3.3.5 業務の運用例と仮想サーバの配置例

ここでは,前提条件を適用して決定した,業務の運用例と仮想サーバの配置例について説明します。

●説明で使用する業務の構成

ここで示す例のシステムは,次に示す二つの業務から構成されるものとします。

業務A
ユーザがWebブラウザから利用するオンライン業務で,24時間実行します。毎日,ピーク時間帯(8:00~18:00)はすべての仮想サーバを起動し,ピーク時間帯以外は仮想サーバの起動数を半分に縮退します。また,複数のアプリケーションで構成され,すべてのアプリケーションは1台の仮想サーバで動作します。
業務B
ほかのシステムからWebサービスで利用されるバッチ業務で,毎日,夜間(22:00~2:00)の時間帯に実行します。この時間帯だけ,すべての仮想サーバを起動し,そのほかの時間帯は仮想サーバを起動しません。また,複数のアプリケーションで構成され,すべてのアプリケーションは1台の仮想サーバで動作します。
●業務の運用例

業務の運用例を次の図に示します。

図3-6 業務の運用例

[図データ]

●仮想サーバの配置例

仮想サーバの配置例を次の図に示します。なお,ここで示す配置例は,8:00~2:00の時間帯のものです。

図3-7 仮想サーバの配置例

[図データ]