ここでは,前提条件を適用して決定した,業務の運用例と仮想サーバの配置例について説明します。
●説明で使用する業務の構成
ここで示す例のシステムは,次に示す二つの業務から構成されるものとします。
- 業務A
- ユーザがWebブラウザから利用するオンライン業務で,24時間実行します。毎日,ピーク時間帯(8:00~18:00)はすべての仮想サーバを起動し,ピーク時間帯以外は仮想サーバの起動数を半分に縮退します。また,複数のアプリケーションで構成され,すべてのアプリケーションは1台の仮想サーバで動作します。
- 業務B
- ほかのシステムからWebサービスで利用されるバッチ業務で,毎日,夜間(22:00~2:00)の時間帯に実行します。この時間帯だけ,すべての仮想サーバを起動し,そのほかの時間帯は仮想サーバを起動しません。また,複数のアプリケーションで構成され,すべてのアプリケーションは1台の仮想サーバで動作します。
●業務の運用例
業務の運用例を次の図に示します。
図3-6 業務の運用例
![[図データ]](figure/zu030460.gif)
●仮想サーバの配置例
仮想サーバの配置例を次の図に示します。なお,ここで示す配置例は,8:00~2:00の時間帯のものです。
図3-7 仮想サーバの配置例
![[図データ]](figure/zu030450.gif)