デプロイしたホストに配布するhostsファイルのテンプレートです。
csdtmpregisterコマンドで登録するコンポーネントテンプレートに付属するファイルの1つです。
csdmireserveコマンド実行時にリソース予約完了したIPアドレスと仮想ホスト名が書き加えられhostsファイルが作成されます。
このファイルにはPaaS提供者が使用したい任意のIPアドレス・ホスト名を書いてください。
リソース予約機能の実行時に読み込まれ,リソース予約完了した全VMのIPアドレス,仮想ホスト名を追記していきuCSD用のhostsファイル(hostsファイルA)を作成します。
なお,このファイルはOSのhostsファイルの記述方式に従って作成してください。
uCSDがhostsに追記するホスト名は次のとおりとします。
また,hostsに記載するIPアドレスは次のとおりとします。
フォーマットは次のとおり半角スペース1個区切りとします。
csdmideployコマンド実行時に,構築が成功した仮想ホストに対して,uCSDが作成したhostsファイルから,仮想ホストのhostsファイルを作成します。
その際,仮想ホストを構築するための仮想イメージテンプレートに付随するhostsファイル(hostsファイルB)のバックアップを次のディレクトリに保存します。なお,次のディレクトリと同一名称のディレクトリ,またはファイルを作成しないでください。
/etc/csd_hosts_backup |
%SystemRoot%System32¥drivers¥etc¥csd_hosts_backup¥hosts.bak |
hostsファイルBにhostsファイルAの内容を追記し,仮想ホストに配布するhostsファイルを作成します。
hostsファイルに上記以外の変更を加えたい場合には,次の手順を実行してください。
マスターイメージ定義ファイルのOSのパッチ情報の指定については「2.4.1 マスターイメージ定義ファイル」を参照してください。
配布されたhostsファイルは,仮想ホスト上に次のファイルとして保存されます。
/etc/hosts |
%SystemRoot%¥System32¥drivers¥etc¥hosts |
hostsファイル作成後のデプロイの動作は次のようになります。
項番 | hostsファイル作成の 実行結果 | hostsファイル作成後の動作 | デプロイ完了後の 業務システムstatus |
---|---|---|---|
1 | デプロイ対象のすべての仮想ホストでhostsファイル作成に成功した場合 | 構築処理を継続 (ミドルウェアセットアップ処理は実行する) | deployed ※ 最終的なステータスはミドルウェアセットアップ処理の成否によって決定 |
2 | デプロイ対象の仮想ホストのうち1つ以上,hostsファイル作成に失敗した場合 | 構築処理を中断 (ミドルウェアセットアップ処理は実行しない) | failed(deploy) |
3 | デプロイ対象のすべての仮想ホストに対するhostsファイル作成が失敗した場合 | 構築処理を中断 (ミドルウェアセットアップ処理は実行しない) | failed(deploy) |
hostsファイル作成の実行結果は,uCSDのコマンド(csdmils)で確認できます※。
hostsファイル作成に失敗した場合は,uCSDのメッセージログにKFUD25006-Eが出力されます。
デプロイ終了後,メッセージログにKFUD25006-Eが出力された場合,次の手順でhostsファイルを再作成してください。
注※ hostsファイル作成失敗の場合,必ず業務システムstatusはfailed(deploy)に遷移します。