3.3.2 ナビゲーション プラットフォームで使用できるユーザ認証の種類
(1) ディレクトリサーバによるユーザ認証
ディレクトリサーバによるユーザ認証で使用できるディレクトリサーバを次に示します。
- 推奨:Active Directory(Windows Server 2008の機能レベル)
- Oracle Directory Server Enterprise Edition 11.0
Oracle Directory Serverによるユーザ認証を使用する場合,ディレクトリサーバの構築手順についてはOracle Directory Serverのドキュメントを参照してください。
- ポイント
- ユーザ認証を利用しない環境で運用する場合は,ログイン画面でのパスワードの入力が不要になります。業務コンテンツを作成したり削除したりする権限の有無は,ログイン時に入力したユーザIDによって決まります。システム管理者以外のユーザにも業務コンテンツを編集させたい場合の対処を次に示します。
(2) JP1/Baseによるユーザ認証
JP1/Baseによるユーザ認証を使用する場合は,次の製品が必要です。
- JP1/Base 10-10以降
ナビゲーション プラットフォームをインストールしたサーバマシンに,JP1/Base 10-10以降もインストールしてください。サーバマシンが複数ある場合は,それぞれのサーバマシンにJP1/Base 10-10以降が必要になります。ただし,認証サーバとして設定が必要なサーバマシンは1台だけです。複数のサーバマシンが1台の認証サーバを利用できます。
JP1連携プラグインを使用するときは,JP1/Baseによるユーザ認証が必須となります。また,JP1ユーザにJP1権限とJP1資源グループを設定することで,業務コンテンツへのアクセス権を設定することもできます。JP1権限とJP1資源グループについては,「6.4 業務コンテンツへのアクセス権の設定(JP1/Baseによるユーザ認証を利用している場合)」を参照してください。