6.5 レンディションタイプの指定方法

この節では,レンダリングオプションでのレンディションタイプの指定方法について説明します。

レンダリングオプションでレンディションタイプを指定する場合,DocumentBrokerサーバのdbrProp_RenditionTypeプロパティに指定した値を使用します。DocumentBrokerサーバでは,レンディションタイプの値の指定方法として次に示すMIME形式にすることをお勧めしています。

MIME::タイプ/サブタイプ△〔;△パラメタ△〔;△パラメタ△〕…〕〔△(コメント群)〔△(コメント群)〕…〕
 
パラメタ ::= 属性 "=" 値
コメント群 ::= コメント | (コメント群)

上記のMIME形式の記述規則は次のとおりです。

レンダリングオプションでレンディションタイプを指定するときには,MIME形式の先頭の"MIME::"を除く文字列を指定します。なお,レンディション変換要求コマンドのオプションでレンディションタイプを指定する場合は,MIME形式の先頭の"MIME::"を除く文字列の前後を引用符(")で囲んで指定します。また,指定する文字列中に「"」および「¥」が含まれる場合は,エスケープ文字(¥)を付けて指定する必要があります。

指定する文字列中に「"」および「¥」が含まれる場合の指定例を次に示します。

¥"の場合
¥¥¥"に変更して指定します。
"の場合
¥"に変更して指定します。
¥の場合
¥のままで,変更する必要はありません。

レンダリングオプションは,レンディション変換要求コマンドのオプションおよびレンディション変換プラグイン設定ファイルで指定されたレンディションタイプと,サーバ上の文書に設定されているレンディションタイプを比較して,その文書を変換対象とするかどうかを判断します。このとき,文書に設定されているレンディションタイプの先頭の"MIME::"を除いて比較します。

一つの文書に,レンディション変換要求コマンドで指定された変換先レンディションタイプと一致するサブレンディションが複数存在する場合,一致するすべてのサブレンディションが変換対象となります。

例えば,レンディション変換要求コマンドのオプションで指定された変換先レンディションタイプが"application/pdf"の場合,次のどちらかのレンディションタイプを持つサブレンディションがすべて変換対象となります。