2.6.1 バージョンアップする手順

<この項の構成>
(1) 既存のファイルのバックアップ
(2) 上書きインストール
(3) 既存のファイルの内容の反映
(4) DocumentBroker Standard GUIの環境設定

(1) 既存のファイルのバックアップ

DocumentBroker Standard GUIを上書きインストールする前に,次に示す既存のファイルのバックアップを取ります。

注※
利用中の配置ディスクリプタ(web.xml)の定義が初期設定値の場合のフォルダを示しています。運用設計で,etcフォルダ以下の設定ファイルのパスを変更した場合は,変更後のパスにある設定ファイル一式のバックアップを取ってください。

(2) 上書きインストール

DocumentBroker Standard GUIを上書きインストールします。インストール手順については,「2.3.1(1) インストール手順」を参照してください。

(3) 既存のファイルの内容の反映

DocumentBroker Standard GUIの運用設計でetcフォルダ以下の設定ファイルのパスを変更していた場合は,変更後のパスの設定ファイル一式を,上書きインストール後の設定ファイル一式で上書きします。設定ファイルの内容を変更していた場合は,既存の設定ファイルの変更内容を上書きインストール後のファイルに反映します。

また,バックアップを取った配置ディスクリプタ(web.xml)の内容を,上書きインストール後の配置ディスクリプタ(web.xml)に反映します。新旧の内容を比較してパラメタ名が同じであることを確認しながら,バックアップを取った配置ディスクリプタの内容を,上書きインストール後の配置ディスクリプタに反映してください。なお,差分の箇所は「2.5.1 配置ディスクリプタ(web.xml)の設定」を確認しながら反映してください。

(a) 既存のActiveXコントロールを使用する場合

ActiveXコントロールを使用する場合でactivex.DdCabVer,activex.FdCabVer,activex.FpCabVer,activex.FsCabVerに「3,10,0,0」,または「3,60,1,0」を指定して利用するときは,DocumentBroker Development KitおよびDocumentBroker Runtimeが提供しているActiveXコントロールを,次のフォルダにコピーしてからWARファイルの作成とデプロイを実行してください。

DocumentBroker Development Kit 03-00,またはDocumentBroker Runtime 03-00を使用する場合
  • DocumentBroker Development Kitをインストールしているとき
    {DocumentBroker Development Kitのインストールフォルダ}¥DevKit¥tools¥activex
  • DocumentBroker Runtimeをインストールしているとき
    {DocumentBroker Runtimeのインストールフォルダ}¥Runtime¥tools¥activex
DocumentBroker Development Kit 03-10以降,またはDocumentBroker Runtime 03-10以降を使用する場合
  • DocumentBroker Development Kitをインストールしているとき
    {DocumentBroker Development Kitのインストールフォルダ}¥DevKit¥tools¥activex_uni
  • DocumentBroker Runtimeをインストールしているとき
    {DocumentBroker Runtimeのインストールフォルダ}¥Runtime¥tools¥activex_uni
コピー先
コピー先に存在するファイルは上書きコピーしてください。ただし,3,68,0,0を使用する場合を考慮して,コピー先に存在するDocumentBroker Standard GUI 03-69が提供するActiveXコントロールは退避しておく運用を推奨します。
  • 日本語画面の場合
    {DocumentBroker Standard GUIのインストールフォルダ} ¥webapps¥ecm¥activex
  • 英語画面の場合
    {DocumentBroker Standard GUIのインストールフォルダ}¥webapps¥ecm_en¥activex

(4) DocumentBroker Standard GUIの環境設定

DocumentBroker Standard GUIの配置ディスクリプタ(web.xml)の設定,およびWARファイルの作成とデプロイを実施します。それぞれの詳細は,「2.5 DocumentBroker Standard GUIの環境設定」を参照してください。