ここでは,ナビゲーション プラットフォームのセットアップの手順を説明します。
- ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のサンプルファイルを次に示すディレクトリにコピーして編集します。
- コピー元ファイル(サンプルファイル)
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥sample¥conf¥ucnp_setup_user.properties
- コピー先ディレクトリ
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf
- 参考
- ユーザセットアッププロパティファイルの設定内容や各プロパティのデフォルト値などについては,「7.3.3 ユーザセットアッププロパティファイルのプロパティ詳細」を参照してください。なお,ユーザ認証を使用しない場合は,ディレクトリサーバに関するプロパティはサンプル記載値のままとしてください。
- npsetenvコマンド(環境変数の設定)を実行して,セットアップに必要なシステム環境変数を設定します。
- コマンドのパス
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npsetenv
- マシンを再起動します。
- npsetupコマンド(セットアップ)を実行します。
- コマンドのパス
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥bin¥npsetup
次のソフトウェアがセットアップされます。
- uCosminexus Navigation Platform - Core ServerまたはuCosminexus Navigation Developer - Core Server
- uCosminexus Application Server
- uCosminexus Portal Framework
- DocumentBroker Version 3 Smart Document Management
エラーが発生した場合は,表示されたメッセージに従った対処を実施したあとに,いったんアンセットアップしてから再度セットアップを実行する必要があります。メッセージについてはマニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム メッセージ」を,アンセットアップについては「4.6 アンセットアップ手順」を参照してください。
Windowsファイアウォールによる警告メッセージが表示された場合は,[アクセスを許可する]ボタンをクリックして,ブロックを解除してください。
- ログイン画面を表示します。
Webブラウザで次のURLを指定して,ナビゲーション プラットフォームのログイン画面が表示できることを確認します。
http://ホスト名:ポート番号/ucnpBase/ |
- ホスト名
- J2EEサーバマシンのホスト名またはIPアドレスです。
- ポート番号
- Webサーバのポート番号です。
- ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.cosminexus.hws.http.portプロパティの指定値になります。
- ログインID
- ユーザセットアッププロパティファイルのucnp.setup.server.docb.security.adminプロパティの指定値を入力してください。デフォルト値は「user1」です。
- ログインパスワード
- Active Directoryによるユーザ認証を使用している場合は,Active Directoryで設定したユーザごとのパスワードを入力してください。JP1/Baseによるユーザ認証を使用している場合は,JP1/Baseに登録したJP1ユーザ名とパスワードを入力してください。ユーザ認証を使用しない設定でセットアップした場合は,ログイン時にパスワード入力は不要です。
- 必要に応じてユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)を編集し,システムを再起動します。
ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)およびユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)で設定できる内容については,「7.1 設定が必要なプロパティファイル」を参照してください。
なお,システムを再起動しないと編集したプロパティファイルが有効にならないため,注意してください。再起動手順については,「5.1 システムの起動と停止」を参照してください。
- 検索機能を使用する場合は,「4.8 検索機能を使用するための追加セットアップ」を参照して必要な手順を実施してください。
- 注意
- セットアップ後の注意事項を説明します。セットアップ後の作業の流れについては,「4.10 セットアップ後の作業の流れ」を参照してください。
- セットアップ時に編集したユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)は,セットアップ済みの環境をアンセットアップするまで変更しないでください。アンセットアップする前に変更した場合,動作は保証されません。
- ナビゲーション プラットフォームおよび構成ソフトウェアのログファイルまたは設定ファイルの格納ディレクトリをデフォルトから変更した場合は,トラブルシュート情報収集先定義ファイル(ucnpsnapshotlog.conf,ucnpsnapshotlog.2.conf)を編集する必要があります。編集方法の詳細は,「4.7 トラブルシュート情報収集先定義ファイルの設定」を参照してください。
- npsetupコマンド(セットアップ)でセットアップを実施した場合は,次の表に示す作業以外の環境変更を実施しないでください。これ以外の作業を実施した場合,動作は保証されません。
表4-2 環境構築後に実施できる作業
項番 | 実施できる作業 | 備考 |
---|
1 | プラグインの追加 | プラグインの開発手順については,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。 開発したプラグインを追加する手順については,「6.7 開発環境で作成したファイルの適用」を参照してください。 |
2 | 画面の表示内容のカスタマイズ | 画面の表示内容のカスタマイズ方法については,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。 |
3 | リポジトリの変更 | Portal Managerを使用して変更してください。ただし,ポータルプロジェクトは変更しないでください。 |