5.2 usrconf(サーバ管理コマンド用オプション定義ファイル)

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー
(5) サーバ管理コマンドを実行するJavaVMの起動オプションのデフォルト値(usrconfの場合)
(6) 記述例
(7) 注意事項

(1) 形式

シェルスクリプトファイル形式のファイルです。

次のようにキーを指定します。

set <キー名称>="<値>"

(2) ファイルの格納先

/opt/Cosminexus/CC/admin/usrconf/

(3) 機能

サーバ管理コマンドを実行するJavaVMの起動オプションを指定します。なお,このファイルは,UNIX用です。

(4) 指定できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次の表に示します。

キー名称内容デフォルト
USRCONF_JVM_ARGS指定されたオプションを使ってJavaVMを起動します。次のJavaVMのオプションを指定できます。
  • -Xms<size>
  • -Xmx<size>
  • -Xss<size>
  • -Xdebug
  • -Xrun<libraryName>
  • -Dejbserver.log.directory
  • -XX:PermSize
  • -XX:MaxPermSize
システムプロパティを指定したい場合は,"-D"を利用しないで,usrconf.propertiesファイルに指定します。
デフォルト値については「5.2(5) サーバ管理コマンドを実行するJavaVMの起動オプションのデフォルト値(usrconfの場合)」を参照してください。
USRCONF_JVM_CLPATH設定されている値をクラスパスに追加します。複数指定したい場合は,コロン(:)で区切ってください。なし
USRCONF_JVM_LIBPATH設定されている値をライブラリ検索パス環境変数に追加します。複数指定したい場合は,コロン(:)で区切ってください。なし

(5) サーバ管理コマンドを実行するJavaVMの起動オプションのデフォルト値(usrconfの場合)

USRCONF_JVM_ARGSに指定できるJavaVMのオプションの説明を次に示します。

キー名称内容指定可能値デフォルトVR
-XmsJavaヒープの初期サイズを設定します。入力は制限されません。なし06-00
-XmxJavaヒープの最大サイズを設定します。入力は制限されません。512m
注意
アプリケーションサーバのバージョンが08-00より前の場合,デフォルト値はありません。
06-00
-Xss1スタック領域の最大サイズを設定します。入力は制限されません。なし06-00
-Xdebugデバッガが有効な状態で起動します。入力は制限されません。なし06-00
-Xrunライブラリをロードします。入力は制限されません。なし06-00
-Dejbserver.log.directoryログファイルの出力先のパスを指定します。ディレクトリのパスの区切り記号には,"/"を使用してください。入力は制限されません。なし06-00
-XX:PermSizePermanent領域の初期サイズを指定します。入力は制限されません。なし08-00
-XX:MaxPermSizePermanent領域の最大サイズを指定します。入力は制限されません。なし08-00

(6) 記述例

#!/bin/csh -f
 
set USRCONF_JVM_ARGS="-Xms64m -Xmx512m"
set USRCONF_JVM_CLPATH=/usr/home/lib/mylib.jar
set USRCONF_JVM_LIBPATH=/usr/home/bin

(7) 注意事項