この節では,レンディション変換を実行したときに変換エラーになった文書ファイルの採取方法について説明します。
レンダリングオプションでは,変換エラーになった文書ファイルがあった場合,そのファイルを採取してエラーになった原因を追及できます。エラーになった文書ファイルを採取する方法には,オブジェクト操作ツールを利用する方法とレンダリングオプションの機能を利用する方法があります。
それぞれの利用方法について説明します。
オブジェクト操作ツールを利用して,変換エラーになった文書ファイルを採取する手順を次に示します。
オブジェクト操作ツールの詳細については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 オブジェクト操作ツール」を参照してください。
レンダリングオプションの機能を利用して,変換エラーになった文書ファイルを採取する手順を次に示します。
変換エラーになった文書ファイルのファイルサイズの総計が,レンディション変換環境設定ファイルのerror_backup_sizeエントリで指定したサイズを超えた場合,古いファイルから削除され,ファイルサイズの総計がerror_backup_sizeを超えないように調整されます。
変換エラーになった文書ファイルがerror_backup_sizeエントリで指定したファイルサイズよりも大きい場合でもファイルは保存されます。このとき,保存されたファイルの総計は一時的にerror_backup_sizeエントリで指定したサイズを超えます。