文書ユーザプロパティ定義ファイルをテキストエディターなどで編集して,文書のプロパティにユーザプロパティを追加できます。追加したユーザプロパティには,[文書の作成]画面や[文書のプロパティ]画面で任意の情報が登録できます。
プロパティには,次に示すユーザプロパティが追加できます。
文書ユーザプロパティ定義ファイルは,文書のプロパティに追加するユーザプロパティを定義するファイルです。
文書ユーザプロパティ定義ファイルのファイル名は,配置ディスクリプタ(web.xml)のdef.DocUserPropFileパラメタで指定します。このパラメタには,初期設定値として,次に示すファイル名が指定されています。
c:¥Program Files¥Hitachi System¥DocBroker¥StdGUI¥etc¥properties¥DocUserProp.properties
c:¥Program Files¥Hitachi System¥DocBroker¥StdGUI¥etc¥properties_en¥DocUserProp.properties
文書ユーザプロパティ定義ファイルの記述規則を次に示します。
文書ユーザプロパティ定義ファイルには,次の表に示すキーが記述できます。
表4-5 文書ユーザプロパティ定義ファイルに記述できるキー
キー | 説明 |
---|---|
prop.Num | 追加するユーザプロパティの数を値に記述します。 prop.Numキーを省略すると,0が仮定されます。 |
prop.Name.X※1 | 追加するユーザプロパティに対応する列名を値に記述します。 追加するユーザプロパティに対応する列名は,表4-6を参照してください。 prop.Name.Xキーは省略できません。 |
prop.Alias.X※1 | 追加するユーザプロパティの表示名称を値に記述します。 prop.Alias.Xキーは省略できません。 |
prop.Type.X※1 | 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティを追加するときは,次に示すデータ型のどちらかを値に記述します。
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prop.Length.X※1 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティを追加するときは,ユーザプロパティに登録する文字列データの最大文字列長(バイト)を値に記述します。最大文字列長には,256(バイト)未満の値を記述してください。 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティを追加するときは,4を値に記述します。このとき,prop.Length.Xキーを省略することもできます。prop.Length.Xキーを省略すると,4が仮定されます。 |
prop.Sortable.X※1 | 追加するユーザプロパティが画面の一覧領域に表示されたときに,ソート機能を使用するかどうかを値に記述します。 記述できる値を次に示します。
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prop.SearchMode.X※1 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティを追加するときに,前方一致で検索するか,部分一致で検索するかを値に記述します。 記述できる値を次に示します。
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表4-6 追加するユーザプロパティに対応する列名
項番 | 追加するユーザプロパティ | 列名 |
---|---|---|
1 | 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティ1 | ecmProp_UserInt1 |
2 | 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティ2 | ecmProp_UserInt2 |
3 | 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティ3 | ecmProp_UserInt3 |
4 | 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティ4 | ecmProp_UserInt4 |
5 | 整数型または日付型の情報登録用のユーザプロパティ5 | ecmProp_UserInt5 |
6 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティ1 | ecmProp_UserStr1 |
7 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティ2 | ecmProp_UserStr2 |
8 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティ3 | ecmProp_UserStr3 |
9 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティ4 | ecmProp_UserStr4 |
10 | 文字列型の情報登録用のユーザプロパティ5 | ecmProp_UserStr5 |
DocumentBroker Standard GUIの運用途中でユーザプロパティを追加した場合,登録済みの文書のユーザプロパティには次に示す値が初期値として表示されます。
文字列型,日付型,および整数型の情報登録用のユーザプロパティを一つずつ追加するときは,次に示すように文書ユーザプロパティ定義ファイルを記述します。
これによって,ユーザプロパティが追加されます。追加されたユーザプロパティは,次に示す[文書の作成]画面などに表示されます。