J2SEのプロパティファイル形式です。
管理ユニットをデプロイする時に,仮想サーバのOSとネットワークを自動セットアップするための情報を設定します。
指定できるキーを次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値または動作です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 省略値 | VR |
---|---|---|---|---|
unit.network.agent.ipaddr.range.max※2 | 業務用と管理用で使用するネットワークが異なる場合に※1,該当する管理ユニットに属する仮想アプリケーションサーバを実行する仮想マシンの管理用ネットワークに割り振るIPアドレスの最大値を指定します。 業務用と管理用で使用するネットワークが同じ場合※1,この設定は無視されます。 | IPv4ドット記法 | なし | 08-50 |
unit.network.agent.ipaddr.range.min | 業務用と管理用で使用するネットワークが異なる場合※1,該当する管理ユニットに属する仮想アプリケーションサーバを実行する仮想マシンの管理用ネットワークに割り振るIPアドレスの最小値を指定します。 業務用と管理用で使用するネットワークが同じ場合※1,この設定は無視されます。 | IPv4ドット記法 | なし※2 | 08-50 |
unit.network.agent.subnetmask | 仮想サーバが管理用ネットワークに接続するためのサブネットマスクを指定します。
| IPv4ドット記法 | なし※2 | 08-50 |
unit.network.default_gateway | 仮想サーバが業務用ネットワークに接続するためのデフォルトゲートウェイを指定します。 | IPv4ドット記法 | デフォルトゲートウェイを使用しない。 | 08-50 |
unit.network.dns_servers | ネットワークで使用するDNSサーバを指定します。複数のDNSサーバを指定する場合,コンマ(,)で区切ります。 | IPv4ドット記法 | DNSサーバを使用しない。 | 08-50 |
unit.network.dns_suffixes | ネットワークで使用するDNSサフィックスを指定します。複数のDNSサフィックスを指定する場合,コンマ(,)で区切ります | 管理対象マシン名 | DNSサフィックスを使用しない。 | 08-50 |
unit.network.ipaddr.range.max | 業務用と管理用で使用するネットワークが同じ場合に※1,該当する管理ユニットに属する仮想アプリケーションサーバを実行する仮想マシンに割り振るIPアドレスの最大値を指定します。 業務用と管理用で使用するネットワークが異なる場合※1,該当する管理ユニットに属する仮想アプリケーションサーバを実行する仮想マシンの業務用ネットワークに割り振るIPアドレスの最大値を指定します。 | IPv4ドット記法 | なし | 08-50 |
unit.network.ipaddr.range.min | 業務用と管理用で使用するネットワークが同じ場合に※1,該当する管理ユニットに属する仮想アプリケーションサーバを実行する仮想マシンに割り振るIPアドレスの最小値を指定します。 業務用と管理用で使用するネットワークが異なる場合※1,該当する管理ユニットに属する仮想アプリケーションサーバを実行する仮想マシンの業務用ネットワークに割り振るIPアドレスの最小値を指定します。 | IPv4ドット記法 | なし | 08-50 |
unit.network.subnetmask | 仮想サーバが業務用ネットワークに接続するためのサブネットマスクを指定します。
| IPv4ドット記法 | なし | 08-50 |
unit.os.type | 該当する管理ユニットの仮想サーバで使用するOSの種別を指定します。
| 次のどれかを指定します。
| なし | 08-50 |
unit.setup.linux.domain_name | 仮想サーバで起動するLinux OSのドメイン名を指定します。 なお,このプロパティはLinux用です。 | ドメイン名 | なし | 08-50 |
unit.setup.windows.fullname | 仮想サーバで起動するWindows OSの所有者の名前を指定します。 なお,このプロパティはWindows用です。 | 1~80文字の任意の文字列を指定します。 | なし | 08-50 |
unit.setup.windows.license_enabled | 仮想サーバで起動するWindows OSのWindowsライセンス情報が必要かどうか指定します。 OSがWindows Server 2003の場合,trueを指定してください。Windows Server 2008の場合,falseを指定してください。falseを指定した場合,unit.setup.windows.license_user.mode,unit.setup.windows.license_user.numの設定は無効となります。 なお,このプロパティはWindows用です。 | 次のどちらかを指定します。
| true | 08-50 |
unit.setup.windows.license_user.mode | 仮想サーバで起動するWindows OSのライセンスモードを指定します。 次のどちらかのライセンスモードを指定します。
| 次のどちらかを指定します。
| server | 08-50 |
unit.setup.windows.license_user.num | 仮想サーバで起動するWindows OSの最大接続数を指定します。 なお,このプロパティはWindows用です。 | 5 ~ 9999 | 5 | 08-50 |
unit.setup.windows.network.name | 仮想サーバで起動するWindows OSのワークグループ名を指定します。 なお,このプロパティはWindows用です。 | 1~80文字の任意の英数字を指定します。 | なし | 08-50 |
unit.setup.windows.orgname | 仮想サーバで起動するWindows OSの所有者の組織名を指定します。 なお,このプロパティはWindows用です。 | 1~80文字の任意の文字列を指定します。 | なし | 08-50 |
unit.setup.windows.password | 仮想サーバで起動するWindows OSのシステム管理者アカウントのパスワードを指定します。 なお,このプロパティはWindows用です。 | 1~21文字の任意の文字列を指定します。 | 空文字 | 08-50 |
unit.setup.windows.product_id | 仮想サーバで起動するWindows OSの製品キーを指定します。ライセンス情報が不要の場合,空文字を指定します。 なお,このプロパティはWindows用です。 | Windows OSの製品キー | なし | 08-50 |
unit.setup.windows.time_zone | 仮想サーバで起動するWindows OSのタイムゾーンを指定します。Sysprepで設定可能なタイムゾーンの数値を指定してください。-1を指定した場合,OSのデフォルト値が適用されます。 なお,このプロパティはWindows用です。 | -1~2147483647 | -1 | 08-50 |
vmx.network.agent.network_label | 業務用ネットワークと管理用ネットワークとで異なるネットワークを使用する場合,管理用ネットワークとして使用するネットワークのネットワークラベルを指定します。 このプロパティにはvmx.network.network_labelとは異なるネットワークラベルを指定する必要があります。 業務用ネットワークと管理用ネットワークとで同じネットワークを使用する場合,このプロパティは指定しないでください。 このプロパティを指定した場合,次の条件を満たす必要があります。
| 管理対象マシン名 | 業務用のネットワークと管理用のネットワークとで同じNICを使用する。 | 08-50 |
vmx.network.network_label | 仮想サーバで使用するネットワークのネットワークラベルを指定します。 マスタ仮想サーバに仮想NICが一つしかない場合,このプロパティの設定は省略できます。
| 管理対象マシン名 | マスタ仮想サーバに仮想NICが一つしかない場合,そのNICを業務用のネットワークと管理用のネットワークの両方で使用する。 このプロパティの指定を省略している場合に,仮想NICを複数持つマスタ仮想サーバを使用すると,管理ユニット作成または更新時にエラーとなる。 | 08-50 |