仮想サーバ上のManagement Serverやアプリケーションサーバを使用して,業務実行環境を構築します。
システム構成パターンと必要な作業項目を次の表に示します。
表6-20 システム構成パターンと必要な作業項目(仮想サーバへの業務実行環境の構築)
作業項目 | システム構成パターンによる作業の要否 | |||
---|---|---|---|---|
パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 | |
仮想サーバの起動 | × | ○ | × | × |
アプリケーションサーバの設定変更 | × | ○ | × | × |
アプリケーションのインポートと開始 | × | ○ | × | × |
仮想サーバの停止 | × | ○ | × | × |
業務実行環境を構築する方法について説明します。管理対象マシンにデプロイされたすべての仮想サーバに対して,それぞれここで説明する作業を実施します。
仮想サーバ運用管理ホストで,管理対象マシンにデプロイされた仮想サーバをvmx_scaleout_unitコマンドを使用して起動します。vmx_scaleout_unitコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
vmx_scaleout_unitコマンドの実行例を,仮想サーバ運用管理ホストのOSごとに示します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥vmx¥bin¥vmx_scaleout_unit -unit unit_a -hv hv1 |
# /opt/Cosminexus/manager/vmx/bin/vmx_scaleout_unit -unit unit_a -hv hv1 |
コマンド実行時に起動される仮想サーバの名称が,メッセージに表示されます。
起動した仮想サーバ上のManagement Serverに対して,Smart Composer機能または運用管理ポータルを使用して,アプリケーションサーバの設定を変更します。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」,またはマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」を参照してください。
仮想サーバ上のManagement Serverやアプリケーションサーバに対して,運用管理ポータルまたはサーバ管理コマンドを使用して,アプリケーションのインポートから開始までを実施します。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」,またはマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」を参照してください。
仮想サーバ運用管理ホストで,「(1) 仮想サーバの起動」で起動された仮想サーバをvmx_scalein_unitコマンドを使用して停止します。vmx_scalein_unitコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
ここでは,仮想サーバ「VMX192168002101」を停止するとします。vmx_scalein_unitコマンドの実行例を,仮想サーバ運用管理ホストのOSごとに示します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥vmx¥bin¥vmx_scalein_unit -vs VMX192168002101 |
# /opt/Cosminexus/manager/vmx/bin/vmx_scalein_unit -vs VMX192168002101 |