3.1 設定前の準備

ここでは,TP1アダプタの設定を行う前に実施する作業について説明します。

<この節の構成>
(1) 開発環境を使用するためのセットアップ
(2) 前提条件

(1) 開発環境を使用するためのセットアップ

Cosminexus サービスプラットフォームの開発環境を使用するためのセットアップ手順を次に示します。

  1. uCosminexus Service Architectをインストールします。
    インストールの詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「2.1.2 インストール」を参照してください。
  2. MyEclipse for Cosminexusをセットアップします。
    セットアップの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」の「2.4 MyEclipseセットアップ機能を使用したセットアップ」を参照してください。
  3. 環境設定をします。
    環境設定の詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「2.1.3 環境設定」を参照してください。
  4. uCosminexus 日立コード変換 - Development Kitをセットアップします。
    uCosminexus 日立コード変換 - Development Kitのセットアップの詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「2.1.4 uCosminexus 日立コード変換 - Development Kitのセットアップ」を参照してください。
  5. TP1アダプタをインストールします。
    TP1アダプタは,ユーザが任意のインストールディレクトリを作成し,提供媒体からディレクトリ構成をコピーすることでインストールします。開発環境のTP1アダプタのディレクトリ構成を次の表に示します。

    表3-1 開発環境のTP1アダプタのディレクトリ構成

    ディレクトリ名ファイル名説明
    config定義格納ディレクトリ
    config¥templates定義テンプレート格納ディレクトリ
    adptp1_config.xml通信構成定義ファイル
    adptp1.properties実行環境プロパティファイル
    customadapter_properties.xml環境定義ファイル
    libライブラリ格納ディレクトリ
    adptp1_faultfmt.xsdフォルト電文を規定する電文フォーマットのXMLスキーマファイル
    adptp1ejb.earEJBパッケージファイル
    adptp1pc.jarプロトコルコンバータアーカイブファイル
    adptp1rt.jar実行機能アーカイブファイル
    (凡例)
    -:該当しません。

なお,TP1アダプタのインストール手順は実行環境でも同様です。

(2) 前提条件

Cosminexus サービスプラットフォームの開発環境を使用するための前提条件を次に示します。

開発環境を利用するユーザ
開発環境を利用するユーザは,「Administrators」または「Power Users」グループに属している必要があります。
インストールおよびセットアップが必要なソフトウェア
開発環境を使用する前に,次のソフトウェアがインストールおよびセットアップされている必要があります。
  • MyEclipse for Cosminexus
  • WSDL4J 1.5.1
SOAP通信基盤の動作モード
Cosminexusが提供しているSOAP通信基盤の動作モードは,標準モードにする必要があります。次のコマンドを実行すると,動作モードを標準モードに設定できます。

<Cosminexusインストールディレクトリ>¥c4web¥bin¥setup_mode std