6.2 マスタ仮想サーバの構築

仮想化システムでアプリケーションサーバを構築する場合,アプリケーションサーバの動作に必要なOSや製品をインストールしたイメージファイル(マスタ仮想サーバのイメージ)を使用します。このイメージファイルは,マスタ仮想サーバを構築すると作成できます。

システム構成パターンと必要な作業項目を次の表に示します。

表6-12 システム構成パターンと必要な作業項目(マスタ仮想サーバの構築)

作業項目システム構成パターンによる作業の要否
パターン1パターン2パターン3パターン4
仮想マシンの作成と初期設定
Application Server Enterpriseのインストールと初期設定
sshクライアントの環境設定×××
JP1/IMと連携して障害監視をするための設定×
JP1/PFMと連携して負荷監視をするための設定××
仮想マシンの停止
(凡例)
○:必要な作業です。
×:不要な作業です。

ここでは,マスタ仮想サーバを構築する手順および方法について説明します。

<この節の構成>
6.2.1 仮想マシンの作成と初期設定
6.2.2 Application Server Enterpriseのインストールと初期設定
6.2.3 sshクライアントの環境設定
6.2.4 JP1/IMと連携して障害監視をするための設定
6.2.5 JP1/PFMと連携して負荷監視をするための設定
6.2.6 仮想マシンの停止