ユーザ認証を利用しない設定でセットアップしたナビゲーション プラットフォームの環境を,Active Directoryによるユーザ認証の設定に変更する流れは次のとおりです。
- システムのバックアップ
- ナビゲーション プラットフォームの状態の取得
- ナビゲーション プラットフォームのアンセットアップ
- ナビゲーション プラットフォームのセットアップ
- システムのリストア
手順の詳細を次に示します。
- ナビゲーション プラットフォームのデータをバックアップします。
バックアップの方法は,「5.2.1 バックアップするタイミングとデータについて」を参照してください。
- npsnapshotlogコマンド(トラブルシュート情報の収集)を実行します。
- コマンドのパス
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npsnapshotlog トラブルシュート情報を出力するディレクトリ
- cjexportappコマンドを実行して,稼働中のナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションをEARファイルに出力します。
- コマンドのパス
- Cosminexusインストールディレクトリ¥CC¥admin¥bin¥cjexportapp J2EEサーバ名 -f EARファイルの出力先パス -name ucnp -raw -nameserver corbaname::localhost:ネーミングサービスのポート番号
ネーミングサービスのポート番号は,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.naming.portの指定値です。指定値がデフォルトの900の場合は,-nameserverオプションの指定は任意になります。
cjexportappコマンドの詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
- npstopコマンド(停止)を実行して,ナビゲーション プラットフォームを停止します。
- コマンドのパス
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npstop
- npunsetupコマンド(アンセットアップ)を実行します。
- コマンドのパス
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npunsetup
- npsetupコマンドでセットアップを実行します。
- コマンドのパス
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npsetup
- 注意事項
- ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)をActive Directoryに合わせた設定に変更してからセットアップを実行してください。設定の詳細は「4.2 Active Directoryによるユーザ認証を利用する場合のセットアップ準備」を参照してください。
- ナビゲーション プラットフォームのシステムをリストアします。
リストアの方法は,「5.2.2 リストアするタイミングとデータについて」を参照してください。
- 注意事項
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf以下のデータはリストアしないでください。