4.1 セットアップ前に確認すること
- マシンにログインするユーザの権限
- インストールとセットアップは,必ずWindowsの管理者権限があるユーザ(ナビゲーション プラットフォームのインストールを実行したユーザ)で実施してください。Windows XP以外のOSの場合は,[管理者として実行]を選択して操作を開始する必要があります。
- ディスクの空き容量
- セットアップには,インストール時と同等のディスク空き容量が必要になります。再セットアップの場合も「3.5.1 インストール前に確認すること」のディスクの空き容量を参照して,十分な空き容量が残っていることを確認してください。
- インストールディレクトリ
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリおよびセットアップ対象のソフトウェアのインストールディレクトリの下にある,ディレクトリおよびファイルを,移動,編集,または削除しないでください。
- ポート番号
- デフォルト値でセットアップをする場合,ナビゲーション プラットフォームは,80,801,900,8007,8080,14000,20058,20295,22200,23152,24710~24713,28005,28009,28080,28099のポート番号を使用します。これらのポート番号が,ほかのアプリケーションによって使用されていないかどうかを確認してください。
- ほかのアプリケーションが該当のポート番号を使用中の場合は,そのアプリケーションのポート番号の設定を変更するか,セットアップ時にナビゲーション プラットフォームのポート番号をデフォルトから変更する必要があります。
- ポート番号の指定については,「7.3.3 ユーザセットアッププロパティファイルのプロパティ詳細」を参照してください。
- 上書きされるデータ
- npsetenvコマンド(環境変数の設定)で指定した値が,システム環境変数にすでに登録されている場合は,環境変数の値が上書きされます。
- また,npsetupコマンド(セットアップ)を実行すると,既存の環境のユーザプロパティファイルが上書きされます。セットアップ済みの環境をアンセットアップしてから再セットアップする場合は,必要に応じてユーザプロパティファイルのバックアップを取得してください。
- ユーザ認証の有無と方法
- JP1製品と連携する場合は,JP1/Baseによるユーザ認証を利用している環境でセットアップする必要があります。開発環境の場合は,ユーザ認証は不要ですが,編集環境または実行環境の場合は,ナビゲーション プラットフォームにログインするユーザを,認証して管理するかどうかを決めます。また,ユーザ認証を実施してログインするユーザを管理する場合は,管理に使用するディレクトリサーバなどの種類をあらかじめ決めてください。ナビゲーション プラットフォームで使用できるユーザ認証については,「3.3.2 ナビゲーション プラットフォームで使用できるユーザ認証の種類」を参照してください。
- ユーザ認証を利用している環境をセットアップするには,デフォルトのプロパティ指定値を変更する必要があります。ユーザ認証の種別を指定するプロパティについては,「7.3.3 ユーザセットアッププロパティファイルのプロパティ詳細」を参照してください。