9.8.1 入力アダプター定義

入力アダプター定義は,「9.7 アダプター構成定義ファイルのアダプターグループ定義」で説明したアダプターグループ定義(InprocessGroupDefinitionタグ,またはRMIGroupDefinitionタグ)の子要素として定義します。

入力アダプター定義は,64個まで記述できます。この定義は省略できます。

<この項の構成>
(1) 記述形式
(2) 定義の詳細

(1) 記述形式

<InputAdaptorDefinition name="<アダプター名>"
 interval="<アダプターの実行間隔>"
 charCode="{SJIS|MS932|EUC-JP|UTF-8|UTF-8-BOM|UTF-16BE|UTF-16BE-BOM|UTF-16LE|UTF-16LE-BOM}"
 lineFeed="{CR_LF|LF}">
 <CB定義>
</InputAdaptorDefinition>

(2) 定義の詳細

InputAdaptorDefinitionタグ(全体情報の定義)
入力アダプター定義の全体情報を定義します。
name="<アダプター名>"
入力アダプターを識別するための名称を1~100文字の半角英数字,またはアンダーライン(_)で指定します。先頭の文字に指定できるのは,半角英字だけです。この属性は省略できません。アダプター名は,アダプターグループ定義内で一意となるように指定してください。
interval="<アダプターの実行間隔>"
入力アダプターを実行する間隔(単位:ミリ秒)を0~60000の整数で指定します。
入力アダプター内に定義されている最後のコールバックが終了してから最初のコールバックを起動するまでの間,指定した間隔で入力アダプターの処理が停止します。0を指定した場合は停止しません。省略した場合,0が仮定されます。
charCode="{SJIS|MS932|EUC-JP|UTF-8|UTF-8-BOM|UTF-16BE|UTF-16BE-BOM|UTF-16LE|UTF-16LE-BOM}"
入力元で扱われている文字コードを指定します。省略した場合,MS932が仮定されます。
文字コードとcharCode属性に指定する値の対応を次の表に示します。
文字コードcharCode属性の指定値
シフトJISSJIS
MS932MS932
EUCEUC-JP
UTF-8(BOMなし)UTF-8
UTF-8(BOMあり)UTF-8-BOM
UTF-16(ビッグエンディアンBOMなし)UTF-16BE
UTF-16(ビッグエンディアンBOMあり)UTF-16BE-BOM
UTF-16(リトルエンディアンBOMなし)UTF-16LE
UTF-16(リトルエンディアンBOMあり)UTF-16LE-BOM
lineFeed="{CR_LF|LF}"
入力元の改行コードを指定します。省略した場合,CR_LFが仮定されます。
指定できる値を次に示します。
  • CR_LF
    CR(Carriage Return)とLF(Line Feed)の組み合わせを改行として扱います。
  • LF
    LF(Line Feed)を改行として扱います。
<CB定義>
指定できるCB定義を次に示します。
  • 入力用CB定義
  • 編集用CB定義
  • 送信用CB定義
CB定義については,「9.9 アダプター構成定義ファイルのCB定義」を参照してください。