5.7.1 編集環境または実行環境で設定を変更した場合

編集環境または実行環境でPortal Managerでの設定を変更した場合に,ポータル用設定ファイルの更新内容をJ2EEアプリケーションに反映する手順について説明します。

<この項の構成>
(1) EARファイルの更新
(2) J2EEアプリケーションの削除
(3) J2EEサーバの再起動
(4) J2EEアプリケーションのインポートと開始

(1) EARファイルの更新

EARファイルに,ポータル用設定ファイルの更新内容を反映します。

EARファイルの更新手順を次に示します。

  1. cjexportappコマンドを実行して,稼働中のナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションをEARファイルに出力します。

    Cosminexusインストールディレクトリ¥CC¥admin¥bin¥cjexportapp J2EEサーバ名 -f EARファイルの出力先パス -name ucnp -raw -nameserver corbaname::localhost:ネーミングサービスのポート番号

    ネーミングサービスのポート番号は,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.naming.portの指定値です。指定値がデフォルトの900の場合は,-nameserverオプションの指定は任意になります。
    cjexportappコマンドの詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
  2. npupdateearコマンド(EARファイルの更新)を実行して,手順1.で出力したEARファイルにポータル用設定ファイルの更新内容を反映します。

    npupdateear -p ポータルプロジェクトのパス -i 手順1.で出力したEARファイルのパス -o 更新後のEARファイルの出力先パス -t 一時ディレクトリのパス

    npupdateearコマンド(EARファイルの更新)の詳細は,「8.13 npupdateearコマンド(EARファイルの更新)」を参照してください。

(2) J2EEアプリケーションの削除

ポータル用設定ファイルの更新内容を反映する前のJ2EEアプリケーションを削除する手順を次に示します。

  1. Cosminexus Management Serverを起動します。
  2. 次のURLにアクセスして,Cosminexus Management Serverにログインします。
    http://ホスト名:ポート番号/mngsvr/
    ホスト名
    編集環境または実行環境が構築されているマシンのホスト名またはIPアドレスを指定します。
    ポート番号
    Cosminexus Management Serverが使用するポート番号を指定します。このマニュアルの手順どおりにセットアップした環境では,「28080」です。
    なお,このマニュアルの手順どおりにセットアップした環境では,ログイン時に入力する管理ユーザIDが「admin」,パスワードが「ucnppass」です。
  3. [論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックし,論理サーバのアプリケーション管理画面を表示します。
  4. [論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバ]-[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]-[アプリケーション]をクリックし,[開始/停止]タブを表示します。
  5. インポートJ2EEアプリケーション一覧で,アプリケーション名「ucnp」の[停止]アンカーをクリックします。
  6. [削除]タブを表示し,インポートJ2EEアプリケーション一覧で,アプリケーション名「ucnp」の[削除]アンカーをクリックします。
    J2EEサーバからナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションが削除されます。

(3) J2EEサーバの再起動

J2EEサーバを再起動する手順を次に示します。

  1. [論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックし,論理サーバの起動/停止画面を表示します。
  2. [サーバビュー]タブ-[論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバ]-[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]をクリックし,[起動/停止]タブを表示します。
  3. [停止]ボタンをクリックします。
  4. J2EEサーバが停止したら,[起動/停止]タブを表示し直します。
  5. [起動]ボタンをクリックします。
    J2EEサーバの再起動が完了します。

(4) J2EEアプリケーションのインポートと開始

ポータル用設定ファイルの更新内容を反映したEARファイルで,J2EEアプリケーションをインポートして開始します。

J2EEアプリケーションのインポート・開始手順を次に示します。

  1. [論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックし,論理サーバのアプリケーション管理画面を表示します。
  2. [論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバ]-[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]-[アプリケーション]をクリックし,[インポート]タブを表示します。
  3. 「インポートディレクトリ」に「(1) EARファイルの更新」で更新したEARファイルがあるディレクトリパスを指定し,[適用]ボタンをクリックします。
  4. J2EEアプリケーションファイルのドロップダウンリストからEARファイルを選択し,[実行]ボタンをクリックします。
    J2EEアプリケーションがインポートされます。
  5. [開始/終了]タブを表示し,インポートJ2EEアプリケーション一覧で,アプリケーション名「ucnp」の[開始]アンカーをクリックします。
    J2EEアプリケーションが開始されます。