システムの運用を開始したあとに,ゲストOSの更新プログラムを適用したり,アプリケーションを変更したりする場合には,稼働中のシステムの更新が必要です。更新できる内容を次に示します。
- ゲストOSまたはミドルウェアの更新
仮想サーバ上で動作しているゲストOSやミドルウェアにパッチを適用する場合に実施します。
- アプリケーションの更新
稼働中のオンライン業務またはバッチ業務のアプリケーションを更新する場合に実施します。
- アプリケーションサーバの更新
アプリケーションサーバの定義ファイルの内容を変更する場合に実施します。
- 管理ユニット運用ルールの更新
仮想サーバのデプロイ数や,一括起動数などを変更する場合に実施します。
- 仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルの更新
デプロイ時および起動時に動作させる,仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルに変更が発生した場合に実施します。
これらの情報のうち,管理ユニットに更新した情報を適用する手順が必要なものがあります。更新対象の編集と,管理ユニットへの更新の適用の流れを次の図に示します。
図7-1 更新対象の編集と,管理ユニットへの更新の適用の流れ
![[図データ]](figure/zu070100.gif)
更新対象の編集,および管理ユニットへの更新の適用について以降の項で説明します。
- <この節の構成>
- 7.6.1 更新対象の編集
- 7.6.2 管理ユニットへの更新の適用