DocumentBroker Standard GUIのメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。
5+(0.3×同時ログインユーザ数)
このメモリ所要量以外に,文書の検索やファイルのダウンロードを実行するときに使用するメモリ所要量も考慮してください。文書検索時のメモリ所要量の計算式とファイルダウンロード時のメモリ所要量を次に示します。
1×最大表示文書件数
ダウンロードするファイルと同等のメモリサイズ
文書登録コマンドを使用する場合のメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。なお,下記で計算したメモリ所要量が512メガバイトを超えると,異常終了する場合があります。
5.5(MB)+A+B+C+D
表2-1 文書登録コマンドのメモリ所要量の計算式の意味
意味 | 計算式(単位:キロバイト) | |
---|---|---|
A | 登録情報ファイル読み出し用メモリ所要量 | (コマンド指定登録情報ファイルのサイズ×2.5※1)+(登録情報ファイル中のレコード数×3.0) |
B | フォルダ情報展開用メモリ所要量 | (フォルダ名称の平均バイト数+4.0)×登録済みのフォルダ数※2 |
C | 文書種別情報展開用メモリ所要量 | (文書種別名称の平均バイト数+30.0)×登録済みの文書種別数 |
D | 文書種別マスタ展開用メモリ所要量 | (文書種別マスタ表示値の平均バイト数+3.0)×登録済みの文書種別マスタ数 |
注※1 2.5倍の意味です。
注※2 登録済みのフォルダ数の取得方法については,「(7)登録済みのフォルダ数の取得」を参照してください。
フォルダ構成作成コマンドを使用する場合のメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。なお,下記で計算したメモリ所要量が512メガバイトを超えると,異常終了する場合があります。
5.5(MB)+A+B+C
表2-2 フォルダ構成作成コマンドのメモリ所要量の計算式
意味 | 計算式(単位:キロバイト) | |
---|---|---|
A | 登録情報ファイル読み出し用メモリ所要量 | (コマンド指定登録情報ファイルのサイズ×2.5※1)+(登録情報ファイル中のレコード数×3.0) |
B | フォルダ情報展開用メモリ所要量 | (フォルダ名称の平均バイト数+4.0)×登録済みのフォルダ数※2 |
C | 文書種別情報展開用メモリ所要量 | (文書種別名称の平均バイト数+30.0)×登録済みの文書種別数 |
注※1 2.5倍の意味です。
注※2 登録済みのフォルダ数の取得方法については,「(7)登録済みのフォルダ数の取得」を参照してください。
文書削除コマンドを使用する場合のメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。なお,下記で計算したメモリ所要量が512メガバイトを超えると,異常終了する場合があります。
5.5(MB)+A+B+C
表2-3 文書削除コマンドのメモリ所要量の計算式
意味 | 計算式(単位:キロバイト) | |
---|---|---|
A | フォルダパスファイル読み出し用メモリ所要量 | (コマンド指定フォルダパスファイルのサイズ×2.5※1)+(フォルダパスファイル中のレコード数×3.0) |
B | フォルダ情報展開用メモリ所要量 | 0.5×登録済みのフォルダ数※2 |
C | ヒットした文書の情報を保持するのに必要なメモリ所要量 | 3.2×ヒットした文書数 |
注※1 2.5倍の意味です。
注※2 登録済みのフォルダ数の取得方法については,「(7)登録済みのフォルダ数の取得」を参照してください。
文書一覧CSV出力コマンドを使用する場合のメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。
「対象となるフォルダ直下の全文書数」のうちの最大数×一時的に必要となるメモリ量
一時的に必要となるメモリ量とは,1文書あたりの平均バイト数です。次に示す計算式で算出します。
(フォルダ階層数の平均値×フォルダ名の平均バイト数) |
一時的に必要となるメモリ量が10,000バイトの場合,10万文書程度が一度に処理できる最大値となります。
対象となるオブジェクト数の見積もりについては「付録B オブジェクトカウントサンプルファイル」を参照してください。
フォルダ一覧CSV出力コマンドを使用する場合のメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。
「対象となるフォルダ直下の全フォルダ数」のうちの最大数×一時的に必要となるメモリ量
一時的に必要となるメモリ量とは,1フォルダあたりの平均バイト数です。次に示す計算式で算出します。
(フォルダ階層数の平均値×フォルダ名の平均バイト数) |
一時的に必要となるメモリ量が2,500バイトの場合,40万フォルダ程度が一度に処理できる最大値となります。
対象となるオブジェクト数の見積もりについては「付録B オブジェクトカウントサンプルファイル」を参照してください。
システムに登録されているフォルダ数は,次のサンプルファイルを利用して計算できます。
{DocumentBroker Standard GUIのインストールフォルダ} ¥sample¥FolderCount¥FolderCount.bat
このサンプルファイルを実行すると,すべてのフォルダ名が1行1フォルダの形式で次のファイルパスに出力されます。出力された行数をカウントすることで,システム内に登録されているフォルダ数を把握できます。
{DocumentBroker Standard GUIのインストールフォルダ}¥tools¥out¥FolderCount.txt
なお,FolderCount.batを使用する場合で,DocumentBroker Version 3と連携するときは,DocumentBrokerのオブジェクト操作ツールが使用できる環境を,DocumentBroker Version 5と連携するときは,DocumentBrokerが使用できる環境を,それぞれ事前に準備しておいてください。