ユーザ認証を利用しない構成でナビゲーション プラットフォームをセットアップし,あとからJP1/Baseによるユーザ認証を導入する場合は,必要なデータをバックアップした上で,いったんナビゲーション プラットフォームをアンセットアップする必要があります。手順を次に示します。
- npexportコマンド(業務コンテンツのエクスポート)で,業務コンテンツのデータをバックアップします。
- 環境設定用のファイルなどを手動でコピーしてバックアップします。
次のディレクトリ下のファイルをコピーしてください。
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf以下のファイル
- ポータルプロジェクトディレクトリ以下のファイル
ポータルプロジェクトディレクトリは,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.ucnp.portalproject.pathプロパティで指定したディレクトリです。
- システムが起動している場合は,システムを停止します。
システムの停止手順については「5.1 システムの起動と停止」を参照してください。
- ナビゲーション プラットフォームをアンセットアップします。
アンセットアップ手順については,「4.6 アンセットアップ手順」を参照してください。
- JP1/Baseをインストール,セットアップします。
JP1/Baseのインストール,セットアップ,および論理ホストの設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- ナビゲーション プラットフォームにアクセスする利用者をJP1ユーザとして登録します。
JP1ユーザの登録に必要な情報については「4.3 JP1/Baseによるユーザ認証を利用する場合のセットアップ準備」を,登録手順の詳細についてはマニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- ナビゲーション プラットフォームをセットアップします。
セットアップ手順については,「4.4 セットアップ手順」を参照してください。
- 手順1.でバックアップしたデータを,npimportコマンドを使って復元します。
- 実行例
- npimport -d 手順1.のバックアップ先ディレクトリ¥contents.zip
- 手順2.でバックアップしたデータを手動でコピーして復元します。
- コピー元
- 手順2.でバックアップしたファイルが格納されているディレクトリ
- ただし,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)およびユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)は除いてください。
- コピー先
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf
- 手順2.でバックアップしたユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)の内容を新しいユーザプロパティファイルに統合します。
- 新しいユーザプロパティファイル
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥conf¥ucnp_user.properties
- 手順2.でバックアップしたディレクトリ下にucnpディレクトリがある場合は,新しいポータルプロジェクトディレクトリ下にコピーします。
- ナビゲーション プラットフォームを再起動します。
システムの再起動手順については「5.1 システムの起動と停止」を参照してください。