7.2.3 パターン3(実行環境のスケールアウト)の開始と停止
(1) 開始手順
システムの開始手順を次に示します。なお,各ジョブネットは,構築時に定義します。定義方法については,「6.12.2 JP1/AJS3の自動運用を利用するための設定」を参照してください。
- 仮想サーバ運用管理ホストでvmx_start_unitコマンドを実行して,業務Aを実行する仮想サーバをすべて起動します。
コマンド実行時には,-unitオプションに仮想サーバを起動する業務の管理ユニット名を指定してください。
ここでは,業務Aを管理ユニット「unit_a」とします。コマンドの実行例を次に示します。
vmx_start_unit -unit unit_a |
- 操作端末のJP1/AJS3 - Viewを使用してJP1/AJS3 - Managerに接続します。
- JP1/AJS3 - Viewを使用して業務B開始ジョブネットの即時実行を登録します。
この手順は,業務Bの稼働時間帯(6:00~20:00)にシステムを開始する場合に実施します。業務Bが稼働していない時間帯の場合,次の手順に進んでください。
- JP1/AJS3 - Viewを使用して次に示すジョブネットの計画実行を登録します。
登録するジョブネットは次のとおりです。
- 業務A再開始ジョブネット
- 業務B開始ジョブネット
- 業務B停止ジョブネット
業務Cおよび業務Dも,業務Bと同様の手順で開始します。
(2) 停止手順
システムの停止手順を次に示します。なお,各ジョブネットは,構築時に定義します。定義方法については,「6.12.2 JP1/AJS3の自動運用を利用するための設定」を参照してください。
- 操作端末のJP1/AJS3 - Viewを使用してJP1/AJS3 - Managerに接続します。
- JP1/AJS3 - Viewを使用してジョブネットの計画実行登録を解除します。
解除するジョブネットは次のとおりです。
- 業務A再開始ジョブネット
- 業務B開始ジョブネット
- 業務B停止ジョブネット
- 仮想サーバ運用管理ホストでvmx_stop_unitコマンドを実行して,業務Aを実行する仮想サーバをすべて停止します。
コマンド実行時には,-unitオプションに仮想サーバを停止する業務の管理ユニット名を指定してください。
ここでは,業務Aを管理ユニット「unit_a」とします。コマンドの実行例を次に示します。
vmx_stop_unit -unit unit_a |
次の手順は,業務Bの稼働時間帯(6:00~20:00)にシステムを停止する場合に実施します。
- JP1/AJS3 - Viewを使用して業務B停止ジョブネットの即時実行を登録します。
業務Cおよび業務Dも,業務Bと同様の手順で停止します。