6.3.7 Component Container管理者およびManagement Server管理グループの設定(ゲストOSがLinuxの場合)

Component Container管理者のユーザとグループ,およびManagement Server管理グループを設定します。この定義ファイルは,ゲストOSがLinuxの場合だけ有効になります。

Component Container管理者は,サーバのセットアップ,起動と停止などの操作が実施できるユーザで,Management Server管理グループは,Management Serverで使用するコマンドを実行できるユーザのグループです。これらのユーザまたはグループを設定すると,スーパーユーザ(root権限を持つユーザ)以外の一般ユーザでもシステムを構築,運用できるようになります。ユーザとグループは,rasetup.propertiesで設定します。

注意
設定するユーザおよびグループは,OSにあらかじめ登録されている必要があります。

rasetup.propertiesを作成する場合,テンプレートファイルを使用できます。テンプレートファイルの格納場所については,「4.1.1 システムの構築・運用時に使用するファイル」を参照してください。

<この項の構成>
(1) rasetup.propertiesの設定例
(2) rasetup.propertiesで設定できるプロパティ

(1) rasetup.propertiesの設定例

rasetup.propertiesは,ゲストOSがLinuxの業務で設定します。

6.1.2(4) 業務ごとの情報の決定」で決定した業務のうち,業務BはゲストOSがLinuxのため,設定が必要です。業務Bでは,すべてのプロパティにデフォルト値を使用するものとします。この場合,rasetup.propertiesは,プロパティを何も設定しない空のファイルで作成します。

(2) rasetup.propertiesで設定できるプロパティ

rasetup.propertiesで設定できるプロパティを次に示します。

各プロパティを設定する場合の注意事項を次に示します。