6.12.3 JP1/PFMの負荷監視を利用するための設定

JP1/PFMを利用する場合,仮想サーバ上のアプリケーションサーバのパフォーマンスデータを収集したあとの記録方法や保存条件を設定したり,パフォーマンスデータにしきい値を設定してアラームで通知したりできます。これらの設定は,仮想サーバを追加・変更したあとに実施します。

また,仮想サーバを削除したあとには,JP1/PFM - Managerが監視しているエージェント階層から,削除した仮想サーバの監視エージェントを削除する必要があります。

負荷監視を利用するための設定は,仮想サーバの追加,更新または削除のタイミングで実施します。タイミングごとに実施する設定を説明します。

なお,各手順の詳細については,次のマニュアルを参照してください。

<この項の構成>
(1) 仮想サーバの追加または更新時に実施する設定
(2) 仮想サーバの削除時に実施する設定

(1) 仮想サーバの追加または更新時に実施する設定

管理ユニットの作成または更新を実施すると,仮想サーバが追加または更新されます。追加または更新された仮想サーバに対して,次の手順でパフォーマンスデータに関する設定をします。

  1. JP1運用管理ホストで,jpchostsファイルに,JP1/PFM - Agentのホストの名称と管理LANのIPアドレスを設定します。
  2. JP1運用管理ホストでjpcasrec updateコマンドを実行します。
    パフォーマンスデータの記録方法を設定します。
  3. JP1運用管理ホストでjpcaspsv updateコマンドを実行します。
    パフォーマンスデータの保存条件を設定します。
  4. JP1運用管理ホストでアラームを設定して,アラームによる運用を開始します。

(2) 仮想サーバの削除時に実施する設定

管理ユニットの更新または削除を実施すると,仮想サーバが削除されます。削除された仮想サーバを,次の手順でJP1/PFMが監視するエージェント階層から削除します。

  1. 仮想サーバ運用管理ホストでvmx_list_virtualserver_statusコマンドを実行して,削除した仮想サーバのホスト名を確認します。
  2. 操作端末のWebブラウザからJP1/PFM - Web Consoleを使用して,手順1.で確認した仮想サーバの監視エージェントをエージェント階層から削除します。