1.4.2 ファイル環境

テキストインデクサーを実行するために必要なファイルとエラー情報やトレース情報が取得されるファイルについて説明します。

<この項の構成>
(1) テキストインデクサーを実行するために必要なファイル
(2) エラー情報およびトレース情報が取得されるファイル

(1) テキストインデクサーを実行するために必要なファイル

テキストインデクサーを実行するために必要なファイルについて説明します。

(a) RenditionType定義ファイル

テキスト抽出ライブラリが処理できるRenditionType,またはテキストを示すRenditionTypeの一覧を定義するテキストファイルです。

(b) 環境設定ファイル

テキストインデクサー動作環境定義パラメタを定義するテキストファイルです。

(c) 定義ファイル

DocumentBrokerサーバが提供するメタ情報ファイルに指定されたクラス名(プロパティ名)とGUID値の対応を定義するテキストファイルです。EDMCrtTIDFコマンドを実行すると自動生成されます。このファイルに定義した処理対象文書クラス名および書誌情報プロパティ名を使用して,環境設定ファイル,処理対象文書クラス定義ファイル,およびプラグイン環境設定ファイルを作成します。

(d) 処理対象文書クラス定義ファイル

テキストインデクサーが処理対象とする全文検索対象クラスを,複数個実行する場合に作成するテキストファイルです。

(e) 入力文書ファイル

文書空間内に登録されている文書ファイルです。

(f) 全文検索用インデクスファイル

全文検索用の情報を格納したファイルです。HiRDB登録後に削除される一時的なファイルです。

(g) 環境変数ファイル

テキストインデクサーが動作するために必要な情報を設定するファイルです。

(h) プラグイン環境設定ファイル

フィルタプラグイン機能を使用する場合に定義するテキストファイルです。

(2) エラー情報およびトレース情報が取得されるファイル

テキストインデクサーを実行したときに発生するエラー情報やトレース情報が取得されるファイルについて説明します。各ファイルの詳細については,「6. トラブルシュート機能」を参照してください。

(a) エラーログファイル

エラーログの取得を指定した場合,テキストインデクサー実行時に発生したメッセージはエラーログファイルに出力されます。

(b) トレースログファイル

テキストインデクサーのトレース情報を出力するファイルです。主に,テキストインデクサーの保守に使用します。