2.3.2 仮想化システムの前提条件

ここでは,仮想化システムで使用する各マシンにインストールする製品や,適用範囲について説明します。

<この項の構成>
(1) 仮想サーバ運用管理ホストの前提条件
(2) ハイパーバイザ管理ホストの前提条件
(3) 仮想サーバイメージ管理ホストの前提条件
(4) 管理対象マシンの前提条件
(5) JP1運用管理ホストの前提条件
(6) 負荷分散機の前提条件
(7) 操作端末の前提条件
(8) 共有ディスクの前提条件
(9) データベースサーバマシンの前提条件

(1) 仮想サーバ運用管理ホストの前提条件

仮想サーバ運用管理ホストは,次の条件を満たす必要があります。

注※1
仮想サーバ運用管理ホストとハイパーバイザ管理ホストが異なるマシンの場合に必要な条件です。
注※2
JP1製品と連携する場合に必要な条件です。
注※3
コールドスタンバイ構成で構築する場合に必要な条件です。

仮想サーバ運用管理ホストの前提OSと前提製品を次に示します。

●前提OS

仮想サーバ運用管理ホストの前提OSを次の表に示します。

表2-1 仮想サーバ運用管理ホストの前提OS

前提OS前提OSのバージョン
Windows
  • Windows Server 2008 x86
  • Windows Server 2008 x64
Linux
  • Linux 5(AMD/Intel 64)
  • Linux 5(x86)
  • Linux 5 Advanced Platform(AMD/Intel 64)
  • Linux 5 Advanced Platform(x86)
●前提製品

仮想サーバ運用管理ホストの前提製品を次の表に示します。

表2-2 仮想サーバ運用管理ホストの前提製品

分類前提製品
アプリケーションサーバの製品
  • Application Server Enterprise
  • Service Platform

(2) ハイパーバイザ管理ホストの前提条件

ハイパーバイザ管理ホストは,次の条件を満たす必要があります。

ハイパーバイザ管理ホストの前提OSと前提製品を次に示します。

●前提OS

ハイパーバイザ管理ホストの前提OSを次の表に示します。

表2-3 ハイパーバイザ管理ホストの前提OS

前提OS前提OSのバージョン
WindowsVMwareのドキュメントを参照してください。
●前提製品

ハイパーバイザ管理ホストの前提製品を次の表に示します。

表2-4 ハイパーバイザ管理ホストの前提製品

分類前提製品
仮想化ソフトウェア
仮想サーバイメージ管理ホストおよび管理対象マシンの仮想化ソフトウェアがVMware ESX 3.5の場合
  • VMware vCenter Server 2.5 Update 5以降
  • VMware vCenter Server 4
仮想サーバイメージ管理ホストおよび管理対象マシンの仮想化ソフトウェアがVMware ESX 4の場合
  • VMware vCenter Server 4

(3) 仮想サーバイメージ管理ホストの前提条件

仮想サーバイメージ管理ホストは,次の条件を満たす必要があります。

注※
共有ディスクを使用する場合に必要な条件です。

仮想サーバイメージ管理ホストの前提OSと前提製品を次に示します。

●前提OS

仮想サーバイメージ管理ホストの仮想マシンの前提OS(ゲストOS)を次の表に示します。

表2-5 仮想サーバイメージ管理ホストの仮想マシンの前提OS

前提OS前提OSのバージョン
Windows
  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2003 R2
  • Windows Server 2008 x86
Linux
  • Linux 5(x86)
  • Linux 5 Advanced Platform(x86)
  • Linux AS 4(x86)
  • Linux ES 4(x86)
●前提製品

仮想サーバイメージ管理ホストの前提製品を次の表に示します。

表2-6 仮想サーバイメージ管理ホストの前提製品

分類前提製品
仮想化ソフトウェア
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4
アプリケーションサーバの製品仮想マシン上に次のどちらかのアプリケーションサーバの製品をインストールする必要があります。
  • Application Server Enterprise 08-50以降
  • Service Platform 08-50以降
注※
管理対象マシンにインストールする仮想化ソフトウェアと同じにしてください。使用できる仮想化ソフトウェアの組み合わせを次に示します。
  • VMware ESX 3.5,VMware vCenter Server 2.5 Update 5以降,およびVMware vCenter Serverに対応するVMware vSphere Client
  • VMware ESX 3.5,VMware vCenter Server 4,およびVMware vCenter Serverに対応するVMware vSphere Client
  • VMware ESX 4,VMware vCenter Server 4,およびVMware vCenter Serverに対応するVMware vSphere Client

(4) 管理対象マシンの前提条件

管理対象マシンは,次の条件を満たす必要があります。

注※1
JP1製品と連携する場合に必要な条件です。
注※2
負荷分散機を使用する場合に必要な条件です。
注※3
共有ディスクを使用する場合に必要な条件です。

管理対象マシンの前提OSと前提製品を次に示します。

●前提OS

管理対象マシンの仮想マシンの前提OS(ゲストOS)を次の表に示します。

表2-7 管理対象マシンの仮想マシンの前提OS

前提OS前提OSのバージョン
Windows
  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2003 R2
  • Windows Server 2008 x86
Linux
  • Linux 5(x86)
  • Linux 5 Advanced Platform(x86)
  • Linux AS 4(x86)
  • Linux ES 4(x86)
●前提製品

管理対象マシンの前提製品を次の表に示します。

表2-8 管理対象マシンの前提製品

分類前提製品
仮想化ソフトウェア
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4
注※
仮想サーバイメージ管理ホストにインストールする仮想化ソフトウェアと同じにしてください。使用できる仮想化ソフトウェアの組み合わせを次に示します。
  • VMware ESX 3.5,VMware vCenter Server 2.5 Update 5以降,およびVMware vCenter Serverに対応するVMware vSphere Client
  • VMware ESX 3.5,VMware vCenter Server 4,およびVMware vCenter Serverに対応するVMware vSphere Client
  • VMware ESX 4,VMware vCenter Server 4,およびVMware vCenter Serverに対応するVMware vSphere Client

(5) JP1運用管理ホストの前提条件

JP1運用管理ホストは,次の条件を満たす必要があります。

JP1運用管理ホストの前提OSおよび前提製品については,連携するJP1製品のマニュアルを参照してください。なお,連携するJP1製品は,システム構成パターンによって異なります。システム構成パターンについては,「3. システム構成パターンの選択」を参照してください。

(6) 負荷分散機の前提条件

仮想化システムで使用できる負荷分散機を次に示します。

詳細については,各負荷分散機のマニュアルを参照してください。

負荷分散機は,次の条件を満たす必要があります。

(7) 操作端末の前提条件

操作端末は,次の条件を満たす必要があります。

注※
JP1製品と連携する場合に必要な条件です。

操作端末の前提OSと前提製品を次に示します。

●前提OS

操作端末の前提OSは,VMware vSphere Clientの前提OSに従います。VMware vSphere Clientの前提OSについてはVMwareのドキュメントを参照してください。

●前提製品

操作端末の前提製品を次の表に示します。なお,JP1と連携する場合は,JP1製品も必要になります。

表2-9 操作端末の前提製品

分類前提製品
仮想化ソフトウェアVMware vCenter Serverのバージョンに対応するVMware vSphere Client

(8) 共有ディスクの前提条件

共有ディスクの前提条件を次の表に示します。

表2-10 共有ディスクの前提条件

前提OS前提条件
Windows
  • Fibre Channel接続
  • iSCSI接続
Linux
  • Fibre Channel接続
  • iSCSI接続
  • NFS version 3 over TCP

(9) データベースサーバマシンの前提条件

前提となるデータベースについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 概説」のデータベースとの連携に関する説明を参照してください。

データベースサーバマシンは,次の条件を満たす必要があります。