3.2.2 文法
テキストインデクサーで使用するファイルは,幾つかのセクションとセクションを構成するエントリで構成されます。セクション名およびエントリ名は英字の大文字,小文字を区別します。したがって,セクション名およびエントリ名は各ファイルの説明に記述してあるとおりの文字列を記述してください。
- <この項の構成>
- (1) セクション
- (2) エントリ
- (3) パスの指定方法
- (4) その他
(1) セクション
セクションを記述する場合は,次の文法に従います。
- セクション名は角括弧([ ])で囲みます。
- 角括弧とセクション名の間には,半角空白(0x20)およびタブ(0x09)以外の文字を入れないでください。
(2) エントリ
セクションを構成するエントリを記述する場合は,次の文法に従います。
- エントリは「エントリ=値」の形式で,一行で記述します。
- 「=」の前後には,半角空白(0x20)およびタブ(0x09)を挿入できます。
- 行間区切り文字は,<EOF>,<CR>,<LF>,<CR>+<LF>です。
- 一行は,半角空白および行間区切り文字を含めて8,192バイト以内で記述します。
(3) パスの指定方法
パスとは,ディレクトリ名の文字列にファイル名の文字列を追加した文字列を示します。次の規則に従って指定してください。
- 指定規則
- 指定できる文字列は,Windowsで作成できるディレクトリ名やファイル名の文字列です。ただし,文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合,指定できる文字は印刷可能なASCIIコードだけです。
- 指定できるパスの長さは255バイトです。大文字と小文字は区別されません。
- パスは,ディレクトリ名が「<ドライブ指定文字>:」で始まる場合は絶対パス,それ以外の文字で始まる場合は相対パスとみなされます。
- パスに特殊文字を含める場合は,必ず半角の引用符(")でパスを囲んでください。
- 特殊文字の定義はWindowsでの定義に従います。例えば,空白を含むディレクトリ名を作成する場合は,ディレクトリ作成コマンドに続いてディレクトリ名を半角の引用符(")で囲みます。このようにWindowsで扱える文字のうちで,「"」で囲んで扱う必要のある文字を特殊文字にします。
- 指定例
- パスの指定例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu030070.gif)
(4) その他
- 先頭の1カラム目が「#」の行はコメント行になります。