2.1.1 構文要素

ユーザ指定値で使用できる文字・記号一覧を次に示します。

<この項の構成>
(1) 記号

(1) 記号

コマンドの機能およびユーザ指定値の範囲の説明で使用する記号について説明します。各記号の意味を次の表に示します。

表2-1 記号の説明

記号意味
|この記号で囲まれた項目は選択できることを示します。
(例)disk=A|B
AまたはBを指定できることを示します。
{ }この記号で囲まれている複数の項目のうちから1つを選択することを示します。項目と項目の区切りは「|」で示します。
(例) {A|B|C}
AとBとCのどれかを指定することを示します。
[ ]この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。
この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できることを示します。
<< >>ユーザ指定値の省略値を示します。
< >ユーザ指定値の構文要素記号を示します。

表2-2 コマンド形式の構文要素

構文要素意味
英字半角アルファベット(A ~ Z,a ~ z)
英字記号英字,半角記号(#,-, @,(,), _)
英数字英字と半角数字(0 ~ 9)
英数字記号英字記号と半角数字(0 ~ 9)
符号なし整数半角数字(0 ~ 9)
文字列任意の文字の配列
ドライブ英字1文字+:(半角コロン)1文字(例C:)
相対パス名
次の要素で構成される文字列
英数字
_(半角下線)
.(半角ピリオド)
△(半角空白)
( (半角左括弧)
) (半角右括弧)
パス区切りの¥(半角円記号)
ネットワークドライブ,UNC形式の指定はできません。
次に示すWindows,およびMS-DOSの予約語をディレクトリ名,ファイル名に含むことはできません。
CON, PRN, AUX, CLOCK$, NUL,
COM0, COM1, COM2, COM3, COM4, COM5, COM6, COM7, COM8, COM9,
LPT0, LPT1, LPT2, LPT3, LPT4, LPT5, LPT6, LPT7, LPT8, LPT9
絶対パス名
ドライブで始まり,次の要素で構成される文字列
英数字
_(半角下線)
.(半角ピリオド)
△(半角空白)
( (半角左括弧)
) (半角右括弧)
パス区切りの¥(半角円記号)
ドライブだけの指定はできません。
ネットワークドライブ,UNC形式の指定はできません。
次に示すWindows,およびMS-DOSの予約語をディレクトリ名,ファイル名に含むことはできません。
CON, PRN, AUX, CLOCK$, NUL,
COM0, COM1, COM2, COM3,COM4, COM5, COM6,COM7, COM8, COM9,
LPT0, LPT1, LPT2, LPT3, LPT4, LPT5, LPT6, LPT7,LPT8, LPT9
パスには1つまたは複数のピリオド・スペースで終端するディレクトリを含めてはいけません。
パス名相対パス名と絶対パス名(1~247文字)
ポート番号指定可能な値は,半角数字で1~65535の範囲
注意:
  • 1~1023のwell-knownポート,および,49152~65535の既定の動的ポートは割り当てないようにしてください。
  • すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は割り当てないようにしてください。
注意事項
XMLファイルを作成する場合は次のことに注意してください。
  • XMLを使用する場合はXML1.0形式で記述します。記述形式の仕様については,W3CによるXMLの仕様書(Extensible Markup Language (XML) 1.0)を参照してください。
  • XMLで記述するファイルの中で特殊文字(記号)を使用する場合は,サニタイジング(特殊文字の無効化)が必要です。次の表に示す対応表に従って,特殊文字を置換して記述してください。
    サニタイジングが必要な特殊文字置換後の文字
    <&lt;
    >&gt;
    &&amp;
    "&quot;
    '&apos;または&#39;