2.4 環境設定

この節では,ORBトラブルシュート機能の環境設定について説明します。

環境設定の流れを次の図で示します。詳細は2.5以降を参照してください。

図2-2 環境設定の流れ

[図データ]

設定できる値
TPBrokerのORBトラブルシュート機能では,環境変数,定義句,およびプロパティで詳細な設定ができますが,項目によって設定できる値が異なります。事前に次の表で確認してください。

表2-8 項目ごとの設定方法

項目設定できる値
環境変数定義句プロパティ
モジュールトレース×
エラーログ××
通信トレース×
メッセージログ
バーボースログ××
スタックトレース×
ネーミングサービス名前空間情報ログ×
マイナーコード×

(凡例) ○:設定できる ×:設定できない

注※ イベントビューアのアプリケーションログ(Windows),およびsyslog(UNIX)に関することだけが設定できます。


設定した値の優先順位
環境変数とプロパティは同時に設定できます。同時に設定した場合の優先順位について次に示します。
トレース共通環境変数 < 環境変数 < プロパティ
定義句を設定する場合の優先順位を次に示します。
トレース共通環境変数 < 定義句