2.3.5 ミドルウェア定義用パラメータファイル

<この項の構成>
(1) 形式
(2) ファイル名
(3) 格納先ディレクトリ
(4) 説明
(5) 指定項目
(6) 設定順序
(7) 定義生成後の出力ファイル

(1) 形式

パラメータファイルはプロパティ形式で記述します。
  • 指定する文字列内に円記号(¥)が含まれる場合は¥¥とします。
  • 一行に一定義を記述してください。
  • パスを指定する場合はダブルクォーテーション(”)で囲む必要はありません。
  • シャープ(#)で始まる行はコメントとなります。
  • 空白行は無視されます。
  • キーの設定を省略した場合はあらかじめ設定された値が反映されます。
  • パスを定義する場合は絶対パスで指定してください。
  • コメント以外の全角文字はエラーとなります。
  • 行末に空白やコメントは記述できません。

(2) ファイル名

ミドルウェア定義用パラメータファイル名は任意です。

注 ペアとなるテンプレートファイルと同じ名前を指定してください。

(3) 格納先ディレクトリ

ミドルウェア定義用パラメータファイルの格納先は任意です。

(4) 説明

ミドルウェア定義情報一式に存在する,ミドルウェア定義の値が記載されているファイルです。固定値が記載されているパラメータファイルとデフォルト値が記載されているパラメータファイルの2種類存在します。このファイルはコンポーネントテンプレートファイルに記載したミドルウェア単位で作成します。固定値のパラメータファイルの拡張子は「.fix」,デフォルト値のパラメータファイルの拡張子は「.default」です。

(5) 指定項目

指定できるキーは各ミドルウェアのマニュアルを参考にしてください。

ミドルウェア定義用のパラメータファイルとテンプレートファイルによるミドルウェア定義ファイルの作成概要を次に示します。

図2-12 ミドルウェア定義ファイル作成概要

[図データ]

(6) 設定順序

定義パラメータの値をテンプレートファイルに挿入する際の設定順番は次のようになります。

したがって,定義パラメータが重複している場合は次の設定順番で上書きします。

  1. パラメータファイル(デフォルト)
  2. マスターイメージ
    マスターイメージに設定される順序詳細:
    (i)サイジングUOCで指定した定義パラメータ
    (ii)マスターイメージ定義ファイルで指定した定義パラメータ
    注 (i)(ii)で同一パラメータがある場合は,(ii)の情報が有効
  3. パラメータファイル(固定値)

(7) 定義生成後の出力ファイル

項番デプロイ先OSファイル種別出力ファイルの文字コード出力ファイルの改行コード
1Linuxテンプレートファイル(.vm)UTF-8¥n
2テンプレートファイル(.vm)およびパラメータファイル(.default/.fix)以外文字コードの変換は行わない(元のファイルの文字コードを使用)改行コードの変換は行わない(元のファイルの改行コードを使用)
3Windowsテンプレートファイル(.vm)xml形式UTF-8¥r¥n
4上記以外MS932¥r¥n
5テンプレートファイル(.vm)およびパラメータファイル(.default/.fix)以外文字コードの変換は行わない(元のファイルの文字コードを使用)改行コードの変換は行わない(元のファイルの改行コードを使用)

注※ XMLパーサが正常に構文解析可能なら,テンプレートファイルがXML形式だと判断します。