8.13 npupdateearコマンドEARファイルの更新

機能

ナビゲーション プラットフォームのEARファイルに,コマンドを実行する環境のポータル用設定ファイル(Portal Managerで設定した内容が記載されるファイル)を反映します。このコマンドは,編集環境または実行環境で,次の場合に使用します。

 

参考
開発環境でPortal Managerの設定を変更した場合の手順については,「5.7.2 開発環境で設定を変更した場合」を参照してください。また,開発環境にプラグインを適用する場合の手順については,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」のプラグインのビルド手順を参照してください。

形式

npupdateear△-p△ポータルプロジェクトのパス△-i△更新前のEARファイルのパス△-o△更新後のEARファイルの出力先パス[△-t△一時ディレクトリのパス]

オプション

-p ポータルプロジェクトのパス
コマンドを実行する環境のポータルプロジェクトのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。ポータルプロジェクトのパスは,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.ucnp.portalproject.pathプロパティの指定値で確認してください。
-i 更新前のEARファイルのパス
ポータル用設定ファイルの内容を反映するEARファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。
-o 更新後のEARファイルの出力先パス
ポータル用設定ファイルの内容を反映したEARファイルを出力するパスを,絶対パスまたは相対パスで指定します。EARファイルを出力するパスには,ファイルやディレクトリが存在するパスは指定しないでください。
コマンド実行時は,更新後のEARファイルだけが作成されます。ディレクトリは作成されません。このため,指定するファイルパスの親ディレクトリをあらかじめ作成しておいてください。
-t 一時ディレクトリのパス
一時ディレクトリのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。
コマンド実行中,ナビゲーション プラットフォームの作業ディレクトリとして,一時ディレクトリ¥ucnptempディレクトリが作成されます(コマンドが終了すると削除されます)。作業ディレクトリは更新前のEARファイルを展開するのに使用されます。したがって,一時ディレクトリには,EARファイルを展開するのに十分な空き容量があるドライブ下のディレクトリで,かつ,「ucnptemp」という名称のディレクトリやファイルが存在しないディレクトリを指定してください。
なお,環境変数「TEMP」を設定している場合,このオプションを省略できます。このオプションを省略すると,「TEMP」に設定されているディレクトリが一時ディレクトリとなります。

注意事項

戻り値

戻り値説明
0コマンドが正常終了した。
1コマンドが異常終了した。
コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。

使用例

次の条件でEARファイルを更新する場合の使用例を次に示します。