3.2 ファイルの入力

ストリームデータ処理の対象が,ログファイルなどファイル形式のデータである場合,入力用コールバックとして,ファイル入力コネクターを使用します。

ファイル入力コネクターは,入力元のファイルから,処理の対象となるレコードを抽出します。このレコードは,入力形式レコードとして抽出されるため,フォーマット変換で共通形式レコードに変換し,ストリームデータ処理エンジンで扱える形式にする必要があります。ファイル入力でのコールバックの構成と処理の内容を次の図に示します。

図3-5 ファイルの入力でのコールバックの構成と処理の内容

[図データ]

  1. ファイル入力コネクターで,入力されたファイルの1行目(レコード)を抽出します。このとき,抽出されるレコードは,入力形式レコードです。
  2. フォーマット変換をして,入力形式レコードを共通形式レコードに変換します。

 

参考
入力元のファイルからは,処理の対象となるレコードを一度に複数行抽出することもできます。