6.3.9 embeddable以下の要素

次に示す要素と属性は,要素や属性の対象である埋め込み可能クラスだけに適用されます。

<この項の構成>
(1) <embeddable>
(2) <basic>
(3) <transient>

(1) <embeddable>

embeddable要素は,永続化ユニットの埋め込み可能クラスを定義します。

機能および属性の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス API編」のjavax.persistence パッケージに関する説明を参照してください。

指定できる属性を次の表に示します。

表6-50 <embeddable>の属性

属性名任意/必須説明
classxsd:string必須埋め込み可能クラスのクラス名。
accessorm:access-type任意access属性は,埋め込み可能クラスのアクセスタイプを定義します。access属性は,埋め込み可能クラスに与えたpersistence-unit-defaults要素(デフォルトとして指定した要素)やentity-mappings要素(永続化ユニット全体に有効な要素)で指定したアクセスタイプを上書きします。※1
metadata-complete※2xsd:boolean任意metadata-complete属性がembeddable要素自身に指定されたら,埋め込み可能クラスや,埋め込み可能クラスのフィールドやプロパティに指定されたアノテーションは無視されます。
metadata-completeがembeddable要素に指定され,XML要素が省略されると,デフォルト値が有効になります。

注※1 指定値には,PROPERTYまたはFIELDを指定します。エンティティクラスのフィールドに対するアクセス方法の指定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」を参照してください。

注※2 アノテーションが指定されている場合,この要素を指定することによって,KDJE55532-Wのメッセージが出力されることがあります。


(2) <basic>

basic要素は,フィールドやプロパティで指定したマッピングを上書きします。

機能および属性の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス API編」のjavax.persistence パッケージに関する説明を参照してください。

指定できる属性を次の表に示します。

表6-51 <basic>の属性

属性名任意/必須説明
namexsd:string必須型をマッピングするメソッドまたはフィールド。
fetchorm:fetch-type任意マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス API編」の@Basicのfetch属性に関する記述を参照してください。
optionalxsd:boolean任意マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス API編」の@Basicのoptional属性に関する記述を参照してください。

(3) <transient>

transient要素は,フィールドやプロパティで指定したマッピングを上書きします。

機能および属性の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス API編」のjavax.persistence パッケージに関する説明を参照してください。

指定できる属性を次の表に示します。

表6-52 <transient>の属性

属性名任意/必須説明
namexsd:string必須永続的でないプロパティまたはフィールド。