3.2.2 ミドルセットアップUOC

uCSDが提供する抽象クラスを継承し,PaaS提供者が実現したい機能を実装します。

ミドルセットアップUOCで提供するインタフェースを次に示します。

表3-5 ミドルセットアップUOCで提供するインタフェース

項番クラス名クラスの説明メソッド名メソッドの説明
1IMiddleSetupUocミドルセットアップUOCのインタフェースexecuteUpdateFinalizerデプロイコマンド終了直前に実行します。
2executeUndeployInitializerアンデプロイコマンド実行直後に実行します。
3IMiddleSetupセットアップ・アンセットアップ実装クラスのインタフェースsetup連携製品のセットアップを実装します。
4unsetup連携製品のアンセットアップを実装します。
5IMiddleSetupInformationuCSDが保持しているマスターイメージ,仮想ホスト情報を取得するクラスのインタフェースgetVmProperyListセットアップ・アンセットアップ対象の仮想ホスト情報を持つクラスのリストを取得します。
6getTargetMiInfoセットアップ・アンセットアップ対象のマスターイメージの情報を取得します。
7getCsdSystemPropertyuCSDの定義などを取得します。
8getRemoteHost
ConnectManager
リモートホストに接続し,リモートホスト操作(ファイル転送やコマンド実行)をするクラスを取得します。
9getUocLockManagerリモートホスト操作(ファイル転送やコマンド実行)において,処理の排他を制御するためのクラスを取得します。
10IVmProperty仮想ホスト情報を保持するクラスインタフェースgetHostname仮想ホストのホスト名を取得します。
11getIpaddress仮想ホストのIPアドレスを取得します。
12getUser仮想ホストのユーザ名を取得します。
13getPass仮想ホストのユーザに対応するパスワードを取得します。
14getVmId仮想ホストIDを取得します。
15getMiddleware仮想ホストにインストールされているミドルウェアのリストを取得します。
16getOs仮想ホストのOSを取得します。
  • 0:Linux
  • 1:Windows
17getConnectionPort仮想ホストの通信用コネクションポートを取得します。
  • Linux:csd.properties#deploy.ssh.port
  • Windows:139
18IMiPropertyマスターイメージ情報を保持するクラスインタフェースgetIdマスターイメージIDを取得します。
19getNameマスターイメージ名を取得します。
20getVmNumberマスターイメージの仮想ホスト数を取得します。
21getParameterマスターイメージに記述されたUOC用パラメータを取得します。
22IHostPropertyホストの情報を格納するインタフェースgetHostnameホスト名を取得します。
23getIpaddressIPアドレスを取得します。
24getUserユーザ名を取得します。
25getPassパスワードを取得します。
26IRemoteHostConnectorリモートホストに接続し,リモートホスト操作(ファイル転送やコマンド実行)をするインタフェースputFileリモートホストへファイル/ディレクトリを転送します。
27getFileリモートホストからファイル/ディレクトリを取得します。
28execCommandリモートホスト上でコマンドを実行します。
29IRemoteHostConnectManagerリモートホストに接続し,リモートホスト操作(ファイル転送やコマンド実行)をするマネージャのインタフェースnewInstanceIRemoteHostConnectorインタフェースの実装クラスのインスタンスを取得します。
30IUocLockTableリモートホスト操作(ファイル転送やコマンド実行)において,処理の排他を制御するインタフェースlock排他ロックを取得します。
31unLock排他ロックを解除します。
32IUocLockManagerリモートホスト操作(ファイル転送やコマンド実行)において,処理の排他を制御するマネージャのインタフェースgetInstanceIUocLockTableインタフェースの実装クラスのインスタンスを取得します。