2.1.2 RPCの通信形態

TP1アダプタでは,RPCの通信形態として次の通信形態をサポートします。

RPCの通信形態は,TP1アダプタの設定でオペレーション情報の通信モデルで選択します。詳細は,「3.5 TP1アダプタの追加・定義」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 同期応答型RPC通信
(2) 非応答型RPC通信

(1) 同期応答型RPC通信

TP1アダプタから接続先システムに問い合わせデータを送信して,問い合わせた応答データを受け取る通信形態です。TP1アダプタ側では,接続先システムからの応答を受け取るまでメソッドを終了しません。

同期応答型RPC通信をする場合の処理の概要を次の図に示します。

図2-8 同期応答型RPC通信をする場合の処理の概要

[図データ]

(2) 非応答型RPC通信

TP1アダプタから接続先システムに一方送信データを送信して,応答は受け取らない通信形態です。TP1アダプタ側では,データの送信が完了するとメソッドは終了します。

非応答型RPC通信をする場合の処理の概要を次の図に示します。

図2-9 非応答型RPC通信をする場合の処理の概要

[図データ]