2.6 ユーザ定義プラグインの作成

この節では,ユーザ定義プラグインの作成について概要を説明します。

レンダリングオプションが標準提供しているPDF変換プラグインで,標準のレンディション変換をする場合,ユーザ定義プラグインの作成は不要です。次のような場合に,ユーザ定義プラグインを作成してください。

ユーザ定義プラグインは,Win32実行形式ファイル(*.exe)として作成します。

次のディレクトリに,Visual Basic 5.0およびVisual C++ 5.0で作成したユーザ定義プラグインのサンプルプログラム(変換処理部分を除く基本的な処理を記述したソースファイル,コンパイルに必要なプロジェクトファイルなど)が格納されています。

Visual Basic 5.0用
<インストールディレクトリ>¥sample¥plugin¥vb5¥
Visual C++ 5.0用
<インストールディレクトリ>¥sample¥plugin¥vc5¥

変換処理部分については,変換元ファイルと変換先ファイルを扱うアプリケーションプログラムに依存するため記述されていません。Visual Basic 5.0またはVisual C++ 5.0を使用して変換処理部分を記述してコンパイルし,実行ファイルを作成してください。

このプログラムは,Visual Basic 6.0またはVisual C++ 6.0でも使用できます。Visual Basic 6.0またはVisual C++ 6.0を使用する場合は,Visual Basic 6.0またはVisual C++ 6.0でプロジェクトファイルを開き,コンパイルしてください。

ユーザ定義プラグインの作成方法の詳細については,「付録D ユーザ定義プラグインの設計と作成方法」を参照してください。