10.6 mngagent.<実サーバ名>.properties 運用監視エージェントプロパティファイル

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 運用管理ドメインおよび運用監視エージェントの名称設定で使用できるキー
(4) ログ・トレースの設定で使用できるキー
(5) 通信ポートおよびIPアドレス固定による運用の設定で使用できるキー
(6) 注意事項

(1) 形式

J2SEのプロパティファイル形式です。

運用監視エージェントのプロパティファイルです。

(2) ファイルの格納先

(3) 運用管理ドメインおよび運用監視エージェントの名称設定で使用できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。これらのキーに設定したドメイン名およびエージェント名は,ログファイル名のデフォルト値として使用されます。

キー名称内容デフォルト値
mngagent.domain_name運用管理ドメイン名を,文字列で指定します。使用できる文字はASCII文字の英数字(A~Z,a~z,0~9),アンダースコア(_),およびハイフン(-)です。なし
mngagent.agent_name運用監視エージェント名を,文字列で指定します。使用できる文字はASCII文字の英数字(A~Z,a~z,0~9),アンダースコア(_),およびハイフン(-)です。なし

(4) ログ・トレースの設定で使用できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。

キー名称内容デフォルト値
mngagent.log.filenameログファイル名を指定します。空文字列や空白文字を指定した場合,ログは出力されません。実際の出力先ファイル名は,指定したファイル名のあとに「.n.log」が付きます(nは1~16)。
  • Windowsの場合
    <manager.cfgのcom.cosminexus.manager.log.dir>¥mngagent-ドメイン名-Agent名
  • UNIXの場合
    <manager.cfgのcom.cosminexus.manager.log.dir>/mngagent-ドメイン名-Agent名
mngagent.log.filesizeログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096~2147483647で指定します。範囲外の値を指定した場合は,65536を仮定します。65536

(5) 通信ポートおよびIPアドレス固定による運用の設定で使用できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。

キー名称内容デフォルト値
mngagent.connector.port運用監視エージェントの通信ポートを1~65535までの整数で固定します。ポート番号は,ほかのプログラムなどと重複しないようにしてください。このプロパティを設定しない場合は,vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.portに定義された値が設定されます。vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.portに定義された値
mngagent.connector.host任意の値を指定して,運用監視エージェントのIPアドレスを固定します。
このプロパティを設定しない場合は,vbroker.se.iiop_tp.hostに定義された値が設定されます。
vbroker.se.iiop_tp.hostに定義された値
vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port任意の値を指定して,運用監視エージェントの通信ポートを固定します。ポート番号は,ほかのプログラムなどと重複しないようにしてください。このプロパティを設定しない場合は,Cosminexus TPBrokerによってランダムな値が設定されます。
このキーは,アプリケーションサーバのバージョンが06-00以前の製品との互換用です。
なし
vbroker.se.iiop_tp.host任意の値を指定して,運用監視エージェントのIPアドレスを固定します。
このキーは,アプリケーションサーバのバージョンが06-00以前の製品との互換用です。
なし

(6) 注意事項