2.5.4 仮想サーバの更新

仮想サーバの更新は,仮想サーバのOSや製品のプログラムにパッチを適用したり,アプリケーションや定義ファイルなどを更新したりする場合に,管理ユニットごとに仮想サーバの設定を変更する機能です。

仮想サーバを更新する場合,管理ユニットを更新してから,その管理ユニットの更新を仮想サーバへ適用します。

管理ユニットは,仮想サーバの稼働中または停止中に関係なく,更新できます。管理ユニットの更新はvmx_update_unitコマンドで実施します。更新した管理ユニットは,新たなバージョンとして仮想サーバマネージャによって管理されます。このバージョンをカレントバージョンに設定してコマンドを実行すると,すべての仮想サーバに管理ユニットの更新を適用できます。

管理ユニットの更新を仮想サーバへ適用する方法には,ローリングアップデートとデプロイがあります。ローリングアップデートは,仮想サーバの稼働中または停止中に関係なく,仮想サーバを1台ずつ更新する機能で,デプロイは,停止中の仮想サーバだけを更新する機能です。ローリングアップデートはvmx_rolling_updateコマンドで,デプロイはvmx_deploy_unitコマンドで実施します。