JP1/AJS2では,複数ジョブの実行順序をジョブネットとして定義して,ジョブを自動実行します。ジョブネットとは,実行順序を関連づけたジョブの集まりです。
レンディション変換を自動化するためのジョブネットの定義について説明します。
通常,レンディション変換のために,次の順序でコマンドを実行します。
これらの操作を定義したジョブネットの概要を次の図に示します。なお,ジョブネットでは,複数の文書ファイルを変換できるように,レンダリングオプションを起動してから4時間後に,レンダリングオプションを停止するように定義しています。この間,レンディション変換要求に応じて,レンディション変換が実行されます。
図B-2 レンディション変換の操作を定義したジョブネットの概要
ジョブネットの各ジョブには,次の属性を定義します。
なお,ジョブネットは,JP1/AJS2 - Viewまたはコマンドを使って定義します。ジョブネットの定義の詳細については,マニュアル「JP1 Version 6 JP1/Automatic Job Management System 2 運用・操作編」を参照してください。