ここでは,仮想サーバを格納した業務用データストアのディスク障害の復旧手順を次に示します。
- ポイント
- ここで説明する手順で復旧するための前提条件
- 「6.11 バックアップの取得およびログのアーカイブ」に従って,バックアップを取得してください。
- ディスクの修理または交換をして正常に動作するようにします。
- vmx_list_virtualserver_statusコマンドを使用して,仮想サーバマネージャが認識している仮想サーバのステータスを確認します。
復元できる仮想サーバは,仮想サーバマネージャが認識している仮想サーバのステータスが,「working」または「stopped」である必要があります。
コマンドの実行例を次に示します。
vmx_list_virtualserver_status |
- バックアップを取得しておいた仮想マシンのイメージから,復元対象の仮想サーバを復元します。
復元には,VMwareが提供するツールなどを使用します。
仮想サーバマネージャで認識しているステータスが「working」の仮想サーバの場合は,以降の作業も実施します。
- VMware vCenter Serverを使用して,仮想サーバを起動します。
- 仮想サーバ上で仮想サーバ起動時ユーザスクリプトを実行します。
管理ユニット作成時または更新時に指定した仮想サーバ起動時ユーザスクリプトファイルを仮想サーバに転送し,処理を実行します。
- 仮想サーバ上で運用管理エージェントとManagement Serverを起動します。
運用管理エージェントとManagement Serverの起動方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」のシステムの起動と停止の設定に関する説明を参照してください。
- 仮想サーバ上でcmx_start_targetコマンドを使用して,Webシステムを一括起動します。
cmx_start_targetコマンドを使った一括起動の方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」のすべてのサービスユニットの一括起動と一括停止に関する説明を参照してください。