4.9.6 組み込みデータベースの設定解除

ここでは,組み込みデータベースに追加で設定した項目の解除方法について説明します。

<この項の構成>
(1) テーブルの削除
(2) RDエリアの削除
(3) 組み込みデータベースのプラグインの定義情報の削除
(4) システム定義の削除
(5) HiRDBファイルシステム領域の削除

(1) テーブルの削除

検索用データを格納するテーブルを削除する手順を次に示します。

  1. コマンドプロンプトから次のコマンドを実行して,検索用データを格納するテーブルを削除します。

    set PDUSER="データベースの認可識別子"/"パスワード"
    pddef < "ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥search¥unsetup¥drop_search_table.txt"

(2) RDエリアの削除

RDエリアを削除する手順を次に示します。

  1. コマンドプロンプトから次のコマンドを実行し,RDエリアを閉塞かつクローズ状態にします。

    pdhold -r UCNP_SEARCH_RD_DATA -c
    pdhold -r UCNP_SEARCH_RD_XMLIDX -c
    pdhold -r UCNP_SEARCH_RD_CONTENTIDIDX -c

  2. コマンドプロンプトから次のコマンドを実行し,RDエリアを削除します。

    pdmod -a "ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥search¥unsetup¥remove_search_rdarea.txt"

    注 remove_search_rdarea.txtのパスは,絶対パスで指定してください。

(3) 組み込みデータベースのプラグインの定義情報の削除

組み込みデータベースのプラグインの定義情報を削除する手順を次に示します。

  1. コマンドプロンプトから次に示すコマンドを実行し,組み込みデータベースのプラグインの定義情報を組み込みデータベースから削除します。

    pdplgrgst -d "HiRDBインストールディレクトリ¥plugin¥_phjxml¥etc¥_phjxml.idx" "HiRDBインストールディレクトリ¥plugin¥_phjxml¥etc¥_phjxml.pic"
    pdplgrgst -d "HiRDBインストールディレクトリ¥plugin¥_phdxml¥etc¥_phdxml.adt" "HiRDBインストールディレクトリ¥plugin¥_phdxml¥etc¥_phdxml.pic"

(4) システム定義の削除

システム共通定義およびシングルサーバ定義から検索機能用の定義を削除します。

削除する手順を次に示します。

  1. 組み込みデータベースを停止します。
    コマンドプロンプトから次に示すコマンドを実行し,組み込みデータベースを停止してください。

    pdstop

  2. 4.8.3(4) システム定義の追加」で追加した検索用の定義を,システム共通定義ファイル(pdsys)から削除します。
  3. 4.8.3(4) システム定義の追加」で追加した検索用の定義を,シングルサーバ定義ファイル(sds01)から削除します。
  4. プラグイン用シングルサーバ定義(sds01)を削除します。
    プラグイン用シングルサーバ定義(sds01)の格納ディレクトリを次に示します。
    • HiRDBインストールディレクトリ¥plugin¥_phdxml¥conf
    • HiRDBインストールディレクトリ¥plugin¥_phjxml¥conf
  5. 組み込みデータベースを開始します。
    コマンドプロンプトから次に示すコマンドを実行し,組み込みデータベースを開始してください。

    pdstart

(5) HiRDBファイルシステム領域の削除

RDエリアを格納するためのHiRDBファイルシステム領域を削除する手順を次に示します。

  1. RDエリアを格納するHiRDBファイルシステム領域を削除します。
    コマンドプロンプトから次のコマンドを実行してください。

    del "RDエリア格納先¥ucnp_search_user"
    del "RDエリア格納先¥ucnp_search_lob"

  2. 運用中に検索機能用のRDエリアを拡張した場合は,そのとき作成したHiRDBファイルシステム領域も削除します。
    コマンドプロンプトから次のコマンドを実行してください。

    del "RDエリア格納先¥拡張時に作成したHiRDBファイルシステム領域名"