7.5.2 ユーザメッセージプロパティファイルの記述例

ユーザメッセージプロパティファイルの記述例を次に示します。

KDCZ10060-I = 完了しました

下線で示す部分を変更すると,メッセージを変更できます。

なお,記述できるメッセージIDは「KDCZ00146-W」,「KDCZ10060-I」,または「KDCZ00307-E」で固定です。これ以外のメッセージIDは記述しないでください。

マルチバイト文字を含むメッセージを表示させる場合は,Javaツールのnative2asciiを実行して文字コードを変換する必要があります。KDCZ00307-Eの場合は,セットアップ時に自動で作成されるユーザメッセージプロパティファイルには,「未チェックの項目を確認してください。」という日本語のメッセージが表示されるよう,文字コード変換をした文字列がデフォルトで記述されています。

<この項の構成>
(1) KDCZ00146-Wのメッセージ例

(1) KDCZ00146-Wのメッセージ例

KDCZ00146-Wは,Webブラウザの[×]ボタンで画面を閉じようとしたとき,または<F5>キーや<BackSpace>キーでほかのページに遷移しようとしたときに出力されるメッセージです。画面のヘッダ領域に表示されるボタンの種類,およびプラグインの使用有無に応じた,KDCZ00146-Wのメッセージ例を次に示します。この例では,業務実行画面を操作する利用者が,Webブラウザの[×]ボタンで画面を閉じようとしたときを想定しています。

表7-6 KDCZ00146-Wのメッセージ例

項番ボタンの種類※1プラグインの有無メッセージ例
1[ログアウト]ボタンなしウィンドウを閉じる場合は, [ログアウト] でログアウトしてから終了してください。※2
2あり入力中の項目は保存されません。¥¥nウィンドウを閉じる場合は, [ログアウト] でログアウトしてから終了してください。
3[閉じる]ボタンなしウィンドウを閉じる場合は, [閉じる] で終了してください。
4あり入力中の項目は保存されません。¥¥nウィンドウを閉じる場合は, [閉じる] で終了してください。
5ボタンなし
(業務フローが完了したときだけ閉じる場合)
なし
6あり入力中の項目は保存されません。¥¥n業務フローを完了させてください。
(凡例)
-:メッセージはありません。
「¥¥n」は改行を示します。
注※1
ボタンの種類を設定する方法には,URLにucnpCloseBtnパラメタを指定する方法,およびユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)の次のプロパティを設定する方法があります。
ucnp.base.server.logoutbutton.displayプロパティ
ucnp.base.server.close.button.settingプロパティ
ucnp.base.client.complete.button.window.closeプロパティ
注※2
デフォルトで出力されるメッセージです。

この表の項番3で示したメッセージ例の場合,次のようなダイアログが表示されます。

[図データ]