移行支援コマンドで使用するファイルを説明します。
ユーザ情報マップファイルのフォーマットを次に示します。
w[タブ]x…xx[タブ]y…yy[タブ]z…zz : : : : : : : : |
w:ISlsdocコマンド,およびISdefmgaコマンドの出力ファイル中におけるグループ種別
グループ種別には,次のGroupmax Document Managerのグループ種別の値を指定します。
なお,DocumentBroker Standard GUIに移行する場合,組織とグループの区別がされません。「C:最上位組織」,「O:組織」,「T:Groupmax Addressのグループ」,「M:Windows NTで作成するGroupmax用グループ」,「L:ローカルグループ」は,DocumentBroker Standard GUIでは,すべてグループとなります。
x…xx:ISlsdocコマンド,およびISdefmgaコマンドの出力ファイル中におけるグループ名,所有者名,または更新者名
y…yy:ディレクトリサーバで保持しているグループID,またはユーザID
z…zz:ディレクトリサーバで保持しているユーザの表示名称※
※ここでは,ユーザの表示名称だけを指定します。グループ表示名称は,DocumentBroker Standard GUIのサーバに値を持たないため,ここで指定しても無視されます。ただし,[タブ]は省略できません。
U[タブ]DMUSER001[タブ]STDUSR001[タブ]日立太郎 U[タブ]DMUSER002[タブ]STDUSR002[タブ]日立花子 U[タブ]DMUSER003[タブ]STDUSR003[タブ]日立次郎 L[タブ]DMGROUP001[タブ]STDGROUP001[タブ] L[タブ]DMGROUP002[タブ]STDGROUP002[タブ] : : : : : : |
ユーザプロパティマップファイルの形式を次に示します。
x…xx[タブ]y…yy : : : : |
x…xx:ISlsdocコマンドの出力ファイル中で,移行対象とするユーザ定義属性のカラム番号
y…yy:カラム番号に対応するユーザプロパティの情報を,次の形式で指定します。
<プロパティ型>:<プロパティ長>:<プロパティ名>
なお,上記の指定内容は,文書登録コマンドの登録情報ファイルにおけるヘッダ行の記述(ユーザプロパティの指定形式)と同じ内容を指定してください。
また,プロパティ型に2(整数型),または3(日付型)を指定している場合,プロパティ長の指定は無視し,既定値である4を出力します。
29 1:255:ecmProp_UserStr1 30 1:255:ecmProp_UserStr2 31 2:4:ecmProp_UserInt1 32 3:4:ecmProp_UserInt2 : : : : |
表5-11 ユーザプロパティマップファイルに指定できるプロパティの組み合わせ
Groupmax Document Manager での属性型 | DocumentBroker Standard GUIのプロパティ | |
---|---|---|
プロパティの型 | プロパティ名 | |
文字列型 | 文字列型※1 | ecmProp_UserStr1 ecmProp_UserStr2 ecmProp_UserStr3 ecmProp_UserStr4 ecmProp_UserStr5 |
固定長文字列型 | 文字列型※1 | |
符号付き整数型 | 整数型※2 | ecmProp_UserInt1 ecmProp_UserInt2 ecmProp_UserInt3 ecmProp_UserInt4 ecmProp_UserInt5 |
日時型 | 日付型※3 | |
オブジェクト型 | 文字列型※1 | ecmProp_UserStr1 ecmProp_UserStr2 ecmProp_UserStr3 ecmProp_UserStr4 ecmProp_UserStr5 |
オブジェクトリスト型 | 文字列型※1 |