ナビゲーション プラットフォームでは,業務コンテンツごとにアクセス権を設定できます。次のような場合は,必要に応じてアクセス権グループを作成してください。
- 特定のユーザにだけ公開したい業務コンテンツがある
- システム管理者以外のユーザも業務コンテンツを作成,管理できるようにしたい
- 既存の業務コンテンツを編集するだけのユーザが必要である
業務コンテンツにアクセス権を設定するためには,アクセス権グループが必要です。デフォルトで提供されているアクセス権グループ「標準アクセス権限」を利用するか,新規にアクセス権グループを作成してください。アクセス権グループの作成は,ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者権限を持つユーザが実施する必要があります。
- ポイント
- アクセス権グループ「標準アクセス権限」のデフォルトの設定のままだと,システム管理者権限を持つユーザ以外は,業務コンテンツを参照することしかできません。ほかのユーザに業務コンテンツの作成や編集を実施させたい場合は,「標準アクセス権限」の定義内容を変更するか,新規にアクセス権グループを作成するかして,システム管理者以外のユーザに対して管理者または編集者の権限を与える必要があります。
- 業務コンテンツに設定するアクセス権グループを変更することによって,業務コンテンツの公開・非公開を切り替えることもできます。その場合は,業務コンテンツを作成・編集するユーザだけのアクセス権グループAと,業務コンテンツを実行するユーザも含むアクセス権グループBの2種類を作成してください。業務コンテンツが非公開のときにはアクセス権グループAを設定しておき,公開するときにアクセス権グループBに変更します。
業務コンテンツにアクセス権を設定する流れを次に示します。
- システム管理者がアクセス権グループを作成する
編集環境で,ほかのユーザに対して管理者,編集者,または利用者の権限を定義したアクセス権グループを作成してください。
- コンテンツ管理者(管理者の権限を与えたユーザ)が,新規に業務コンテンツを追加し,アクセス権グループを設定する
コンテンツ管理者がいない場合は,この作業もシステム管理者が実施する必要があります。業務コンテンツにアクセス権グループを設定する手順の詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。
- <この節の構成>
- 6.3.1 アクセス権の種別と設定範囲(ディレクトリサーバによるユーザ認証を利用している場合)
- 6.3.2 アクセス権の種別と実行できる操作(ディレクトリサーバによるユーザ認証を利用している場合)
- 6.3.3 標準アクセス権限とは
- 6.3.4 アクセス権設定時の注意事項(ディレクトリサーバによるユーザ認証を利用している場合)
- 6.3.5 旧バージョンのアクセス権との互換性
- 6.3.6 [アクセス権限]画面の項目(ディレクトリサーバによるユーザ認証を利用している場合)