この節では,テキストインデクサーの障害処理について説明します。
テキストインデクサーの実行時に全体の処理時間の上限値を設定できます。上限値は,環境定義ファイルに指定する環境定義パラメタ(LimitTime)で指定します。デフォルトは無制限です。
テキストインデクサー実行中に,指定した処理時間の上限値に達すると,処理を打ち切ります。それまでに処理した文書については,全文検索インデクスに登録します。
テキストインデクサーがLimitTimeタイムアウトで終了したときの動作については,「2.6(11) テキストインデクサーがLimitTimeタイムアウトで終了したとき」を参照してください。
テキストインデクサーの実行時に処理する文書の長さの上限値を設定できます。上限値は環境定義ファイルに指定する環境定義パラメタ(MaxOfLength)またはテキストインデクサーの実行コマンド(EDMTextIndex)のオプションフラグ(-l)で指定します。
上限値を指定して実行した場合は,指定した上限値の範囲内の長さの文書に対しては正常に処理され,文書長が上限値に達した時点で処理が打ち切られます。ただし,XML文書の場合は,メッセージKMBV12037-Wが出力され,指定した上限値分の登録処理は実行されません。
文書からテキスト情報を抽出する処理の途中にエラーが発生した場合は,該当文書を処理失敗文書として登録して,その次の処理対象文書を処理します。処理が失敗した文書については,「3.3.4 抽出処理が失敗した文書の取り扱い」を参照してください。
文書からテキスト情報を抽出する処理の途中に重大なエラーが発生した場合は,テキストインデクサーのすべての処理を終了することがあります。