11.3 rule.properties管理ユニット運用ルール

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー

(1) 形式

J2SEのプロパティファイル形式です。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

管理ユニットの運用ルールを設定します。

(4) 指定できるキー

指定できるキーを次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値または動作です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称内容指定可能値省略値VR
unit.error_monitoring.enabled仮想サーバマネージャで稼働している仮想サーバに対して,障害監視を定期的に実行するかどうかを指定します。
trueを指定した場合:
仮想サーバの障害監視を定期的に実行します。
falseを指定した場合:
仮想サーバの障害監視を定期的に実行しません。また,次のプロパティの設定は無効になります。
  • unit.error_monitoring.interval
  • unit.error_monitoring.server.auto_stop.enabled
  • unit.error_monitoring.start_time
  • unit.error_monitoring.timeout
次のどちらかを指定します。
  • true
  • false
true08-50
unit.error_monitoring.interval仮想サーバマネージャが各仮想サーバの稼働状況をチェックする時間間隔(単位:秒)を指定します。
なお,この指定値はunit.error_monitoring.enabledの指定値がtrueの場合だけ有効となります。
1~36001008-50
unit.error_monitoring.server.auto_stop.enabled仮想サーバの障害を検知した場合に,その仮想サーバを自動停止するかどうかを指定します。
trueを指定した場合:
障害を検知した仮想サーバを自動停止します。
falseを指定した場合:
障害を検知した仮想サーバを自動停止しません。
なお,この指定値はunit.error_monitoring.enabledの指定値がtrueの場合だけ有効となります。
次のどちらかを指定します。
  • true
  • false
false08-50
unit.error_monitoring.start_time仮想サーバが起動されてから,その仮想サーバを障害監視の対象とするまでの時間(単位:秒)を指定します。
仮想サーバが起動されてから,このキーで指定した時間が経過するまでは,障害監視の対象になりません。
なお,この指定値はunit.error_monitoring.enabledの指定値がtrueの場合だけ有効となります。
1~36006008-50
unit.error_monitoring.timeout仮想サーバマネージャが仮想サーバの稼働確認を始めてから,このキーで指定した時間が経過しても応答がない場合に,障害が発生したと判断するタイムアウト時間(単位:秒)を指定します。
なお,この指定値はunit.error_monitoring.enabledの指定値がtrueの場合だけ有効となります。
1~36006008-50
unit.rule.deploy.num管理ユニットで使用する管理対象マシン(unit.rule.machine_namesで指定した管理対象マシン)にデプロイする仮想アプリケーションサーバイメージの数を指定します。デプロイ実行時は,unit.rule.machine_namesで指定した管理対象マシンごとに,このプロパティで指定した数の仮想アプリケーションサーバイメージをデプロイします。1 ~ 2147483647208-50
unit.rule.machine_names管理ユニットで使用する管理対象マシンの名称を指定します。複数の管理対象マシンを指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。
指定した名称の管理対象マシンが存在しない場合,その名称は無視されます。
このプロパティを指定しない状態でも,管理ユニットは作成できます。この場合,この管理ユニットに対してvmx_deploy_unitコマンドを実行すると,どの管理対象マシンにもデプロイされていない状態になります。
管理対象マシン名なし08-50
unit.rule.start.num管理ユニットが一括起動するときに起動する仮想サーバ数を指定します。このとき,それぞれの仮想サーバをどの管理対象マシンで起動するかは,unit.rule.machine_namesで指定した管理対象マシン情報ファイル内の管理対象マシンの指定順にラウンドロビンで選択されます。
一括起動する仮想サーバは,デプロイした仮想アプリケーションサーバイメージの数以下である必要があるため,このプロパティで指定する値は,次のようになります。
unit.rule.start.num ≦ unit.rule.depoy.num × unit.rule.machine_names
1 ~ 2147483647208-50
unit.vmlog.enabledVmログ収集機能を使用するかどうかを指定します。trueを指定した場合,仮想サーバが正常停止したときに,<Cosminexusインストールディレクトリ>/manager/config/vmxlog.confに記載された範囲のログを収集し,仮想サーバ運用管理ホストに転送されます。次のどちらかを指定します。
  • true
  • false
false08-50