csdmils(マスターイメージの表示)

形式

(1) マスターイメージを一覧表示する場合

csdmils

(2) マスターイメージを個別表示する場合

csdmils {-i マスターイメージID |-n マスターイメージ名[.セクション]}

[{-s | -l | -p | -r | -e | [-o ファイル名] [-d ディレクトリ名]}]

(3) マスターイメージの情報をファイル出力する場合

csdmils [{-i マスターイメージID |-n マスターイメージ名[.セクション]}] -m マスターイメージ情報ファイル名

機能

(1) マスターイメージの情報を表示します。PaaS利用者が使用する場合には,コマンド実行ユーザが登録したマスターイメージだけを表示します。

(2) 指定したマスターイメージの情報を表示します。-oオプションでマスターイメージ定義ファイルを出力します。-dオプションでcsdmiregisterコマンド(-dオプション)によって登録したファイルを出力します。

(3) マスターイメージの情報を-mオプションで指定したファイルに出力します。PaaS利用者が使用する場合には,コマンド実行ユーザが登録したマスターイメージだけを出力します。-iオプションまたは-nオプションを指定した場合は指定したマスターイメージの情報を出力します。出力したマスターイメージ情報ファイルは,ワークフローなどで次に示す用途のアプリケーションを作成する場合に入力情報として使用できます。

このコマンドを実行可能な業務システムのstatusについては,「表1-5 業務システムのStatusと実行可能な運用コマンドの関係(1/2)」,および「表1-6 業務システムのStatusと実行可能な運用コマンドの関係(2/2)」を参照してください。

実行可能ユーザ

PaaS提供者,PaaS利用者が実行できます。

オプション

-f
マスターイメージ定義ファイルを指定します。
マスターイメージ定義ファイル:~<パス名>
-fオプションで指定するマスターイメージ定義ファイルの内容は「2.4.1 マスターイメージ定義ファイル」を参照してください。
-i
マスターイメージIDを指定します。
マスターイメージID:<符号なし整数>1~99999999の範囲
-n
マスターイメージ名を指定します。セクションを定義している場合には同時に指定してください。
マスターイメージ名:~<英数字記号>1~32文字
セクション:~<英数字記号>1~32文字
-s
サイジング結果の構成情報を出力します。
-l
業務システムで稼働しているホストとミドルウェア一覧を表示します。
-p
マスターイメージの物理配置候補を表示します。
-r
マスターイメージの物理配置候補の詳細情報を表示します。
-o
マスターイメージ定義ファイルを出力するファイル名を指定します。
指定したファイルにマスターイメージ定義ファイルを出力します。
ファイル名:~<パス名>
-d
マスターイメージ定義ファイルに書かれたファイルを出力するディレクトリ名を指定します。
指定したディレクトリにマスターイメージ定義ファイルに書かれたファイルを出力します。
ディレクトリ名:~<パス名>
-dオプションで指定するディレクトリの詳細は「csdtmpregister(テンプレートの登録)」の「注意事項」を参照してください。
-e
マスターイメージのすべての仮想NIC情報を出力します。
-m
マスターイメージ情報を出力するファイル名を指定します。
指定したファイルにマスターイメージ情報を出力します。
マスターイメージ情報ファイル名:~<パス名>
-mオプションで指定するファイルに出力するマスターイメージ情報の詳細は実行例の「(9) マスターイメージ情報ファイル出力(-m)」を参照してください。

-o,-dオプションは同時に指定することもできます。

戻り値

意味
0正常終了しました。
0以外異常終了しました。

実行例

(1) マスターイメージ一覧表示(オプションなし)
PaaS提供者が実行した場合の表示例を示します。

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils
ID  Status       Date              Name        User  
------------------------------------------------------------
7   undeploying  2012/10/02 15:23  webdb2.dev  csduser
5   deployed     2012/10/02 15:23  web4        csduser
1   deployed     2012/10/02 14:53  webdb1      Administrator

PaaS利用者が実行した場合の表示例を示します。

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils
ID  Status     Date              Name
-------------------------------------------
7   deploying  2012/10/02 15:23  webdb2.dev
5   deployed   2012/10/02 15:23  web4

表1-14 表示項目の説明

項番項目説明
1IDマスターイメージID
2Status業務システムの状態
詳細は,「表1-16 業務システムのStatus一覧」を参照してください。
3Dateマスターイメージの最終更新日付
4Nameマスターイメージ名[.セクション]
5User業務システム構築者
PaaS利用者の場合は表示しません。
(2) 個別のマスターイメージ表示(-i)

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils -i 5

ID                 : 5
Name               : webdb2.dev
Version            : 01-03
User               : admin
Status             : deployed
Create             : 2012/10/02 15:23
Modify             : 2012/10/02 15:48
Pattern template   : template1
Component template : tmplA
                    tmplB
                    tmplC
UOC status         : succeeded(deploy)

Parent             : webdb(1)
Version            : 01-02

Child              : webdb5(11)
                    webdb6(14)
                    webdb7(17)

表1-15 表示項目の説明

項番項目説明
1IDマスターイメージID
2Nameマスターイメージ名[.セクション]
3Version
(Nameの下の行)
マスターイメージのバージョン
4User業務システム構築者
5Status業務システムの状態
詳細は,「表1-16 業務システムのStatus一覧」を参照してください。
6Createマスターイメージの作成日付
7Modifyマスターイメージの最終更新日付
8Pattern templateマスターイメージ作成に使用した構成パターンテンプレート
9Component templateマスターイメージ作成に使用したコンポーネントテンプレート
10UOC statusミドルセットアップUOCの状態を表示します。
11Parent親のマスターイメージ名とマスターイメージID(括弧内)
ほかのマスターイメージ,またはマスターイメージのスナップショットを基に登録した場合に表示します。uCSDに親が登録されていない場合には「***」を表示します。
12Version
(Parentの下の行)
親のマスターイメージのバージョン
ほかのマスターイメージ,またはマスターイメージのスナップショットを基に登録した場合に表示します。uCSDに登録されていない場合には「***」を出力します。
13Child自身のマスターイメージを基に作成したマスターイメージ名とマスターイメージID(括弧内)を表示します。存在しない場合には「***」を出力します。

表1-16 業務システムのStatus一覧

項番Status説明
1registeredマスターイメージを登録した状態(サイジング後※1
2registered(partially configured)物理配置算出を1回以上実施した後で,物理配置が未確定のホストが存在する状態。
リソース予約済み,デプロイ済みのホストが存在する場合があります※2
3configured物理配置が確定した状態
4configured(partially reserved)物理配置が確定した状態で,部分的にリソース予約している状態
デプロイ済みのホストが存在する場合があります※2
5readyデプロイ可能状態(サイジング,物理配置,リソース予約完了状態)
デプロイ済みのホストが存在する場合があります※2
6deployingデプロイ中
7deploying(wait(N))デプロイ実行待ち状態※3
Nは現在のデプロイ/アンデプロイ待ちVM数を表します。
8deploying(pause)デプロイ一時停止
9deploying(stopping)デプロイ中止中※4
10deploying(stopped)デプロイ中止状態
11deployedデプロイ完了状態
12failed(deploy)デプロイ失敗状態
13undeployingアンデプロイ中
14undeploying(wait(N))アンデプロイ実行待ち状態※3
Nは現在のデプロイ/アンデプロイ待ちVM数を表します。
15undeploying(stopping)アンデプロイ中止中※4
16undeploying(stopped)アンデプロイ中止状態
17failed(undeploy)アンデプロイ失敗状態
18updating更新中
19updating(wait(N))更新実行待ち状態※3
Nは現在のアップデート待ちVM数を表します。
20updating(stopping)更新中止中※4
21updating(stopped)更新中止状態
22failed(update)更新失敗状態
注※1
csdmiregisterコマンドで-sオプションを省略した場合は,サイジングは未実施の状態となります。
注※2
csdmiundeploy(-pオプション付き),csdmirelease(-pオプション付き),csdmipos(-rオプション付き)などで特定のホストの状態だけを変えた場合にこの状態になります。各ホストの状態をcsdmils(-lオプション付き)で確認してください。
注※3
実行待ち状態とは,他業務の要求実行中によって,自身の要求が実行待ちの状態です。
注※4
csdmistopdeployコマンドを入力し,中止処理を実行している状態です。

表1-17 ミドルセットアップUOCのStatus一覧

項番Status説明
1-定義にミドルセットアップUOCが指定されていないため,UOCを実行できない状態
2executableUOCを実行できる状態
3executing(deploy)デプロイコマンドの延長で,ミドルセットアップUOCが実行中の状態
4succeeded(deploy)デプロイコマンドの延長で,ミドルセットアップUOCの実行に成功した状態
5failed(deploy)デプロイコマンドの延長で,ミドルセットアップUOCの実行に失敗した状態
6executing(undeploy)アンデプロイコマンドの延長で,ミドルセットアップUOCが実行中の状態
7failed(undeploy)アンデプロイコマンドの延長で,ミドルセットアップUOCの実行に失敗した状態
(3) マスターイメージのサイジング結果の構成情報の表示(-i,-s)

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils -i 5 -s
CID  Num  CPU   Core  Memory  Tier
---------------------------------------
1    3    1.60  2     4.00    AppServer
2    1    2.60  4     8.00    DB

表1-18 表示項目の説明

項番項目説明
1CID構成パターンテンプレートのコンポーネントID
2Numサイジングで確定した台数
3CPUサイジングで確定したCPUクロック[GHz]
4Coreサイジングで確定したCPUコア数[個]
5Memoryサイジングで確定したメモリ容量[GB]
6Tier構成パターンテンプレートのティア
(4) マスターイメージの物理配置情報の出力(-i,-p)
表示形式はcsdmiposコマンドと同様です。
(5) マスターイメージ定義ファイル出力(-i,-o)

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils -i 5 -o myservice.xml

(6) 業務システムで稼働しているホストとミドルウェアの一覧表示(-i,-l)
出力形式は次の形式でミドルウェアごとに出力します。

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils -i 5 -l
Host  Host   Host                                                Middleware  Middleware
ID    Name   Status    CID  IPAddress                            Name        Status
---------------------------------------------------------------------------------------
1     host1  deployed  1    10.208.173.110(M),[2](B)             Cosminexus  updated
2     host2  deployed  1    10.208.173.111(M),10.208.174.111(B)  Cosminexus  updated
3     host3  deployed  2    10.208.173.112(M),10.208.174.112(B)  Cosminexus  updated
4     host4  deployed  3    10.208.173.113(M),10.208.174.113(B)  HiRDB       updated
5     host5  deployed  4    10.208.173.114(M),10.208.174.114(B)  HAMonitor   updated
6     host6  deployed  5    10.208.173.115(M),[0](B)             Cosminexus  updated

リソース予約前は次の形式で出力します

C:¥Program Files¥Hitachi¥uCSD¥mgr¥bin>csdmils -i 5 -l
Host  Host  Host                            Middleware  Middleware
ID    Name  Status          CID  IPAddress  Name        Status
------------------------------------------------------------------
1     *     notconfigured  1    *          Cosminexus  notsetup
2     *     notconfigured  1    *          Cosminexus  notsetup
3     *     notconfigured  2    *          Cosminexus  notsetup
4     *     notconfigured  3    *          HiRDB       notsetup
5     *     notconfigured  4    *          HAMonitor   notsetup
6     *     notconfigured  5    *          Cosminexus  notsetup

注 未決定の項目は「*」を出力します。

表1-19 表示項目の説明

項番項目説明
1Host IDuCSDが生成するホストID
2Host Name仮想ホスト名
3Host Statusホストの状態
詳細は,「表1-20 仮想ホストのStatus一覧」を参照してください。
4CIDホストのひな形となった構成パターンテンプレートのコンポーネントID
5IPAddressホストのIPアドレス
複数ある場合には,(コンマ)で区切って表示します。
IPアドレスの後ろが(M):管理IPアドレスを表します。
IPアドレスの後ろが(B):業務IPアドレスを表します。
仮想NICが複数存在する場合は[x](x:仮想NIC数)を表示します。すべての仮想NICの情報を表示する場合はcsdmilsコマンドに-eオプションを指定して実行します。
業務IPアドレスが存在しない場合は[0]を表示します。
6Middleware Nameミドルウェアの名称
1つのホストに複数ミドルが存在する場合は,ミドルごとに複数行表示します。
7Middleware Statusミドルウェアの状態
詳細は,「表1-21 ミドルウェアのStatus一覧」を参照してください。

表1-20 仮想ホストのStatus一覧

項番Status説明
1notconfigured物理配置算出が完了していない状態
2configured物理配置算出が完了している状態
3reservedリソースが予約されている状態
4deployedホストのデプロイに成功した状態
5failed(deploy)ホストのデプロイに失敗した状態
6updatedホストのデプロイに成功してOS設定の更新が完了した状態
7failed(update)ホストのデプロイは成功したがOS設定の更新が失敗した状態
8failed(undeploy)ホストのアンデプロイに失敗した状態

表1-21 ミドルウェアのStatus一覧

項番Status説明
1notsetupミドルウェアがセットアップされていない状態
2succeeded(setup)ミドルウェアがセットアップされている状態
3failed(setup)ミドルウェアのセットアップに失敗した状態
4updatedミドルウェアのセットアップに成功して更新が完了した状態
5failed(update)ミドルウェアのセットアップは成功したが更新に失敗した状態
(7) マスターイメージの物理配置情報の詳細出力(-i,-r)
出力形式は次の形式でマスターイメージ内の仮想ホストの詳細な物理配置候補を出力します。
[図データ]

表1-22 表示項目の説明(物理配置情報の詳細出力)

項番項目説明
1Host IDuCSDが生成するホストID。
2Result物理配置候補算出結果。
次のどれかを出力します。
  • Succeeded
  • Failed
3OS Name仮想ホストにインストールされているOS名。
表示されるOS名は「表1-9 コマンドで表示するOS名」を参照してください。
注 DFMTが定めているCIM_OperatingSystemクラスの分類と同じ名称とします。
4Tmplate Name仮想ホストのコンポーネント・テンプレート名。
5Pattern仮想ホストの構成パターン(ティア)。
6Physical Host Group Name物理配置候補として選出された物理ホストグループ名。物理配置候補算出に失敗した場合は「-」を表示します。
7Physical Host IP Address物理配置候補として選出された物理ホストのIPアドレス。物理配置候補算出に失敗した場合は「-」を表示します。
8Lb Setting File Name仮想ホストが接続する負荷分散機への接続設定を記載した負荷分散機接続設定プロパティファイル。負荷分散機を使用するミドルウェアが存在しない場合,または物理配置候補算出に失敗した場合は「-」を表示します。
9Storage物理配置候補として選出されたストレージ名。
VMwareの場合:データストア名。
HVMの場合:ストレージのリソース名,ストレージプール名を2行で出力。
物理配置候補算出に失敗した場合は「-」を表示します。
10Resource Pool物理配置候補として選出されたリソースプール名。
VMwareの場合:リソースプール名を表示します。
リソースプールを持たない物理ホストの場合は「-」を表示します。
HVMの場合:「-」を表示します。
物理配置候補算出に失敗した場合は「-」を表示します。
11Error Reason物理配置候補算出の失敗原因。
失敗原因が複数ある場合は複数行で出力します。表示される失敗原因については「csdmipos(物理配置候補の算出)」を参照してください。物理配置候補算出に成功した場合は「-」を表示します。
(8) マスターイメージで定義している仮想NICの情報表示(-i,-e)
出力形式は次の形式で仮想ホストごとに出力する。

Host ID        : 1

VNIC           : Network Adapter 1
Type           : management
Purpose        : Manage
IPAddress      : 10.208.173.110
VLAN ID        : 401

VNIC           : Network Adapter 2
Type           : business
Purpose        : Business1
IPAddress      : 10.208.174.110
VLAN ID        : 402

VNIC           : Network Adapter 3
Type           : business
Purpose        : HeartBeat
IPAddress      : 20.208.173.110
VLAN ID        : 402

VNIC           : Network Adapter 4
Type           : Not Use
Purpose        : -
IPAddress      : -
VLAN ID        : -

Host ID        : 2

VNIC           : Network Adapter 1
Type           : management
Purpose        : Manage
IPAddress      : 10.208.173.111
VLAN ID        : 411

VNIC           : Network Adapter 2
Type           : business
Purpose        : Business1
IPAddress      : 10.208.174.111
VLAN ID        : 412

表1-23 表示項目の説明(仮想NIC情報)

項番項目説明
1VNIC仮想NIC名
2TypeIPアドレス種別
management:管理用
business:業務用
Not Use :未使用
3Purpose仮想ネットワークデバイス用途
構成パターンテンプレートで指定した文字列を表示します。構成パターンテンプレートで用途が指定されなかった場合は「-」を表示します。
4IPAddress仮想NICに割り当てられたIPアドレス
種別が未使用の場合は「-」を表示します。
リソース予約前の場合は「*」を表示します。
5VLAN IDVLAN IDリソース予約前の場合は「*」を表示します。
(9) マスターイメージ情報ファイル出力(-m)
マスターイメージ情報ファイルは次に示すXML形式で出力します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<MasterImageInformation
   xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/csd/service/masterimage_information">
   <MasterImage
       id="1"
       name="Image1.Section1"
       version="01-00"
       status="deployed"
       uocstatus="succeeded(deploy)"
       createuser="User1"
       createdate="2013/10/30 08:00"
       modifydate="2013/10/30 09:00"
       deployuser="User1"
       deploydate="2013/10/30 10:00">
       <HostInformation>
           <Host
               componentid="1"
               id="1"
               name="Host1"
               status="updated"
               hvtype="VMware"
               osname="RedHat Enterprise Linux 64-Bit"
               cpu="2.00"
               core="2"
               memory="4.00"
               vmsize="4096"
               physicalhostgroupname="PhysicalHostGroup1"
               physicalhostipaddress="1.1.1.10"
               storage="DataStore1"
               pool="Pool1"
               lbsettingfilename="lb.properties"
               lbipaddress="1.1.1.50">
               <MiddlewareInformation>
                   <Middleware
                       tier="AppServer"
                       type="combined-tier"
                       name="Cosminexus"
                       status="updated">
                       <MiddlewarePatchInformation>
                           <MiddlewarePatch
                               name="middlepatch.sh"
                               path="C:¥patch"
                               order="1"
                               status="applied"/>
                           ・・・(ミドルウェアパッチ数)
                       </MiddlewarePatchInformation>
                   </Middleware>
                   ・・・(仮想ホストのミドルウェア(ティア)数)
               </MiddlewareInformation>
               <NetworkInformation>
                   <Network
                       name="Adapter1"
                       type="management"
                       purpose="mng1"
                       ipaddress="1.1.1.100"
                       subnetmask="255.255.255.0"
                       defaultgateway="1.1.1.1"
                       vlanid="0"/>
                   ・・・(仮想ホストのネットワーク(未使用含む)数)
               </NetworkInformation>
               <OSPatchInformation>
                   <OSPatch
                       name="ospatch.sh"
                       path="C:¥patch"
                       order="1"
                       status="applied"/>
                   ・・・(OSパッチ数)
               </OSPatchInformation>
           </Host>
           ・・・(仮想ホスト数(リソース未割り当ても含む))
       </HostInformation>
   </MasterImage>
   ・・・(マスターイメージ数)
</MasterImageInformation>

マスターイメージ情報ファイルの文字コードはUTF-8,改行コードは¥r¥nとなります。
また,各属性の値は次の特殊文字を置換して出力します。

表1-24 置換対象文字

項番置換対象文字置換後の文字列
1&&amp;
2<&lt;
3>&gt;
4"&quot;
5'&apos;
マスターイメージ情報ファイルの構成を次に示します。

表1-25 マスターイメージ情報ファイルのXML文法

項番タグ名属性出現回数説明
1MasterImageInformation1ルート要素を表します。
2xmlns1XML名前空間を表します。以下の文字列を出力します。
"http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/csd/service/masterimage_information"
3 MasterImage0-3000※1マスターイメージの情報を表します。マスターイメージごとに出力します。
マスターイメージが未登録,またはコマンド実行ユーザが参照可能なマスターイメージがない場合は出力しません。
出力順はマスターイメージID順です。
4id1マスターイメージIDを表します。
5name1マスターイメージ名を表します。
"マスターイメージ名[.セクション]"の形式で出力します。
6version1マスターイメージのバージョンを表します。
7status1業務システムの状態を表します。
詳細は「表1-16 業務システムのStatus一覧」を参照してください。
ただし,deploying,undeploying ,updatingの実行待ちVM数(wait(N))の出力は行いません。
8uocstatus1ミドルセットアップUOCの状態を表します。
詳細は「表1-17 ミドルセットアップUOCのStatus一覧」を参照してください。
ミドルセットアップUOCを未使用の場合は"-"を出力します。
9createuser1マスターイメージを登録したユーザ名を表します。
10createdate1マスターイメージの登録時刻を表します。
11modifydate1マスターイメージの最終更新時刻を表します。
次の契機で更新します。※2
  • csdmiregisterコマンド実行時
  • csdmiupdateコマンド実行時
  • csdmiposコマンド実行時
  • csdmireserveコマンド実行時
  • csdmireleaseコマンド実行時
12deployuser※31デプロイ要求,またはデプロイ開始以降の状態に変更を行ったユーザ名を表します。
次の契機で更新します。
  • csdmideployコマンド実行時
  • csdmivmstatusコマンド実行時
    (-gオプションにvmdeployedまたはalldeployedを指定した場合)
一度もデプロイ要求を行っていない場合は"*"を出力します。
13deploydate※31デプロイを完了,またはデプロイ済みの状態に変更した時刻を表します。
"YYYY/MM/DD hh:mm"の形式で出力します。
次の契機で更新します。
  • デプロイ完了時(マスターイメージステータスをdeployedに更新する契機)
  • csdmivmstatusコマンド実行時
    (-gオプションにalldeployedを指定し,実行した結果マスターイメージステータスがdeployedになる場合)
デプロイを完了していない場合(失敗,一時中止,csdmistopdeployコマンドによる中断)は時刻を更新しません。
一度もデプロイを完了していない場合は"*"を出力します。
14 HostInformation1仮想ホストの一覧を表します。
15 Host1-3000※1仮想ホストの情報を表します。仮想ホストごとに出力します。
出力順はコンポーネントID順,同一の場合は仮想ホストID順です
16componentid1仮想ホストの雛形となった構成パターンテンプレートのコンポーネントIDを表します。
17id1仮想ホストIDを表します。
18name1仮想ホスト名を表します。
リソース予約前の場合は"*"を出力します。
19status1仮想ホストの状態を表します。
詳細は「表1-20 仮想ホストのStatus一覧」を参照してください。
20hvtype1ハイパーバイザ種別を表します。
VMwareの場合:VMware
HVMの場合:HVM
21osname1仮想ホストにインストールされているOS名を表します。
詳細は「表1-9 コマンドで表示するOS名」を参照してください。
22cpu1仮想ホストが使用するCPUクロックを表します。[GHz]
23core1仮想ホストが使用するコア数を表します。
24memory1仮想ホストが使用するメモリ容量を表します。[GB]
25vmsize1仮想ホストのVMサイズを表します。[MB]
コンポーネントテンプレートに指定したVMサイズを出力します。
26physicalhostgroupname1仮想ホストを配置する物理ホストの所属する物理ホストグループ名を表します。
物理配置候補算出前の場合は"*"を出力します。
27physicalhostipaddress1仮想ホストを配置する物理ホストのIPアドレスを表します。
物理配置候補算出前の場合は"*"を出力します。
28storage1仮想ホストを配置するストレージ名を表します。
VMwareの場合:データストア名
HVMの場合:ストレージのリソース名
物理配置候補算出前の場合は"*"を出力します。
29pool1仮想ホストを配置するプール名を表します。
VMwareの場合:リソースプール名
HVMの場合:ストレージのプール名
物理配置候補算出前の場合は"*"を出力します。
プールを未使用の場合は"-"を出力します。
30lbsettingfilename1仮想ホストが接続する負荷分散機の負荷分散機接続設定プロパティファイル名を表します。
物理配置候補算出前の場合は"*"を出力します。
負荷分散機を未使用の場合は"-"を出力します。
31lbipaddress1仮想ホストが接続する負荷分散機の管理用IPアドレスを表します。
物理配置候補算出前の場合は"*"を出力します。
負荷分散機を未使用の場合は"-"を出力します。
32 MiddlewareInformation1ミドルウェアの一覧を表します。
33 Middleware1-5※1ミドルウェアの情報を表します。ミドルウェアごとに出力します。
出力順はティア名称順です。
34tier1このミドルウェアを対応づけたティア名称を表します。
35type1ミドルウェアを対応づけたティアの種別を表します。
Cosminexus以外のミドルウェアの場合は"-"を出力します。
36name1ミドルウェアの名称を表します。
37status1ミドルウェアの状態を表します。
詳細は「表1-21 ミドルウェアのStatus一覧」を参照してください。
38 MiddlewarePatchInformation1ミドルウェアパッチの一覧を表します。
39 MiddlewarePatch0-120※1ミドルウェアパッチの情報を表します。パッチごとに出力します。
出力順は適用順です。
40name1ミドルウェアパッチ名を表します。
パッチを格納しているディレクトリからの相対パスを出力します。
41path1パッチを格納しているディレクトリを表します。
42order1パッチの適用順序を表します。
43status1パッチの適用状態を表します。
notapplied:未適用
applied:適用済み
44NetworkInformation1ネットワークの一覧を表します。
45 Network1-16※1ネットワークの情報を表します。仮想NICごとに出力します。
出力順は仮想NIC名順です。
46name1仮想NIC名を表します。
47type1IPアドレス種別を表します。
詳細は「表1-23 表示項目の説明(仮想NIC情報)」のType項目を参照
48purpose1仮想ネットワークデバイス用途を表します。
構成パターンテンプレートで指定した文字列を出力します。
IPアドレス種別が未使用の場合,および用途を未指定の場合は"-"を出力します。
49ipaddress1仮想NICに割り当てたIPアドレスを表します。
IPアドレス種別が未使用の場合は"-"を出力します。
リソース予約前の場合は"*"を出力します。
50subnetmask1仮想NICに割り当てたIPアドレスのサブネットマスクを表します。
IPアドレス種別が未使用の場合は"-"を出力します。
リソース予約前の場合は"*"を出力します。
51defaultgateway1仮想NICに割り当てたIPアドレスのデフォルトゲートウェイを表します。
IPアドレス種別が未使用,またはデフォルトゲートウェイ未指定の場合は"-"を出力します。
リソース予約前の場合は"*"を出力します。
52vlanid1仮想NICに割り当てたVLAN IDを表します。
IPアドレス種別が未使用の場合は"-"を出力します。
リソース予約前の場合は"*"を出力します。
53OSPatchInformation1OSパッチの一覧を表します。
54 OSPatch0-120※1OSパッチの情報を表します。パッチごとに出力します。
出力順は適用順です。
55name1OSパッチ名を表します。
パッチを格納しているディレクトリからの相対パスを出力します。
56path1パッチを格納しているディレクトリを表します。
57order1パッチの適用順序を表します。
58status1パッチの適用状態を表します。
notapplied:未適用
applied:適用済み
注※1
uCSDの登録数の制限値です。上限値,下限値はプログラムで制限はしません。
注※2
最終更新時刻はマスターイメージの設定や使用リソースを更新した時刻を出力します。そのため,デプロイ,アンデプロイを実行した契機では更新しません。
注※3
09-51以前から上書きでバージョンアップした場合,バージョンアップ時にデプロイ済みの仮想ホストは一度アンデプロイして再デプロイするまで"*"を出力します。

注意事項

  1. -oオプション,-dオプション,および-mオプションで指定するパスについて
    • あらかじめ出力ファイル名,出力ディレクトリ名の上位ディレクトリを作成しておく必要があります。上位ディレクトリが存在しないパスを指定した場合,csdmilsコマンドはエラー終了します。
    • 指定したパスと同名のファイルまたはディレクトリが存在する場合,csdmilsコマンドはエラー終了します。別のパスを指定するか,同名のファイルまたはディレクトリを削除してからコマンドを実行してください。
  2. -dオプションで指定するパス長について
    -dオプションで指定するディレクトリのパス長については,ディレクトリ下のすべてのファイル,およびサブディレクトリが絶対パス長を247文字以下となるよう指定してください。
  3. 相対パスでの指定について
    ファイル名,およびディレクトリ名を相対パスで指定する場合,指定したファイル,およびディレクトリの絶対パス長が247文字以下となるよう指定してください。
  4. ディレクトリ名指定時の推奨値について
    ディレクトリ名を指定する場合,ディレクトリ名の絶対パス長が87文字以下とすることを推奨します。
  5. ディレクトリ名指定パスのパス長超過時の動作について
    指定したディレクトリ下に,サーバからダウンロードしたマスターイメージの関連情報を保存する際,一部ファイル,ディレクトリのパス長が計算上,Windowsの制限260文字を超える場合でも,Windowsが一部ディレクトリ名をショートディレクトリ名(~(チルダ)入りの8文字のディレクトリ名)と扱い,情報保存を行えるときは,パス長超過のエラーにはなりません。マスターイメージ関連情報を保存し,コマンドは正常終了します。なお,一部ディレクトリ名をショートディレクトリ名に変換し関連情報を保存した場合,当該情報をマスターイメージ登録時または更新時に使用するときには,ショートディレクトリ名のディレクトリがパス内に含まれないディレクトリ下に移動させた後に使用してください。