sdpcql ｛［-autostart］ ＜クエリグループ用プロパティファイル名＞｜-help｝

クエリグループをSDPサーバに登録します。

クエリグループ用プロパティファイルに指定したクエリ定義ファイルの内容に構文エラーがある場合，構文エラーメッセージをログファイルとコンソールに出力します。ファイル内のすべてのクエリに対する構文解析は続行します。

なお，登録したクエリグループは，SDPサーバ停止後は保持されません。

運用ユーザー

このコマンドの実行には，次のファイルが必要です。

• システムコンフィグプロパティファイル（system_config.properties）
• SDPサーバ用JavaVMオプションファイル（jvm_options.cfg）
• クエリグループ用プロパティファイル
• ストリーム用プロパティファイル
• クエリ定義ファイル

＜運用ディレクトリ＞\bin\

-autostart

クエリグループを登録したあと，クエリグループの実行および入力タプルの受け付けを開始します。

このオプションを指定しない場合，登録後のクエリグループは停止状態となります。

＜クエリグループ用プロパティファイル名＞

登録するクエリグループのクエリグループ用プロパティファイル名を指定します。

クエリグループ用プロパティファイルについては，「8.7　クエリグループ用プロパティファイル」を参照してください。

-help

コマンドの使用方法を表示します。

このオプションを指定した場合，クエリグループの登録およびオプションの不正チェックはされないでコマンドが終了します。

• クエリ定義ファイルに記述されているCQL文すべてに文法上のエラーがなく，正常に登録できたとき，戻り値0が返されます。
• クエリグループ用プロパティファイル名をクエリグループ名として登録します。そのため，登録済みのクエリグループと同じ名称のクエリグループ用プロパティファイルは登録できません。
• クエリグループ用プロパティファイル，ストリーム用プロパティファイルおよびクエリ定義ファイルの解析中にエラーが発生した場合，定義したストリームおよびクエリは登録されません。
• 同一名称のストリームまたはクエリがシステムに登録されている場合，登録できません。
• -autostartオプションを指定してこのコマンドを実行した結果，「クエリグループを開始できません。」というメッセージが出力された場合でも，クエリグループは登録されています。この場合，エラーの原因を取り除いたあと，sdpcqlstartコマンドを実行してクエリグループを開始してください。
• コマンド実行中にCtrl+Cで中断した場合，次回sdpcqlコマンド実行時にメッセージKFSP52205-E（内部矛盾）が出力されることがあります。

値	意味
0	コマンドが正常に終了しました。
1	コマンドでエラーが発生しました。