セットアップ定義ファイルは次のようなプロパティ形式で記述します。
<Key>=<Value>:KeyとValueをイコール(=)で対応付ける方法 |
csdsetup.properties
<uCSDインストールディレクトリ>¥mgr¥conf
セットアップ定義ファイルは,uCSDのセットアップコマンド実行時に使用する,uCSDやuCSDを構成するプログラムの設定値を定義するファイルです。セットアップコマンド実行時,格納先ディレクトリにファイルが存在しない場合,セットアップコマンドがファイルを作成し,デフォルトの設定値でセットアップを行います。同じ定義が重複した場合,後に定義した値が優先されます。セットアップ定義ファイルはcsdsetupコマンド実行時に定義値が有効になります。
次の表にセットアップ定義ファイルで指定できる定義を示します。
表2-4 セットアップ定義ファイルで指定できる定義一覧
項番 | プロパティ名 | 説明 | デフォルト値 | 指定できる値 |
---|---|---|---|---|
1 | csd_port | uCSDが利用するポート番号を設定します。この情報はHTTPリクエストを発行する際に利用します。 | 28200 | 1~65535 |
2 | csd_connector_port | uCSDがコマンド受付に使用する通信用ポート番号を設定します。 | 28201 | 1~65535 |
3 | db_port | uCSDが使用するデータベースとの通信用ポート番号を設定します。 | 28202 | 5001~65535 |
4 | db_area_path | uCSDが管理するデータを格納するディレクトリの絶対パスを指定します。上書きセットアップの際は,指定値を変更しないようにしてください。エラーメッセージが出力され終了します。 | <uCSDインストールディレクトリ>¥¥mgr¥¥system¥¥hdb¥¥dbarea | 文字列※ 3~130文字(存在するディレクトリ) |
5 | ejbserver_http_port | uCSDが製品内部との通信用のポート番号を設定します。 | 28203 | 1~65535 |
6 | ejbserver_rmi_naming_port | 内部処理用のポート番号を設定します。 | 28204 | 1~65535 |
7 | csd_receive_timeout | 運用コマンドが,uCSDからのレスポンスを待つ時間(秒)を設定します。 | 60 | 60~3600 |
注※ 文字列における指定可能文字は,ASCII文字の範囲です。
次にセットアップ定義ファイルの記述例を示します。
csd_port=28200 |
注 パス区切り文字は”¥¥”と記載
次の図にuCSDで使用する通信ポートについて説明します。
表番号と項番は「表2-4 セットアップ定義ファイルで指定できる定義一覧」,および「表2-5 システム定義ファイルで指定できるキー」の項番と対応しているため,その値を設定します。
図2-2 通信ポート番号一欄