4.2 DocumentBrokerクライアントでのレンディション変換の準備

この節では,レンディション変換の前に必要なDocumentBrokerクライアントでの操作内容について説明します。

レンディション変換は,DocumentBrokerに登録されている文書のうち,dbrProp_RenditionStatusプロパティ変換フラグに「変換要」が設定されているサブレンディションを持つ文書に対して実行されます。このため,レンダリングオプションでレンディション変換を実行する前に,DocumentBrokerクライアントで変換先レンディションの変換フラグに「変換要」を設定する必要があります。

注※
C++ クラスライブラリとJava クラスライブラリでは,「変換要」を示す文字列定数が次のように異なります。
C++ クラスライブラリ
DBR_RENDSTATUS_CONVERT_REQUIRED
Java クラスライブラリ
DbjDef.RENDSTATUS_CONVERT_REQUIRED

変換先レンディションの変換フラグに「変換要」を設定する操作は,変換対象となる文書の状況に応じて次のように異なります。

各状況に応じたDocumentBrokerクライアントでの操作内容について説明します。

<この節の構成>
4.2.1 新規にレンディション変換をする場合
4.2.2 マスタレンディションを更新して再びレンディション変換する場合
4.2.3 レンディション変換でエラーになった文書を再びレンディション変換する場合