11.23 UntypedObjectWrapper

public interface UntypedObjectWrapper

このインタフェースは,アンタイプドオブジェクトラッパーをユーザのクライアントアプリケーションまたはサーバアプリケーションに派生させるために使用します。このインタフェースを使用して,アンタイプドオブジェクトラッパーを派生させる場合,クライアントアプリケーションがオペレーションリクエストを発行する前,またはサーバ側のオブジェクトインプリメンテーションがそのオペレーションリクエストを処理する前に呼び出されるpre_methodメソッドを定義します。また,サーバ側のオブジェクトインプリメンテーションがオペレーションリクエストを処理したあと,またはクライアントアプリケーションが応答を受信したあとに呼び出されるpost_methodメソッドも定義します。

UntypedObjectWrapperFactoryインタフェースからファクトリクラスも派生させてください。詳細については,「11.24 UntypedObjectWrapperFactory」を参照してください。UntypedObjectWrapperFactoryインタフェースは,ユーザのUntypedObjectWrapperオブジェクトを生成します。

オブジェクトラッパーの使用方法の詳細については,マニュアル「Borland Enterprise Server VisiBroker デベロッパーズガイド」の「オブジェクトラッパーの使用」の記述を参照してください。

IDLサンプル11-2 UntypedObjectWrapper

interface UntypedObjectWrapper {
   void pre_method(
       in string operation,
       in Object target,
       in interceptor::Closure closure
   );
  void post_method(
     in string operation,
     in Object target,
     in CORBA::Environment env,
     in interceptor::Closure closure
  );
};

<この節の構成>
11.23.1 UntypedObjectWrapperのメソッド