7.3.3 ユーザセットアッププロパティファイルのプロパティ詳細

ユーザセットアッププロパティファイルの各プロパティについて説明します。

ここで説明しているデフォルト値は,セットアップ後にシステムで自動的に指定される値です。ファイル記載値は,サンプルファイルに記載されている値がデフォルト値と異なる場合にだけ記載しています。

プロパティで指定するポート番号の注意事項
ユーザセットアッププロパティファイルの各プロパティには,すでにほかのアプリケーションで使用または確保されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションのポート番号を変更するか,ユーザセットアッププロパティファイルのプロパティを変更してください。
<この項の構成>
(1) ユーザ認証の種別(ucnp.setup.server.ldap.directory.kind)
(2) システム管理者ID(ucnp.setup.server.docb.security.admin)
(3) ユーザ認証用の論理ホストの名称(ucnp.setup.server.jp1auth.virtual.hostname)
(4) ディレクトリサーバのホスト名(ucnp.setup.server.ldap.hostname)
(5) ディレクトリサーバのポート番号(ucnp.setup.server.ldap.port)
(6) ディレクトリサーバにアクセスする際の認証者の識別子(ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.principal)
(7) ディレクトリサーバにアクセスする際のパスワード(ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.credentials)
(8) JAAS対応ユーザ管理でのリポジトリのベースDN(ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.basedn)
(9) ユーザのログインIDを示す属性名(ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.attr.userid)
(10) ユーザのパスワードを示す属性名(ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.attr.password)
(11) リポジトリに格納されているパスワードの形式(ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.password.encrypt)
(12) 所属組織情報のベースDN(ucnp.setup.server.ldap.department.basedn)
(13) 所属グループ情報のベースDN(ucnp.setup.server.ldap.group.basedn)
(14) データベースサーバのポート番号(ucnp.setup.server.db.port)
(15) RDエリアの作成ディレクトリのパス(ucnp.setup.server.db.rdarea.dir)
(16) データベースの認可識別子(ucnp.setup.server.db.user.id)
(17) データベースの認可識別子に対応するパスワード(ucnp.setup.server.db.user.password)
(18) データベースサーバへの最大同時接続数(ucnp.setup.server.db.middle.pd_max_users)
(19) DocumentBrokerサーバのサービスプロセス数(ucnp.setup.server.docb.process)
(20) DocumentBrokerサーバのDBコネクションプール数(ucnp.setup.server.docb.dbconnection.pool.count)
(21) スマートエージェントがリクエストを受け付けるポート番号(ucnp.setup.server.docb.osagent.port)
(22) J2EEサーバ名(ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.name)
(23) Webサーバ名(ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.name)
(24) Cosminexus Management Server接続HTTPポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.mngsvr.webserver.connector.http.port)
(25) Cosminexus Management Server終了要求受信ポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.mngsvr.webserver.shutdown.port)
(26) Cosminexus Management Server内部通信用ポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.mngsvr.webserver.connector.ajp13.port)
(27) Cosminexus Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.com.cosminexus.mngsvr.management.port)
(28) Cosminexus Management Serverの管理ユーザID(ucnp.setup.server.cosminexus.com.cosminexus.mngsvr.management.user.id)
(29) Cosminexus Management Serverの管理ユーザパスワード(ucnp.setup.server.cosminexus.com.cosminexus.mngsvr.management.user.password)
(30) Cosminexusのサーバ機能が使用するポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.adminagent.adapter.port)
(31) Webシステムの識別名(ucnp.setup.server.cosminexus.websystem.name)
(32) 簡易Webサーバのポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.http.port)
(33) ネーミングサービスのポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.naming.port)
(34) J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.rmi.naming.port)
(35) Webサーバとの通信に使用するポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.connector.ajp13.port)
(36) アプリケーションサーバの最大同時実行スレッド数(ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.connector.ajp13.max_threads)
(37) Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.connector.redirect_https.port)
(38) Cosminexus HTTP Serverがリクエストを受け付けるポート番号(ucnp.setup.server.cosminexus.hws.http.port)
(39) Portal Managerの簡易Webサーバのポート番号(ucnp.setup.server.portal.manager.http.port)
(40) Portal ManagerのWebコンテナとの通信用ポート番号(ucnp.setup.server.portal.manager.ajp13.port)
(41) Portal Managerが利用するRMIレジストリのポート番号(ucnp.setup.server.portal.manager.rmi.naming.port)
(42) Portal Managerがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号(ucnp.setup.server.portal.manager.naming.port)
(43) uCosminexus Portal Frameworkのトレース出力ディレクトリ(ucnp.setup.server.portal.trace.dir)
(44) ナビゲーション プラットフォームで使用するポータルプロジェクトのパス(ucnp.setup.server.ucnp.portalproject.path)

(1) ユーザ認証の種別ucnp.setup.server.ldap.directory.kind

ユーザ認証の種別を指定します。

指定できる値:
  • PasswordSkip:ユーザ認証を利用しない(パスワード入力を省略する)
  • AD:Active Directoryによるユーザ認証を利用する
  • OD:Oracle Directory Serverによるユーザ認証を利用する
  • JP1Auth:JP1/Baseによるユーザ認証を利用する

デフォルト値:PasswordSkip

「AD」または「OD」を指定した場合は,幾つかのプロパティの指定値を確認,または変更する必要があります。「AD」を指定した場合に確認が必要なプロパティについては「4.2 Active Directoryによるユーザ認証を利用する場合のセットアップ準備」を参照してください。

(2) システム管理者IDucnp.setup.server.docb.security.admin

ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者権限を持つユーザIDを指定します。指定は省略できません。

システム管理者を複数指定する場合は,ユーザIDをコンマ(,)で区切って指定します。

ユーザIDとして指定できる値:OSで有効なユーザID,かつ,1~30文字の半角英数字

デフォルト値:user1

ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者権限を持つユーザは,次の作業を実施できます。

(3) ユーザ認証用の論理ホストの名称ucnp.setup.server.jp1auth.virtual.hostname

ナビゲーション プラットフォームと同じマシン上にあるJP1/Baseが論理ホスト環境の場合,論理ホスト名を指定します。論理ホスト環境ではない,またはユーザ認証を利用しない場合は,このプロパティの設定はデフォルト値のまま変更する必要はありません。

ucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティの値が「JP1Auth」の場合,この値は,ucnp.base.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティの値として,セットアップ時に自動でユーザプロパティファイルに設定されます。セットアップ後に値を変更したい場合は,ユーザプロパティファイルでucnp.base.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティの値を変更してください。

指定できる値:
デフォルトから変更する場合は,1文字以上196文字以下の半角英数字および半角ハイフンを組み合わせてください。63文字以下の名称とすることを推奨します。

デフォルト値:JP1_DEFAULT

(4) ディレクトリサーバのホスト名ucnp.setup.server.ldap.hostname

ディレクトリサーバのホスト名を指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:localhost

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のjava.naming.provider.url.0を参照してください。

(5) ディレクトリサーバのポート番号ucnp.setup.server.ldap.port

ディレクトリサーバのポート番号を指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:389

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のjava.naming.provider.url.0を参照してください。

(6) ディレクトリサーバにアクセスする際の認証者の識別子ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.principal

ディレクトリサーバにアクセスする際の認証者の識別子を指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:cn=user1, cn=Users, dc=hitachi, dc=jp

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。

(7) ディレクトリサーバにアクセスする際のパスワードucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.credentials

ディレクトリサーバにアクセスする際の認証者の識別子(ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.principal)に対応するパスワードを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:password

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。

(8) JAAS対応ユーザ管理でのリポジトリのベースDNucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.basedn

JAAS対応ユーザ管理でのリポジトリのベースDNを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:cn=Users, dc=hitachi, dc=jp

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。

(9) ユーザのログインIDを示す属性名ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.attr.userid

ユーザのログインIDを表す属性名を指定します。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:sAMAccountName

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。

(10) ユーザのパスワードを示す属性名ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.attr.password

ユーザのパスワードを表す属性名を指定します。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:unicodePwd

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。

(11) リポジトリに格納されているパスワードの形式ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.password.encrypt

リポジトリに格納されているパスワードの形式を指定します。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:sha1

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」のua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)に関する説明を参照してください。

(12) 所属組織情報のベースDNucnp.setup.server.ldap.department.basedn

所属組織情報のベースDNを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:ou=department,o=hitachi,c=jp

(13) 所属グループ情報のベースDNucnp.setup.server.ldap.group.basedn

所属グループ情報のベースDNを指定します。指定は省略できません。ディレクトリサーバを使用しない場合は,値をファイル記載値のままとしてください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:dn=hitachi,dn=jp

(14) データベースサーバのポート番号ucnp.setup.server.db.port

データベースサーバのポート番号を指定します。

指定できる値:5001~65535の整数値

デフォルト値:22200

(15) RDエリアの作成ディレクトリのパスucnp.setup.server.db.rdarea.dir

RDエリアの作成ディレクトリのパスを絶対パスで指定します。指定できる文字については,「8.1.2 全コマンド共通の注意事項」の表8-2を参照してください。

指定できる値:60バイト以内の文字列

デフォルト値:DocumentBroker Smart Document Managementインストールディレクトリ¥¥PP¥¥hirdb_e_EP0¥¥AREA

ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥ECMPKG¥¥PP¥¥hirdb_e_EP0¥¥AREA

なお,指定した絶対パスにディレクトリが存在しない場合,組み込みデータベースの構築時に,組み込みデータベース側でディレクトリを作成します。

(16) データベースの認可識別子ucnp.setup.server.db.user.id

データベースの認可識別子を指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:ADMIN

指定する値の詳細は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス」の名前に使用できる文字と制限に関する説明を参照してください。

(17) データベースの認可識別子に対応するパスワードucnp.setup.server.db.user.password

データベースの認可識別子(ucnp.setup.server.db.user.id)に対応するパスワードを指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:UCNPPASS

指定する値の詳細は,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス」の名前に使用できる文字と制限に関する説明を参照してください。

(18) データベースサーバへの最大同時接続数ucnp.setup.server.db.middle.pd_max_users

データベースサーバに同時接続するユーザ数の最大値を指定します。

指定できる値:10,22

デフォルト値:10

(19) DocumentBrokerサーバのサービスプロセス数ucnp.setup.server.docb.process

DocumentBrokerがデータベースサーバへ接続するときのプロセス数を指定します。

指定できる値:1,2

デフォルト値:1

(20) DocumentBrokerサーバのDBコネクションプール数ucnp.setup.server.docb.dbconnection.pool.count

DocumentBrokerサーバのサービスプロセス当たりのDBコネクションプール数を指定します。DocumentBrokerが使用するデータベースのユーザ数の平均を指定してください。

指定できる値:4,5

デフォルト値:4

(21) スマートエージェントがリクエストを受け付けるポート番号ucnp.setup.server.docb.osagent.port

スマートエージェントがリクエストを受け付けるポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:14000

(22) J2EEサーバ名ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.name

J2EEサーバ名を指定します。Cosminexusの制限に従った値を指定してください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:MyJ2EE

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のcjsetupコマンドの説明を参照してください。

(23) Webサーバ名ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.name

Webサーバ名を指定します。Cosminexus HTTP Serverの制限に従った値を指定してください。

指定できる値:文字列

デフォルト値:uCNP_WebSV

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server」のhwsservereditユティリティの説明を参照してください。

注意事項
Cosminexus HTTP Serverの停止・起動はCosminexus Management Serverを使って実行してください。Cosminexus HTTP Serverをサービスから停止・起動すると,コマンドがエラーになる場合があります。

(24) Cosminexus Management Server接続HTTPポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.mngsvr.webserver.connector.http.port

Cosminexus Management Server接続HTTPポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:28080

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。

(25) Cosminexus Management Server終了要求受信ポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.mngsvr.webserver.shutdown.port

Cosminexus Management Server終了要求受信ポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:28005

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。

(26) Cosminexus Management Server内部通信用ポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.mngsvr.webserver.connector.ajp13.port

Cosminexus Management Server内部通信用ポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:28009

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。

(27) Cosminexus Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.com.cosminexus.mngsvr.management.port

Cosminexus Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:28099

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のmserver.properties(Cosminexus Management Server環境設定ファイル)に関する説明を参照してください。

(28) Cosminexus Management Serverの管理ユーザIDucnp.setup.server.cosminexus.com.cosminexus.mngsvr.management.user.id

Cosminexus Management Serverの管理ユーザIDを指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:admin

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のmngsvrctl(Cosminexus Management Serverの起動/停止/セットアップ)に関する説明を参照してください。

(29) Cosminexus Management Serverの管理ユーザパスワードucnp.setup.server.cosminexus.com.cosminexus.mngsvr.management.user.password

Cosminexus Management Serverの管理ユーザパスワードを指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:ucnppass

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のmngsvrctl(Cosminexus Management Serverの起動/停止/セットアップ)に関する説明を参照してください。

(30) Cosminexusのサーバ機能が使用するポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.adminagent.adapter.port

Cosminexusのサーバ機能が使用するポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:20295

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のadminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(31) Webシステムの識別名ucnp.setup.server.cosminexus.websystem.name

Webシステムを識別するための名称を指定します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:uCNP

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のJ2EEアプリケーションを実行するシステムで指定できるタグに関する説明を参照してください。

(32) 簡易Webサーバのポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.http.port

簡易Webサーバのポート番号を指定します。すでにほかのアプリケーションで使用または確保されているポート番号は指定できません。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:8080

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(33) ネーミングサービスのポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.naming.port

J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:900

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(34) J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.rmi.naming.port

J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:23152

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(35) Webサーバとの通信に使用するポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.connector.ajp13.port

Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:8007

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(36) アプリケーションサーバの最大同時実行スレッド数ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.connector.ajp13.max_threads

J2EEサーバのWebコンテナが,ナビゲーション プラットフォームからのリクエストを処理する同時実行スレッド数の上限値を設定します。

指定できる値:4,10

デフォルト値:4

(37) Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.webserver.connector.redirect_https.port

Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:801

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(38) Cosminexus HTTP Serverがリクエストを受け付けるポート番号ucnp.setup.server.cosminexus.hws.http.port

Cosminexus HTTP Serverがリクエストを受け付けるポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:80

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server」のK,Lで始まるディレクティブに関する説明を参照してください。

(39) Portal Managerの簡易Webサーバのポート番号ucnp.setup.server.portal.manager.http.port

Portal Managerの簡易Webサーバのポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:24710

詳細はマニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」の,ポート番号の設定に関する説明を参照してください。

(40) Portal ManagerのWebコンテナとの通信用ポート番号ucnp.setup.server.portal.manager.ajp13.port

Portal ManagerのWebコンテナとの通信用ポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:24711

詳細はマニュアル「uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド」のポート番号の設定に関する説明を参照してください。

(41) Portal Managerが利用するRMIレジストリのポート番号ucnp.setup.server.portal.manager.rmi.naming.port

Portal Managerが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:24712

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(42) Portal Managerがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号ucnp.setup.server.portal.manager.naming.port

Portal Managerがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を指定します。

指定できる値:1~65535の整数値

デフォルト値:24713

詳細はマニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)に関する説明を参照してください。

(43) uCosminexus Portal Frameworkのトレース出力ディレクトリucnp.setup.server.portal.trace.dir

uCosminexus Portal Frameworkのトレース出力ディレクトリを絶対パスで指定します。

必ずディレクトリのパスを指定してください。ファイルのパスを指定するとエラーになります。また,ファイルの作成および削除ができるディレクトリを指定してください。指定されたディレクトリがない場合には新規に作成します。

指定できる値:文字列

デフォルト値:uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ¥¥log

ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥CosmiPortal¥¥log

(44) ナビゲーション プラットフォームで使用するポータルプロジェクトのパスucnp.setup.server.ucnp.portalproject.path

ナビゲーション プラットフォームで使用するポータルプロジェクトのパスを絶対パスで指定します。指定できる文字については,「8.1.2 全コマンド共通の注意事項」の表8-2を参照してください。

必ずディレクトリのパスを指定してください。ファイルのパスを指定するとエラーになります。

指定できる値:文字列

デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥¥setup¥¥portalproject

ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥uCNP¥¥setup¥¥portalproject