7.4.3 ユーザプロパティファイルのプロパティ詳細
(1) 旧バージョンのインポート/エクスポートコマンドの使用可否(ucnp.base.server.command.legacy)
旧バージョンのnpimportコマンドおよびnpexportコマンドの使用可否を指定します。
- 指定できる値:
- true:旧バージョンのコマンドを使用できる
- false:旧バージョンのコマンドは使用できない
デフォルト値:false
なお,バ-ジョン09-00以前のnpimportコマンド,およびnpexportコマンドをバッチファイルなどで利用している場合は,次の表に示す変更点を確認し,状況に応じてプロパティの値を「true」に変更する必要があります。
表7-5 npimportコマンド,およびnpexportコマンドの変更点
変更点 | バージョン09-00以前 | バージョン09-50以降 |
---|
npexportコマンドの形式 | npexport△[-c△エクスポートしたい業務コンテンツID]△[-l△エクスポート一覧ファイルのパス]△エクスポート先のファイルのパス | npexport△[-c△エクスポートしたい業務コンテンツID|-i△コンテンツID一覧ファイルのパス]△[-x]△[-l△エクスポート一覧ファイルのパス]△エクスポート先のファイルのパス |
npexportコマンドの-cオプション指定時の動作 | 指定した業務コンテンツIDに対応する業務コンテンツの情報を出力します。 | 指定した業務コンテンツIDに対応する業務コンテンツの情報,およびその業務コンテンツに設定されているアクセス権グループの情報を出力します。 |
npimportコマンド,およびnpexportコマンドの-lオプションで出力するリストファイルのフォーマット | アクセス権グループの情報を出力しません。 | アクセス権グループの情報を出力します。 |
なお,JP1/Baseによるユーザ認証を利用する場合は,このプロパティの設定値にかかわらず,常に「false」が指定されたときの動作になります。
(2) システム全体のJP1資源グループ名(ucnp.base.server.jp1auth.system.resource.group)
ナビゲーション プラットフォームのシステム全体のJP1資源グループの名称を指定します。
このプロパティはucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティに「JP1Auth」を指定したときだけ有効です。
編集環境と実行環境を分離したシステムで,両方の環境が同じ認証サーバを利用する場合などに,この設定値をユニークにしておくと,実行環境のすべての業務コンテンツにだけアクセスできるユーザを設定できます。
JP1資源グループの詳細は,「4.3.1 ナビゲーション プラットフォームで使用できるJP1資源グループ」を参照してください。
- 指定できる値:
- 半角英数字と_(半角アンダースコア)で構成されている64文字以内の文字列
デフォルト値:UCNP
(3) JP1/Baseの論理ホスト名(ucnp.base.server.jp1auth.virtual.hostname)
JP1/Baseの論理ホスト名を指定するためのプロパティです。
このプロパティはucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティに「JP1Auth」を指定したときだけ有効です。
セットアップ時に,ucnp.setup.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティを指定した場合,セットアップ完了時にucnp.setup.server.jp1auth.virtual.hostnameプロパティで指定した値がこのプロパティの値として指定されます。セットアップ完了後にJP1/Baseの論理ホスト名を変更したい場合は,このプロパティの値を設定してください。
ucnp.setup.server.ldap.directory.kindプロパティの詳細は,「7.3.3(1) ユーザ認証の種別(ucnp.setup.server.ldap.directory.kind)」を参照してください。
デフォルト値:JP1_DEFAULT
(4) トレースファイルの出力先ディレクトリの絶対パス(ucnp.base.server.trace.path)
トレースファイルの出力先ディレクトリを絶対パスで設定します。トレースファイルについては,「9. トラブルシューティング」を参照してください。
ディレクトリ名には,次に示すWindowsの予約デバイス名は使用できません。
- Windowsの予約デバイス名
- 「AUX」,「CON」,「NUL」,「PRN」,「CLOCK$」,「COMn(nは1~9)」,「LPTn(nは1~9)」
デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥¥logs
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥uCNP¥¥logs
(5) トレースファイルのファイルサイズの上限値(ucnp.base.server.trace.size)
トレースファイルのファイルサイズの上限値を設定します。
トレースファイルについては,「9. トラブルシューティング」を参照してください。
指定できる値:4~2097151の整数値(単位:KB)
デフォルト値:32768
(6) トレースファイルの最大面数(ucnp.base.server.trace.backup.number)
トレースファイルの最大面数を設定します。
トレースファイルについては,「9. トラブルシューティング」を参照してください。
指定できる値:1~16の整数値
デフォルト値:16
(7) リクエスト発信間隔(ucnp.base.server.keepsession.interval)
セッションを維持するために,リクエストを定期的に発信するリクエスト発信の間隔を指定します。
0を指定すると,セッション維持のためのリクエストは発信されません。
指定できる値:0または60~3600(単位:秒)
デフォルト値:240(単位:秒)
- 補足事項
- セッションを維持するためのリクエスト送信は,ナビゲーション プラットフォームの画面でだけ有効です。ユーザが開発したカスタム画面(検索機能用の画面など)では,使用できません。
(8) Webブラウザのウィンドウサイズ変更時,およびメニュー領域の折りたたみ時に幅を変更する領域(ucnp.base.client.frame.resize.target)
Webブラウザのウィンドウサイズ変更時,およびメニュー領域の折りたたみ時に幅を変更する領域を指定します。
- 指定できる値:
- flow:業務フロー領域の幅を変更する
- guide:ガイド領域の幅を変更する
デフォルト値:guide
- 補足事項
- ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。この場合にプロパティに「flow」を指定しても,業務実行画面には業務フロー領域が表示されないため,ウィンドウサイズ変更時にはガイド領域の幅が変更されます。
(9) メニュー領域の幅(ucnp.base.client.menu.frame.width)
折りたたんでいない状態のメニュー領域の幅の初期値をピクセル単位で指定します。
なお,このプロパティに大きな値を指定すると,業務フロー領域またはガイド領域の幅の初期値が0(ピクセル)となり,画面を起動したときに内容が表示されないことがあるので注意してください。
指定できる値:190~600(単位:ピクセル)
デフォルト値:250(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ucnp.base.client.menu.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。
(10) 業務フロー領域の幅(ucnp.base.client.flow.frame.width)
業務フロー領域の幅の初期値をピクセル単位で指定します。
このプロパティは,ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「guide」を指定した場合だけ有効になります。ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「flow」を指定した場合,業務フロー領域の幅の初期値は,Webブラウザのウィンドウの幅,メニュー領域およびガイド領域の幅から自動計算され,このプロパティで指定された値は無視されます。
なお,このプロパティに大きな値を指定すると,ガイド領域の幅の初期値が0(ピクセル)となり,画面を起動したときに内容が表示されないことがあるので注意してください。
指定できる値:100~4000(単位:ピクセル)
デフォルト値:450(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。
(11) ガイド領域の幅(ucnp.base.client.guide.frame.width)
ガイド領域の幅の初期値をピクセル単位で指定します。
このプロパティは,ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「flow」を指定した場合だけ有効になります。ucnp.base.client.frame.resize.targetプロパティに「guide」を指定した場合,ガイド領域の幅の初期値は,Webブラウザのウィンドウの幅,メニュー領域および業務フロー領域の幅から自動計算され,このプロパティで指定した値は無視されます。
なお,このプロパティに大きな値を指定すると,業務フロー領域の幅の初期値が0(ピクセル)となり,画面を起動したときに内容が表示されないことがあるので注意してください。
指定できる値:100~4000(単位:ピクセル)
デフォルト値:540(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合,このプロパティの指定内容は業務編集画面に対してだけ有効です。
(12) 業務フロー領域とガイド領域の幅の最大値(ucnp.base.client.editingarea.width)
業務フロー領域とガイド領域の幅の最大値をピクセル単位で指定します。横に大きい業務コンテンツを作成する場合に,このプロパティの値を変更してください。
このプロパティで指定した値は業務フロー領域とガイド領域の両方に適用されます。各領域に対して,異なる値を設定することはできません。
指定できる値:1500~10000(単位:ピクセル)
デフォルト値:1500(単位:ピクセル)
- 補足事項
- 業務実行画面の業務フロー領域とガイド領域の幅は,このプロパティの値とパーツの配置によって変わります。
- このプロパティの値を小さくする場合は,変更後もすべてのパーツが業務フロー/ガイド領域内に収まることを確認してください。値の変更によって,既存のパーツが業務フロー/ガイド領域の外に配置された状態となった場合,そのパーツは画面に表示されないため,編集できなくなります。
(13) 業務フロー領域とガイド領域の高さの最大値(ucnp.base.client.editingarea.height)
業務フロー領域とガイド領域の高さの最大値をピクセル単位で指定します。縦に大きい業務コンテンツを作成する場合に,このプロパティの値を変更してください。
このプロパティで指定した値は業務フロー領域とガイド領域の両方に適用されます。各領域に対して,異なる値を設定することはできません。
指定できる値:1000~10000(単位:ピクセル)
デフォルト値:1500(単位:ピクセル)
- 補足事項
- 業務実行画面の業務フロー領域とガイド領域の高さは,このプロパティの値とパーツの配置によって変わります。
- このプロパティの値を小さくする場合は,変更後もすべてのパーツが業務フロー/ガイド領域内に収まることを確認してください。値の変更によって,既存のパーツが業務フロー/ガイド領域の外に配置された状態となった場合,そのパーツは画面に表示されないため,編集できなくなります。
(14) ヘッダ領域の[ログアウト]ボタンの表示有無(ucnp.base.server.logoutbutton.display)
ヘッダ領域の[ログアウト]ボタンの表示有無を設定します。[ログアウト]ボタンを持つPortal Frameworkテンプレートを組み込む場合に,[ログアウト]ボタンを非表示にすることで,[ログアウト]ボタンが二つ表示されることを防げます。
- 指定できる値:
- true:[ログアウト]ボタンを表示する
- false:[ログアウト]ボタンを表示しない
デフォルト値:true
- 補足事項
- 業務実行画面にメニュー領域が表示されていない状態で[ログアウト]ボタンを使用すると,再度ログインしたときに利用者が業務コンテンツを選択できません。そのため,ucnp.base.client.menu.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティにも「false」を指定することを推奨します。
- ナビゲーション プラットフォームにアクセスするときのURLにucnpCloseBtnパラメタが指定された場合は,ucnpCloseBtnパラメタの指定値が優先されます。ucnpCloseBtnパラメタを含むURLについては,「2.1.4 基本URLに指定できるパラメタ」を参照してください。
- ucnp.base.client.confirm.page.unload.enableプロパティに「true」が指定されている場合に,このプロパティを変更するときには,ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)のKDCZ00146-Wの内容についても見直してください。詳細については,「7.5 ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)の設定」を参照してください。
(15) ヘッダ領域の[閉じる]ボタンの表示有無(ucnp.base.server.close.button.setting)
ヘッダ領域に[ログアウト]ボタンを表示しない設定の場合に,[閉じる]ボタンの表示有無を設定します。
- 指定できる値:
- none:[閉じる]ボタンを表示しない
- close_only:[閉じる]ボタンを表示する
クリックすると,ログアウトしないで(セッションを無効にしないで)Webブラウザを閉じます。
- logout_close:[閉じる]ボタン
クリックすると,ログアウトして(セッションを無効にして)Webブラウザを閉じます。
デフォルト値:none
- 補足事項
- このプロパティはucnp.base.server.logoutbutton.displayプロパティに「false」を指定した場合だけ有効となります。
- ナビゲーション プラットフォームにアクセスするときのURLにucnpCloseBtnパラメタが指定された場合は,ucnpCloseBtnパラメタの指定値が優先されます。ucnpCloseBtnパラメタを含むURLについては,「2.1.4 基本URLに指定できるパラメタ」を参照してください。
- ucnp.base.client.confirm.page.unload.enableプロパティに「true」が指定されている場合に,このプロパティを変更するときには,ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)のKDCZ00146-Wの内容についても見直してください。詳細については,「7.5 ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)の設定」を参照してください。
(16) ヘッダ領域の[印刷]メニューの表示有無(ucnp.base.server.print.link.display)
業務編集画面および業務実行画面でのヘッダ領域の[印刷]メニューの表示有無を設定します。
- 指定できる値:
- none:[印刷]メニューを表示しない
- all:業務編集画面と業務実行画面の両方で[印刷]メニューを表示する
- editor:業務編集画面だけ[印刷]メニューを表示する
- viewer:業務実行画面だけ[印刷]メニューを表示する
デフォルト値:all
- 注意事項
- iPad向けの業務コンテンツを公開する実行環境では,このプロパティは使用できません。必ず「none」を指定してください。
(17) ヘッダ領域のロゴ画像のパス(ucnp.base.server.custom.head.logo)
ヘッダ領域のロゴ画像を変更する場合,画像のパスを指定します。Webブラウザに表示できる形式のファイルで,高さ30×幅290ピクセルの画像を指定してください。このプロパティを指定しない場合,ヘッダ領域のロゴ画像にはシステム標準の画像が表示されます。
システム標準のロゴ画像は次のとおりです。
図7-1 ヘッダ領域のロゴ画像
![[図データ]](figure/zu070200.gif)
- 指定できるパスの形式
- 指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。
- ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「Cosminexusインストールディレクトリ¥httpsd¥htdocs」)からの相対パスを指定します。
- デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にimagesフォルダを作成し,imagesフォルダに格納したucnp.gifを指定する場合の例を次に示します。
- /images/ucnp.gif
- ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- 「プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。
- プロトコル:httpまたはhttps
- ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
- ポート番号:Webサーバのポート番号
- ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
- プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのimagesフォルダにある,image1.gifというファイルを指定する場合のパスを次に示します。
- http://host1:55555/images/image1.gif
デフォルト値:なし
ファイル記載値:/custom/images/head_logo.gif
- 補足事項
- ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。
- URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。
(18) ログイン画面のメイン画像のパス(ucnp.base.server.custom.login.main)
ログイン画面のメイン画像を変更する場合,画像のパスを指定します。Webブラウザで表示できる形式のファイルで,高さ200×幅500ピクセルの画像を指定してください。このプロパティを指定しない場合,ログイン画面のメイン画像にはシステム標準の画像が表示されます。
システム標準のメイン画像は次のとおりです。
図7-2 ログイン画面のメイン画像
![[図データ]](figure/zu070300.gif)
- 指定できるパスの形式
- 指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。
- ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「Cosminexusインストールディレクトリ¥httpsd¥htdocs」)からの相対パスを指定します。
- デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にimagesフォルダを作成し,imagesフォルダに格納したucnp.pngを指定する場合の例を次に示します。
- /images/ucnp.png
- ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- 「プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。
- プロトコル:httpまたはhttps
- ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
- ポート番号:Webサーバのポート番号
- ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
- プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのimagesフォルダにある,image1.pngというファイルを指定する場合のパスを次に示します。
- http://host1:55555/images/image1.png
- 指定例
- 画像ファイルを「Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ¥custom¥images¥login.png」に配置した場合,このプロパティには次のどれかを指定します。
- http://ホスト名:ポート番号/custom/images/login.png
- https://ホスト名:ポート番号/custom/images/login.png
- /custom/images/login.png
デフォルト値:なし
ファイル記載値:/custom/images/login.png
- 補足事項
- ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。
- URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。
(19) ログイン画面の背景画像のパス(ucnp.base.server.custom.login.background)
ログイン画面の背景画像を変更する場合,画像のパスを指定します。このプロパティを指定しない場合,ログイン画面の背景画像にはシステム標準の画像が表示されます。
システム標準の背景画像は次のとおりです。
図7-3 ログイン画面の背景画像
![[図データ]](figure/zu070350.gif)
- 指定できるパスの形式
- 指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。
- ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「Cosminexusインストールディレクトリ¥httpsd¥htdocs」)からの相対パスを指定します。
- デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にimagesフォルダを作成し,imagesフォルダに格納したucnp.gifを指定する場合の例を次に示します。
- /images/ucnp.gif
- ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- 「プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。
- プロトコル:httpまたはhttps
- ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
- ポート番号:Webサーバのポート番号
- ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
- プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのimagesフォルダにある,image1.gifというファイルを指定する場合のパスを次に示します。
- http://host1:55555/images/image1.gif
デフォルト値:なし
ファイル記載値:/custom/images/background.gif
- 補足事項
- ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。
- URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。
(20) Webブラウザのタイトルバーまたはタブ名の文字列(ucnp.base.server.custom.browser.title)
Webブラウザのタイトルバーまたはタブ名に表示される文字列を指定します。文字列は引用符(")で囲む必要はありません。このプロパティの値が空文字の場合,Webブラウザのタイトルバーまたはタブ名にはURLが表示されます。
デフォルトのタイトルバーまたはタブ名の文字列は次のとおりです。
図7-4 Webブラウザのタイトルバーまたはタブ名の文字列
![[図データ]](figure/zu070400.gif)
デフォルト値:uCosminexus Navigation Platform
(21) HTMLマニュアルのパス(ucnp.base.server.custom.help)
画面にHTMLマニュアルを登録したい場合,表示するHTMLマニュアルのパスを指定します。パスを指定すると画面に[ヘルプ]メニューが表示され,そのメニューをクリックすると別ウィンドウでHTMLマニュアルが参照できるようになります。
HTMLマニュアルの登録画面は次のとおりです。
図7-5 ヘッダ領域へのHTMLマニュアルの登録
![[図データ]](figure/zu070500.gif)
- 指定できるパスの形式
- HTMLマニュアルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。
- ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したHTMLマニュアルを指定する場合
- Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「Cosminexusインストールディレクトリ¥httpsd¥htdocs」)からの相対パスを指定します。
- デフォルトのWebサーバのコンテンツ格納ディレクトリ下にhelpフォルダを作成し,helpフォルダに格納したindex.htmlというファイルを指定する場合の例を次に示します。
- /help/index.html
- ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したHTMLマニュアルを指定する場合
- 「プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。
- プロトコル:httpまたはhttps
- ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
- ポート番号:Webサーバのポート番号
- ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
- プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのhelpフォルダにある,index.htmlというファイルを指定する場合のパスを次に示します。
- http://host1:55555/help/index.html
デフォルト値:なし
ファイル記載値:http://localhost/custom/help/index.html
- 補足事項
- ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。
- URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。
(22) 検索機能の使用有無(ucnp.base.server.search.enable)
検索機能を使用するかどうかを指定します。
検索機能を使用するときは,検索機能をセットアップして,このプロパティに「true」を設定してください。必要な手順については,「4.8 検索機能を使用するための追加セットアップ」を参照してください。
なお,このプロパティで「false」を指定した場合,検索機能をセットアップしていても検索機能は使用できません。
- 指定できる値:
- true:検索機能を使用する
- false:検索機能を使用しない
デフォルト値:false
(23) アクセス権限の使用有無(ucnp.base.server.search.accesscontrol.enable)
業務コンテンツを検索する場合に,参照のアクセス権限がある業務コンテンツだけを対象とするかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- true:参照のアクセス権限がある業務コンテンツだけを検索の対象とする
- false:参照のアクセス権限の有無にかかわらず,すべての業務コンテンツを検索の対象とする
- デフォルトの標準アクセス権限を変更したり,新しいアクセス権限を追加したりしている場合は,「true」を指定してください。
- なお,デフォルトの標準アクセス権限だけを使用している場合は,このプロパティに「false」を指定した方が,検索結果が早く表示されるようになります。ただし,参照のアクセス権限がない業務コンテンツも検索結果に表示されるため,運用には注意が必要です。
デフォルト値:false
(24) 画面の遷移または画面を閉じるときの確認ダイアログの表示有無(ucnp.base.client.confirm.page.unload.enable)
業務実行画面または業務編集画面で,Webブラウザの[×]ボタンで画面を閉じようとしたとき,またはほかのページへ遷移しようとしたとき,メッセージ(KDCZ00146-W)を表示するどうか指定します。
- 指定できる値:
- true:メッセージ(KDCZ00146-W)を表示する
- false:メッセージ(KDCZ00146-W)を表示しない
デフォルト値:true
- 注意事項
- iPad向けの業務コンテンツを公開する実行環境では,このプロパティは使用できません。必ず「false」を指定してください。
- 補足事項
- このプロパティに「false」を指定して,メッセージを表示しない設定にする場合,運用時には次の点に注意してください。
- 利用者がWebブラウザのパーツにフォーカスが当たっていない状態で<BackSpace>キーを押したとき,前に表示していたページに遷移してしまうことで,入力中のデータが消えてしまうおそれがあります。
- ナビゲーション プラットフォームの画面を閉じるときは,[ログアウト]ボタンまたは[閉じる]ボタンをクリックしてください。
(25) メニュー領域のグループ表示有無(ucnp.base.client.menu.group.enable)
業務実行画面または業務編集画面を表示するとき,業務コンテンツをグループにまとめて表示するかどうかを指定します。このプロパティは,通常はtrueを指定してください。npexportコマンドまたはnpimportコマンドの一覧ファイルの形式を,09-00より前と同じにしたい場合にfalseを指定してください。
- 指定できる値:
- true:業務コンテンツをグループにまとめて表示する
- false:業務コンテンツをグループにまとめないで表示する
デフォルト値:true
- 補足事項
- 業務コンテンツをグループに所属させたあとで,このプロパティに「false」を指定した場合,グループ名は画面に表示されなくなりますが,グループの値そのものは残ります。その後,このプロパティを「true」に変更すると,所属させたグループ名が再度画面に表示されます。
- プロパティに「true」を指定した場合
- 業務編集画面で新規作成または複製した業務コンテンツは,ucnp.base.client.menu.group.defaultプロパティで指定したグループに所属します。
- インポートまたはエクスポート時に出力できる一覧ファイルにグループが出力されます。
- グループ名のない業務コンテンツと編集中グループ(「!」で始まるグループ名のグループ)だけが存在する場合,業務実行画面ではグループにまとめて表示されません。
- プロパティに「false」を指定した場合
- 新規作成または複製した業務コンテンツの所属先は,名称のないグループになります。ucnp.base.client.menu.group.defaultプロパティでデフォルトのグループ名を指定している場合でも無視されます。
- インポートまたはエクスポート時に出力できる一覧ファイルにグループ名は出力されません。
- 編集中グループの業務コンテンツも業務実行画面に表示されます。
(26) デフォルトのグループ名(ucnp.base.client.menu.group.default)
業務編集画面で新規作成または複製した業務コンテンツが所属する,デフォルトのグループ名を指定します。
このプロパティを省略した場合,新規作成,または複製した業務コンテンツは,「!editing」グループに所属します。空文字を指定した場合,新規作成または複製した業務コンテンツのグループは,次のようになります。
- 業務コンテンツを新規作成した場合:名称のないグループ
- 業務コンテンツを複製した場合:複製元の業務コンテンツのグループ
指定できる値:128文字以内の文字列
デフォルト値:!editing
- 補足事項
- このプロパティで編集中グループ(グループ名の先頭に「!」を指定する)を指定すると,新規作成または複製した業務コンテンツが,業務実行画面にデフォルトで表示されないようになります。
- このプロパティで指定したグループ名は,ucnp.base.client.menu.group.enableプロパティに「true」が指定されている場合だけ有効になります。
- 値にマルチバイト文字を指定する場合は,native2asciiコマンドなどを使用してUnicodeに変換してください。
(27) 業務実行画面のメニュー領域の表示有無(ucnp.base.client.menu.frame.visible)
業務実行画面にメニュー領域を表示するかどうかを指定します。メニュー領域を非表示にすると,メニュー領域折りたたみボタンも非表示になります。
このプロパティで「false」を設定した場合,業務実行画面の利用者は業務コンテンツIDを指定したURLでログインする必要があります。URLについては,「2.1.3 ナビゲーション プラットフォームの画面にアクセスするためのURL」を参照してください。
- 指定できる値:
- true:メニュー領域を表示する
- false:メニュー領域を表示しない
デフォルト値:true
(28) 業務実行画面の業務フロー領域の表示有無(ucnp.base.client.flow.frame.visible)
業務実行画面に業務フロー領域を表示するかどうかを指定します。業務フロー領域を非表示にすると,業務フロー領域とガイド領域の幅を調節するためのバーも非表示になります。
- 指定できる値:
- true:業務フロー領域を表示する
- false:業務フロー領域を表示しない
デフォルト値:true
- 補足事項
- ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」を指定した場合,ガイド領域に[戻る]ボタンが表示されないため,前のノードに戻ることができなくなります。
(29) カスタマイズしたメニューのHTMLファイルまたはJSPファイルの相対パス(ucnp.base.server.custom.menu)
画面のメニュー領域をカスタマイズする場合,表示したいHTMLファイルまたはJSPファイルを相対パスで指定します。このプロパティは,ucnp.base.client.menu.frame.visibleプロパティに「true」を指定した場合だけ有効になります。
メニュー領域のカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。
ファイルの種別(HTMLファイルまたはJSPファイル)ごとに,設定できるパスの形式を次に示します。
- HTMLファイルの場合
/ファイルパス
ファイルパス:Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリからの相対パス
- JSPファイルの場合
/ucnpBase/ファイルパス
ファイルパス:ポータルプロジェクトのディレクトリからの相対パス。
デフォルト値:なし
ファイル記載値:/ucnpBase/custom/menu/menu.jsp
- 補足事項
- ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。
- URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。
(30) HTMLパーツで使用するCSSファイルのパス(ucnp.base.server.htmlpart.css)
HTMLパーツで使用するCSSファイルのパスを指定します。
- 指定できるパスの形式
- 指定できるパスの形式を次に示します。使用するファイルの格納先が,ナビゲーション プラットフォームのWebサーバか,それ以外のWebサーバかによって,指定するパスの形式が異なります。
- ナビゲーション プラットフォームのWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- Webサーバのコンテンツ格納ディレクトリ(デフォルトは「Cosminexusインストールディレクトリ¥httpsd¥htdocs」)からの相対パスを指定します。
- ナビゲーション プラットフォーム以外のWebサーバに格納したファイルを指定する場合
- 「プロトコル://ホスト名:ポート番号/ファイルパス」の形式で指定します。
- プロトコル:httpまたはhttps
- ホスト名:Webサーバのホスト名またはIPアドレス
- ポート番号:Webサーバのポート番号
- ファイルパス:Webサーバに格納されたファイルのパス
- プロトコルがhttp,ホスト名がhost1,ポート番号が55555のWebサーバのcssフォルダにある,htmlpart.cssというファイルを指定する場合のパスを次に示します。
- http://host1:55555/css/htmlpart.css
デフォルト値:なし
ファイル記載値:/css/htmlpart.css
- 補足事項
- CSSファイルが指定したパスに存在しない場合,ユーザ定義のCSSファイルは適用されません。また,Webサーバのアクセスログに「404」が出力されます。
- ホスト名以外に「/ucnp」を含むパスは設定できません。設定した場合の動作は保証されません。
- URIで使用できない文字をプロパティの値に使用する場合は,必要に応じてURLエンコードした値を設定してください。
(31) 業務実行画面のターミナルノードの表示有無(ucnp.base.client.terminal.display)
業務実行画面にターミナルノードを表示するかどうかを指定します。ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティに「true」を指定しても無視されるため,「false」を指定することを推奨します。ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」が指定されている場合は,ucnp.base.client.terminal.displayプロパティに「true」を指定するよりも「false」を指定した方が,処理速度が向上します。
- 指定できる値:
- true:ターミナルノードを表示する
- false:ターミナルノードを表示しない
デフォルト値:false
(32) 業務フローの直接遷移の可否(ucnp.base.client.directjump.enable)
業務実行画面でプロセスノードをクリックした時,そのプロセスノードへ遷移するかどうかを指定します。また,遷移できる範囲についても選択できます。
ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティに「true」または「all」を指定しても無視されるため,「false」を指定することを推奨します。「false」を指定すれば,「true」または「all」を指定するよりも処理速度が向上します。
- 指定できる値:
- true:一度遷移したことがあるプロセスノードにだけ直接遷移する
- all:すべてのプロセスノードに直接遷移する
- false:直接遷移しない
デフォルト値:true
- 補足事項
- プロパティに「true」を指定した場合
- 業務フローを戻って別の分岐へ遷移したとき,元の分岐のプロセスノードには遷移できません。
- 終点のターミナルノードへ遷移すると,すべてのプロセスノードに遷移できなくなります。
- [戻る]ボタンを非表示に設定しているプロセスノードへ遷移すると,そのプロセスノードより前のノードには遷移できなくなります。
- プロパティに「all」を指定した場合
- ガイド領域の[戻る]ボタンが表示されなくなります。
- 終点のターミナルノードへ遷移しても,すべてのプロセスノードに遷移できます。
- ガイド領域のチェックボックスがチェック必須かどうかのチェックが実行されません。
- 入出力プラグインまたは入力値チェック機能を設定していても実行されません。
- 中断再開プラグインと併用できません。ucnp.base.client.suspend.enableプロパティに「true」を指定している場合,メッセージ(KDCZ10138-E)が出力され,システムの起動が中止されます。
(33) 業務実行画面に表示する選択状態のプロセスノードの色(ucnp.base.client.currentnode.color)
業務実行画面に表示する選択状態のプロセスノードの色を指定します。どのノードが選択状態かをわかりやすくするために,このプロパティには,ucnp.base.client.node.colorプロパティの値と異なる値を設定することを推奨します。
- 指定できる値:
- orange
![[図データ]](figure/zu070600.gif)
- pink
![[図データ]](figure/zu070700.gif)
- green
![[図データ]](figure/zu070800.gif)
- purple
![[図データ]](figure/zu070900.gif)
- blue
![[図データ]](figure/zu071000.gif)
- gray
![[図データ]](figure/zu071100.gif)
デフォルト値:orange
(34) 非選択状態/直接遷移可能状態のプロセスノードの色(ucnp.base.client.node.color)
業務実行画面および業務編集画面に表示するプロセスノードの色を指定します。どのノードが選択状態かをわかりやすくするために,このプロパティには,ucnp.base.client.currentnode.colorプロパティの値と異なる値を設定することを推奨します。
- 指定できる値:
- orange
![[図データ]](figure/zu071200.gif)
- pink
![[図データ]](figure/zu071300.gif)
- green
![[図データ]](figure/zu071400.gif)
- purple
![[図データ]](figure/zu071500.gif)
- blue
![[図データ]](figure/zu071600.gif)
- gray
![[図データ]](figure/zu071700.gif)
デフォルト値:gray
(35) 直接遷移できるプロセスノードのデザイン(ucnp.base.client.directjump.design)
直接遷移できるプロセスノードのデザインを指定します。
- 指定できる値:
- gradation:プロセスノードの色をグラデーションありにする
![[図データ]](figure/zu071800.gif)
- flat:プロセスノードの色をグラデーションなしにする
![[図データ]](figure/zu071900.gif)
デフォルト値:gradation
- 補足事項
- 画像を配置したプロセスノードは,このプロパティの指定値に関係なく,次のように「flat」のデザインになります。
![[図データ]](figure/zu072000.gif)
- 業務フローの中に画像を配置したプロセスノードと画像を配置しないプロセスノードが混在する場合,全体のデザインを統一したいときは,「flat」を指定してください。
- 業務フローの中に画像を配置したプロセスノードと画像を配置しないプロセスノードが混在しない場合でも,このプロパティは有効です。
- このプロパティは,ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「true」を指定した場合だけ有効になります。
(36) プロセスノードに表示するチェックマークの位置(ucnp.base.client.node.checkmark.position)
処理が終了したプロセスノードに表示するチェックマークの位置を指定します。
- 指定できる値:
- left:プロセスノードの左上に表示する
![[図データ]](figure/zu072200.gif)
- right:プロセスノードの右上に表示する
![[図データ]](figure/zu072300.gif)
- off:チェックマークは表示しない
デフォルト値:left
- 補足事項
- ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」を指定していると,このプロパティに指定した値にかかわらずチェックマークは表示されません。チェックマークを表示したい場合は,ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「true」または「false」を指定してください。
(37) 業務フロー領域の関連線の色(ucnp.base.client.flow.connector.color)
(38) 業務フロー領域の自動スクロール可否(ucnp.base.client.autoscroll)
業務フロー領域を自動的にスクロールするかどうかを指定します。ucnp.base.client.flow.frame.visibleプロパティに「false」を指定した場合,このプロパティに「true」を指定しても無視されるため,「false」を指定することを推奨します。「false」を指定すれば,「true」を指定するよりも処理速度が向上します。
このプロパティで「true」を設定した場合,業務フロー領域が自動的にスクロールされ,常に現在の工程が表示されるようになります。
- 指定できる値:
- true:自動スクロールをする
- false:自動スクロールをしない
デフォルト値:true
(39) 業務実行画面で[完了]ボタンをクリックしたときのWebブラウザ動作(ucnp.base.client.complete.button.window.close)
業務実行画面で[完了]ボタンをクリックしたときにWebブラウザを閉じるかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- true:Webブラウザを閉じる
- false:Webブラウザを閉じない
デフォルト値:false
- 補足事項
- Webブラウザを閉じるかどうかの確認メッセージは表示されません。
- Internet Explorer 7以降の場合,複数のタブを表示していると,[完了]ボタンをクリックした業務実行画面のタブだけが閉じます。
- このプロパティで「true」を設定していても,業務実行画面で印刷プレビューを実行すると,Webブラウザが閉じないことがあります。その場合は手動でWebブラウザを閉じる必要があります。
- このプロパティで「false」を設定した場合,[完了]ボタンをクリックしたときに表示されるKDCZ10060-Iは,ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)で任意に設定できます。ユーザメッセージプロパティファイルについては,「7.5 ユーザメッセージプロパティファイル(ucnp_message_user.properties)の設定」を参照してください。
(40) 入力情報の破棄確認ダイアログの表示有無(ucnp.base.client.viewer.confirm.discardinput.enable)
入力情報を破棄するときの確認ダイアログを表示させるかどうかを指定します。
このプロパティで「true」を設定した場合,業務の実行中にほかの画面に遷移するときに,入力中の情報を破棄するかどうかを確認するダイアログが表示されます。確認ダイアログの表示が不要な場合は,このプロパティを「false」に設定します。
- 指定できる値:
- true:入力情報の破棄確認ダイアログを表示する
- false:入力情報の破棄確認ダイアログを表示しない
デフォルト値:true
- 補足事項
- ucnp.base.client.viewer.confirm.discardinput.enableプロパティに「false」を指定すると,終了のターミナルノードの配置は任意になります。
- ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」が指定されている場合,入力情報の破棄確認ダイアログは表示されません。そのため,このプロパティでの設定は無視されます。
(41) 中断再開プラグインの使用有無(ucnp.base.client.suspend.enable)
中断再開プラグインを使用するかどうかを指定します。
業務実行中に入力中の情報を一時保存し,次回同じ業務を実行する場合に,保存した情報を復元して業務を途中から再開する機能を使用したいときには,このプロパティに「true」を設定してください。
このプロパティが「true」の場合で,ナビゲーション プラットフォームのログイン時に中断再開プラグインが登録されていないときには,メッセージ(KDCZ10082-E)が出力され,システムエラー画面が表示されます。
なお,中断再開プラグインを使用するには,このプロパティの設定以外にも必要な手順があります。必要な手順については,「3.4.3 中断再開プラグインを使用する場合の容量の見積もり」を参照してください。
- 指定できる値:
- true:中断再開プラグインを使用する
- false:中断再開プラグインを使用しない
デフォルト値:false
- 補足事項
- このプロパティに「true」を指定し,かつucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」を指定した場合,メッセージ(KDCZ10138-E)が出力され,システムの起動が中止されます。
(42) 業務再開の確認ダイアログの表示有無(ucnp.base.client.suspend.confirm.load.enable)
業務を再開するときの確認ダイアログを表示させるかどうかを指定します。
このプロパティに「true」を設定した場合,以前実行したときの情報が一時保存されている業務コンテンツを選択すると,保存した情報を復元して業務を途中から再開するかどうかを確認するダイアログが表示されます。この確認ダイアログの表示が不要な場合は,このプロパティを「false」に設定します。業務を再開するときの確認ダイアログが表示されないで業務が再開されます。
ucnp.base.client.suspend.enableプロパティの値が「false」の場合は,このプロパティの値に関係なく,業務コンテンツ選択時に業務再開の確認,および業務の再開は実行されません。
- 指定できる値:
- true:業務実行画面で業務コンテンツを選択した場合,中断情報が存在したときに業務再開確認ダイアログを表示する
- false:業務実行画面で業務コンテンツを選択した場合,中断情報が存在したときでも業務再開確認ダイアログを表示させないで,そのまま業務を再開する
デフォルト値:true
(43) 業務実行画面でのエラー個所の強調表示の有無(ucnp.base.client.erroritem.emphasis.regexp.enable)
[属性の設定]画面で設定した入力規則に反する値が業務実行画面で入力された場合に,エラー個所を強調して表示するかどうかを指定します。
なお,このプロパティに「false」を設定していても,入出力プラグインを使用している場合はエラー個所が強調して表示されることがあります。入出力プラグインについては,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。
- 指定できる値:
- true:エラー個所を強調して表示する
- false:エラー個所を強調して表示しない
デフォルト値:true
(44) エラーのパーツを強調する枠の色(ucnp.base.client.erroritem.emphasis.border.color)
必須のパーツを入力しないで次の操作をしようとした場合,エラーが発生します。このとき,エラーであるパーツを強調する枠の色を指定します。
- 指定できる値:
- 6桁の16進数または英語の色名で指定してください。使用できる文字は,半角英数字および「#」です。
- 16進数
先頭に必ず「#」を付けてください。「#」の後ろは6桁の16進数を指定します。
- 英語の色名
スタイルシートで使用できる色名を指定します。
デフォルト値:red
- 補足事項
- 入出力プラグインからエラーとなる項目が通知された場合は,ucnp.base.client.erroritem.emphasis.regexp.enableプロパティの値が「false」でも,このプロパティで設定した色でエラーが強調表示されます。
(45) 操作ログ機能の使用有無(ucnp.base.client.operationlog.enable)
操作ログ機能を使用するかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- true:操作ログ機能を使用する
- false:操作ログ機能を使用しない
デフォルト値:true
ucnp.base.client.operationlog.enableプロパティを指定していない場合,メッセージ(KDCZ10302-E)をトレースファイルに出力し,システムの起動を中止します。
- 09-00より前からバージョンアップした環境で操作ログを使用する場合に,必要なserver.policyファイルの設定
- 次の手順でserver.policyファイルを編集してください。
- Cosminexus Management Serverを起動します。
- Cosminexus Management Serverの運用管理ポータルにログインします。
- 運用管理ポータルの画面で,[論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックします。
論理サーバの起動/停止画面が表示されます。
- ツリーから[論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバ]-[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]をクリックします。
[開始/停止]タブが表示されます。
- [停止]ボタンをクリックします。
- server.policyファイルを編集します。
server.policyファイルの格納先は「Cosminexusインストールディレクトリ¥CC¥server¥usrconf¥ejb¥J2EEサーバ名¥server.policy」です。
J2EEアプリケーションのコードベース(file:${ejbserver.http.root}/ejb/${ejbserver.serverName}/apps/-)のアクセス権に,次の内容が追加されているかどうか確認します。
permission java.util.logging.LoggingPermission "control";
設定例を次に示します。太字が追加個所です。
//
// Grant permissions to uCosminexus Navigation Platform
// ucnpclasses
//
grant codeBase "file:${ejbserver.http.root}/ejb/${ejbserver.serverName}/apps/-" {
permission java.io.FilePermission "<<ALL FILES>>", "read, write, delete, execute";
permission java.lang.RuntimePermission "accessDeclaredMembers";
permission java.lang.RuntimePermission "getProtectionDomain";
permission java.lang.reflect.ReflectPermission "suppressAccessChecks";
permission java.lang.RuntimePermission "getenv.*";
permission java.util.logging.LoggingPermission "control";
}; |
- 手順4.で表示した[開始/停止]タブを再度表示し,[起動]ボタンをクリックします。
(46) 操作ログの出力先(ucnp.base.server.operationlog.path)
操作ログの出力先を絶対パスで指定します。パスの区切り文字には「¥¥」を使用してください。
デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥¥operationlogs¥¥operation%g.log
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥uCNP¥¥operationlogs¥¥operation%g.log
- 補足事項
- 出力先に,次に示す条件を満たしていない値を指定した場合,動作は保証されません。
- プロパティに指定する値では,「%g」以外に「%」を使用しないでください。
- 「%g」は操作ログファイルの面数を表します。「%g」を指定しなかった場合,「operation.log.0」というように,操作ログファイル名の末尾にピリオドと面数を示す数字が追加されます。
ただし,ucnp.base.server.operationlog.backup.numberプロパティで「1」を指定した場合は,末尾にピリオドと面数を示す数字は追加されません。
- 出力先として,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ以下を指定する場合,「operationlogs」ディレクトリを指定してください。
- 出力先として,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ以外を指定する場合,存在するディレクトリを指定してください。
- 出力先には,次のファイルやディレクトリが存在しないパスを指定してください。ファイルやディレクトリが操作ログに上書きされるおそれがあります。
「%g」と拡張子を除いた操作ログのファイル名で始まる,操作ログ以外のファイル
「%g」と拡張子を除いた操作ログのファイル名で始まるディレクトリ
- 操作ログは排他制御を行うプロセスで参照しないでください。参照した場合,操作ログの出力および面数の切り替えができなくなるおそれがあります。
- システムの起動時に,操作ログのほかに「操作ログのファイル名.lck」というファイルが作成されますが,システムの停止時にこのファイルは削除されます。
- このプロパティを省略した場合,デフォルト値が適用されます。
(47) 操作ログの最大面数(ucnp.base.server.operationlog.backup.number)
操作ログの最大面数を設定します。なお,このプロパティで指定した値から1を引いた数が,操作ログのファイル名に使用される数字の最大値となります。例えば,デフォルトの16の場合,「operation0.log」から「operation15.log」までが操作ログのファイル名として使用され,計16個の操作ログが出力されます。
指定できる値:1~128の整数値
デフォルト値:16
- 補足事項
- 操作ログは排他制御を行うプロセスで参照しないでください。参照した場合,操作ログの出力および面数の切り替えができなくなるおそれがあります。
- 1日に出力したいレコード数や操作ログの保存期間に合わせて,このプロパティの設定値を調整してください。
次のプロパティの値と一緒に調整してください。
- 操作ログの1レコード当たりのバイト数
- ucnp.base.server.operationlog.formatプロパティ
- ucnp.base.server.operationlog.dateformatプロパティ
- 操作ログの最大出力ファイルサイズ
- ucnp.base.server.operationlog.sizeプロパティ
(48) 操作ログのファイルサイズの上限値(ucnp.base.server.operationlog.size)
操作ログのファイルサイズの上限値を設定します。
指定できる値:1024~2097151の整数値(単位:KB)
デフォルト値:10240(単位:KB)
(49) 操作ログの出力フォーマット(ucnp.base.server.operationlog.format)
操作ログのフォーマットを指定します。操作ログの出力項目を「{整数値}」の形式で指定し,区切り文字として「¥t」を使用できます。出力項目の詳細については,「5.4.1 操作ログの内容」を参照してください。
操作ログの出力項目と,それに対応する{整数値}を次に示します。
- 日時:{0}
- 通算ミリ秒:{1}
- セッションID:{2}
- ユーザID:{3}
- 業務コンテンツID:{4}
- 業務コンテンツ名称:{5}
- 遷移種別:{6}
- 遷移元ノードのID:{7}
- 遷移元ノードの名称:{8}
- 実際の遷移先ノードのID:{9}
- 実際の遷移先ノードの名称:{10}
- 指定した遷移先ノードのID:{11}
- 指定した遷移先ノードの名称:{12}
- エラーフラグ:{13}
- ucnpOptionsパラメタ:{14}
デフォルト値:{0}¥t{1}¥t{2}¥t{3}¥t{4}¥t{5}¥t{6}¥t{7}¥t{8}¥t{9}¥t{10}¥t{11}¥t{12}¥t{13}
- 補足事項
- 操作ログのフォーマットの指定では,次のルールに従ってください。ルールに従わないフォーマットで指定した場合の動作は保証されません。
- 「{整数値}」はすべて予約語です。文字列として表示したい場合は,必ずシングル引用符(')で囲んで指定してください。例えば,操作ログに「{0}」という文字列を出力させたい場合は,「'{0}'」または「'{'0'}'」と指定してください。
- 文字列として「{」や「}」を指定する場合には,必ずシングル引用符(')で囲んでください。また,「¥」を出力したい場合は「¥¥」を,「'」を出力したい場合は「''」を指定してください。
- 半角英数字および半角記号以外の文字を指定する場合,Javaツールのnative2asciiを実行して文字コードを変換してから使用してください。
(50) 操作ログに出力される日時の表示形式(ucnp.base.server.operationlog.dateformat)
操作ログに出力される日時の表示形式を,java.text.SimpleDateFormatクラスのパターンで指定します。java.text.SimpleDateFormatクラスのパターンに従っていない形式で指定した場合,動作は保証されません。
デフォルト値:yyyy/MM/dd HH:mm:ss.SSS
- 補足事項
- 操作ログに「¥」を出力したい場合は「¥¥」を,「'」を出力したい場合は「''」を指定してください。
- 半角英数字以外の文字は,Javaツールのnative2asciiを実行して文字コードを変換してから使用してください。
- プロパティに半角数字および半角記号以外の文字を指定する場合,必ずシングル引用符(')で囲んでください。
現在の日付が2012/02/07の場合の指定例を次に示します。
操作ログに「2012h02m07d」と出力したい場合:yyyy'h'MM'm'dd'd'
操作ログに「2012年02月07日」と出力したい場合:yyyy'¥u5E74'MM'¥u6708'dd'¥u65E5'
(51) 操作ログの文字コード(ucnp.base.server.operationlog.encoding)
操作ログの文字コードを指定します。
ナビゲーション プラットフォームがサポートしている文字コードは「Shift_JIS」と「UTF-8」です。サポートしていない文字コードを指定した場合の動作は保証されません。
デフォルト値:Shift_JIS
- 補足事項
- 業務コンテンツ名称,ノード名称,ucnp.base.server.operationlog.formatプロパティまたはucnp.base.server.operationlog.dateformatプロパティで指定したフォーマットなどにShift_JISで文字化けする文字列を含める場合は,UTF-8を設定してください。
- すでに操作ログ機能を有効にしている状態で,文字コードを変更する場合,システムが停止している時間帯に操作ログを退避させてから変更してください。操作ログを退避させないで文字コードを変更すると,複数の文字コードが操作ログに含まれてしまうため,文字化けするおそれがあります。
(52) 監査ログの使用有無(ucnp.base.client.auditlog.enable)
監査ログを使用するかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- true:監査ログを使用する
- false:監査ログを使用しない
デフォルト値:false
(53) 監査ログの出力先(ucnp.base.server.auditlog.path)
監査ログのファイルの絶対パスを指定します。パスの区切り文字には「¥¥」を使用してください。監査ログのファイル名を変更したい場合は,「ucnp_audit」を任意の文字列に変更してください。
デフォルト値:ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥¥auditlog¥¥ucnp_audit
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥uCNP¥¥auditlog¥¥ucnp_audit
- 補足事項
- 監査ログは「ucnp_audit面数.log」の形式で出力されます。
- このプロパティを省略した場合は,「ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ¥¥auditlog¥¥ucnp_audit面数.log」が出力されます。
- システムの起動時に,監査ログファイルとは別に「ucnp_audit.lck」というファイルが作成されます。
- 出力先に,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ以下を指定する場合,「auditlog」以外のディレクトリを指定しないでください。指定した場合,動作は保証されません。
- 出力先に「auditlog」以下のディレクトリを指定した場合は,次のファイルやディレクトリが存在しないパスを指定してください。ファイルやディレクトリが監査ログに上書きされるおそれがあります。「ucnp_audit」を任意の文字列に変更しているときは,変更後のファイル名を指定しないでください。
「ucnp_audit面数.log」から始まる監査ログ以外のファイル
「ucnp_audit面数.log」から始まるディレクトリ
- 条件を満たしていないファイルパスを指定した場合は,動作は保証されません。また,エラーになったときは,メッセージ(KDCZ10304-E)がトレースファイルに出力され,システムの起動が中止されます。
(54) 監査ログの最大面数(ucnp.base.server.auditlog.backup.number)
監査ログの最大面数を設定します。監査ログのファイル名には,指定した値が最大面数として割り振られます。例えば,デフォルトの「16」の場合,「監査ログのファイル名1.log」から「監査ログのファイル名16.log」がファイル名になります。
指定できる値:1~32の整数値
デフォルト値:16
(55) 監査ログのファイルサイズの上限値(ucnp.base.server.auditlog.size)
監査ログのファイルサイズの上限値を設定します
指定できる値:1024~2097151の整数値(単位:KB)
デフォルト値:10240(単位:KB)
(56) 連携先のJP1/IM-SSのホスト名(ucnp.base.client.jp1imss.hostname)
連携先のJP1/IM-SSのホスト名を指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:localhost
- 補足事項
- JP1/IM-SS URLプラグインを利用する場合は,JP1/IM-SSが動作する物理ホスト名または論理ホスト名を必ず指定してください。
- 空文字列は指定できません。
(57) 連携先のJP1/IM-SSのポート番号(ucnp.base.client.jp1imss.portnum)
連携先のJP1/IM-SSのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:24401
- 補足事項
- JP1/IM-SS URL出力プラグインを利用する場合は,このプロパティを必ず指定してください。
(58) 連携先のJP1/AOのホスト名(ucnp.base.client.jp1ao.hostname)
連携先のJP1/AOのホスト名を指定します。
指定できる値:文字列
デフォルト値:localhost
- 補足事項
- 次のシステムプラグインを利用する場合は,JP1/AOが動作する物理ホスト名または論理ホスト名を必ず指定してください。
JP1/AO URL出力プラグイン
JP1/AO サービス実行プラグイン
- 空文字列は指定できません。
(59) 連携先のJP1/AOのポート番号(ucnp.base.client.jp1ao.portnum)
連携先のJP1/AOのポート番号を指定します。
指定できる値:1~65535の整数値
デフォルト値:23015
- 補足事項
- JP1/AO URL出力プラグインを利用する場合は,このプロパティを必ず指定してください。
(60) パスワードファイルの配置先(ucnp.base.client.jp1ao.submittask.passwordfile.path)
JP1/AOのsubmittaskコマンドで使用するパスワードファイルの配置ディレクトリを指定します。
- 指定できる値:
- Windowsに作成できるパスを指定してください。
- ただし,Windowsの予約デバイス名を使用したパスは指定できません。
デフォルト値:C:¥¥ucnpwork
- 補足事項
- 配置ディレクトリは,JP1/AOホストの任意のディレクトリを指定してください。
- JP1/AOサービス実行プラグインを利用する場合は,このプロパティを必ず指定してください。
- ディレクトリ名にWindowsの予約デバイス名を使用するとエラーになります。Windowsの予約デバイス名を次に示します。
「AUX」,「CON」,「NUL」,「PRN」,「CLOCK$」,「COM1」~「COM9」,「LPT1」~「LPT9」
(61) JP1イベント関連づけファイルの使用可否(ucnp.base.client.jp1ev.association.enable)
JP1/IMまたはJP1/IM-SSから呼び出されたとき,JP1イベント情報と関連づけられた特定の業務コンテンツを開くかどうかを設定します。
JP1イベント情報と業務コンテンツの関連づけについては,「5.10.4 JP1イベント情報と業務コンテンツを関連づける」を参照してください。
- 指定できる値:
- true:JP1イベント関連づけファイルが有効
- false:JP1イベント関連づけファイルが無効
デフォルト値:false
(62) ヘッダ領域の[URL取得]メニューの表示有無(ucnp.base.server.geturl.link.display)
業務実行画面のヘッダ領域に[URL取得]メニューを表示するかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- true:[URL取得]メニューを表示する
- false:[URL取得]メニューを表示しない
デフォルト値:true
- 注意事項
- iPad向けの業務コンテンツを公開する実行環境では,このプロパティは使用できません。必ず「false」を指定してください。
- 補足事項
- [URL取得]メニューから取得できるURLは,業務コンテンツID以外のパラメタを含みません。業務編集画面を表示するURLや終了ボタンを指定するためのURLは取得できません。ほかのパラメタもURLで使用する運用の場合,このプロパティでは「false」を指定し,[URL取得]メニューを表示しないことを推奨します。
- URLの詳細は,「2.1.3 ナビゲーション プラットフォームの画面にアクセスするためのURL」を参照してください。
(63) 業務実行画面の[戻る]ボタンの幅(ucnp.base.client.back.button.width)
業務実行画面の[戻る]ボタンの幅をピクセル単位で指定します。
指定できる値:30~260(単位:ピクセル)
デフォルト値:100(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」が指定されている場合,[戻る]ボタンは表示されません。そのため,このプロパティの設定は無視されます。
- ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。
(64) 業務実行画面の[次へ]ボタンの幅(ucnp.base.client.next.button.width)
業務実行画面の[次へ]ボタンの幅をピクセル単位で指定します。
指定できる値:30~260(単位:ピクセル)
デフォルト値:130(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。
(65) 業務実行画面の[完了]ボタンの幅(ucnp.base.client.complete.button.width)
業務実行画面の[完了]ボタンの幅をピクセル単位で指定します。
指定できる値:30~260(単位:ピクセル)
デフォルト値:130(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。
(66) 業務実行画面で分岐合流ノードを経由して次のノードへ遷移するためのボタンの幅(ucnp.base.client.branch.button.width)
業務実行画面で分岐合流ノードの前のプロセスノードを選択した場合に表示される,次のノードへ遷移するためのボタンの幅をピクセル単位で指定します。なお,このプロパティは,分岐先が一つしかないプロセスノードに対しては適用されません。
指定できる値:30~260(単位:ピクセル)
デフォルト値:130(単位:ピクセル)
- 補足事項
- ボタン名はノードの属性の設定内容によって変更できます。ボタン名がこのプロパティで指定した幅よりも長い場合,ボタン名は途中までしか表示されません。
(67) アクセス権限の設定対象の指定(ucnp.base.server.acl.group.type)
(68) 一意の業務コンテンツ名称の指定可否(ucnp.base.client.contentsname.uniquecheck.enable)
次の場合に,業務コンテンツ名称を一意にするかどうかを指定します。
- 業務編集画面で業務コンテンツを作成または複製する場合
- 業務編集画面で業務コンテンツの名称を変更する場合
- 業務コンテンツをインポートする場合
このプロパティを「true」にすると,設定されているアクセス権に関係なく,すべての業務コンテンツに対して名称の重複チェックが実行されます。アクセス権の設定によっては,業務編集画面に表示されていない業務コンテンツと名称が重複して,業務コンテンツの追加,名称の変更,複製がエラーとなることがあります。
- 指定できる値:
- true:業務コンテンツの名称を一意にする
- false:業務コンテンツ名称の重複を許容する
デフォルト値:true
- 補足事項
- 業務コンテンツ名称の重複を許容する環境から,許容しない環境に変更する場合,業務編集画面で業務コンテンツの名称が重複していないかをチェックする必要があります。業務コンテンツ名称の重複を許容する環境から許容しない環境に変更する手順を次に示します。
- 手順
- 業務コンテンツ名称の重複を許容しない環境に変更します。
ucnp.base.client.contentsname.uniquecheck.enableプロパティをtrueに変更します。そのあと,ナビゲーション プラットフォームを再起動してください。
- 業務コンテンツの名称を一意に変更します。
ナビゲーション プラットフォームにログインし,業務編集画面を表示します。そのあと,業務コンテンツの名称を変更してください。
- 業務コンテンツの名称が重複していないかチェックします。
npexportコマンドですべての業務コンテンツをエクスポートしてください。そのあと,同じ環境でnpimportコマンドに-dオプションを指定して,エクスポートしたコンテンツをインポートします。
インポート時に業務コンテンツの名称が重複していないかがチェックされます。エラーが発生した場合,手順2.からやり直してください。
(69) 業務編集画面のグリッド間隔(ucnp.base.client.grid.size)
業務編集画面のグリッド間隔を指定します。業務編集画面に配置したパーツは,このグリッド間隔を基準にスナップされます。
![[図データ]](figure/zu070100.gif)
- 指定できる値:
- 0:スナップ処理は実行されない
- 5:5ピクセル
- 10:10ピクセル
- 20:20ピクセル
デフォルト値:10
(70) [元に戻す]ボタンの対象操作履歴の最大保持数(ucnp.base.client.undo.max.count)
[元に戻す]ボタンの対象操作履歴の最大保持数を指定します。つまり,このプロパティで指定した値は,[元に戻す]ボタンが有効になる最大の回数になります。
指定できる値:1~100
デフォルト値:10
(71) 静的ファイルの格納ディレクトリ(ucnp.base.server.cosminexus.httpsd.documentroot.path)
静的ファイルの格納ディレクトリのパスを指定します。
指定できる値:長さが100文字以内の文字列
デフォルト値:Cosminexusインストールディレクトリ¥httpsd¥htdocs
- 補足事項
- このプロパティには,Cosminexus Management Serverの運用管理ポータルにある「静的コンテンツの設定」の「コンテンツ格納ディレクトリ」で設定されている値と同じパスを指定してください。運用管理ポータルで設定されたパスと,このプロパティで指定したパスが異なる場合の動作は保証されません。運用管理ポータルの詳細については,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の[Webサーバの設定]画面の説明を参照してください。
- 静的ファイルの格納ディレクトリのパスが長くなると,格納できるファイル名の長さが短くなります。パスの長さは,100文字以内になるように指定してください。
(72) [ファイル管理/登録]メニューの表示有無(ucnp.base.server.fileupload.link.display)
業務編集画面のヘッダ領域に[ファイル管理/登録]メニューを表示するかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- all:すべてのユーザに[ファイル管理/登録]メニューを表示する
- admin:システム管理者にだけ[ファイル管理/登録]メニューを表示する
- none:[ファイル管理/登録]メニューを表示しない
デフォルト値:admin
(73) ドロップダウンの選択項目を一括設定するためのCSVファイルの格納ディレクトリの絶対パス(ucnp.base.server.dropdown.csv.dir)
ドロップダウンの選択項目を一括で設定する場合に必要なCSVファイルを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。
デフォルト値:なし
ファイル記載値:C:¥¥Program Files¥¥Hitachi¥¥uCNP¥¥conf¥¥dropdown
(74) [Plugins]パレットに表示するアイコン(ucnp.base.client.editor.jp1plugin.toolpalette.display)
[Plugins]パレットにJP1連携プラグインのアイコンを表示するかどうかを指定します。
- 指定できる値:
- true:JP1連携プラグインのアイコンを表示する
- false:JP1連携プラグインのアイコンを表示しない
デフォルト値:false
- 補足事項
- このプロパティはJP1連携プラグインのアイコンの表示だけを制御します。falseを指定しても,すでにJP1連携プラグインを配置している業務コンテンツを操作したり,配置されているJP1連携プラグインの設定を変更したりできます。