はじめに

このマニュアルは,Cosminexus サービスプラットフォーム TP1アダプタの機能,アダプタの作成および運用について説明しています。TP1アダプタとは,Cosminexus サービスプラットフォーム(uCosminexus Service ArchitectおよびuCosminexus Service Platform)を適用したシステムで,OpenTP1システムまたはメインフレーム上のシステムへの接続を行うアダプタ製品です。

TP1アダプタでは,次に示すプログラムプロダクトを使用してシステムを開発,運用します。

また,オペレーティングシステム(OS)の種類によって,機能が異なる場合があります。OSごとの違いがある場合の表記方法については,「適用OSの違いによる機能相違点の表記」を参照してください。

対象読者

Cosminexus サービスプラットフォーム TP1アダプタを利用して,OpenTP1またはメインフレーム上で動作する業務処理をSOAでのサービスとして扱うシステムを構築するシステム開発者,およびそのシステムの運用管理者を対象としています。

対象読者の前提知識として必要な知識を次に示します。

また,次の内容を理解していることが必要です。

適用OSの違いによる機能相違点の表記

表記意味
Windowsの場合Windowsに該当する表記です。
UNIXの場合UNIX(AIX,HP-UX,およびLinux)に該当する表記です。

パスの表記について

このマニュアルでは,原則としてWindowsのパスの区切り(「¥」)を使用しています。UNIXの場合は,「¥」を「/」に置き換えてお読みください。

このマニュアルで使用している記号

注意
間違いやすい点,および間違うとトラブルが発生するような項目について説明しています。
参考
補足的な情報を説明しています。

このマニュアルの画面や操作の説明で使用している記号

記 号意 味
[ ]ダイアログ名,メニュー項目名,およびボタン名に表示されている項目名に使用します。

文法の説明で使用している記号

このマニュアルの文法の説明で使用している記号について次に示します。

記 号意 味
 |横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」を意味します。
(例) A|B AまたはBを指定することを示します。
{   }この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを示します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。
(例) {A|B|C} A,BまたはCのどれかを指定することを示します。
[ ]この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。
(例) [A] 「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。
< >この記号で囲まれている項目は,該当する要素を指定することを示します。
(例) <プロパティ>
 プロパティを記述します。
記述が省略されていることを示します。
(例) ABC… ABCの後ろに記述があり,その記述が省略されていることを示します。
環境定義および通信構成定義の場合
この記号の前に示された要素の値が,記号~に続く< >,(( )),<< >>などの規則に従うことを示します。
実行環境プロパティの場合
この記号の前に示された項目が,記号~に続く< >,(( )),<< >>などの規則に従うことを示します。
< >項目を記述するときに従わなければならない構文要素を示します。構文要素については,「このマニュアルで使用している構文要素」を参照してください。
(( ))項目で指定できる値の範囲を示します。
<< >>項目を省略したときに,システムが仮定する標準値を示します。

このマニュアルで使用している構文要素

このマニュアルで使用している構文要素の種類と意味を次に示します。

種 類定 義
<英字>A~Z a~z
<数字>0~9
<英数字>A~Z a~z 0~9
<記号>! " # $ % & ' ( ) + , _ ・ . / : ; < = > @ [ ] ^ - { } ? タブ 空白
<文字列>任意の文字の配列
<識別子>先頭が英字の英数字の文字列