ナビゲーション プラットフォームの運用開始後にトラブルが発生した場合は,次の情報を参照してください。
- 標準出力,標準エラー出力,またはトレースファイルに出力されたメッセージ
- トレースファイル
- npsnapshotlogコマンド(トラブルシュート情報の収集)で取得する情報
npsnapshotlogコマンドで取得する情報は,1次資料と2次資料に分類できます。
- 1次資料
- トラブルの概要を把握するためのログと,システムの主要な設定ファイルが含まれます。簡単なトラブルであれば,1次資料だけで対処できます。
- なお,1次資料にはユーザ情報が記述されている次のファイルも含まれます。
- マシンのシステム情報およびシステムファイル
- ナビゲーション プラットフォームの各種設定ファイル(データベースやCosminexus Management ServerのユーザID,パスワードなどの情報を含む)
- 2次資料
- レジストリ情報や,1次資料では取得されないシステムの詳細な設定ファイルが含まれます。1次資料だけでは解決できない,難易度の高いトラブルの場合は,2次資料も活用します。
メッセージの出力先,要因,および対処については,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム メッセージ」を参照してください。
トレースファイルの出力先については,「9.3 トレースファイルの出力先」を参照してください。
また,npsnapshotlogコマンドの使用方法については,「8.9 npsnapshotlogコマンド(トラブルシュート情報の収集)」を参照してください。
- 注意事項
- 新規またはバージョンアップのセットアップに失敗した場合など,ナビゲーション プラットフォームが未セットアップの状態でnpsnapshotlogコマンドを使用するときは,コマンド実行前に次のことを実施する必要があります。
- 次に示す環境変数を設定する。
- COSMINEXUS_HOME
Cosminexusインストールディレクトリ
- ECMPKG_HOME
DocumentBroker Smart Document Managementインストールディレクトリ
- PORTAL_INSTALLDIR
uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ
- UCNP_HOME
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ
- TPDIR
Cosminexusインストールディレクトリ¥TPB
- JAVA_HOME
Cosminexusインストールディレクトリ¥jdk
- DOCB_LIB
DocumentBroker Smart Document Managementインストールディレクトリ¥PP¥Runtime¥java¥lib¥Djlib.jar
- トラブルシュート情報収集先定義ファイルをコピーする。
- コピー元ファイル
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥conf¥ucnpsnapshotlog.conf
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥conf¥ucnpsnapshotlog.2.conf
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥conf¥ucnpsystorusnapshotconf.conf
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥conf¥ucnpsystorusnapshotlog.conf
- コピー先ディレクトリ
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf
- なお,すでにファイルが存在する場合は,上書きしないでください。