6.2.2 タイマ設定値の妥当性

TP1/Client/JのRPC通信を使用したシステムでは,障害の発生をリアルタイムに検出できません。したがって,障害検出の契機は時間監視のタイムアウト時です。時間監視値には,TP1アダプタの通信構成定義のwatch_time要素で最適な値を設定してください。

常設コネクションを確立する場合,RAPサーバへのコネクション確立中にRAPサーバ側でシステムダウンなどの障害があったときは,TP1アダプタではコネクションの解放を検知できません。このため,通信実行時に異常終了となります。この場合,TP1アダプタは,TP1アダプタの通信構成定義のwatch_time要素で指定した応答待ち時間を満了するまで待ったあとに障害通知します。