを取得する処理を組み込む必要があります。
なお,ナビゲーション プラットフォームが提供する操作ログには書き込まないでください。操作ログへの直接書き込みをすると,操作ログのファイルが壊れるおそれがあります。
参考
操作ログとは別に監査ログがあります。監査ログの取得方法や項目については,「5.5 監査ログとは」を参照してください。
<この節の構成>
5.4.1 操作ログの内容
5.4.2 操作ログの出力先,面数,サイズ