ユーザセットアッププロパティファイルの各プロパティについて説明します。
ここで説明しているデフォルト値は,セットアップ後にシステムで自動的に指定される値です。ファイル記載値は,サンプルファイルに記載されている値がデフォルト値と異なる場合にだけ記載しています。
ユーザ認証の種別を指定します。
デフォルト値:PasswordSkip
「AD」または「OD」を指定した場合は,幾つかのプロパティの指定値を確認,または変更する必要があります。「AD」を指定した場合に確認が必要なプロパティについては「4.2 Active Directoryによるユーザ認証を利用する場合のセットアップ準備」を参照してください。
ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者権限を持つユーザIDを指定します。指定は省略できません。
システム管理者を複数指定する場合は,ユーザIDをコンマ(,)で区切って指定します。
ユーザIDとして指定できる値:OSで有効なユーザID,かつ,1~30文字の半角英数字
デフォルト値:user1
ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者権限を持つユーザは,次の作業を実施できます。
ナビゲーション プラットフォームと同じマシン上にあるJP1/Baseが論理ホスト環境の場合,論理ホスト名を指定します。論理ホスト環境ではない,またはユーザ認証を利用しない場合は,このプロパティの設定はデフォルト値のまま変更する必要はありません。
ucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティの値が「JP1Auth」の場合,この値は,ucnp.base.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティの値として,セットアップ時に自動でユーザプロパティファイルに設定されます。セットアップ後に値を変更したい場合は,ユーザプロパティファイルでucnp.base.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティの値を変更してください。
デフォルト値:JP1_DEFAULT
ディレクトリサーバのホスト名を指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:localhost
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のjava.naming.provider.url.0を参照してください。
ディレクトリサーバのポート番号を指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:389
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のjava.naming.provider.url.0を参照してください。
ディレクトリサーバにアクセスする際の認証者の識別子を指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:cn=user1, cn=Users, dc=hitachi, dc=jp
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。
ディレクトリサーバにアクセスする際の認証者の識別子(ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.principal)に対応するパスワードを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:password
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。
JAAS対応ユーザ管理でのリポジトリのベースDNを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:cn=Users, dc=hitachi, dc=jp
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。
ユーザのログインIDを表す属性名を指定します。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:sAMAccountName
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。
ユーザのパスワードを表す属性名を指定します。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:unicodePwd
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。
リポジトリに格納されているパスワードの形式を指定します。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:sha1
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。
所属組織情報のベースDNを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:ou=department,o=hitachi,c=jp
所属グループ情報のベースDNを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:dn=hitachi,dn=jp
データベースサーバのポート番号を指定します。
指定できる値:5001~65535の整数値
デフォルト値:22200
RDエリアの作成ディレクトリのパスを絶対パスで指定します。指定できる文字については,「8.1.2 全コマンド共通の注意事項」の表8-2を参照してください。
指定できる値:60バイト以内の文字列
デフォルト値:DocumentBroker Smart Document Managementインストールディレクトリ¥¥PP¥¥hirdb_e_EP0¥¥AREA
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥ECMPKG¥¥PP¥¥hirdb_e_EP0¥¥AREA
なお,指定した絶対パスにディレクトリが存在しない場合,組み込みデータベースの構築時に,組み込みデータベース側でディレクトリを作成します。
データベースの認可識別子を指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:ADMIN
指定する値の詳細は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス」の名前に使用できる文字と制限に関する説明を参照してください。
データベースの認可識別子(ucnp.setup.server.db.user.id)に対応するパスワードを指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:UCNPPASS
指定する値の詳細は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス」の名前に使用できる文字と制限に関する説明を参照してください。
データベースサーバに同時接続するユーザ数の最大値を指定します。
指定できる値:10,22
デフォルト値:10
DocumentBrokerがデータベースサーバへ接続するときのプロセス数を指定します。
指定できる値:1,2
デフォルト値:1
DocumentBrokerサーバのサービスプロセス当たりのDBコネクションプール数を指定します。DocumentBrokerが使用するデータベースのユーザ数の平均を指定してください。
指定できる値:4,5
デフォルト値:4
スマートエージェントがリクエストを受け付けるポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:14000
J2EEサーバ名を指定します。Cosminexusの制限に従った値を指定してください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:MyJ2EE
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のcjsetupコマンドの説明を参照してください。
Webサーバ名を指定します。Cosminexus HTTP Serverの制限に従った値を指定してください。
指定できる値:文字列
デフォルト値:uCNP_WebSV
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server」のhwsservereditユティリティの説明を参照してください。
Cosminexus Management Server接続HTTPポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:28080
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。
Cosminexus Management Server終了要求受信ポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:28005
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。
Cosminexus Management Server内部通信用ポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:28009
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。
Cosminexus Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:28099
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。
Cosminexus Management Serverの管理ユーザIDを指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:admin
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のmngsvrctl(Cosminexus Management Serverの起動/停止/セットアップ)に関する説明を参照してください。
Cosminexus Management Serverの管理ユーザパスワードを指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:ucnppass
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のmngsvrctl(Cosminexus Management Serverの起動/停止/セットアップ)に関する説明を参照してください。
Cosminexusのサーバ機能が使用するポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:20295
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のadminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
Webシステムを識別するための名称を指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:uCNP
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のJ2EEアプリケーションを実行するシステムで指定できるタグに関する説明を参照してください。
簡易Webサーバのポート番号を指定します。すでにほかのアプリケーションで使用または確保されているポート番号は指定できません。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:8080
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:900
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:23152
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:8007
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
J2EEサーバのWebコンテナが,ナビゲーション プラットフォームからのリクエストを処理する同時実行スレッド数の上限値を設定します。
指定できる値:4,10
デフォルト値:4
Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:801
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
Cosminexus HTTP Serverがリクエストを受け付けるポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:80
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server」のK,Lで始まるディレクティブに関する説明を参照してください。
Portal Managerの簡易Webサーバのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:24710
詳細はマニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の,ポート番号の設定に関する説明を参照してください。
Portal ManagerのWebコンテナとの通信用ポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:24711
詳細はマニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」のポート番号の設定に関する説明を参照してください。
Portal Managerが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:24712
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
Portal Managerがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:24713
詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。
uCosminexus Portal Frameworkのトレース出力ディレクトリを絶対パスで指定します。
必ずディレクトリのパスを指定してください。ファイルのパスを指定するとエラーになります。また,ファイルの作成および削除ができるディレクトリを指定してください。指定されたディレクトリがない場合には新規に作成します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ¥¥log
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥CosmiPortal¥¥log
ナビゲーション プラットフォームで使用するポータルプロジェクトのパスを絶対パスで指定します。指定できる文字については,「8.1.2 全コマンド共通の注意事項」の表8-2を参照してください。
必ずディレクトリのパスを指定してください。ファイルのパスを指定するとエラーになります。
指定できる値:文字列
デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥¥setup¥¥portalproject
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥uCNP¥¥setup¥¥portalproject