csdrscls(物理リソース情報の出力)
形式
物理ホストグループまたは物理ホストの情報を出力ファイルまたは標準出力に出力する場合
csdrscls {-g 物理ホストグループ名|-p 物理ホストのIPアドレス} {-f 出力ファイルパス|-d}
IPアドレスの利用状況を表示する場合
csdrscls -l
利用可能なLBの情報を表示する場合
csdrscls -b
リソース予約中の仮想ホスト一覧を表示する場合
csdrscls -v
機能
uCSDが管理する物理リソース情報を表示あるいは出力します。出力するファイル形式はCSV形式です。
実行可能ユーザ
PaaS提供者,PaaS利用者が実行できます。
オプション
戻り値
値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
0以外 | 異常終了しました。 |
実行例
(1) 物理構成情報の出力例(-gオプションを指定した場合)
C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdrscls -g PhysicalhostGroup1 -f Allrsc.csv |
PhysicalhostGroupName,Status,Status(Details) |
PhysicalhostGroupName : PhysicalhostGroup0001 |
表1-29 物理ホストグループ情報の表示項目の説明
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | PhysicalhostGroupName | 物理ホストグループ名 |
2 | Status | 物理ホストグループの状態が出力されます。 次のどちらかの項目が出力されます。
|
3 | Status(Details) | 物理ホストグループへの各操作の状態を出力します。※ 許可されていない操作の頭文字を物理配置候補算出,リソース予約,デプロイの順に表示します。許可されている操作には「-」を表示します。 P:物理配置候補算出が許可されていない R:リソース予約が許可されていない D:デプロイが許可されていない -:操作が許可されている |
(2) 物理構成情報の出力例(-pオプションを指定した場合)
C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdrscls -p 10.208.173.110 -f Allrsc.csv |
PhysicalhostName,PhysicalhostIPAddress,DeployedVMNumber,ReservedVMNumber,AllCPUClock,AllMemory[MB],AvailableCPUClock,AvailableMemory[MB],Status,HVType,DataStore,StorageResource,StoragePool,ResourcePool,ResourcePoolAllCPUClock,ResourcePoolAllMemory[MB],ResourcePoolAvailableCPUClock,ResourcePoolAvailableMemory[MB],Status(Details) |
PhysicalhostName : Physicalhost0001 |
表1-30 物理ホスト情報の表示項目の説明
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | PhysicalhostName | 物理ホストの名前 下記情報を出力します。 VMware: 仮想化構成ツリーのパスをスラッシュ(/)区切りのパス形式で出力します。JP1/ITRMのjirminfolistコマンドの出力結果の仮想化構成ツリーパス(VMMTREEPATH)に出力される形式と同じです。 HVM: JP1/ITRMで管理するリソース名を出力します。jirminfolistコマンドのリソース名(RESOURCENAME)に出力される形式と同じです。 |
2 | PhysicalhostIPAddress | 物理ホストに割り当てられている物理IPアドレス |
3 | DeployedVMNumber | 物理ホスト上に構築されている仮想ホストの数 下記仮想ホストステータスの仮想ホスト数をカウントします。
|
4 | ReservedVMNumber | 物理ホストにリソースを予約した仮想ホストの数 |
5 | AllCPUClock | 物理ホストに搭載されている全CPUクロック数 |
6 | AllMemory[MB] | 物理ホストに搭載されている全メモリ容量 |
7 | AvailableCPUClock | 物理ホスト上で利用可能なCPUクロック数 |
8 | AvailableMemory[MB] | 物理ホスト上で利用可能なメモリ容量 |
9 | Status | 物理ホストの状態が出力されます。 次のどちらかの項目が出力されます。
|
10 | HVType | 物理ホストのハイパーバイザ種別が出力されます。次のどちらかの項目が出力されます。
|
11 | DataStore | 物理ホストが持つデータストア名 ハイパーバイザ種別がVMwareの場合だけ出力します。 複数のデータストアを持つ場合は複数行にわたって出力します。 |
12 | StorageResource | 物理ホストが持つストレージのリソース名 ハイパーバイザ種別がHVMの場合だけ出力します。 複数のストレージを持つ場合は複数行にわたって出力します。 |
13 | StoragePool | 物理ホストが持つストレージプール名 ハイパーバイザ種別がHVMの場合だけ出力します。 複数のストレージプールを持つ場合は複数行にわたって出力します。 |
14 | ResourcePool | 物理ホストが持つリソースプール名 ハイパーバイザ種別がVMwareの場合のだけ出力します。 複数のリソースプールを持つ場合は複数行にわたって出力します。 |
15 | ResourcePoolAllCPUClock | 物理ホストが持つリソースプールの全CPUクロック数 残量管理を行わないリソースプールの場合出力しません。 |
16 | ResourcePoolAllMemory[MB] | 物理ホストが持つリソースプールの全メモリ容量 残量管理を行わないリソースプールの場合出力しません。 |
17 | ResourcePoolAvailableCPUClock | 物理ホストが持つリソースプールの空きCPUクロック数 残量管理を行わないリソースプールの場合出力しません。 |
18 | ResourcePoolAvailableMemory[MB] | 物理ホストが持つリソースプールの空きメモリ容量 残量管理を行わないリソースプールの場合出力しません。 |
19 | Status(Details) | 物理ホストへの各操作の状態を出力します。※ 許可されていない操作の頭文字を物理配置候補算出,リソース予約,デプロイの順に表示します。許可されている操作には「-」を表示します。 P:物理配置候補算出が許可されていない R:リソース予約が許可されていない D:デプロイが許可されていない -:操作が許可されている |
表1-31 Status欄およびStatus(Details)欄の対応
操作の許可 | csdrsclsの表示内容 | |||
---|---|---|---|---|
物理配置候補算出 | リソース予約 | デプロイ | Status | Status(Details) |
○ | ○ | ○ | available | - - - |
○ | ○ | × | unavailable | - - D |
○ | × | ○ | unavailable | - R - |
× | ○ | ○ | unavailable | P - - |
○ | × | × | unavailable | - R D |
× | ○ | × | unavailable | P - D |
× | × | ○ | unavailable | P R - |
× | × | × | unavailable | P R D |
C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdrscls -l |
C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdrscls -l |
表1-32 表示項目の説明
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | IPAddress | uCSDで管理しているIPアドレス |
2 | Status | uCSDで管理しているIPアドレスの利用状況を表示します。 次のどちらかを表示します。
|
3 | UsedResource | IPアドレスが利用されているリソースの種別を表示します。 PaaS利用者の場合は表示しません。 次のとおりに表示します。
|
4 | IPAddressGroup | uCSDで管理しているIPアドレスをグループ化するための番号を表示します。 |
C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdrscls -b |
表1-33 表示項目の説明
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | LBSettingFileName | uCSDで管理しているLBの負荷分散機接続設定プロパティファイル名 |
2 | IPAddress | uCSDで管理しているLBのIPアドレス |
3 | LBModelName | uCSDで管理しているLBの機種名 負荷分散機接続設定プロパティファイルに記載したlb.typeの情報を表示します。 |
4 | Type | uCSDで管理しているLBが共有であることを示す種別 次のとおりに表示します。
|
5 | Count | LBで負荷分散を行っている業務システム数 csdmireserveコマンドでカウントアップし,csdmireleaseコマンドでカウントダウンします。 |
C:¥>csdrscls -v 10.208.173.110 |
C:¥>csdrscls -v 10.208.173.110 |
表1-34 表示項目の説明
項番 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | MasterImage ID | マスターイメージID |
2 | MasterImage Name | マスターイメージ名称[.セクション] |
3 | MasterImage Status | 業務システムの状態 詳細は,「表1-16 業務システムのStatus一覧」を参照してください。 |
4 | Host ID | uCSDが生成するホストID |
5 | Host Name | 仮想ホスト名 |
6 | Host Status | ホストの状態 詳細は,「表1-20 仮想ホストのStatus一覧」を参照してください。 |
7 | User | 業務システム構築者 |
注意事項