3.4.3 記述規則

RenditionType定義ファイルの記述規則を次に示します。

規則
  1. 各定義は1行で記述します。
  2. 1文字目から記述します。
  3. 文字列の後ろに半角空白またはタブを含めることができます。
  4. 各項目の間には,半角空白またはタブを挿入できます。
  5. 使用できる改行コードは(0x0d0a)です。
  6. 英字の大文字と小文字は区別されます。
  7. シャープ(#)で始まる行はコメント行になります。
  8. RenditionType名の長さは255バイト以内です。
  9. RenditionType名の先頭に「MIME::」は付けないでください。処理対象クラスのRenditionTypeプロパティから「MIME::」を取り除いたものを使用します。
  10. 制御コード値(0x00~0x1F)はRenditionType名に使用できません。
  11. パラメタやコメントを指定しなかった場合は,パラメタやコメントが指定されていないRenditionType名が対象になります。
  12. RenditionType名の先頭以外の任意の位置でワイルドカードが使用できます。ワイルドカード文字以降に半角空白またはタブ以外の文字を記述した場合は,ワイルドカード文字は通常の文字になります。使用できるワイルドカードを表3-3に示します。

    表3-3 使用できるワイルドカード

    項番文字意味
    1* (半角アスタリスク)0文字以上の任意の文字列
     
ワイルドカードの記述例を次に示します。

#RenditionType以降任意の文字列
RenditionType*:filterA
#パラメタ"parame"以降任意の文字列
RenditionType ;parame*:filterA
#コメント"("以降任意の文字列
RenditionType (*:filterA
#ワイルドカード文字以降に半角空白またはタブ以外の文字を記述した場合
RenditionType*HOGE:filterA
#→「RenditionType*HOGE」という値のRenditionTypeが対象になります。

注意事項
  • RenditionType定義ファイルに同じRenditionTypeを指定するRenditionType名が複数存在する場合はワーニングメッセージKMBV12024-Wを出力します。
  • RenditionType名の記述が正しくない場合は,エラーメッセージKMBV12028-Eを出力して処理を終了します。
  • RenditionType名を追加する場合は,処理対象文書クラスのRenditionTypeプロパティに設定されているRenditionType名を参照してこれを使用する必要があります。
  • テキスト抽出ライブラリがサポートしていないレンディションタイプの文書が,処理対象クラスに存在する場合,その文書は処理されないで,ワーニングメッセージKMBV12045-Wを出力します。