ナビゲーション プラットフォームで運用する業務コンテンツの規模に応じて,データベースサーバの容量を見積もります。
データベースサーバの容量を見積もるには,次の情報が必要です。
システムで作成できる業務コンテンツの数は最大500個です。また,1業務コンテンツの容量を算出するには,次の情報が必要です。複数の業務コンテンツを運用する場合,標準的な業務コンテンツをモデルケースに選んでください。
表3-2 1業務コンテンツの容量の算出に必要な情報
項番 | 分類 | 算出に必要な情報 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | ノード | 1業務コンテンツ当たりのノード数 | プロセスノード,ターミナルノード,および分岐合流ノードの合計です。※1 |
2 | ドロップダウンパーツ | 1ガイド当たりのドロップダウンパーツ数 | 1業務コンテンツに複数のガイドがある場合,各ガイドの平均値を求めてください。 |
3 | 1ドロップダウンパーツ当たりのラベル数※2 | ドロップダウンの選択項目の数です。1ガイドに複数のドロップダウンパーツがある場合,各ドロップダウンパーツの平均値を求めてください。 | |
4 | 1ラベル当たりの文字数※2(単位:バイト) | 全ラベルの平均値を求めてください。 | |
5 | ドロップダウンの親子関係の有無 | ドロップダウンの親子関係については,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。 | |
6 | 固定テキストパーツ | 1ガイド当たりの固定テキストパーツ数 | 1業務コンテンツに複数のガイドがある場合,各ガイドの平均値を求めてください。 |
7 | 1固定テキストパーツ当たりの表示文字数(単位:バイト) | 1ガイドに複数の固定テキストパーツがある場合,平均値を求めてください。 | |
8 | その他のガイドパーツ | 1ガイド当たりのその他のガイドパーツ数 | ドロップダウンパーツ・固定テキストパーツ以外のガイドパーツの数です。1業務コンテンツに複数のガイドがある場合,各ガイドの平均値を求めてください。 |
9 | ユーザプラグイン※3 | 1業務コンテンツに適用するユーザプラグインとJP1連携プラグインの総数 | ユーザプラグインおよびJP1連携プラグインの総数です。データストアプラグインは含みません。 |
10 | 入力パラメタ数 | 1業務コンテンツに適用するユーザプラグインとJP1連携プラグインの平均値を求めてください。 | |
11 | 出力パラメタ数 |
以降では,準備した情報を基にデータベースサーバの容量を見積もる手順,および見積もり例について説明します。
項番 | 分類 | 算出に必要な情報 | 値 |
---|---|---|---|
1 | ノード | 1業務コンテンツ当たりのノード数 | 20 |
2 | ドロップダウンパーツ | 1ガイド当たりのドロップダウンパーツ数 | 5 |
3 | 1ドロップダウンパーツ当たりのラベル数 | 10 | |
4 | 1ラベル当たりの文字数(単位:バイト) | 55 | |
5 | ドロップダウンの親子関係の有無 | なし | |
6 | 固定テキストパーツ | 1ガイド当たりの固定テキストパーツ数 | 15 |
7 | 1固定テキストパーツ当たりの表示文字数(単位:バイト) | 60 | |
8 | HTMLパーツ | 1ガイド当たりのHTMLパーツの数 | 3 |
9 | 1HTMLパーツ当たりのHTMLソース文字列のバイト数 | 7,400 | |
10 | 1HTMLパーツ当たりの検索キーワード文字列のバイト数 | 1,200 | |
11 | その他のガイドパーツ | 1ガイド当たりのその他のガイドパーツ数 | 15 |
12 | ユーザプラグイン | 1業務コンテンツに適用するユーザプラグインとJP1連携プラグインの総数 | 40 |
13 | 入力パラメタ数 | 20 | |
14 | 出力パラメタ数 | 20 |
1業務コンテンツの容量を見積もるために,1業務コンテンツ当たりのガイドパーツの容量を見積もります。ガイドパーツの容量は,次の計算式で算出してください。
ガイドパーツの容量=(4,000+ドロップダウンパーツの容量+固定テキストパーツの容量+HTMLパーツの容量+その他のガイドパーツの容量)×ノード数 (単位:バイト) |
業務コンテンツで使用しないガイドパーツがある場合,その容量は0で計算してください。ドロップダウンパーツの容量,固定テキストパーツの容量,およびその他のガイドパーツの容量を見積もる方法を次に示します。
ドロップダウンパーツの容量=(700+2×(100+1ラベル当たりの文字数)×1ドロップダウンパーツ当たりのラベル数)×1ガイド当たりのドロップダウンパーツ数 (単位:バイト) |
ドロップダウンパーツの容量=(700+(700+2×(100+1ラベル当たりの文字数)×1ドロップダウンパーツ当たりのラベル数)×1ドロップダウンパーツ当たりのラベル数)×1ガイド当たりのドロップダウンパーツ数 (単位:バイト) |
固定テキストパーツの容量=1,300×1ガイド当たりの固定テキストパーツ数 (単位:バイト) |
固定テキストパーツの容量=(1,000+1固定テキストパーツ当たりの表示文字数)×1ガイド当たりの固定テキストパーツ数 (単位:バイト) |
HTMLパーツの容量=9,900×1ガイド当たりのHTMLパーツの数(単位:バイト) |
HTMLパーツの容量=(2,500+1ガイド当たりのHTMLソース文字列のバイト数)×1ガイド当たりのHTMLパーツの数(単位:バイト) |
その他のガイドパーツの容量は,次の計算式で算出してください。
その他のガイドパーツの容量=1,300×1ガイド当たりのその他のガイドパーツ数 (単位:バイト) |
1業務コンテンツの容量を見積もるために,1業務コンテンツ当たりのプラグインの容量を見積もります。プラグインの容量は,次の計算式で算出してください。
プラグインの容量=(2,200+(1,500×入力パラメタ数)+(900×出力パラメタ数))×(1業務コンテンツに適用するユーザプラグインとJP1連携プラグインの総数+ノード数)+(600×1ノードに配置するガイドパーツ数×ノード数)(単位:バイト) |
1業務コンテンツの容量は,次の計算式で算出してください。
1業務コンテンツの容量=86,200+ガイドパーツの容量+プラグインの容量(単位:バイト) |
RDエリアのセグメント数は,次の計算式で算出してください。
RDエリアのセグメント数=↑1業務コンテンツの容量÷8,192↑×業務コンテンツ数×1.4 |
注 計算式内の「↑ ↑」で囲まれた部分は,小数点以下を切り上げてください。
HiRDBファイルシステム領域の容量は,次の計算式で算出してください。
HiRDBファイルシステム領域=↑(RDエリアのセグメント数×8,192)÷1,024÷1,024↑×1.3 (単位:MB) |
注 計算式内の「↑ ↑」で囲まれた部分は,小数点以下を切り上げてください。
次に示す見積もり条件を基に,データベースサーバの容量を見積もる例を示します。
項番 | 分類 | 算出に必要な情報 | この例での設定値 |
---|---|---|---|
1 | ノード | 1業務コンテンツ当たりのノード数 | 20 |
2 | ドロップダウンパーツ | 1ガイド当たりのドロップダウンパーツ数 | 5 |
3 | 1ドロップダウンパーツ当たりのラベル数 | 10 | |
4 | 1ラベル当たりの文字数(単位:バイト) | 55 | |
5 | ドロップダウンの親子関係の有無 | なし | |
6 | 固定テキストパーツ | 1ガイド当たりの固定テキストパーツ数 | 15 |
7 | 1固定テキストパーツ当たりの表示文字数(単位:バイト) | 60 | |
8 | HTMLパーツ | 1ガイド当たりのHTMLパーツの数 | 3 |
9 | 1HTMLパーツ当たりのHTMLソース文字列のバイト数 | 7,400 | |
10 | 1HTMLパーツ当たりの検索キーワード文字列のバイト数 | 1,200 | |
11 | その他のガイドパーツ | 1ガイド当たりのその他のガイドパーツ数 | 15 |
12 | ユーザプラグイン | 1業務コンテンツに適用するユーザプラグインとJP1連携プラグインの総数 | 40 |
13 | 入力パラメタ数 | 20 | |
14 | 出力パラメタ数 | 20 |