ここでは,ストリームデータ処理で使用する要素について説明します。
ストリームデータ処理で使用する要素を次の図に示します。
図2-1 ストリームデータ処理で使用する要素
![[図データ]](FIGURE/ZD020100.GIF)
この章では,図中に示した要素のうち,次の要素について説明します。
- ストリームデータ
連続して発生する膨大な時系列順のデータです。
- 入力ストリームキュー・出力ストリームキュー
ストリームデータの通路です。
- ストリームデータ処理エンジン
ストリームデータ処理システムで,実際にストリームデータ処理を行う部分です。
- タプル
ストリームデータを構成する,値と時刻を併せ持つデータです。
- クエリグループ
ストリームデータ処理での集計・分析シナリオです。業務の目的ごとに作成します。
- クエリ
ストリームデータ処理の内容です。CQLで記述します。
- ウィンドウ
ストリームデータ処理の対象範囲です。ストリームデータのうち,ウィンドウで囲まれた範囲が処理の対象となります。クエリ中に定義します。
なお,入力アダプター,出力アダプターについては,「3. データの送受信」を参照してください。
- <この節の構成>
- 2.1.1 ストリームデータ
- 2.1.2 入力ストリームキュー・出力ストリームキュー
- 2.1.3 ストリームデータ処理エンジン
- 2.1.4 タプル
- 2.1.5 クエリグループ
- 2.1.6 クエリ
- 2.1.7 ウィンドウ
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