最上位の階層にあるフォルダに対して,使用できる容量の上限を設定できます。
フォルダに対して容量の上限を設定すると,ユーザは上限の容量までしかファイルを登録できません。また,フォルダの使用済み容量が表示されるようになります。
フォルダの使用済み容量を参照してフォルダごとの使用状況を確認することで,ファイルが登録され過ぎてデータベースの容量が圧迫されたり,特定のユーザにだけ偏ってフォルダが使用されたりすることを防げます。
例えば,フォルダ管理者が定期的にフォルダの使用済み容量を確認する運用にすれば,データベース容量の管理にも役立ちます。
図1-2 フォルダの容量制限機能の運用イメージ
最上位の階層にある文書フォルダまたはノードフォルダに,フォルダの下位に登録できるファイルの容量を設定して,容量を制限します。
容量制限を設定した文書フォルダまたはノードフォルダの下位に登録された一般文書および一般文書の更新履歴が容量制限の対象になります。ただし,PDF形式に変換された文書のPDFファイルは対象になりません。
フォルダの容量制限機能を使用する場合,次に示す見積もりおよび環境設定が必要です。
最上位の階層にある文書フォルダおよびノードフォルダに対して容量制限を設定します。フォルダに対して設定する項目を次に示します。
GUI画面でのフォルダ作成時,フォルダのプロパティ更新時,またはフォルダ構成作成コマンド実行時に設定します。
GUI画面での容量制限の設定方法については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI 操作ガイド」を参照してください。
フォルダ構成作成コマンドでの容量制限の設定方法については,「6.2 ユティリティコマンドの文法」の「ecmRegisterFolders.bat(フォルダ構成作成)」を参照してください。