6. システム構築

この章では,仮想化システムで業務を実行する環境(アプリケーションサーバ)を構築する手順について説明します。システム構築で使用するコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の仮想化システムで使用するコマンドに関する説明を参照してください。システム構築で使用するファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の仮想化システムで使用するファイルに関する説明を参照してください。

なお,ここで説明する構築手順を開始する前に,「3. システム構成パターンの選択」で使用するシステム構成パターンを決定し,「5. 前提となる環境の準備」を実施して仮想化システムで前提となる環境の準備を完了しておいてください。また,使用できるOS(WindowsまたはLinux)については,「2.3.2 仮想化システムの前提条件」を参照してください。

<この章の構成>
6.1 業務を実行する環境の準備
6.2 マスタ仮想サーバの構築
6.3 アプリケーションサーバで使用する定義ファイルの作成
6.4 アプリケーションサーバ情報ディレクトリへの定義ファイルの配置
6.5 仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルの作成
6.6 管理ユニット運用ルールの作成
6.7 管理ユニットの作成
6.8 管理ユニットのデプロイ
6.9 仮想サーバへの業務実行環境の構築
6.10 負荷分散機でのリクエスト振り分けの設定
6.11 バックアップの取得およびログのアーカイブ
6.12 JP1と連携した仮想化システムを運用するための環境設定