4.1.2 システムの構築・運用時に使用するコマンド

仮想化システムの構築・運用時には,コマンドを使用します。仮想化システムで使用するコマンドは,仮想サーバ運用管理ホスト上で実行します。ここでは,仮想化システムで使用する主なコマンドについて説明します。

仮想化システムで使用する主なコマンドを次の表に示します。

表4-1 仮想化システムで使用する主なコマンド

コマンド名概要実行するタイミング
vmx_create_unitマスタ仮想サーバ,アプリケーション情報ディレクトリ,管理ユニット運用ルールおよび仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルから,仮想サーバマネージャ上に管理ユニットを作成します。構築時
vmx_deploy_unit作成した管理ユニットから,管理ユニットで使用する管理対象マシンのインスタンスプールに,仮想サーバをデプロイし,停止状態で保持します。
  • 構築時
  • 運用時
vmx_export_rule管理ユニット運用ルールをエクスポートします。運用時
vmx_list_unit_version管理ユニットのバージョン情報を一覧表示します。運用時
vmx_list_virtualserver_status仮想サーバの稼働状況を一覧表示します。運用時
vmx_rolling_update管理ユニットの変更を仮想サーバにローリングアップデートします。運用時
vmx_scalein_unit管理対象マシン上の仮想サーバを停止します。運用時
vmx_scaleout_unit管理対象マシン上に新たに一つの仮想サーバを起動します。運用時
vmx_set_machine_info管理対象マシン情報ファイルを仮想サーバマネージャに登録します。構築時
vmx_set_unit_currentversion管理ユニットのカレントバージョンを設定します。運用時
vmx_start_unitデプロイ済みの仮想サーバを管理対象マシンに構築して,起動します。運用時
vmx_stop_unit管理ユニットに属する仮想サーバを一括停止します。運用時
vmx_update_unit管理ユニットの変更を仮想サーバに反映します。運用時

コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の仮想化システムで使用するコマンドに関する説明を参照してください。