コマンドの形式
テキストインデクサーで使用するコマンドの入力形式,使用方法および注意事項について説明します。
入力形式
コマンドの入力形式を次に示します。
コマンド名称〔オプション…〕
- コマンド名称
コマンド名称は,実行するコマンドのファイル名です。
- オプション
オプションの入力形式の規則を次に示します。なお,説明文で使用する「$」はコマンドプロンプト,「cmd」はコマンド名を表します。
- オプションの形式
- オプションはハイフン(-)で始まる文字列で,次に示すように,引数を指定しないかまたは1個の引数を指定します。
- 形式1:-オプションフラグ
- 形式2:-オプションフラグ<空白またはタブ>フラグ引数
- (凡例)
- オプションフラグ:1文字の英数字で,英大文字・小文字は区別されます。
- フラグ引数:オプションフラグに対する引数です。
- オプションの指定規則
- フラグ引数をとらないオプションフラグは,一つのハイフンのあとにまとめて指定できません。
誤った指定例:$ cmd -abc
正しい指定例:$ cmd -a -b -c
- フラグ引数を必要とするオプションフラグのフラグ引数は省略できません。
- オプションフラグとフラグ引数の間には空白またはタブが必要です。
誤った指定例:$ cmd -afile
正しい指定例:$ cmd -a file
- 同じオプションフラグは2回以上指定できません。例えば,「$ cmd -a 1 -a 2」とは入力できません。
- ハイフンだけのオプションは入力できません。例えば,「$ cmd -」と入力すると「-」はコマンド引数とみなされます。
入出力
- (a)入力
- 入力は,すべてコマンドのオプションおよび引数の並びです。
- (b)出力
- コマンド処理が正常に終了したときの結果出力は,すべて標準出力に出力されます。出力される終了コードの一覧を表4-2に示します。
表4-2 終了コード一覧
終了コード | 意味 |
---|
0 | 正常終了 |
上記以外 | 正常終了以外で終了 |
コマンド処理がエラーとなったときの出力(終了コマンドが「0」以外)は,すべて標準エラー出力に出力されます。引数エラー(終了コードが「2」)の場合は,標準エラー出力にコマンドの使用方法(USAGE)が出力されます。出力形式は次のとおりです。
- 出力形式
Usage:xxxx yyyy
- xxxx:コマンド名称が出力されます。
- yyyy:コマンドの指定形式が出力されます。
- 出力例
Usage:command -a -b option_arg_1 〔-c〕〔-d option_arg_2〕…
{-e | -f option_arg_3}
コマンドが実行できるファイルへのアクセス権限
システム管理者だけが,コマンドを実行できるファイルにアクセスして,コマンドを実行できます。