31.2.3 CORBA::MarshalOutBufferのメソッド
- char *buffer() const;
このオブジェクトに対応するバッファを指すポインタを返します。
- CORBA::ULong curoff() const;
このオブジェクトに対応するバッファ内にある現在のオフセットを返します。
- virtual CORBA::ULong length() const;
現在のバッファ長を返します。
- virtual void new_encapsulation() const;
バッファ内の開始オフセットを0にリセットします。
- virtual VISostream& put(
char data);
現在のロケーションのバッファに1文字追加します。
このメソッドは,追加したデータの直後に続くバッファ内のロケーションを指すポインタを返します。
- virtual VISostream& put(
const <data_type> data, unsigned size);
このメソッドを使用して,現在のロケーションのバッファにデータのシーケンスを格納できます。
このメソッドは,追加したデータの直後に続くバッファ内のロケーションを指すポインタを返します。
- data
格納するデータ。サポートされるソースデータ型を次に示します。
char*,unsigned char*,short*,unsigned short*,int*,unsigned int*,long*,unsigned long*,float*,double*,long double*,VISLongLong*,VISULongLong*,wchar_t*
- size
格納する指定されたデータ型の数
- virtual VISostream& putCString(
const char* data);
このメソッドを使って,現在のロケーションのバッファに文字列を格納できます。
このメソッドは,追加したデータの直後に続くバッファ内のロケーションを指すポインタを返します。
- void release_flag(
CORBA::Boolean val);
このオブジェクトがデストラクトされた際,バッファメモリの自動解放を有効または無効にします。
- val
valにtrueを設定すると,このオブジェクトがデストラクトされた際に,このオブジェクトのバッファメモリが解放されます。valにfalseを設定すると,このオブジェクトがデストラクトされた際に,バッファは解放されません。
- CORBA::Boolean release_flag() const;
このオブジェクトのバッファメモリの自動解放が有効である場合,trueを返します。そうでない場合は,falseを返します。
- void reset();
開始オフセット,現在のオフセット,およびシークポジションを0にリセットします。
- void rewind();
シークポジションを0にリセットします。
- CORBA::ULong seekpos(
CORBA::ULong pos);
posに含まれる値に現在のオフセットを設定します。posで指定されるオフセットがバッファサイズより大きい場合,CORBA::BAD_PARAM例外が発生します。
- static CORBA::MarshalOutBuffer *_duplicate(
CORBA::MarshalOutBuffer_ptr ptr);
ptrが指すこのオブジェクトの複製ポインタを返し,このオブジェクトのリファレンスカウントを増やします。
- static CORBA::MarshalOutBuffer *_nil();
CORBA::MarshalOutBuffer型のNULLポインタを返します。
- static void _release(
CORBA::MarshalOutBuffer_ptr ptr);
ptrが指すオブジェクトのリファレンスカウントを減らします。リファレンスカウントが0になると,そのオブジェクトはデストラクトされます。構築された際にオブジェクトのrelease_flagにtrueを設定した場合,オブジェクトに対応するバッファが解放されます。