uCosminexus DocumentBroker Rendering Option Version 3

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2.2.3 ディレクトリ構成の確認

ここでは,インストール後のディレクトリ構成の確認について説明します。

レンダリングオプションのインストールが終了したら,ディレクトリおよびファイルが正しく作成されているか確認してください。レンダリングオプションのインストールディレクトリ以下のディレクトリ構成を次の図に示します。なお,デフォルトのインストールディレクトリは,次のとおりです。

インストールディレクトリ
C:\Program Files\Hitachi\DocBroker\RenderingOption
なお,C:はOSがインストールされているドライブ名です。
 

図2-2 レンダリングオプションのディレクトリ構成

[図データ]

ここでは,インストール時の各ディレクトリの構成要素のうち,PDFstaffまたはMicrosoft Officeと連携する場合にレンダリングオプションの導入時および運用時に必要になる要素について説明します。

<インストールディレクトリ>直下のファイル
readme.txt
レンダリングオプションのReadmeファイルです。

<インストールディレクトリ>\bin\直下のファイル
このディレクトリには,各種実行ファイルおよびDLLファイルが格納されます。
EDMRDRREQ.EXE
レンディション変換要求コマンドの実行ファイルです。
EDMRDRSTOP.EXE
レンディション変換強制停止コマンドの実行ファイルです。
EDMRDRPFGPDF.DLL
PDFstaffを使用する場合のPDF変換プラグインのDLLファイルです。
EDMRDRPLWD12.DLL
Microsoft Officeを使用する場合で,変換元レンディションタイプがWordのときのPDF変換プラグインのDLLファイルです。
EDMRDRPLXL12.DLL
Microsoft Officeを使用する場合で,変換元レンディションタイプがExcelのときのPDF変換プラグインのDLLファイルです。
EDMRDRPLPP12.DLL
Microsoft Officeを使用する場合で,変換元レンディションタイプがPowerPointのときのPDF変換プラグインのDLLファイルです。
EDMRDRPCTUSR.DLL
ユーザ定義プラグインを制御するDLLファイルです。

<インストールディレクトリ>\config\直下のファイル
このディレクトリには,環境設定ファイルが格納されます。
EDMRDRSetup.ini
レンディション変換環境設定ファイルです。
EDMRDRPlugins.ini
レンディション変換プラグイン設定ファイルです。デフォルトでは,PDFstaffを使用する場合の内容が格納されています。Microsoft Officeを使用する場合,<インストールディレクトリ>\sample\config\に格納されているMicrosoft Officeを使用する場合のレンディション変換プラグイン設定ファイルのサンプルをコピーして使用してください。

<インストールディレクトリ>\logs\
このディレクトリは,インストール時には空の状態です。レンダリングオプションの処理が実行されると,このディレクトリにログファイルやトレースファイルが作成されます。

<インストールディレクトリ>\logs\errfile\
このディレクトリは,インストール時には空の状態です。レンディション変換で変換エラーが発生した場合に,変換エラーとなった変換元ファイルがこのディレクトリに格納されます。

<インストールディレクトリ>\manual\の構成要素
このディレクトリには,次のディレクトリが作成されて,レンダリングオプションの電子マニュアルが格納されます。なお,作成されるディレクトリの<VVRR>の部分は,レンダリングオプションのバージョン番号になります。例えば,バージョン番号が03-00の場合は,"0300"になります。
<VVRR>\htmlhelp\
次のファイルが格納されています。
  • dbrs.chm
    HTMLヘルプ形式の電子マニュアルです。
  • hhupd.exe
    HTMLヘルプのランタイムコンポーネントです。
<VVRR>\htmlmanual\dbrs\
次のファイルおよびディレクトリが格納されています。
  • *.htm
    HTML形式の電子マニュアルです。index.htmから参照します。
  • figure
    HTML形式の電子マニュアルの画像ファイルが格納されているディレクトリです。

<インストールディレクトリ>\queue\
このディレクトリには,レンダリングオプションを起動したときに作業用ファイルが一時的に格納されます。

<インストールディレクトリ>\sample\plugin\vb5\直下のファイル
このディレクトリには,Visual Basic 5.0またはVisual Basic 6.0でユーザ定義プラグインを作成するためのプロジェクトファイルおよびソースファイルのサンプルが格納されます。
UserPlugin.vbp
Visual Basic 5.0またはVisual Basic 6.0でユーザ定義プラグインを作成する場合に使用できるプロジェクトファイルのサンプルです。
UserPlugin.bas
Visual Basic 5.0またはVisual Basic 6.0でユーザ定義プラグインを作成する場合に使用できるソースファイルのサンプルです。

<インストールディレクトリ>\sample\plugin\vc5\直下のファイル
このディレクトリには,Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でユーザ定義プラグインを作成するためのプロジェクトファイル,ソースファイルのサンプルなどが格納されます。
UserPlugin.dsw
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でユーザ定義プラグインを作成する場合に使用できるプロジェクトワークスペースファイルです。
UserPlugin.dsp
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でユーザ定義プラグインを作成する場合に使用できるプロジェクトファイルのサンプルです。
UserPlugin.c
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でユーザ定義プラグインを作成する場合に使用できるソースファイルのサンプルです。
UserPlugin.h
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でユーザ定義プラグインを作成する場合に使用できるヘッダファイルです。

<インストールディレクトリ>\sample\uoc\vb5\Sample2\直下のファイル
このディレクトリには,Visual Basic 5.0またはVisual Basic 6.0で複数のUOCを実行するためのプロジェクトファイル,ソースファイルのサンプルなどが格納されます。
Sample2.vbp
Visual Basic 5.0またはVisual Basic 6.0でUOCを作成する場合に使用できるプロジェクトファイルのサンプルです。
Sample2.bas
Visual Basic 5.0またはVisual Basic 6.0でUOCを作成する場合に使用できるソースファイルのサンプルです。
Uoc.ini
複数のUOCの実行順序を定義するファイルのサンプルです。

<インストールディレクトリ>\sample\uoc\vc5\Sample2\直下のファイル
このディレクトリには,Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0で複数のUOCを実行するためのプロジェクトファイル,ソースファイルのサンプルなどが格納されます。
Sample2.dsw
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でUOCを作成する場合に使用できるプロジェクトワークスペースファイルです。
Sample2.dsp
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でUOCを作成する場合に使用できるプロジェクトファイルのサンプルです。
Sample2.c
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でUOCを作成する場合に使用できるソースファイルのサンプルです。
Sample2.h
Visual C++ 5.0またはVisual C++ 6.0でUOCを作成する場合に使用できるヘッダファイルです。
Uoc.ini
複数のUOCの実行順序を定義するファイルのサンプルです。

<インストールディレクトリ>\sample\config\直下のファイル
このディレクトリには,レンディション変換プラグイン設定ファイルのサンプルが格納されます。
EDMRDRPlugins.ini.pdfs
PDFstaffを使用する場合のレンディション変換プラグイン設定ファイルのサンプルです。
EDMRDRPlugins.ini.msof
Microsoft Officeを使用する場合のレンディション変換プラグイン設定ファイルのサンプルです。

<インストールディレクトリ>\temp\
このディレクトリには,レンディション変換実行中に作業ファイルが一時的に格納されます。

<インストールディレクトリ>\temp\in\
このディレクトリは,インストール時には空の状態です。このディレクトリには,レンディション変換実行中に変換元ファイルが一時的に格納されます。

<インストールディレクトリ>\temp\out\
このディレクトリは,インストール時には空の状態です。このディレクトリには,レンディション変換実行後に変換結果ファイルが一時的に格納されます。

<インストールディレクトリ>\tools\
このディレクトリには,保守用ツールが格納されています。