複数の文書空間が存在するシステムでレンディション変換する場合,文書空間ごとに実行する必要があります。そのため,複数の文書空間が存在するシステムでは,レンディション変換用PCの設定を変更して文書空間を切り替えながら,レンディション変換を実行します。
レンディション変換する文書空間は,環境変数EDMRCDOCSPACEの設定とレンディション変換環境設定ファイルの設定を変更して切り替えます。この処理は,レンダリングオプションが提供するコマンドを組み合わせたバッチファイルで実行します。例えば,文書空間Aと文書空間Bが存在するシステムの場合,次の図に示すようにバッチファイルを実行することで,レンディション変換する文書空間を切り替えます。
図C-1 バッチファイルを使用したレンディション変換の実行例
文書空間Aでレンディション変換したあと,文書空間Bでレンディション変換する場合は,バッチファイルBを実行して,レンディション変換する文書空間を文書空間Bに切り替えます。
レンディション変換する文書空間を,文書空間Aから文書空間Bに切り替える場合のバッチファイル(バッチファイルB)の構成を次に示します。
<レンディション変換強制停止コマンド(EDMRDRStop)> |
レンディション変換環境設定ファイルの記述形式については,「6.1.2 レンディション変換環境設定ファイル(EDMRDRSetup.ini)」を参照してください。
レンディション変換強制停止コマンド,およびレンディション変換要求コマンドの詳細については,「5.3 コマンドの文法」を参照してください。
複数の文書空間が存在するシステムでレンディション変換するときは,次のことに注意してください。