付録E.1 UOCの処理概要

UOCは,PDF変換の要求がある場合に,PDF変換プラグインから呼び出されます。

作成するUOCのプログラムに組み込む必要のある処理の流れは,次のとおりです。

  1. 変換元ファイルをPostScript形式のファイルに変換する
  2. 変換結果をパラメタファイル(Windows初期設定ファイル形式)に書き込む
  3. プログラムを終了する

PDF変換プラグインとのインターフェースは次のとおりです。

  1. 変換元ファイルパスやPostScript形式の変換元ファイルパスなどの情報をPDF変換プラグインからパラメタファイルとして受け取って起動する
  2. パラメタファイルの設定内容を基に,PDF変換の入力ファイルとなるPostScript形式のファイルを作成する
  3. 変換結果をパラメタファイルに書き込む
  4. PDF変換プラグインはパラメタファイルに書き込まれた情報で変換結果を判定し,エラーメッセージをログファイルに出力するか,レンディション変換の処理を続行するか判断する

このマニュアルでは,PDF変換の入力ファイルとなるPostScript形式のファイルを変換対象ファイルと呼びます。

図E-1 UOCの処理の流れ

[図データ]

一つの文書ファイルに対して,複数のUOCを実行することもできます。先に実行されたUOCが正常終了した場合だけ,次のUOCが実行されます。

サンプルプログラムでは,UOCと同じディレクトリにあるUoc.iniに複数のUOCの実行順序を定義します。Uoc.iniの定義に従って,UOCが順に実行されます。