ナビゲーション プラットフォームの特長を次に示します。
ナビゲーション プラットフォームでは,業務の流れをフローチャート形式で表示できます。また,フローチャートの各ステップに必要な作業を順番にガイド表示できます。ナビゲーション プラットフォームの利用者は,フローチャートに沿ってWebブラウザ上で操作するだけで,正確かつ効率良く業務を実行できます。
ナビゲーション プラットフォームの操作の概要を次に示します。
図1-1 ナビゲーション プラットフォームの操作の概要
ナビゲーション プラットフォームの画面に表示される業務情報のうち,フローチャートの部分を業務フロー,フローチャートの各ステップに必要な作業を説明する部分をガイドといいます。
ナビゲーション プラットフォームの画面に表示される業務情報(業務フローおよびガイド)のことを業務コンテンツといいます。業務コンテンツは,編集用の画面をWebブラウザ上で操作することで作成できます。編集用のパレットからパーツを選択して,業務フローおよびガイドに配置していきます。
業務の流れや作業手順に変更が発生しても,軽微な変更であれば,編集用の画面で業務フローの配置やガイドの説明を見直すことで手軽に対応できます。
ナビゲーション プラットフォームが提供するAPIを使用してユーザプラグインを開発すれば,Webサービスの呼び出しや業務データベースへのアクセスなど,任意の外部プログラムと連携できます。
また,ナビゲーション プラットフォームが提供する既成のシステムプラグインを利用すれば,画面上で簡単な設定をするだけで,JP1製品を使ったシステムとも連携できます。
システムプラグインを使ってナビゲーション プラットフォームとJP1製品とが連携するケースの概要を次に示します。
図1-2 JP1製品との連携の概要
システムプラグインを使うことで,JP1製品が持つイベント情報を相互に引き継げるようになります。JP1製品の画面からナビゲーション プラットフォームの業務コンテンツを呼び出したり,業務コンテンツの操作結果のデータをJP1製品に引き継いでフィードバックしたりできるため,障害対応などの業務のスピードや正確さが増します。
また,JP1製品との連携に必要なプラグインパーツについては,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。