3.4.4 検索機能を使用する場合の容量の見積もり

検索機能を使用する場合は,ナビゲーション プラットフォームの組み込みデータベースに検索機能用のテーブルを追加する必要があります。ここでは,検索機能を使用する場合のデータベースサーバの容量を見積もる方法について説明します。

注意
ここで説明する内容は,ナビゲーション プラットフォームのセットアップが一とおり完了していることが前提です。
<この項の構成>
(1) 見積もりに必要な情報の準備
(2) RDエリアのセグメント数の見積もり
(3) HiRDBファイルシステム領域の容量の見積もり

(1) 見積もりに必要な情報の準備

業務コンテンツのセグメント数を確認します。セグメント数を確認する手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行して,データベースの状態を確認します。

    pddbst -r LOB_CONTENTS01 -k phys -f -u 認可識別子 -p パスワード

    可変値
    認可識別子
    データベース管理者権限を持つユーザ名を指定します。
    ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.user.idプロパティに指定したユーザ名です。デフォルト値は「ADMIN」です。
    パスワード
    認可識別子のパスワードを指定します。
    ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.user.passwordプロパティに指定したパスワードです。デフォルト値は「UCNPPASS」です。
    戻り値
    • 0:正常終了
    • 4:警告終了(指定不正,または解析処理スキップ)
    • 8:異常終了
    コマンド実行例

    pddbst -r LOB_CONTENTS01 -k phys -f -u ADMIN -p UCNPPASS

  2. コマンドの実行結果を基に,業務コンテンツのセグメント数を確認します。
    コマンドの実行結果の例を次に示します。赤い枠で囲んだ「Max Sum Segment」の部分が,業務コンテンツのセグメント数です。

    [図データ]

(2) RDエリアのセグメント数の見積もり

検索用データのセグメント数,および検索用データのインデックスのセグメント数を見積もります。セグメント数は,次の計算式で算出してください。

注 計算式内の「↑ ↑」で囲まれた部分は,小数点以下を切り上げてください。

(3) HiRDBファイルシステム領域の容量の見積もり

次に示すHiRDBファイルシステム領域の容量を見積もります。

注 計算式内の「↑ ↑」で囲まれた部分は,小数点以下を切り上げてください。