5.3 仮想サーバマネージャの構築

Cosminexusのアプリケーションサーバでは,仮想化システムのアプリケーションサーバを構築・運用するためのプロセスとして,仮想サーバマネージャを提供しています。ここでは,仮想サーバマネージャを構築する手順について説明します。仮想サーバマネージャは,仮想サーバ運用管理ホストに構築します。

システム構成パターンと必要な作業項目を次の表に示します。

表5-2 システム構成パターンと必要な作業項目(仮想サーバマネージャの構築)

作業項目システム構成パターンによる作業の要否
パターン1パターン2パターン3パターン4
VMware vCenter Serverのアカウントの作成
仮想サーバ運用管理ホストの仮想マシンの作成××
仮想サーバ運用管理ホストへのOSのインストール××
仮想サーバ運用管理ホストへのApplication Server Enterpriseのインストール
仮想サーバマネージャのセットアップ
VMware vCenter ServerとSSL接続するための準備
仮想サーバマネージャのプロパティの設定
vmx.propertiesへのアクセス権の設定
仮想サーバマネージャの自動起動の設定
コマンドの共通引数のデフォルト値の設定
JP1/IMによる障害監視をするための設定×
JP1/AJS3による自動運用をするための設定××
バックアップ用ストレージの準備×××
仮想サーバマネージャの起動
仮想サーバマネージャで運用・管理する管理対象マシン情報の作成
仮想サーバマネージャへの管理対象マシン情報の登録
(凡例)
○:必要な作業です。
×:不要な作業です。
注※
現用系のマシンで作業を実施したあと,予備系のマシンでも同様の作業を実施してください。

仮想サーバマネージャを構築する手順を次に示します。

注意
パターン4の場合,「管理LANのIPアドレス」を「IPアドレス」と読み替えてください。
<この節の構成>
(1) VMware vCenter Serverのアカウントの作成
(2) 仮想サーバ運用管理ホストの仮想マシンの作成
(3) 仮想サーバ運用管理ホストへのOSのインストール
(4) 仮想サーバ運用管理ホストへのApplication Server Enterpriseのインストール
(5) 仮想サーバマネージャのセットアップ
(6) VMware vCenter ServerとSSL接続するための準備
(7) 仮想サーバマネージャのプロパティの設定
(8) vmx.propertiesへのアクセス権の設定
(9) 仮想サーバマネージャの自動起動の設定
(10) コマンドの共通引数のデフォルト値の設定
(11) JP1/IMによる障害監視をするための設定
(12) JP1/AJS3による自動運用をするための設定
(13) バックアップ用ストレージの準備
(14) 仮想サーバマネージャの起動
(15) 仮想サーバマネージャで運用・管理する管理対象マシン情報の作成
(16) 仮想サーバマネージャへの管理対象マシン情報の登録

(1) VMware vCenter Serverのアカウントの作成

ハイパーバイザ管理ホストのVMware vCenter Serverで,仮想サーバマネージャ用に,VMware vCenter Serverのすべての権限を持ったアカウントを作成します。詳細については,ハイパーバイザのドキュメントを参照してください。

作成するVMware vCenter Serverのアカウントの例を次に示します。

(2) 仮想サーバ運用管理ホストの仮想マシンの作成

操作端末のVMware vSphere ClientからVMware vCenter Serverに接続し,運用用物理マシン(現用系)のハイパーバイザを使用して,仮想サーバ運用管理ホストで使用する仮想マシンを作成します。データストアは,運用用データストアを使用します。この仮想マシンは仮想NICを一つ構成し,管理LANのネットワークラベルに関連づけます。

(3) 仮想サーバ運用管理ホストへのOSのインストール

仮想サーバ運用管理ホストに,OSをインストールします。OSには管理LANのIPアドレスを割り当てます。また,OSの時刻を正確な時刻に調整するために,NTPクライアントを導入し,NTPサーバの設定をします。システム全体で同じNTPサーバを指定してください。

インストールできるOSについては,「2.3.2(1) 仮想サーバ運用管理ホストの前提条件」を参照してください。

(4) 仮想サーバ運用管理ホストへのApplication Server Enterpriseのインストール

仮想サーバ運用管理ホストに管理者権限でログインし,Application Server Enterpriseをインストールします。インストールできるApplication Server Enterpriseについては,「2.3.2(1) 仮想サーバ運用管理ホストの前提条件」を参照してください。また,Application Server Enterpriseのインストール方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」のインストール方法,および環境変数の設定に関する説明を参照してください。

(5) 仮想サーバマネージャのセットアップ

仮想サーバマネージャをセットアップする手順を次に示します。仮想サーバマネージャのセットアップ時には,管理ユーザアカウントの設定もします。

  1. mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)で,仮想サーバマネージャとして動作するための設定をします。
    mserver.propertiesで必要な設定を次に示します。

    com.cosminexus.mngsvr.vmx.enabled=true

    ほかのプロパティはデフォルト値を使用します。mserver.propertiesの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。
  2. 仮想サーバ運用管理ホストでmngsvrctlコマンドの引数「setup」を使用して,仮想サーバマネージャのセットアップと管理ユーザアカウントの設定をします。
    ここでは,管理ユーザアカウントの管理ユーザIDに「admin」,管理ユーザパスワードに「admin」を設定して,セットアップするとします。
    コマンドの実行例を,仮想サーバ運用管理ホストのOSごとに示します。
    仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsの場合

    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥mngsvrctl setup -u admin -p admin

    仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxの場合

    # /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl setup -u admin -p admin

    mngsvrctlコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のmngsvrctl(Management Serverの起動/停止/セットアップ)に関する説明を参照してください。

参考
管理ユーザアカウントは,次の操作で使用します。
  • 仮想化システムで使用するコマンド実行時
    各コマンドの共通引数(-uオプションおよび-pオプション)に設定します。ただし,vmxclient.properties(仮想サーバマネージャのクライアント共通設定プロパティファイル)で,管理ユーザアカウントの省略時仮定値を設定している場合は省略できます。
  • 仮想サーバマネージャGUIのログイン時
    仮想サーバマネージャGUIの[ログイン]画面の管理ユーザIDおよびパスワードに設定します。

(6) VMware vCenter ServerとSSL接続するための準備

仮想サーバマネージャがVMware vCenter ServerとSSL接続で通信するために,次の作業を実施します。

  1. ハイパーバイザ管理ホストにあるVMWare vCenter ServerのSSLサーバ証明書を取得します。
    取得方法については,ハイパーバイザのドキュメントを参照してください。
  2. 仮想サーバ運用管理ホストでJDKのkeytoolコマンドを実行し,手順1.で取得したSSLサーバ証明書を登録します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    (例)
    • 仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsで,SSLサーバ証明書のファイル名が「vCenterServer.cer」,キーストアの格納先が「C:¥work¥vCenterServer.keystore」の場合

      <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥jdk¥bin¥keytool -import -file vCenterServer.cer -alias vCenterServer -keystore C:¥work¥vCenterServer.keystore -storepass keystore_pass

    • 仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxで,SSLサーバ証明書のファイル名が「vCenterServer.cer」,キーストアの格納先が「/work/vCenterServer.keystore」の場合

      # /opt/Cosminexus/jdk/bin/keytool -import -file vCenterServer.cer -alias vCenterServer -keystore /work/vCenterServer.keystore -storepass keystore_pass

(7) 仮想サーバマネージャのプロパティの設定

vmx.properties(仮想サーバマネージャプロパティファイル)で,VMware vCenter Serverと接続するための設定など,仮想サーバマネージャが動作するために必要な設定をします。

vmx.propertiesで必要な設定を次に示します。ここで説明していないプロパティはデフォルト値を使用します。vmx.propertiesの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

●パターン1またはパターン2の場合

vmx.vcenterserver.host=vcenterhost
vmx.vcenterserver.user=vc_user
vmx.vcenterserver.password=vc_pass
vmx.serverimage.store.host=192.168.2.6
javax.net.ssl.trustStore=C:¥¥work¥¥vCenterServer.keystore
javax.net.ssl.trustStorePassword=keystore_pass

注1
vmx.vcenterserver.hostプロパティには,SSLサーバ証明書に含まれるホスト名を指定します。
注2
vmx.serverimage.store.hostプロパティには,VMware vCenter Serverに登録されたホスト名を指定します。
注3
Linuxの場合,javax.net.ssl.trustStoreプロパティは「/work/vCenterServer.keystore」とします。

●パターン3の場合

vmx.vcenterserver.host=vmngvcenterhost
vmx.vcenterserver.user=vc_user
vmx.vcenterserver.password=vc_pass
vmx.serverimage.store.host=192.168.2.4
javax.net.ssl.trustStore=C:¥¥work¥¥vCenterServer.keystore
javax.net.ssl.trustStorePassword=keystore_pass

注1
vmx.vcenterserver.hostプロパティには,SSLサーバ証明書に含まれるホスト名を指定します。
注2
vmx.serverimage.store.hostプロパティには,VMware vCenter Serverに登録されたホスト名を指定します。

●パターン4の場合

vmx.vcenterserver.host=vmngvcenterhost
vmx.vcenterserver.user=vc_user
vmx.vcenterserver.password=vc_pass
vmx.serverimage.store.host=192.168.1.4
javax.net.ssl.trustStore=C:¥¥work¥¥vCenterServer.keystore
javax.net.ssl.trustStorePassword=keystore_pass

注1
vmx.vcenterserver.hostプロパティには,SSLサーバ証明書に含まれるホスト名を指定します。
注2
vmx.serverimage.store.hostプロパティには,VMware vCenter Serverに登録されたホスト名を指定します。

(8) vmx.propertiesへのアクセス権の設定

vmx.propertiesには,VMware vCenter Serverのユーザとパスワードを設定します。このため,vmx.propertiesのアクセス権の設定が適切でないと,すべてのユーザから参照されてしまうおそれがあります。vmx.propertiesには,適切なアクセス権を設定しておく必要があります。vmx.propertiesのアクセス権の設定方法を次に示します。

●仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsの場合

vmx.propertiesのデフォルトのアクセス権は,一般ユーザに対して読み取りが許可されています。次に示すグループまたはユーザに対して,読み取りと書き込み権限を許可して,そのほかのグループまたはユーザのアクセスを許可しないようにする必要があります。

●仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxの場合

vmx.propertiesのデフォルトのアクセス権は,スーパーユーザに対して読み取りと書き込みが許可され,一般ユーザに対して読み取りと書き込みは許可されていません。このため,アクセス権を変更する必要はありません。

(9) 仮想サーバマネージャの自動起動の設定

仮想サーバマネージャをOSと同時に起動するように設定します。自動起動するためにはあらかじめ設定が必要です。自動起動の設定は,mngautorunコマンドに引数「server」を指定して実行します。mngautorunコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」のmngautorun(サービスの設定)に関する説明を参照してください。

mngautorunコマンドの実行例を,仮想サーバ運用管理ホストのOSごとに示します。

仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥mngautorun server

仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxの場合
/etc/rc.d/rc<N>.dディレクトリに,/etc/rc.d/init.d/MngSvrへのシンボリックリンクを作成します(<N>は起動時の実行レベルを表します)。

# ln -s /etc/rc.d/init.d/MngSvr /etc/rc.d/rc2.d/S90MngSvr
# chmod 755 /etc/rc.d/rc2.d/S90MngSvr

(10) コマンドの共通引数のデフォルト値の設定

仮想化システムで使用するコマンド(vmxから始まるコマンド)には,共通引数があります。共通引数を省略した場合に設定されるデフォルト値を,vmxclient.properties(仮想サーバマネージャのクライアント共通設定プロパティファイル)に設定できます。

vmxclient.propertiesで必要な設定を次に示します。vmxclient.propertiesの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

vmx.connect.host=localhost
vmx.connect.userid=admin
vmx.connect.password=admin

注1
vmx.connect.hostプロパティには,仮想サーバマネージャのホスト名を指定します。
注2
vmx.connect.useridプロパティには管理ユーザアカウントの管理ユーザIDを,vmx.connect.passwordプロパティには管理ユーザアカウントの管理ユーザパスワードを指定します。「(5) 仮想サーバマネージャのセットアップ」で指定した管理ユーザアカウントを指定します。

(11) JP1/IMによる障害監視をするための設定

JP1/Baseのログファイルトラップで,仮想サーバマネージャの障害を監視するための設定をします。

設定手順を次に示します。設定はすべて仮想サーバ運用管理ホストで実施します。なお,各手順の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  1. JP1/Baseをインストールします。
  2. JP1/Baseでユーザマッピングの設定をします。
  3. JP1/IM - Managerへの接続設定をします。
  4. 仮想サーバマネージャのエラーメッセージ出力時に,JP1イベントを発行するログファイルトラップの設定をします。
    ログファイルトラップ動作定義ファイルの定義例を次に示します。

    FILETYPE=HTRACE
    ACTDEF=<Error>115A "-E

  5. JP1/BaseとログファイルトラップがOS起動時に自動起動するように設定します。
  6. JP1/Baseとログファイルトラップを起動します。

(12) JP1/AJS3による自動運用をするための設定

JP1/AJS3のジョブスケジュールで,仮想サーバマネージャのコマンドを実行するための設定をします。

設定手順を次に示します。設定はすべて仮想サーバ運用管理ホストで実施します。なお,各手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1」を参照してください。

  1. JP1/AJS3 - Agentをインストールします。
  2. JP1/AJS3 - AgentがOS起動時に自動起動するように設定します。
  3. JP1/AJS3 - Agentを起動します。

(13) バックアップ用ストレージの準備

バックアップ用のデータを格納するストレージ(バックアップ用ストレージ)を用意します。用意したストレージをNFS version 3 over TCP(Linuxの場合)またはCIFSで仮想サーバ運用管理ホストからネットワーク共有できるようにします。

(14) 仮想サーバマネージャの起動

仮想サーバ運用管理ホストで,mngsvrctlコマンドに,引数「start」を指定して仮想サーバマネージャを起動します。起動方法を次に示します。なお,Windowsの場合はサービスからも起動できます。

仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥mngsvrctl start

仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxの場合

# /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl start

(15) 仮想サーバマネージャで運用・管理する管理対象マシン情報の作成

管理対象マシン情報ファイル(machine_info.xml)で,仮想サーバマネージャで運用・管理する管理対象マシンの情報(マシン名やIPアドレス)を作成します。管理対象マシン情報ファイルはテンプレートファイルが提供されていますので,必要な個所を設定してください。管理対象マシン情報ファイルで必要な設定を次に示します。管理対象マシン情報ファイルの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。

システム構成パターンごとに,管理対象マシン情報ファイル(machine_info.xml)の設定例を示します。なお,設定値については,次の個所を参照してください。

●パターン1,パターン2またはパターン3の場合

6台分の管理対象マシンを設定します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<machine-info xmlns="http://www.cosminexus.com/mngsvr/schema/MachineInfo-1.0">
 <machine>
   <name>hv1</name>
   <host>192.168.2.21</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv2</name>
   <host>192.168.2.22</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv3</name>
   <host>192.168.2.23</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv4</name>
   <host>192.168.2.24</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv5</name>
   <host>192.168.2.25</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv6</name>
   <host>192.168.2.26</host>
 </machine>
</machine-info>

<host>タグには,VMware vCenter Serverに登録されたホスト名を指定します。

●パターン4の場合

4台分の管理対象マシンを設定します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<machine-info xmlns="http://www.cosminexus.com/mngsvr/schema/MachineInfo-1.0">
 <machine>
   <name>hv1</name>
   <host>192.168.1.21</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv2</name>
   <host>192.168.1.22</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv3</name>
   <host>192.168.1.23</host>
 </machine>
 <machine>
   <name>hv4</name>
   <host>192.168.1.24</host>
 </machine>
</machine-info>

<host>タグには,VMware vCenter Serverに登録されたホスト名を指定します。

(16) 仮想サーバマネージャへの管理対象マシン情報の登録

仮想サーバマネージャで管理対象マシンを運用・管理できるようにするために,管理対象マシン情報を仮想サーバマネージャへ登録する必要があります。vmx_set_machine_infoコマンドを使用して,管理対象マシン情報を設定した管理対象マシン情報ファイルを仮想サーバマネージャへ登録します。vmx_set_machine_infoコマンドの-machine_infoオプションには,管理対象マシン情報ファイルのパスを指定します。vmx_set_machine_infoコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

ここでは,管理対象マシン情報ファイルのパスを,Windowsの場合には「C:¥work¥machine_info.xml」,Linuxの場合には「/work/machine_info.xml」とします。vmx_set_machine_infoコマンドの実行例を,仮想サーバ運用管理ホストのOSごとに示します。

仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥vmx¥bin¥vmx_set_machine_info -machine_info C:¥work¥machine_info.xml

仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxの場合

# /opt/Cosminexus/manager/vmx/bin/vmx_set_machine_info -machine_info /work/machine_info.xml