付録B.3 JP1/AJS2の環境設定

JP1/AJS2の環境設定の流れを次に示します。

  1. 認証サーバの指定
  2. JP1ユーザの登録
  3. JP1資源グループおよびJP1権限レベルの設定
  4. ユーザマッピングの設定
     
    注※ レンディション変換用PCでは設定不要です。
<この項の構成>
(1) 認証サーバの指定
(2) JP1ユーザの登録
(3) JP1資源グループおよびJP1権限レベルの設定
(4) ユーザマッピングの設定

(1) 認証サーバの指定

JP1/Baseのユーザ認証機能を使用するために,認証サーバを指定します。

認証サーバの指定手順を次に示します。

  1. 「スタート」メニューから「プログラム」-「JP1_Base」-「環境設定」を選択します。
    「JP1/Base環境設定」ダイアログが表示されます。
  2. 「認証サーバ」タブをクリックします。
  3. 「認証サーバの検索順序」の「追加」ボタンをクリックします。
    「認証サーバ」ダイアログが表示されます。
  4. 「認証サーバ名」に,JP1管理サーバのホスト名「NINSYOU」を入力し,「OK」ボタンをクリックします。
    指定した認証サーバは,「JP1/Base環境設定」ダイアログの「認証サーバ名」フィールドに表示されます。
    • 「認証サーバ名」ダイアログでは,「認証サーバを閉塞状態に設定する」にチェックマークを付ける必要はありません。

(2) JP1ユーザの登録

JP1ユーザの登録は,自ホストを認証サーバに指定した場合だけ必要になります。したがって,レンディション変換用PCでは,JP1ユーザの登録は不要です。

JP1ユーザの登録手順を次に示します。

  1. 「JP1/Base環境設定」ダイアログの「認証サーバ」タブをクリックします。
  2. 「JP1ユーザ」の「追加」ボタンをクリックします。
    「JP1ユーザ」ダイアログが表示されます。
  3. 「JP1ユーザ名」および「パスワード」を入力します。
    「JP1ユーザ名」および「パスワード」には,「jp1admin」を入力してください。
  4. 「OK」ボタンをクリックします。
    登録したユーザ名が,「JP1/Base環境設定」ダイアログの「JP1ユーザ」フィールドに表示されます。

(3) JP1資源グループおよびJP1権限レベルの設定

登録したJP1ユーザに対して,JP1/AJS2で処理を定義・実行するための権限レベルを設定します。権限レベルを設定するには,JP1ユーザに対して「JP1資源グループ」および「JP1権限レベル」を定義します。なお,レンディション変換用PCでは,JP1資源グループおよびJP1権限レベルの設定は不要です。

JP1資源グループおよびJP1権限レベルの設定手順を次に示します。

  1. 「JP1/Base環境設定」ダイアログの「認証サーバ」タブをクリックします。
  2. 「JP1ユーザ」フィールドで,権限を設定するJP1ユーザ名「jp1admin」を選択します。
  3. 「JP1資源グループ別権限レベル」の「追加」ボタンをクリックします。
    「JP1資源グループ詳細」ダイアログが表示されます。
  4. 「JP1資源グループ」に「*」を入力します。
    • 「*」(アスタリスク)は半角で入力してください。
  5. 「所有しない権限」で,すべての権限レベル名を選択し,「<-追加」ボタンをクリックします。
    すべての権限レベル名が「所有する権限」フィールドに表示されます。
  6. 「OK」ボタンをクリックします。
    設定したJP1資源グループ名と権限レベル名が,「JP1/Base環境設定」ダイアログの「JP1資源グループ別権限レベル」フィールドに表示されます。

(4) ユーザマッピングの設定

登録したJP1ユーザに対して,OSユーザをマッピングします。

ユーザマッピングの設定手順を次に示します。

  1. 「JP1/Base環境設定」ダイアログの「ユーザマッピング」タブをクリックします。
  2. 「パスワード管理」の「設定」ボタンをクリックします。
    「パスワード管理」ダイアログが表示されます。
  3. 「新規登録」ボタンをクリックします。
    「新規登録」ダイアログが表示されます。
  4. 「OSユーザ名」および「パスワード」を入力して,「OK」ボタンをクリックします。
    OSユーザ情報が設定され,「パスワード管理」ダイアログに戻ります。登録したOSユーザ名が「登録ユーザ名」フィールドに表示されます。
    • JP1用プライマリユーザおよびJP1用セカンダリユーザを登録してください。それぞれのユーザのOSユーザ名およびパスワードについては,「付録B.1 OSユーザの登録」を参照してください。
  5. 「終了」ボタンをクリックします。
    「パスワード管理」ダイアログが閉じ,「JP1/Base環境設定」ダイアログの「ユーザマッピング」タブに戻ります。
  6. 「JP1ユーザ」の「追加」ボタンをクリックします。
    「JP1ユーザ」ダイアログが表示されます。
  7. 「JP1ユーザ名」および「サーバホスト名」を入力します。
    • 「JP1ユーザ名」には,「jp1admin」を入力してください。
    • 「サーバホスト名」には,「*」を入力してください。なお,「*」(アスタリスク)は半角で入力してください。
  8. 「OK」ボタンをクリックします。
    「マッピングOSユーザー詳細」ダイアログが表示されます。
  9. 「マッピングしないOSユーザー」フィールドに表示されているOSユーザ「Administrator」を選択して,「<-追加」ボタンをクリックします。
    選択したOSユーザ「Administrator」が,「マッピングするOSユーザ」フィールドに表示されます。
  10. 「OK」ボタンをクリックします。
    JP1ユーザ名「jp1admin」とマッピングしたOSユーザ名「Administrator」が,「JP1/Base環境設定」ダイアログの「マッピングOSユーザ一覧」フィールドに表示されます。