付録D.1 ユーザ定義プラグインの処理概要

ユーザ定義プラグインは,レンダリングオプションから一文書のレンディション変換要求ごとに呼び出されます。作成するユーザ定義プラグインのプログラムに組み込む必要のある処理の流れは,次のとおりです。

  1. 変換元ファイルを読み込んで変換先ファイルへの変換処理を行う
  2. 変換結果をパラメタファイル(Windows初期設定ファイル形式)に書き込む
  3. プログラムを終了する

レンダリングオプションとのインターフェースは次のとおりです。

  1. 変換元ファイルパスや変換先ファイルパスなどの情報をレンダリングオプションからパラメタファイルとして受け取って起動する
  2. パラメタファイルの設定内容に基づいて変換元ファイルを変換先ファイルに変換する
  3. 変換結果をパラメタファイルに書き込む
  4. レンダリングオプションはパラメタファイルに書き込まれた情報で変換結果を判定し,エラーメッセージをログファイルに出力するか,レンディション変換の処理を続行するか判断する

    図D-1 ユーザ定義プラグインの処理の流れ

    [図データ]