ここでは,仮想マシンの作成と初期設定について説明します。
VMware vCenter Serverを使用して,仮想サーバイメージ管理ホストのハイパーバイザ上に,マスタ仮想サーバ構築用の仮想マシンを作成します。業務Aで使用する仮想マシン名は,「master_a」とします。
作成した仮想マシンに設定する情報をシステム構成パターンごとに説明します。設定方法については,VMwareのドキュメントを参照してください。
仮想マシンを格納するデータストアは業務用データストアを使用します。
仮想マシンには二つの仮想NICを割り当てます。一方の仮想NICは業務LANのネットワークラベルが付いたポートグループに関連づけ,もう一方の仮想NICは管理LANのネットワークラベルが付いたポートグループに関連づけます。
仮想マシンを格納するデータストアは仮想サーバイメージ管理ホストのローカルディスク上のデータストアである「datastore0」を使用します。
仮想マシン上にゲストOS(WindowsまたはLinux)をインストールします。詳細については,各OSのドキュメントを参照してください。インストールできるOSのバージョンについては,「2.3.2(3) 仮想サーバイメージ管理ホストの前提条件」を参照してください。
仮想マシンで動作する上で,ゲストOS固有の設定が必要な場合があります。ゲストOS固有の設定については,VMware, Inc.のWebサイトを参照して確認してください。
また,ゲストOSがLinuxの場合は,次の設定をしてください。
仮想マシンがネットワークを利用できるように,ゲストOS上でネットワークの設定をします。システム構成パターンごとに説明します。なお,ネットワーク構成によっては,必要に応じてルーティングの設定をしてください。例えば,管理LANに複数のサブネットを使用する場合などに設定してください。
ゲストOSは,二つの仮想NICを認識しています。管理LANのネットワークラベルが付いたポートグループに関連づいた仮想NICに,「6.1.2(4) 業務ごとの情報の決定」で決定した作業用のIPアドレスを割り当てます。
ゲストOSは,一つの仮想NICを認識しています。仮想NICに「6.1.2(4) 業務ごとの情報の決定」で決定した作業用のIPアドレスを割り当てます。
ゲストOSの時刻を正確な時刻に調整するために,NTPクライアントを導入して,NTPサーバの設定をします。時刻の調整はslewモードで実行する設定にします。
ゲストOSにVMwareのVMware Toolsをインストールします。詳細については,VMwareのドキュメントを参照してください。