ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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3.1 構築の流れ

ストリームデータ処理システムの構築に必要な作業は,アダプターとSDPサーバとの連携形態やアダプターで使用する機能によって異なります。システムの構築の流れを次の図に示します。

図3-1 システムの構築の流れ

[図データ]

それぞれの作業について,次に説明します。

  1. Stream Data Platform - AFのインストール
    Stream Data Platform - AFをインストールします。インストール手順については,Stream Data Platform - AFのリリースノートを参照してください。また,Stream Data Platform - AFのインストールディレクトリの構成については,「3.2.1 インストールディレクトリの構成」を参照してください。
  2. 前提プログラムの準備
    HTTPパケットを入力したり,ダッシュボードに出力したりする場合には,前提プログラムが必要です。必要な前提プログラムについては,「2.2.1 ストリームデータ処理システムのプログラムの構成」を参照してください。
    前提プログラムのドキュメントを参照して,プログラムのインストール,およびセットアップをしてください。
  3. 運用環境の設定
    運用ユーザーを登録して,運用ディレクトリを作成します。
    設定方法については,「3.3 運用環境の設定」を参照してください。
  4. SDPサーバ用定義ファイルの作成
    SDPサーバ用定義ファイルを作成して,SDPサーバの動作を設定します。
    ファイルの作成方法については,「3.4 SDPサーバ用定義ファイルの作成」を参照してください。
  5. クエリ定義ファイルの作成
    クエリ定義ファイルを作成して,ストリームデータの集計・分析シナリオを定義します。
    ファイルの作成方法については,「3.5 クエリ定義ファイルの作成」を参照してください。
  6. アダプター用定義ファイルの作成
    標準提供アダプターを使用する場合は,アダプター用定義ファイルを作成して,標準提供アダプターの動作を設定します。カスタムアダプターを使用する場合は,作成する必要はありません。
    ファイルの作成方法については,「3.6 アダプター用定義ファイルの作成」を参照してください。
  7. 外部定義関数定義ファイルの作成
    外部定義関数を使用する場合は,外部定義関数定義ファイルを作成して,外部定義関数の関数名や戻り値と,ユーザーがJavaで作成したクラスとの関連づけについて定義します。外部定義関数を使用しない場合は,作成する必要はありません。
    ファイルの作成方法については,「3.7 外部定義関数定義ファイルの作成」を参照してください。
  8. カスタムアダプターの作成
    Stream Data Platform - AFが提供するデータ送受信APIを使用して,カスタムアダプターを作成します。標準提供アダプターを使用する場合は,作成する必要はありません。
    カスタムアダプターの作成方法については,マニュアル「uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド」を参照してください。
  9. ダッシュボードの設定
    標準提供アダプターでストリームデータの集計・分析結果をダッシュボードに出力する場合には,ダッシュボードの設定をしてください。ダッシュボードに出力しない場合は,設定する必要はありません。
    設定方法については,「3.8 ダッシュボードの設定」を参照してください。

なお,構築済みのシステムの設定を変更する場合の手順については,「5. システムの変更」を参照してください。