4.11 ナビゲーション プラットフォームをセットアップ後にActive Directoryを構築する手順

ユーザ認証を利用しない設定でセットアップしたナビゲーション プラットフォームの環境を,Active Directoryによるユーザ認証の設定に変更する流れは次のとおりです。

  1. システムのバックアップ
  2. ナビゲーション プラットフォームの状態の取得
  3. ナビゲーション プラットフォームのアンセットアップ
  4. ナビゲーション プラットフォームのセットアップ
  5. システムのリストア

手順の詳細を次に示します。

  1. ナビゲーション プラットフォームのデータをバックアップします。
    バックアップの方法は,「5.2.1 バックアップするタイミングとデータについて」を参照してください。
  2. npsnapshotlogコマンド(トラブルシュート情報の収集)を実行します。
    コマンドのパス
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npsnapshotlog トラブルシュート情報を出力するディレクトリ
  3. cjexportappコマンドを実行して,稼働中のナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションをEARファイルに出力します。
    コマンドのパス
    Cosminexusインストールディレクトリ¥CC¥admin¥bin¥cjexportapp J2EEサーバ名 -f EARファイルの出力先パス -name ucnp -raw -nameserver corbaname::localhost:ネーミングサービスのポート番号
    ネーミングサービスのポート番号は,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.naming.portの指定値です。指定値がデフォルトの900の場合は,-nameserverオプションの指定は任意になります。
    cjexportappコマンドの詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
  4. npstopコマンド(停止)を実行して,ナビゲーション プラットフォームを停止します。
    コマンドのパス
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npstop
  5. npunsetupコマンド(アンセットアップ)を実行します。
    コマンドのパス
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npunsetup
  6. npsetupコマンドでセットアップを実行します。
    コマンドのパス
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npsetup
    注意事項
    ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)をActive Directoryに合わせた設定に変更してからセットアップを実行してください。設定の詳細は「4.2 Active Directoryによるユーザ認証を利用する場合のセットアップ準備」を参照してください。
  7. ナビゲーション プラットフォームのシステムをリストアします。
    リストアの方法は,「5.2.2 リストアするタイミングとデータについて」を参照してください。
    注意事項
    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf以下のデータはリストアしないでください。