ウィンドウは,ストリームデータに対し,集計・分析を行うために設定する範囲です。クエリ中に定義します。
データを集計・分析するには,対象とする範囲を明確にする必要があります。ストリームデータの場合も,あらかじめ一定の範囲を決め,範囲内のデータを処理の対象にする必要があります。
ストリームデータとウィンドウの関係を次の図に示します。
図2-6 ストリームデータとウィンドウの関係
この図に示すウィンドウで囲まれた範囲のストリームデータ(タプル)が,一時的にメモリ上に格納され,処理の対象になります。
ウィンドウでは,時間やタプルの個数などで,処理の対象となるストリームデータの範囲を指定できます。ウィンドウの指定については,「2.2.2 操作系CQLによるストリームデータの演算処理の指定」を参照してください。