1.2.4 DocumentBroker Standard GUIを利用するユーザの種類

ここでは,DocumentBroker Standard GUIを利用するユーザの種類について説明します。

DocumentBroker Standard GUIでは,フォルダの管理,ルートの管理,文書の作成,文書の参照などの操作に応じて権限を設定しています。そのため,フォルダを管理するユーザか,ルートを管理するユーザか,文書を作成するユーザか,または文書を参照するユーザかによって,実行できる操作が制限されます。

DocumentBroker Standard GUIを利用するユーザの種類を,次の表に示します。

表1-8 DocumentBroker Standard GUIを利用するユーザの種類

項番ユーザの種類説明
1フォルダ管理者フォルダを管理するユーザです。
ユーザが文書を操作するために必要なフォルダを作成したり,フォルダのプロパティやアクセス権を更新したりします。
フォルダ管理者は,文書作成ユーザ,および文書参照ユーザの権限も持ちます。
2ルート管理者ルートを管理するユーザです。
案件の作成に必要なルートの定義や定義内容の更新,削除,およびアクセス権の更新をします。
ルート管理者は,フォルダ管理者,文書作成ユーザ,文書参照ユーザの権限も持ちます。
3文書作成ユーザ文書を作成するユーザです。
文書の作成や更新,アクセス権の更新,および文書リンクの設定をします。また,作成した文書の審査・承認の依頼など,文書を公開するための操作をします。
文書作成ユーザは,文書参照ユーザの権限も持ちます。
4文書参照ユーザ文書を参照するユーザです。
一般文書や公開文書を検索したり,参照したりします。
5システム管理者DocumentBroker Standard GUIを使用したシステムを運用,管理,および保守するユーザです。
システム管理者は,DocumentBroker Standard GUIで管理しているすべての文書,フォルダ,およびルートを操作する権限を持ちます。
また,文書に独自のプロパティを追加するための,文書種別マスタや属性値マスタを作成する権限も持ちます。

それぞれのユーザができる操作については,「1.3 DocumentBroker Standard GUIでできること」で説明します。