6.10 負荷分散機でのリクエスト振り分けの設定

負荷分散機の管理・運用ツールを使用して,負荷分散機のリクエスト振り分けを設定します。

システム構成パターンと必要な作業項目を次の表に示します。

表6-21 システム構成パターンと必要な作業項目(負荷分散機でのリクエスト振り分けの設定)

作業項目システム構成パターンによる作業の要否
パターン1パターン2パターン3パターン4
仮想サーバの業務LANのIPアドレスの取得×××
リクエスト振り分けの設定×××
(凡例)
○:必要な作業です。
×:不要な作業です。

負荷分散機でのリクエスト振り分けの設定をする方法について説明します。

<この節の構成>
(1) 仮想サーバの業務LANのIPアドレスの取得
(2) リクエスト振り分けの設定

(1) 仮想サーバの業務LANのIPアドレスの取得

管理ユニットごとにデプロイされた仮想サーバをvmx_list_virtualserver_statusコマンドで調べ,各仮想サーバの業務LANのIPアドレスを調査します。vmx_list_virtualserver_statusコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

ここでは,管理ユニット「unit_a」の仮想サーバの業務LANのIPアドレスを調査するとします。vmx_list_virtualserver_statusコマンドの実行例を,仮想サーバ運用管理ホストのOSごとに示します。

仮想サーバ運用管理ホストのOSがWindowsの場合

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥vmx¥bin¥vmx_list_virtualserver_status -unit unit_a

仮想サーバ運用管理ホストのOSがLinuxの場合

# /opt/Cosminexus/manager/vmx/bin/vmx_list_virtualserver_status -unit unit_a

(2) リクエスト振り分けの設定

負荷分散機の管理・運用ツールを使用して,業務ごとに「(1) 仮想サーバの業務LANのIPアドレスの取得」で取得した仮想サーバの管理LANのIPアドレスにリクエストを振り分ける設定をします。設定方法については,負荷分散機のドキュメントを参照ください。