記述形式は,次の節以降で,定義ごとに説明します。
AdaptorCompositionDefinition.xml
このファイルは,必ず次のディレクトリに格納してください。
<運用ディレクトリ>¥conf¥xml¥
アダプター構成定義ファイルの定義は,階層構造になっています。アダプター構成定義ファイルの構造を次の図に示します。
図9-1 アダプター構成定義ファイルの構造
階層構造になっている定義は,親子関係にあります。例えば,入力アダプター定義は,アダプターグループ定義の子要素として,アダプターグループ定義のタグ内に定義します。また,アダプターグループ定義は,入力アダプター定義の親要素となります。
アダプター構成定義ファイルの定義の一覧を次の表に示します。それぞれの定義の詳細は,表中の参照先で説明します。
表9-2 アダプター構成定義ファイルの定義の一覧
項番 | 定義 | 説明 | 参照先 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 共通定義 (CommonDefinition) | アダプタートレース定義 (AdaptorTraceDefinitionタグ) | すべての標準提供アダプターで共通の情報を定義します。 | 9.6 | |
2 | アダプターグループ定義 | インプロセスグループ定義 (InprocessGroupDefinitionタグ) | インプロセス連携で起動する入力アダプター,または出力アダプターを定義します。 | 9.7 | |
3 | RMIグループ定義 (RMIGroupDefinitionタグ) | RMI連携で起動する入力アダプター,または出力アダプターを定義します。 | |||
4 | アダプター定義 | 入力アダプター定義 (InputAdaptorDefinitionタグ) | 入力アダプターを構成するコールバックを定義します。 この定義は,入力アダプターごとに定義します。 | 9.8 | |
5 | 出力アダプター定義 (OutputAdaptorDefinitionタグ) | 出力アダプターを構成するコールバックを定義します。 この定義は,出力アダプターごとに定義します。 | |||
6 | CB定義 | 入力用CB定義 (InputCBDefinitionタグ) | ファイル入力コネクター定義 (FileInputConnectorDefinitionタグ) | ファイルを入力する場合に使用する,ファイル入力コネクターの処理について定義します。 | 9.9,9.10 |
7 | HTTPパケット入力コネクター定義(HttpPacketInputConnectorDefinitionタグ) | HTTPパケットを入力する場合に使用する,HTTPパケット入力コネクターの処理について定義します。 | |||
8 | 出力用CB定義 (OutputCBDefinitionタグ) | ファイル出力コネクター定義 (FileOutputConnectorDefinitionタグ) | ファイルに出力する場合に使用する,ファイル出力コネクターの処理について定義します。 | ||
9 | ダッシュボード出力コネクター定義 (DashboardOutputConnectorDefinitionタグ) | ダッシュボードへ出力する場合に使用する,ダッシュボード出力コネクターの処理について定義します。 | |||
10 | 編集用CB定義 (DataEditCBDefinitionタグ) | フォーマット変換定義 (FormatDefinitionタグ) | ファイルの入力,または出力を使用する場合に実施する,フォーマット変換の処理について定義します。 | 9.9,9.11 | |
11 | マッピング定義 (MappingDefinitionタグ) | マッピングの処理について定義します。 | |||
12 | フィルター定義 (FilterDefinitionタグ) | レコードのフィルタリングの処理について定義します。 | |||
13 | レコード抽出定義 (RecordExtractionDefinitionタグ) | レコードの抽出の処理について定義します。 | |||
14 | 送信用CB定義 (SendCBDefinitionタグ) | 入力ストリーム定義 (streamInfoタグ) | 入力アダプターが接続する入力ストリームについて定義します。 | 9.9,9.12 | |
15 | 受信用CB定義 (ReceiveCBDefinitionタグ) | 出力ストリーム定義 (streamInfoタグ) | 出力アダプターが接続する出力ストリームについて定義します。 |
CB定義は,入力アダプター定義の場合と,出力アダプター定義の場合とで,定義の順序が異なります。それぞれの場合の定義の順序を次に示します。
また,編集用CB定義については,次に示すように,使用する機能に応じて定義します。
CB定義で定義するコールバックの処理については,「11. 定義ファイルでの定義内容の詳細」を参照してください。