機能
保存済みのアクセス権グループの情報をエクスポートします。
このコマンドは,アクセス権グループの情報だけをエクスポートしたい場合に使用します。例えば,業務コンテンツを参照できるユーザを追加するときに,アクセス権グループだけを変更したい場合にnpaclexportコマンドを使用すると便利です。
業務コンテンツの情報をエクスポートしたい場合は「8.4 npexportコマンド(業務コンテンツのエクスポート)」を参照してください。
なお,このコマンドは,セットアップ完了後,システムが起動している状態で実行する必要があります。Windows XP以外の場合,コマンドプロンプトは管理者として開いてください。
形式
npaclexport△[-i△アクセス権グループ名入力ファイルのパス]△[-l△アクセス権グループのエクスポート一覧ファイルのパス]△エクスポート先のファイルのパス
エクスポート先のファイルのパスは,200文字以内の絶対パスまたは相対パスで指定します。出力されるファイルの形式はZIP形式です。
また,区切り文字には「¥」を使用します。パスに半角スペースが含まれる場合は,パス全体を「"」で囲んでください。ディレクトリのパスで使用できる記号は,これら以外には半角のコロン(:)と相対パスを表す半角ピリオド(.)だけです。
オプション
アクセス権グループ名入力ファイルの形式
改行区切りでアクセス権グループ名を指定します。アクセス権グループ名入力ファイルはテキストファイルで作成してください。テキストファイル以外の場合は,コマンド実行時にエラーメッセージ(KDCZ10147-E)が表示されます。
各行の前後の空白(半角スペース,または全角スペース)を削除した文字列をアクセス権グループ名として読み込みます。各行の前後の空白を削除した結果,アクセス権グループ名が空文字になる行は読み込みません。
行の途中でEOFになっている場合,EOFまでの文字列をアクセス権グループ名として読み込みます。
なお,「#」などの記号でコメント行を付加することはできません。
アクセス権グループのエクスポート一覧ファイルの形式
ファイルの先頭にヘッダ情報が出力され,続いて,次の形式でメッセージが出力されます。
[結果種別]<T>[アクセス権グループ名] <CR><LF>
<T>:タブ文字
<CR><LF>:終端文字(0x0D,0x0A)
メッセージの詳細を次の表に示します。
表8-3 アクセス権グループのエクスポート一覧ファイルに出力されるメッセージの詳細
項目 | 説明 |
---|---|
結果種別 | npaclexportコマンドの実行結果の種別が出力されます。
|
アクセス権グループ名 | エクスポートしたアクセス権グループ名が出力されます。 |
アクセス権グループのエクスポート一覧ファイルの出力例を次に示します。
注意事項
戻り値
戻り値 | 説明 |
---|---|
0 | コマンドが正常終了した。または,エクスポート対象の業務コンテンツが存在しなかったため警告終了した。 |
1 | コマンドが異常終了した。 |
使用例
> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npaclexport C:¥work¥repository.zip |
> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npaclexport -i C:¥work¥accessName.txt C:¥work¥repository.zip |
> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npaclexport -l C:¥work¥list.csv C:¥work¥repository.zip |