仮想化システムでは,JP1と連携した運用ができます。ここでは,JP1と連携するための環境を構築する手順について説明します。
システム構成パターンと必要な作業項目を次の表に示します。
表5-3 システム構成パターンと必要な作業項目(JP1と連携するための環境の構築)
作業項目 | システム構成パターンによる作業の要否 | |||
---|---|---|---|---|
パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 | |
JP1運用管理ホストの仮想マシンの作成 | ○ | ○ | × | × |
JP1運用管理ホストの構築 | ○ | ○ | ○ | × |
JP1/IMと連携してシステムを障害監視する環境の設定 | ○ | ○ | ○ | × |
JP1/AJS3と連携してシステムを自動運用する環境の設定 | × | ○ | ○ | × |
JP1/PFMと連携してシステムの負荷監視をする環境の設定 | × | ○ | ○ | × |
JP1と連携するための環境を構築する手順を次に示します。
操作端末のVMware vSphere ClientからVMware vCenter Serverに接続し,運用用物理マシンのハイパーバイザを使用して,JP1運用管理ホストで使用する仮想マシンを作成します。データストアは,運用用データストアを使用します。この仮想マシンは仮想NICを一つ構成し,管理LANのネットワークラベルに関連づけます。
JP1運用管理ホストを構築する手順を次に示します。
JP1/IMと連携して,システムを障害監視するための環境を設定する手順を次に示します。各手順の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」を参照してください。
JP1/AJS3と連携して,システムを自動運用するための環境を設定する手順を次に示します。各手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1」を参照してください。
JP1/PFMと連携して,システムの負荷監視をするための環境を設定する手順を次に示します。各手順の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」を参照してください。