uCosminexus DocumentBroker Version 3 Standard GUI システム導入・運用ガイド

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2.5.1 配置ディスクリプタ(web.xml)の設定

DocumentBroker Standard GUIの環境は,次のフォルダに格納されている配置ディスクリプタweb.xml)のコンテキストパラメタで設定します。

<この項の構成>
(1) 画面の表示言語に関する情報の設定
(2) アプリケーションに関する情報の設定
(3) ディレクトリサーバに関する情報の設定
(4) 審査・承認に関する情報の設定
(5) 電子署名機能とタイムスタンプ機能に関する情報の設定
(6) CGIトレース情報とエラートレース情報に関する情報の設定
(7) 監査証跡ログに関する情報の設定
(8) プロパティファイルに関する情報の設定
(9) 公開文書に関する情報の設定
(10) ActiveXコントロールに関する情報の設定

(1) 画面の表示言語に関する情報の設定

DocumentBroker Standard GUIの画面を日本語で表示するか,英語で表示するかを設定します。設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-20 画面の表示言語に関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 web-app/display-name 日本語画面の場合
sContents
英語画面の場合
sContents_en
uCosminexus Application ServerにWebアプリケーションをデプロイする際のアプリケーション名称を指定します。
uCosminexus Application Serverに複数のWebアプリケーションをデプロイする場合,このパラメタの設定が一意になるようにしてください。
任意

(凡例)
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更可能です。

(2) アプリケーションに関する情報の設定

アプリケーションに関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-21 アプリケーションに関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 app.ACLObjNum 10 アクセス権に設定できるユーザ,グループ,および組織の最大件数を,0〜64(DocumentBrokerサーバで指定できるアクセス制御エレメント数の範囲内)の値で指定します。
指定を省略した場合,2147483647までの正の整数以外の値を指定した場合は,10が仮定されます。
例えば,このパラメタに20を指定した場合,アクセス権に設定できるユーザ,グループ,および組織の合計数が最大20件になります。
0を指定した場合,個々のユーザ,グループ,および組織に対してアクセス権を与えられません。このとき,アクセス権を与えられるのは,「所有者」または「全てのユーザ」だけになります。
なお,このパラメタの値を小さくする場合は,次に示す条件式を満たすようにパラメタの値を変更してください。
  • app.ACLObjNumパラメタの値≧現在,アクセス権に設定しているユーザ,グループ,および組織の合計数
この条件式を満たさない場合,アクセス権の更新処理がエラーになります。
任意
2 app.ActiveXUse true ActiveXコントロールを使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:ActiveXコントロールを使用します。
  • false:ActiveXコントロールを使用しません。
ただし,falseを指定した場合でも,電子署名機能を使用するときは,署名をするマシンだけはActiveXコントロールを使用する必要があります。
なお,電子署名機能を使用するかどうかは,配置ディスクリプタ(web.xml)のapprove.SignatureTypeパラメタで指定します。approve.SignatureTypeパラメタの値に0以外を指定した場合は,署名をするマシンでActiveXコントロールを使用する設定にしてください。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
3 app.AuthRetryCount 3 ログインのリトライ回数を,0〜20の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,3が仮定されます。
なお,0を指定した場合は,リトライ回数をチェックしません。
任意
4 app.CapacityLimitationUse false フォルダの容量制限機能を使用するかどうかを指定します。この指定は,運用を開始したあとに変更しないでください。次の値を指定します。
  • true:フォルダの容量制限機能を使用します。
  • false:フォルダの容量制限機能を使用しません。
falseを指定した場合,[フォルダの作成]画面および[フォルダのプロパティ]画面には次の項目が表示されません。
  • [容量制限]
  • [登録可能な容量]
  • [使用済み容量]([フォルダのプロパティ]画面だけ)
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意 不可
5 app.CheckoutChangePerm true チェックアウト中の文書に対するアクセス権の変更を許可するかどうかを指定します。
  • true:チェックアウト中の文書に対するアクセス権の変更を許可します。
  • false:チェックアウト中の文書に対するアクセス権の変更は許可しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
なお,DocumentBroker Standard GUIのバージョン03-70以前と挙動を合わせる場合以外は,falseの指定を推奨します。
任意
6 app.CookieSize 1024 文書をチェックアウトして文書ファイルをダウンロードするときに,ダウンロード先のパスを保存するCookieの使用領域を,512〜4096の値で指定します(単位:バイト)。
保存できるCookieのサイズに上限があるため,初期設定値の1024を使用することを推奨します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,1024が仮定されます。
任意
7 app.CSVOutputUse false [文書一覧]画面,および[検索結果]画面で,[状態]列以外の内容をCSV形式でファイルに出力できるようにするかどうかを指定します。
  • true:[CSVを出力する]ボタンが表示されます。CSV形式でファイルに出力できます。
  • false:[CSVを出力する]ボタンは表示されません。CSV形式でファイルに出力できません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
8 app.DefaultDispMenu foldertree ログイン直後に表示するメニューを指定します。次の値を指定します。
  • foldertree:[文書フォルダ]メニューを展開して表示します。
  • docsearch:[文書検索]メニューを展開して表示します。
  • docdetailsearch:[文書詳細検索]メニューを展開して表示します。[文書詳細検索]メニューが非表示となっている場合はfoldertreeが仮定されます。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,foldertreeが仮定されます。
なお,審査・承認機能を使用する場合で,通知メール中のURLを選択したときは,指定した受信トレイを開きます。
任意
9 app.DocCreateMulti None ドラッグ&ドロップによる複数文書の一括登録を使用するかどうかを指定します。
  • Muiti:複数文書の一括登録を使用します。
  • None:複数文書の一括登録を使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,Noneが仮定されます。
任意
10 app.DocCreateMultiContinue true ドラッグ&ドロップによる複数文書の一括登録を使用する場合で,文書の登録に失敗したときに,一括登録処理を継続するかどうかを指定します。
  • true:一括登録処理を継続します。
  • false:一括登録処理を継続しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
11 app.DocCreateMultiInterval 0 ドラッグ&ドロップによる複数文書の一括登録を使用する場合に,文書を作成する間隔を0〜10(単位:秒)の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,0が仮定されます。
任意
12 app.DocCreateMultiMax 20 ドラッグ&ドロップによる複数文書の一括登録を使用する場合に,ドラッグアンドドロップできる最大文書ファイル数を2〜20の値で指定します。
0を指定した場合,指定を省略した場合,または2147483647までの正の整数以外の値を指定した場合は,20が仮定されます。
任意
13 app.DocHistoryNum 0 文書の更新履歴数の保存件数を0〜2147483647の値で指定します。
0を指定した場合,指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,保存件数の制限はなしと仮定されます。
1以上の値を指定した場合,app.EcmAdminIDおよびapp.EcmAdminPasswordは必ず指定する必要があります。
任意
14 app.DocListDefaultSortColumn esysProp_ModifyTime [文書一覧]画面の表示時にどの表示項目でソートするかを,ソートする項目の列名で指定します。
指定できるプロパティについては,「4.4(3) 記述できるキー」の表4-10を参照してください。
ソートできない列名を指定した場合,または指定を省略した場合は,esysProp_ModifyTimeが仮定されます。不正な値を指定した場合は,[文書一覧]画面の表示時にエラーになります。
任意
15 app.DocListDefaultSortMode DESC [文書一覧]画面の表示時に文書の表示を昇順にするか降順にするかを指定します。次の値を指定します。
  • ASC:昇順
  • DESC:降順
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,DESCが仮定されます。
任意
16 app.DocListDownloadAnchor esysProp_Name 文書一覧画面で,ファイルをダウンロードするアンカーを設定するカラムを指定します。リスト表示プロパティファイルに設定された属性名で指定してください。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,各文書一覧画面の2カラム目の項目(各リスト表示プロパティファイルのprop.name.1の項目)にアンカーが設定されます。
任意
17 app.DocMoveOwnerOnly true 移動する文書に対する「全て」の権限,移動元および移動先の文書フォルダに対する「リンク」以上の権限のあるユーザも文書の移動を許可するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:文書の所有者だけが移動できます。
  • false:文書の所有者と,文書のアクセス権に[全て]の権限を持つユーザが,移動できます。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
falseを指定した場合,app.EcmAdminIDおよびapp.EcmAdminPasswordは必ず指定する必要があります。
任意
18 app.DocRelationshipUpperbound 10 文書リンク機能で,一つの文書に対して設定できる最大リンク数を,1〜2147483647の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,10が仮定されます。
任意
19 app.DocSearchButtonFixed false [文書検索]画面,および[文書詳細検索]画面で,検索ボタンを画面上部に固定化するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:検索ボタンを固定化します。
  • false:検索ボタンを固定化しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
20 app.DocSearchIncludeSubFolders true 検索の対象にサブフォルダの文書を含むかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:検索対象にサブフォルダの文書を必ず含みます。
  • false:検索対象にサブフォルダの文書を含むかどうかを選択するチェックボックスを表示します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
21 app.DocspaceId 673d2be0-d1fd-11d0-ab59-08002be29e1d DocumentBrokerの文書空間識別子を指定します。
指定を省略した場合は,673d2be0-d1fd-11d0-ab59-08002be29e1dが仮定されます。
任意
22 app.DocTextUse false 文書の作成時に全文検索テキストファイルを指定できるようにするかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:文書の作成時に全文検索テキストファイルを指定できるようにします。
  • false:文書の作成時に全文検索テキストファイルを指定できないようにします。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
23 app.DocUrlMainWindow open DocumentBroker Standard GUIのメイン画面を表示した状態で,文書のURLから文書ファイルを参照した場合,新しく開いたDocumentBroker Standard GUIのメイン画面を自動的に閉じるかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • open:文書のURLから文書ファイルを参照した場合に,新しくDocumentBroker Standard GUIのメイン画面を表示します。
  • close:文書のURLから文書ファイルを参照した場合に,新しく開いたDocumentBroker Standard GUIのメイン画面を自動的に閉じます。
文書のURLを選択したときに別ブラウザのウィンドウが起動する設定にしていた場合,メールやHTML中に配置された複数の文書のURLを続けて選択すると,DocumentBroker Standard GUIのメイン画面が複数開いた状態になります。closeを指定することで,DocumentBroker Standard GUIのメイン画面を自動的に閉じることができます。ただし,
DocumentBroker Standard GUIのメイン画面を自動的に閉じた場合,自動でのログアウト処理は行われません。そのため,セッションのタイムアウトまで,ログインユーザ数が,一時的に増加することになります。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,openが仮定されます。
任意
24 app.DocUrlVersion fixed URLの切り出しを実行した際に,クリップボードにコピーされるURLを指定します。次の値を指定します。
  • current:最新版のファイルをダウンロードするURLを生成し,クリップボードにコピーします。
    URLの切り出しを実行したあとに文書が更新された場合,最新版のファイルが参照できます。URLの切り出しを実行した際のバージョンのファイルは参照できません。
  • fixed:URLの切り出しを実行した際のバージョンのファイルをダウンロードするURLを生成し,クリップボードにコピーします。
    URLの切り出しを実行したあとに文書が更新された場合は,URLから更新後の内容を参照することはできません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,fixedが仮定されます。
任意
25 app.EcmAdminID DocumentBrokerのセキュリティ管理者のユーザIDを指定します。公開文書の審査・承認の最終承認をする場合,または文書の更新履歴数を制限する場合にこのパラメタの指定が必要になります。
approve.Useにtrueを指定した場合,または,app.DocHistoryNumに1以上の値を指定した場合は,必ず指定してください。
必須
26 app.EcmAdminPassword DocumentBrokerのセキュリティ管理者のパスワードを指定します。公開文書の審査・承認の最終承認をする場合,または文書の更新履歴数を制限する場合にこのパラメタの指定が必要になります。
approve.Useにtrueを指定した場合,または,app.DocHistoryNumに1以上の値を指定した場合は,必ず指定してください。
必須
27 app.FetchCountMax 200 文書の検索結果の取得件数を,0〜10000の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,200が仮定されます。
0を指定した場合は,検索結果を全件取得します。
フォルダ下の文書を画面の一覧領域に表示する場合は,この指定が適用されません。
任意
28 app.FrontPath 負荷分散機による負荷分散処理を使用する際に指定します。
このパラメタを指定すると,文書のURL・審査・承認依頼メール中のURLにおける,プロトコル,ホスト名,ポート番号の指定を,負荷分散機に合わせることができます。
指定例を次に示します。

(例1)
使用プロトコル:HTTP
負荷分散機のホスト名:docsrv.xxx.co.jp
ポート番号:8080

結果
http://docsrv.xxx.co.jp:8080

(例2)
使用プロトコル:HTTPS
負荷分散機のホスト名:docsrv.xxx.co.jp
ポート番号:SSL通信でのデフォルトの場合

結果
https://docsrv.xxx.co.jp

ただし,指定した値のフォーマットが妥当かどうかはチェックされません。
指定を省略した場合,HTTPのリクエストから使用プロトコル,ホスト名,ポート番号を取得します。
任意
29 app.InfoUrl /index.html 初期画面に表示するお知らせ画面のURLを指定します。
指定を省略した場合は,/index.htmlが仮定されます。
任意
30 app.LdapObjDispMax 200 LDAPオブジェクト検索処理で,リストに表示するオブジェクトの最大件数を,20〜1000の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,200が仮定されます。
なお,利用されているLDAPサーバについてLDAP検索を実行した場合に返却されるオブジェクト数には,上限が設定されている場合があります。上限を超えない範囲の値を指定してください。
任意
31 app.ListCount 20 画面の一覧領域に,1ページ当たり何件まで文書を表示するかを,20〜1000の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,20が仮定されます。
任意
32 app.NodeFolderUse false ノードフォルダの作成を許可するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:ノードフォルダの作成を許可します。
  • false:ノードフォルダの作成を許可しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
なお,このパラメタの指定値をtrueからfalseに変更しても,作成済みのノードフォルダは今までどおり使用できます。
任意
33 app.ObjEveryonePerm None アクセス権の設定方式が「個別に設定」の文書フォルダの下位に文書フォルダを作成,または一般文書を登録するとき,「全てのユーザ」のアクセス権を引き継ぐかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • Inherit:引き継ぎます。
  • None:引き継がないで「なし」を設定します。
ただし,コピー先の文書フォルダのアクセス権設定方式が「個別に設定」の場合に,文書をコピーしたときは,Noneを指定しても,「全てのユーザ」のアクセス権は,コピー元の文書の「全てのユーザ」のアクセス権と同じになります。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,Noneが仮定されます。
任意
34 app.PasswordMode false パスワード変更機能を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:パスワード変更機能を使用します。
  • false:パスワード変更機能を使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
35 app.Permission true ディレクトリサーバに定義したユーザの種別を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:ディレクトリサーバに定義したユーザの種別を使用します。
  • false:ディレクトリサーバに定義したユーザの種別を使用しません。DocumentBroker Serverに設定したアクセス権だけを使用します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
36 app.ReferenceContentBasePath リファレンスファイル文書のコンテント格納先ベースパスを,フルパスまたはUNC形式で指定します。
なお,指定先のフォルダはあらかじめ作成しておく必要があります。
リファレンスファイル文書化機能を使用する場合は,必ず指定してください。
格納先ベースパスに指定できる形式は,DocumentBroker Serverを使用しているマシンのOSに依存します。指定できる形式については,マニュアル「DocumentBroker システム導入・運用ガイド」を参照してください。
任意
37 app.ReferenceContentPath ECM リファレンスファイル文書のコンテント格納先を,app.ReferenceContentBasePathからの相対パスで指定します。
リファレンスファイル文書化機能を使用する場合は,必ず指定してください。
任意
38 app.ReferenceFileUse NO リファレンスファイル文書化機能を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • NO:リファレンスファイル文書化機能を使用しません。
  • WORM:リファレンスファイル文書化機能を使用します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,NOが仮定されます。
任意
39 app.RenderingExtList doc,
xls,
ppt,
txt
一般文書のファイル形式変換機能を使用する場合の,変換対象の拡張子を指定します。
複数の拡張子を指定するときは,拡張子をコンマ(,)で区切って指定します。
指定を省略した場合は,doc,xls,ppt,txtが仮定されます。
例えば,Office 2007の文書のファイル形式を変換する場合は,使用するアプリケーションプログラムに応じて,次の拡張子を追加します。
  • Word 2007:docm,docx
  • Excel 2007:xlsb,xlsm,xlsx
  • PowerPoint 2007:pptm,pptx
また,Visio文書のファイル形式を変換する場合は,vsdを追加します。
変換対象の文書に応じて,DocumentBroker Rendering Optionのバージョンを確認し,設定を変更してください。DocumentBroker Rendering Optionの設定については,マニュアル「DocumentBroker Rendering Option Version 3」または「DocumentBroker Rendering Option Version 3(活文 PDFstaff編)」を参照してください。
任意
40 app.RenderingType application/pdf 一般文書のファイル形式変換機能を使用する場合の,変換先のファイル形式のMIMEタイプを指定します。
このパラメタには,application/pdfを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,application/pdfが仮定されます。
任意
41 app.RenderingUse false 一般文書のファイル形式変換機能を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:ファイル形式変換機能を使用します。
  • false:ファイル形式変換機能を使用しません。
指定を省略した場合は,falseが仮定されます。
任意
42 app.SearchDictionary 全文検索で同義語展開検索をするときに使用する同義語辞書名称を指定します。
指定を省略した場合は,同義語展開検索をしません。
同義語辞書の作成と登録の方法は,マニュアル「HiRDB Text Search Plug-in」,または「HiRDB XML Extension」を参照してください。
任意
43 app.SearchExpanse KAE 全文検索で異表記展開検索を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • K:かたかな異表記
  • A:アルファベット異表記
  • E:全角半角異表記
これらの値は,「KA」や「KAE」のように,組み合わせて指定することもできます。
指定を省略した場合は,異表記展開検索をしません。
任意
44 app.SearchFullWidthSpaceDelimiter false 文書検索,または詳細検索で複数のキーワードを指定する場合に,キーワードの区切り文字として全角スペースを利用できるようにするかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:半角スペースと全角スペースを利用します。
  • false:半角スペースを利用します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
45 app.SearchMessageDialog false 検索実行時に,検索実行中であることを示すダイアログを表示するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:[文書検索実行中]ダイアログを表示します。
  • false:[文書検索実行中]ダイアログを表示しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
46 app.SearchWordLengthMin 0 文書検索領域の「キーワード」,文書詳細検索領域の「全てのキーワードを含む条件」,「いずれかのキーワードを含む条件」の指定で,入力しないといけない各キーワードのバイト数を指定します。
各キーワードの最低バイト数を制限することで,検索の性能を向上できます。
指定できる範囲は,0〜255(バイト)です。検索時に,ここで指定した値以上であるかをチェックします。0を指定した場合は,バイト数のチェックをしません。
指定を省略した場合,0が仮定されます。
任意
47 app.SearchWordLengthNotMax 0 文書詳細検索領域の「キーワードを含まない条件」の指定で,入力できる各キーワードのバイト数を指定します。
各キーワードの最高バイト数を制限することで,検索の性能を向上できます。
指定できる範囲は,0〜255(バイト)です。検索時に,ここで指定した値以下であるかをチェックします。0を指定した場合は,バイト数のチェックをしません。
指定を省略した場合,0が仮定されます。
任意
48 app.ServletMapping /Service サーブレットのマッピングパス名を指定します。
このパラメタには,/Serviceを必ず指定してください。
この指定は省略できません。
任意 不可
49 app.SubDocAdd 5 ActiveXを使用しない場合に,同時に追加できる関連ファイル数を,1〜64の値で指定します。ただし,ここで指定した値と既存のファイル数の合計がapp.SubDocMaxで指定した値を超えてしまうときは,差分のファイル数が追加できるファイル数になります。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,5が仮定されます。
なお,ActiveXを使用する場合,この指定は無視されます。
任意
50 app.SubDocMax 64 一つの文書に登録可能な関連ファイル数を,1〜64の値で指定します。
指定を省略した場合,2147483647までの正の整数以外の値を指定した場合は,64が仮定されます。
なお,このパラメタの値を小さくする場合は,次に示す条件式を満たすようにパラメタの値を変更してください。
  • app.SubDocMaxパラメタの値≧現在,登録している関連ファイル数
この条件式を満たさない場合,文書の更新やコピー処理でエラーになります。
任意
51 app.UploadableExtListMode NOUSE パラメタ値「app.UploadableExtList」に指定した拡張子のファイルについて,DocumentBroker Standard GUIへのアップロードを許可するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • NOUSE:登録可能なファイル形式の制限機能を使用しません。
  • PERMIT:指定した拡張子のアップロードを許可します。
  • REFUSE:指定した拡張子のアップロードを拒否します。
任意
52 app.UploadableExtList ""
(空の指定を意味する)
DocumentBroker Standard GUIへのアップロードを許可,または拒否する拡張子の一覧(リスト)を","(コンマ)区切りで指定します。
指定した拡張子の一覧(リスト)を,登録許可リストとして扱うか,登録拒否リストとして扱うかはパラメタ値「app.UploadableExtListMode」の設定に従います。
拡張子の大小文字は区別しません。また,同じ拡張子の複数回指定は許可します。
指定できる値は1,000バイトまでです。
指定できる値を超えた場合は,1,001バイト目が","(コンマ)の場合は1,000バイト目までの指定を有効とします。1,001バイト目が","(コンマ)以外の場合は,1,000バイト目からさかのぼって,最初に出現した","(コンマ)の1バイト前までの値の指定を有効とします。
","(コンマ)だけを指定した場合,および""(空白)を指定した場合は拡張子なしを意味します。
  • 指定例1:doc,xls,ppt,txt
    (doc,xls,ppt,txtを指定)
  • 指定例2:,doc,xls,ppt
    (拡張子なし,doc,xls,pptを指定)
運用中に設定を変更した場合は,操作に影響※3するおそれがあります。登録できる拡張子を見直してください。なお,システムに登録済みのファイルの拡張子が,新たに登録拒否リストに指定された場合でも文書の参照は可能です。
任意
53 app.UploadSize 0 登録可能な文書ファイルの最大サイズを指定します。
文書ファイルのファイルサイズが,ここで指定した値を超えていないかをチェックします。
指定できる範囲は0〜2147483647(バイト)です。
0を指定した場合,文書ファイルの最大サイズのチェックはしません。なお,最大サイズのチェックは主ファイルと関連ファイルの合計ではなく,ファイルごとにします。
ファイルサイズが大きい場合,文書の操作にかなりの時間が必要となり,メモリ所要量が増大するため,システムに負荷が掛かります。
さらに,物理メモリを増強しても,プロセスに割り当てられるメモリ所要量には限界があります。このため,文書ファイルの最大サイズは20MBまで(稼働環境において物理的にメモリを確保できることが前提)を推奨します。
指定を省略した場合,0が仮定されます。
すでに登録済みの文書を登録する場合(例えば文書のコピー操作で[文書ファイル]項目の初期入力値を変更せずに文書を作成した場合),文書ファイルのファイルサイズはチェックされません。
なお,次の場合に0以外を指定したときは,ファイルサイズチェックはクライアントでは行われません。Webサーバにファイルが転送されてからWebサーバでファイルサイズチェックが行われます。
  • 配置ディスクリプタ(Web.xml)のapp.ActiveXUseパラメタにfalseを設定している場合
  • 配置ディスクリプタ(Web.xml)のapp.ActiveXUseパラメタにtrueを設定している場合で,activex.FsCabFileNameにNOUSEを指定しているとき
任意
54 app.UseBranchDoc false 公開文書の分岐機能を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:公開文書の分岐機能を使用します。
  • false:公開文書の分岐機能を使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
55 app.UseBranchDocRelation false 公開文書の分岐機能を使用する場合に,分岐先の文書から分岐元の文書に文書リンクするかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:分岐元の文書に文書リンクします。
  • false:分岐元の文書に文書リンクしません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
56 app.UseDocRelationship false 文書リンク機能を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:文書リンク機能を使用します。
  • false:文書リンク機能を使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
57 app.UseScannerCooperation false 複合機連携による文書登録機能を使用するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:複合機連携による文書登録機能を使用します。
  • false:複合機連携による文書登録機能を使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
58 app.VisibleCheckOutUser false 文書のプロパティ画面の[基本情報領域]に「チェックアウト中ユーザ」を表示するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:表示します。
  • false:表示しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
trueを指定した場合は,チェックアウトユーザ名が表示されますが,チェックアウト中以外の文書の場合は,チェックアウト中ユーザ欄には何も表示されません。
なお,文書履歴一覧画面および公開文書に関する文書のプロパティ画面では,「チェックアウト中ユーザ」プロパティを表示しません。
任意
59 app.VisibleDocDetailSearch true [文書詳細検索]メニューを表示するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:[文書詳細検索]メニューを表示します。
  • false:[文書詳細検索]メニューを表示しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
60 app.VisibleIndexStatus false 文書のプロパティ画面の[基本情報領域],および[関連ファイル領域]に,「全文検索」を表示するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:表示します。
  • false:表示しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
trueを指定した場合は,文書のプロパティ画面の「全文検索」欄に次の内容※2が表示されます。
  • 文書ファイル未登録
  • インデクス未作成
  • インデクス作成済
  • インデクス不一致
  • インデクス作成不可
なお,履歴画面および案件文書に関する文書のプロパティ画面では,「全文検索」プロパティを表示しません。
任意
61 app.VisibleOIID false 文書のプロパティ画面,およびフォルダのプロパティ画面に,文書,またはフォルダを識別するためのIDを表示するかどうかを指定します。次の値を指定します。
  • true:表示します。
  • false:表示しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
62 app.WorkDirPath 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\spool\work
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\spool\work_en
DocumentBroker Standard GUIで使用するAPワークフォルダのフォルダ名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
APワークフォルダは,システム管理者が事前に作成しておいてください。
APワークフォルダの下位に作成されるフォルダとファイルは,処理の完了時に削除されます。
必須

(凡例)
−:未定義
必須:環境構築時に設定が必須です。
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。
不可:設定した値を変更できません。

注※1
HiRDB Text Search Plug-in Version 7以降,またはHiRDB XML Extensionを使用し,かたかな異表記展開検索を実行する場合は,HiRDB Text Search Plug-in Version 7以降,またはHiRDB XML Extensionの部分展開検索モードの設定を検討することを推奨します。
部分展開検索モードの詳細については,マニュアル「HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 7」,「HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 8」,「HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 9」,または「HiRDB XML Extension Version 9」を参照してください。

注※2
app.VisibleIndexStatusパラメタに「true」を指定した場合,文書のプロパティ画面の「全文検索」欄に次の内容が表示されます。
項番 画面上の表示内容 意味
1 文書ファイル未登録 文書ファイルが登録されていない。
2 インデクス未作成
  • 文書ファイルは登録されているが,全文検索インデクスは作成されていない。
  • 最新バージョンの文書に対して全文検索インデクスが作成されていない。
なお,どのようなキーワードを指定した検索の場合でも,インデクス未作成状態の文書はヒットしません。
3 インデクス作成済 文書ファイルが登録されていて,対応する全文検索インデクスも作成されている。
4 インデクス不一致 最新バージョンに全文検索インデクスは作成されているが,チェックイン前の文書を元に作成されている(チェックアウト中に全文検索インデクスが作成された場合)。
インデクス不一致状態の文書は,チェックイン前の文書を基に作成した全文検索インデクスに基づいてヒットします。
5 インデクス作成不可 全文検索テキストの作成時にエラーが発生し,全文検索インデクスが作成できなかった。

注※3
app.UploadableExtListパラメタに指定した値を変更した場合,次の操作に影響する場合があります。
項番 操作 影響内容
1 文書新規作成 登録拒否リストに指定した拡張子のファイルは登録できなくなります。
2 チェックイン チェックアウトしたファイルの拡張子が登録拒否リストに指定された場合,チェックインできなくなります。
3 文書のコピー コピー元文書のファイルの拡張子が登録拒否リストに指定されている場合,コピーできなくなります。
4 空文書にファイルを登録 登録拒否リストに指定した拡張子のファイルは登録できなくなります。
5 公開文書の改訂 チェックアウトしたファイルの拡張子が登録拒否リストに指定された場合,チェックインできなくなります。
6 公開文書の分岐 分岐した案件をチェックアウトしたあとで,チェックアウトしたファイルの拡張子が登録拒否リストに指定された場合,チェックインできなくなります。

(3) ディレクトリサーバに関する情報の設定

ディレクトリサーバに関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-22 ディレクトリサーバに関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 ldap.HostName localhost ディレクトリサーバのホスト名称を指定します。
指定を省略した場合は,localhostが仮定されます。
必須
2 ldap.Port 389 ディレクトリサーバのポート番号を指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,389が仮定されます。
必須
3 ldap.SearchUserBase OU=people,
DC=hitachi,
DC=jp
ユーザ情報検索のベースとなるDNを指定します。
この指定は省略できません。
必須
4 ldap.SearchOrgBase OU=unit,
DC=hitachi,
DC=jp
組織情報検索のベースとなるDNを指定します。
この指定は省略できません。
必須
5 ldap.SearchGroupBase OU=group,
DC=hitachi,
DC=jp
グループ情報検索のベースとなるDNを指定します。
この指定は省略できません。
必須
6 ldap.UserId sAMAccountName ユーザIDとして使用するユーザエントリのプロパティ名を指定します。使用するディレクトリサーバの種類によって指定する値が異なります。次に示すどちらかの値を指定してください。
  • Active Directoryの場合:sAMAccountName
  • Sun Java System Directory ServerまたはOracle Directory Serverの場合:uid
この指定は省略できません。
必須
7 ldap.DisplayUserName displayName ユーザの表示名称として使用するユーザエントリのプロパティ名を指定します。
この指定は省略できません。
必須
8 ldap.OrgId sAMAccountName 組織IDとして使用する組織エントリのプロパティ名を指定します。使用するディレクトリサーバの種類によって指定する値が異なります。次に示すどちらかの値を指定してください。
  • Active Directoryの場合:sAMAccountName
  • Sun Java System Directory ServerまたはOracle Directory Serverの場合:cn
この指定は省略できません。
必須
9 ldap.DisplayOrgName description 組織の表示名称として使用する組織エントリのプロパティ名を指定します。
この指定は省略できません。
必須
10 ldap.GroupId sAMAccountName グループIDとして使用するグループエントリのプロパティ名を指定します。使用するディレクトリサーバの種類によって指定する値が異なります。次に示すどちらかの値を指定してください。
  • Active Directoryの場合:sAMAccountName
  • Sun Java System Directory ServerまたはOracle Directory Serverの場合:cn
この指定は省略できません。
必須
11 ldap.DisplayGroupName description グループの表示名称として使用するグループエントリのプロパティ名を指定します。
この指定は省略できません。
必須
12 ldap.MailAddress mail ユーザのメールアドレスとして使用するユーザエントリのプロパティ名を指定します。
審査・承認時のメールによる通知機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
13 ldap.Privilege userType ユーザのユーザ種別IDとして使用するユーザエントリのプロパティ名を指定します。
この指定は省略できません。
DocumentBroker Serverに設定したアクセス権だけを使用する場合,この指定は省略できます。
必須
14 ldap.BelongOu ou ユーザの所属組織IDとして使用するユーザエントリのプロパティ名を指定します。
この指定は省略できません。
必須
15 ldap.Password unicodePwd ユーザのパスワードとして使用するユーザエントリのプロパティ名を指定します。使用するディレクトリサーバの種類によって指定する値が異なります。次に示すどちらかの値を指定してください。
  • Active Directoryの場合:unicodePwd
  • Sun Java System Directory ServerまたはOracle Directory Serverの場合:userPassword
この指定は省略できません。
必須
16 ldap.AdminDn CN=Administrator,
CN=Users,
DC=hitachi,
DC=local
ディレクトリサーバのアドミニストレーター権限を持つユーザのDNを指定します。
パスワード変更機能を使用する場合,およびldap.AnonymousAccessにfalseを指定した場合,この指定は省略できません。
任意
17 ldap.AdminPassword ディレクトリサーバのアドミニストレーター権限を持つユーザのパスワードを指定します。
パスワード変更機能を使用する場合,およびldap.AnonymousAccessにfalseを指定した場合,この指定は省略できません。
任意
18 ldap.SSLPort 636 ディレクトリサーバのSSLポート番号を指定します。パスワード変更処理をする場合に使用します。
指定を省略した場合は,636が仮定されます。
任意
19 ldap.Member member 組織およびグループの所属メンバーとして使用するプロパティ名を指定します。使用するディレクトリサーバの種類によって指定する値が異なります。次に示すどちらかの値を指定してください。
  • Active Directoryの場合:member
  • Sun Java System Directory ServerまたはOracle Directory Serverの場合:uniqueMember
この指定は省略できません。
必須
20 ldap.objectClass objectClass ディレクトリサーバのオブジェクトクラスのプロパティ名を指定します。
このパラメタには,objectClassを必ず指定してください。
この指定は省略できません。
任意 不可
21 ldap.UserObjClass user ディレクトリサーバのユーザ情報を示すオブジェクトのクラスタイプを指定します。
この指定は省略できません。
必須
22 ldap.OrgObjClass group ディレクトリサーバの組織情報を示すオブジェクトのクラスタイプを指定します。
この指定は省略できません。
必須
23 ldap.GroupObjClass group ディレクトリサーバのグループ情報を示すオブジェクトのクラスタイプを指定します。
この指定は省略できません。
必須
24 ldap.CacertsPath Java実行環境でのキーストアファイルのパスを指定します。
パスワード変更機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
25 ldap.ldap ldap:// ディレクトリサーバに接続するときのURI先頭部分を指定します。
このパラメタには,ldap://を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,ldap://が仮定されます。
任意 不可
26 ldap.ldaps ldaps:// ディレクトリサーバにSSL接続するときのURI先頭部分を指定します。
このパラメタには,ldaps://を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,ldaps://が仮定されます。
任意 不可
27 ldap.UnicodePasswordMode true パスワードの文字列をUnicodeに変換して設定するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:パスワードの文字列をUnicodeに変換して設定します。Active Directoryを使用する場合はtrueを指定してください。
  • false:パスワードの文字列をUnicodeに変換しないで,入力値のまま設定します。Sun Java System Directory ServerまたはOracle Directory Serverを使用する場合はfalseを指定してください。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
28 ldap.AnonymousAccess true ディレクトリサービスに対して認証方式を指定します。
  • true:ディレクトリサービスに対して匿名でバインドします。
  • false:ディレクトリサービスに対して認証を行ってバインドします。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
falseを指定した場合は,ディレクトリサービスに対して認証に使用するDN名とパスワードをそれぞれ,ldap.AdminDn,ldap.AdminPasswordに指定してください。
任意

(凡例)
−:未定義
必須:環境構築時に設定が必須です。
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。
不可:設定した値を変更できません。

(4) 審査・承認に関する情報の設定

審査・承認に関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

なお,項番2以降は,審査・承認時に送信するメールに関する情報を設定するコンテキストパラメタです。

表2-23 審査・承認に関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 approve.Use true 審査・承認機能および公開フォルダを使用するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:審査・承認機能および公開フォルダを使用します。
  • false:審査・承認機能および公開フォルダを使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
falseを指定した場合,審査・承認機能に関するほかのパラメタを指定しても,その指定は無視されます。また,公開フォルダを使用できません。
任意
2 smtp.Host localhost SMTPサーバのホスト名称を指定します。
指定を省略した場合は,localhostが仮定されます。
任意
3 smtp.Mode false 審査・承認時のメールによる通知機能を使用するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:メールによる通知機能を使用します。
  • false:メールによる通知機能を使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
falseを指定した場合(falseが仮定される場合も含む),審査・承認時のメールによる通知機能に関するほかのパラメタを指定しても,その指定は無視されます。
審査・承認時のメールによる通知機能を使用する設定とした場合でも,メール通知するユーザのメールアドレスが設定されていないときはエラーとしないで,メール通知をしません。
任意
4 smtp.SysMailAddress 審査・承認時のメール送信者のメールアドレスを指定します。
メールによる通知機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
5 smtp.SysUser 審査・承認時のメール送信者の名称を指定します。
メールによる通知機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
6 approve.MailTitleRequest 審査・承認依頼 審査・承認依頼時,および最終承認でない審査・承認実行時に送信するメールの主題を指定します。
指定を省略した場合は,「審査・承認依頼」が仮定されます。
任意
7 approve.MailTitleComplete 審査・承認完了 最終承認の審査・承認完了時に送信するメールの主題を指定します。
指定を省略した場合は,「審査・承認完了」が仮定されます。
任意
8 approve.MailTitleNG 審査・承認却下 審査・承認却下時に送信するメールの主題を指定します。
指定を省略した場合は,「審査・承認却下」が仮定されます。
任意
9 approve.MailRequestPath 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\mail\MailRequest.txt
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\mail_en\MailRequest.txt
審査・承認依頼時,および最終承認でない審査・承認実行時に送信するメールの本文用テキストファイルのファイル名をフルパスで指定します。
メールによる通知機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
10 approve.MailCompletePath 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\mail\MailComplete.txt
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\mail_en\MailComplete.txt
最終承認の審査・承認完了時に送信するメールの本文用テキストファイルのファイル名をフルパスで指定します。
メールによる通知機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
11 approve.MailNGPath 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\mail\MailNG.txt
英語画面の場合
c:\Program Files \Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\mail_en\MailNG.txt
審査・承認却下時に送信するメールの本文用テキストファイルのファイル名をフルパスで指定します。
メールによる通知機能を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
12 approve.WorkItemCheckMode All 審査・承認時の案件確認で,既読チェックのチェック対象を指定します。
指定できる値を次に示します。
  • All:主ファイルおよび関連ファイルのすべてをチェック対象とします。
  • Main:主ファイルだけをチェック対象とします。
  • None:既読チェック機能は使用しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,Allが仮定されます。
任意

(凡例)
−:未定義
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。

(5) 電子署名機能とタイムスタンプ機能に関する情報の設定

電子署名機能とタイムスタンプ機能に関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-24 電子署名機能とタイムスタンプ機能に関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 approve.SignatureType 0 電子署名またはタイムスタンプを使用するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • 0:電子署名およびタイムスタンプを使用しません。
  • 1:ヒステリシス署名を使用します。
  • 4:標準的な署名を使用します。
  • 5:タイムスタンプを使用します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,0が仮定されます。
なお,WebサービスのOSがWindows Server 2003 R2 x64,またはWindows Server 2008の場合,0を指定してください。
任意
2 approve.TrustPointCreateUser 信頼ポイントを作成できるユーザIDを指定します。
ヒステリシス署名を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
3 approve.SigSvUserId ProofboxLibrary履歴管理サーバのOSのユーザIDを指定します。
ヒステリシス署名を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
4 approve.SigSvUserPassword ProofboxLibrary履歴管理サーバのOSのパスワードを指定します。
ヒステリシス署名を使用する場合,この指定は省略できません。
任意
5 approve.SignatureClass jp.co.hitachi_system.sContents.Flow.DecmFlowSignaturePBL ProofboxLibrary履歴管理サーバへの署名データの登録,および署名データの検証をするためのクラスパッケージ名称を指定します。
このパラメタには,jp.co.hitachi_system.sContents.Flow.DecmFlowSignaturePBLを必ず指定してください。
ヒステリシス署名を使用する場合,この指定は省略できません。
任意 不可
6 approve.SignCabName ecmpsign.cab 電子署名ActiveXコントロールのファイル名を指定します。
このパラメタには,ecmpsign.cabを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,ecmpsign.cabが仮定されます。
任意 不可
7 approve.SignCabVer 1.0.0.1 電子署名ActiveXコントロールのバージョン番号を指定します。
このパラメタには,1.0.0.1を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,1.0.0.1が仮定されます。
任意 不可
8 approve.SignClassId D801640B-4CC6-4944-8906-41F1CD4B8171 電子署名ActiveXコントロールのクラスIDを指定します。
このパラメタには,D801640B-4CC6-4944-8906-41F1CD4B8171を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,D801640B-4CC6-4944-8906-41F1CD4B8171が仮定されます。
任意 不可

(凡例)
−:未定義
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。
不可:設定した値を変更できません。

(6) CGIトレース情報とエラートレース情報に関する情報の設定

CGIトレース情報とエラートレース情報に関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-25 CGIトレース情報とエラートレース情報に関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 log.TraceDir 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\spool\trace
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\spool\trace_en
CGIトレースファイルを出力するフォルダをフルパスで指定します。
CGIトレース情報を出力する場合,この指定は省略できません。
なお,指定するフォルダは,システム管理者が事前に作成しておいてください。
必須
2 log.TraceMode true CGIトレース情報を出力するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:CGIトレース情報を出力します。
  • false:CGIトレース情報を出力しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
falseを指定した場合,CGIトレース情報に関するほかのパラメタを指定しても,その指定は無視されます。
任意
3 log.TraceSize 1048576 CGIトレースファイルのファイルサイズの上限を,1048576〜2147483647の値で指定します(単位:バイト)。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,1048576が仮定されます。
ファイルサイズの上限を超えた場合の動作については,「3.3.1 CGIトレース情報」を参照してください。
任意
4 log.TraceNum 5 CGIトレースファイルのバックアップファイルの作成数の上限を,1〜20の値で指定します。
指定を省略した場合は,5が仮定されます。
任意
5 log.ErrorDir 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\spool\errtrace
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\spool\errtrace_en
エラートレースファイルを出力するフォルダをフルパスで指定します。
エラートレース情報を出力する場合,この指定は省略できません。
なお,指定するフォルダは,システム管理者が事前に作成しておいてください。
必須
6 log.ErrorMode true エラートレース情報を出力するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:エラートレース情報を出力します。
  • false:エラートレース情報を出力しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
falseを指定した場合,エラートレース情報に関するほかのパラメタを指定しても,その指定は無視されます。
任意
7 log.ErrorSize 1048576 エラートレースファイルのファイルサイズの上限を,1048576〜2147483647の値で指定します(単位:バイト)。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,1048576が仮定されます。
ファイルサイズの上限を超えた場合の動作については,「3.3.2 エラートレース情報」を参照してください。
任意
8 log.ErrorNum 5 エラートレースファイルのバックアップファイルの作成数の上限を,1〜20の値で指定します。
指定を省略した場合は,5が仮定されます。
任意

(凡例)
必須:環境構築時に設定が必須です。
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。

(7) 監査証跡ログに関する情報の設定

監査証跡ログに関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-26 監査証跡ログに関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 inspection.TraceMode true 監査証跡ログを取得するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:監査証跡ログを取得します。
  • false:監査証跡ログを取得しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
falseを指定した場合,監査証跡ログに関するほかのパラメタを指定しても,その指定は無視されます。
任意
2 inspection.SubTrace false 文書全体に対する操作を実行したときに,関連ファイルのログも取得するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:関連ファイルの監査証跡ログを取得します。
  • false:関連ファイルの監査証跡ログを取得しません。
対象となる操作は次のとおりです。
  • D_CRT:文書の作成
  • D_COT:文書のチェックアウト
  • D_CCA:文書のチェックアウト取り消し
  • D_CIN:文書のチェックイン
  • D_PRE:文書のプロパティ参照
  • D_PUB:文書のプロパティ更新(変更前)
  • D_PUA:文書のプロパティ更新(変更後)
  • D_TRS:文書のごみ箱への削除
  • D_TRR:文書をごみ箱から元の場所に移す
  • D_DEL:文書の削除
  • D_VERDEL:文書の履歴削除
  • D_CPB:文書のコピー(コピー元)
  • D_CPA:文書のコピー(コピー先)
  • D_MVB:文書の移動(移動元)
  • D_MVA:文書の移動(移動先)
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
3 inspection.ReadTrace false フォルダと文書のプロパティの参照,フォルダと文書のアクセス権の参照,ファイルのダウンロード,および更新履歴の参照時に監査証跡ログを取得するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:監査証跡ログを取得します。
  • false:監査証跡ログを取得しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,falseが仮定されます。
任意
4 inspection.FolderTrace true フォルダの操作時に監査証跡ログを取得するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:監査証跡ログを取得します。
  • false:監査証跡ログを取得しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
5 inspection.DocumentTrace true 文書の操作時に監査証跡ログを取得するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:監査証跡ログを取得します。
  • false:監査証跡ログを取得しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
6 inspection.UserTrace true ログインおよびログアウト時に監査証跡ログを取得するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:監査証跡ログを取得します。
  • false:監査証跡ログを取得しません。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,trueが仮定されます。
任意
7 Inspection.FetchCountMax 200 監査証跡ログの検索結果の最大取得件数を,0〜10000の値で指定します。
0を指定した場合は,検索結果を全件取得します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,200が仮定されます。
任意
8 Inspection.ListCount 20 監査証跡ログの検索結果を一覧表示するときの,1ページ当たりの表示件数を,20〜1000の値で指定します。
指定を省略した場合,または不正な値を指定した場合は,20が仮定されます。
任意

(凡例)
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。

(8) プロパティファイルに関する情報の設定

プロパティファイルに関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-27 プロパティファイルに関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 def.MessageFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\Message.properties
英語画面の場合
c:\ProgramFiles\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\Message.properties
メッセージ定義ファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
2 def.TextFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\Text.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\text.properties
固定リテラル情報定義ファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
3 def.DocPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocProp.properties
文書システムプロパティ定義ファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
4 def.DocUserPropFile 日本語画面
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocUserProp.properties
英語画面
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocUserProp.properties
文書ユーザプロパティ定義ファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
5 def.DocListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocListProp.properties
[文書一覧]画面,および案件の[文書一覧]画面のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。 必須
6 def.DocSearchListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocSearchListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocSearchListProp.properties
[検索結果]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
7 def.DocHistoryListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocHistoryListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocHistoryListProp.properties
[履歴]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
8 def.RouteItemListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\RouteItemListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\RouteItemListProp.properties
[ルート]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
9 def.ItemListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\ItemListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\ItemListProp.properties
[ワークスペース]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
10 def.InboxListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\InboxListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\InboxListProp.properties
[受信トレイ]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
11 def.ItemHistoryListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\ItemHistoryListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\ItemHistoryListProp.properties
[審査・承認履歴]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
12 def.DustDocListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DustDocListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DustdocListProp.properties
[ごみ箱]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
13 def.SearchPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\SearchProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\SearchProp.properties
検索対象プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
14 def.TypePropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\TypeProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\TypeProp.properties
種別用プロパティ定義ファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
15 def.DocTypeSearchPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocTypeSearchProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocTypeSearchProp.properties
文書種別マスタ管理領域の検索条件入力項目を定義するファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
16 def.DocTypeListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocTypeListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocTypeListProp.properties
[文書種別マスタ一覧]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
17 def.DocLinkAheadPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocLinkProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocLinkProp.properties
[文書リンク]画面の[選択した文書がリンクしている文書]領域用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
18 def.DocLinkSelectedProp 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocLinkSelectedProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocLinkSelectedProp.properties
[文書リンク]画面の[選択した文書]領域用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
19 def.DocLinkOrgPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\DocLinkOrgProp.Prop.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\DocLinkOrgProp.Prop.properties
[文書リンク]画面の[選択した文書をリンクしている文書]領域用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
20 Inspection.ListPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\InspectionListProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\InspectionListProp.properties
[監査証跡ログ一覧]画面用のリスト表示プロパティファイルのファイル名をフルパスで指定します。
この指定は省略できません。
必須
21 def.FuncOptionFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\FuncOption.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\FuncOption.properties
システムの動作で必要となるファイルです。
この指定は省略できません。
必須
22 def.SearchRequiredPropFile 日本語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties\SearchRequiredProp.properties
英語画面の場合
c:\Program Files\Hitachi System\DocBroker\StdGUI\etc\properties_en\SearchRequiredProp.properties
システムの動作で必要となるファイルです。
この指定は省略できません。
任意

(凡例)
必須:環境構築時に設定が必須です。
可:ユーザが任意に変更できます。

(9) 公開文書に関する情報の設定

公開文書に関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-28 公開文書に関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 approve.RenderingUse false 公開文書のファイル形式変換機能を使用するかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:ファイル形式変換機能を使用します。
  • false:ファイル形式変換機能を使用しません。
指定を省略した場合は,falseが仮定されます。
falseを指定した場合(falseが仮定される場合も含む),公開文書のファイル形式変換機能に関するほかのパラメタを指定しても,その指定は無視されます。
任意
2 approve.RenderingExtList doc,xls,ppt,txt 公開文書のファイル形式変換機能を使用する場合,変換対象の拡張子を指定します。
複数の拡張子を指定するときは,拡張子をコンマ(,)で区切って指定します。
指定を省略した場合は,doc,xls,ppt,txtが仮定されます。
例えば,Office 2007の文書のファイル形式を変換する場合は,使用するアプリケーションプログラムに応じて,次の拡張子を追加します。
  • Word 2007:docm,docx
  • Excel 2007:xlsb,xlsm,xlsx
  • PowerPoint 2007:pptm,pptx
また,Visio文書のファイル形式を変換する場合は,vsdを追加します。
変換対象の文書に応じて,DocumentBroker Rendering Optionのバージョンを確認し,設定を変更してください。DocumentBroker Rendering Optionの設定については,マニュアル「DocumentBroker Rendering Option Version 3」または「DocumentBroker Rendering Option Version 3(活文 PDFstaff編)」を参照してください。
任意
3 approve.RenderingType application/pdf 公開文書のファイル形式変換機能を使用する場合,変換先のファイル形式のMIMEタイプを指定します。
このパラメタには,application/pdfを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,application/pdfが仮定されます。
任意
4 approve.RenderingTiming finalApproval 公開文書のファイル形式変換機能を使用する場合,変換のタイミングを指定します。
指定できる値を次に示します。
  • finalApproval:審査・承認完了後に変換します。
  • approvalRequest:審査・承認を依頼する前に変換します。
指定を省略した場合は,finalApprovalが仮定されます。
任意
5 approve.UseSign true 審査・承認時にユーザIDとパスワードの入力を必要とするかどうかを,次に示す値で指定します。
  • true:審査・承認時にユーザIDとパスワードの入力を必要とします。
  • false:審査・承認時にユーザIDとパスワードの入力を必要としません。
指定を省略した場合は,trueが仮定されます。
任意
6 approve.ProcessFlow , , , , , , ,
(コンマ7個)
ユーザ指定の処理フローを指定します。処理フローはコンマ(,)で区切って指定します。コンマで区切られた最初の8個までが有効となります。
指定を省略した場合は,, , , , , , ,(コンマ7個)が仮定されます。
任意

(凡例)
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。

(10) ActiveXコントロールに関する情報の設定

ActiveXコントロールに関する情報を設定するコンテキストパラメタを次の表に示します。

表2-29 ActiveXコントロールに関する情報の設定項目

項番 パラメタ 初期設定値 説明 環境構築時の設定 変更可否
1 activex.DdCabName dbuaxdd.cab ドラッグ&ドロップActiveXコントロールのファイル名を指定します。
このパラメタには,dbuaxdd.cabを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,dbuaxdd.cabが仮定されます。
任意 不可
2 activex.FdCabFileName dbuaxfil.cab アップロード・ダウンロードActiveXコントロールのファイル名を指定します。
このパラメタには,dbuaxfil.cabを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,dbuaxfil.cabが仮定されます。
任意 不可
3 activex.FpCabFileName dbuaxfd.cab ファイルパス取得ActiveXコントロールのファイル名を指定します。
このパラメタには,dbuaxfd.cabを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,dbuaxfd.cabが仮定されます。
任意 不可
4 activex.FsCabFileName EcmCtrl.cab ファイルサイズ取得ActiveXコントロールのファイル名を指定します。
このパラメタにはEcmCtrl.cab,またはNOUSEを指定してください。
バージョンアップする際に,既存の設定がNOUSEを指定している場合で,バージョンアップ後もActiveXコントロールをクライアントに配布させないときは,NOUSEを指定してください。それ以外の場合は,EcmCtrl.cabを指定してください。既存の設定で,EcmCtrl.cabを指定している場合は,NOUSEを指定しないでください。
NOUSEを指定した場合,配置ディスクリプタ(Web.xml)のapp.ActiveXUseパラメタにtrueを設定しても,app.UploadSizeパラメタに0以外の値を指定すると,ファイルサイズチェックはクライアントでは行われません。Webサーバにファイルが転送されてから,Webサーバでファイルサイズチェックが行われます。
指定を省略した場合は,EcmCtrl.cabが仮定されます。
任意
5 activex.DdCabVer 3,68,0,0 ドラッグ&ドロップActiveXコントロールのバージョン番号を指定します。
DocumentBroker Standard GUIで提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,68,0,0を指定してください。既存の設定と異なる場合は,クライアントがDocumentBroker Standard GUIを使用する際にWebブラウザからActiveXコントロールが配布されます。
DocumentBroker Standard GUIにバージョンアップした場合で,既存のActiveXコントロールを使用したいときは,既存の値に修正してください。
DocumentBroker Development Kit 03-00およびDocumentBroker Runtime 03-00で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,0,0,0を指定してください。
DocumentBroker Development Kit 03-10以降およびDocumentBroker Runtime 03-10以降で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,10,0,0を指定してください。
指定を省略した場合は,3,68,0,0が仮定されます。
必須
6 activex.FdCabVer 3,68,0,0 アップロード・ダウンロードActiveXコントロールのバージョン番号を指定します。
DocumentBroker Standard GUIで提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,68,0,0を指定してください。既存の設定と異なる場合は,クライアントがDocumentBroker Standard GUIを使用する際にWebブラウザからActiveXコントロールが配布されます。
DocumentBroker Standard GUIにバージョンアップした場合で,既存のActiveXコントロールを使用したいときは,既存の値に修正してください。
DocumentBroker Development Kit 03-00およびDocumentBroker Runtime 03-00で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,0,0,0を指定してください。
DocumentBroker Development Kit 03-10以降およびDocumentBroker Runtime 03-10以降で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,10,0,0を指定してください。
指定を省略した場合は,3,68,0,0が仮定されます。
必須
7 activex.FpCabVer 3,68,0,0 ファイルパス取得ActiveXコントロールのバージョン番号を指定します。
DocumentBroker Standard GUIで提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,68,0,0を指定してください。既存の設定と異なる場合は,クライアントがDocumentBroker Standard GUIを使用する際にWebブラウザからActiveXコントロールが配布されます。
DocumentBroker Standard GUIにバージョンアップした場合で,既存のActiveXコントロールを使用したいときは,既存の値に修正してください。
DocumentBroker Development Kit 03-00およびDocumentBroker Runtime 03-00で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,0,0,0を指定してください。
DocumentBroker Development Kit 03-10以降およびDocumentBroker Runtime 03-10以降で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,10,0,0を指定してください。
指定を省略した場合は,3,68,0,0が仮定されます。
必須
8 activex.FsCabVer 3,68,0,0 ファイルサイズ取得ActiveXコントロールのバージョン番号を指定します。
DocumentBroker Standard GUIで提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,68,0,0を指定してください。既存の設定と異なる場合は,クライアントがDocumentBroker Standard GUIを使用する際にWebブラウザからActiveXコントロールが配布されます。
DocumentBroker Standard GUIにバージョンアップした場合で,既存のActiveXコントロールを使用したいときは,既存の値に修正してください。
DocumentBroker Development Kit 03-67以降およびDocumentBroker Runtime03-67以降で提供するActiveXコントロールを使用する場合,このパラメタには,3,60,1,0を指定してください。
指定を省略した場合は,3,68,0,0が仮定されます。
任意
9 activex.DdClassId A3671BC1-D32D-11D4-BB41-0000E212FE6A ドラッグ&ドロップActiveXコントロールのクラスIDを指定します。
このパラメタには,A3671BC1-D32D-11D4-BB41-0000E212FE6Aを必ず指定してください。
指定を省略した場合は,A3671BC1-D32D-11D4-BB41-0000E212FE6Aが仮定されます。
任意 不可
10 activex.FdClassId B957AB9F-CFC4-11D4-966F-0000E2081311 アップロード・ダウンロードActiveXコントロールのクラスIDを指定します。
このパラメタには,B957AB9F-CFC4-11D4-966F-0000E2081311を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,B957AB9F-CFC4-11D4-966F-0000E2081311が仮定されます。
任意 不可
11 activex.FpClassId 471FF044-DC59-11D4-A2E6-00A02495D8A6 ファイルパス取得ActiveXコントロールのクラスIDを指定します。
このパラメタには,471FF044-DC59-11D4-A2E6-00A02495D8A6を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,471FF044-DC59-11D4-A2E6-00A02495D8A6が仮定されます。
任意 不可
12 activex.FsClassId B364ABF5-7C83-459D-B80E-B136E7613328 ファイルサイズ取得ActiveXコントロールのクラスIDを指定します。
このパラメタには,B364ABF5-7C83-459D-B80E-B136E7613328を必ず指定してください。
指定を省略した場合は,B364ABF5-7C83-459D-B80E-B136E7613328が仮定されます。
任意 不可

(凡例)
必須:環境構築時に設定が必須です。
任意:環境構築時に設定するかどうかは任意です。
可:ユーザが任意に変更できます。
不可:設定した値を変更できません。