Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
ここでは,構成ソフトウェアの各プロセスの停止方法,リソースの停止方法,およびJ2EEアプリケーションの停止方法について説明します。
Webサーバの停止方法については,ご使用のWebサーバのマニュアルを参照してください。
なお,Webサーバの停止のタイミングについてはシステムの運用形態に依存しますが,最初に停止することでJ2EEアプリケーションへのリクエストの受け付けを制御できます。また,インプロセスHTTPサーバを使用する場合は,Webサーバを停止する必要はありません。
J2EEアプリケーションの停止方法について説明します。
J2EEアプリケーションは,サーバ管理コマンドを使用して停止します。通常モードの場合,およびテストモードの場合の停止方法を次に示します。
なお,サーバ管理コマンドの実行には,root権限またはComponent Container管理者の権限が必要です。
J2EEアプリケーションを停止しても,J2EEアプリケーション内のリクエスト処理が終了しないなどの原因で停止処理が完了しない場合があります。この場合,J2EEアプリケーションを強制的に停止する必要があります。J2EEアプリケーションを強制停止する場合,cjstopappコマンドに-forceオプションを指定して実行します。J2EEアプリケーションを停止するための具体的な手順については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」を参照してください。
リソースの停止方法について説明します。
リソースの停止は,サーバ管理コマンド(cjstoprar,cjstopjb)を使用します。
なお,サーバ管理コマンドの実行には,root権限またはComponent Container管理者の権限が必要です。
J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタを利用する場合,この操作は不要です。
J2EEサーバの停止の手順を次に示します。
# cd /opt/Cosminexus/CC/server/bin |
# cjstopsv <サーバ名称> |
cjstopsvコマンドの実行例を次に示します。この例では,サーバ名は「MyServer」です。
# cd /opt/Cosminexus/CC/server/bin # cjstopsv MyServer # |
なお,J2EEサーバを停止しても,J2EEサーバでの処理が終了しないなどの原因で停止処理が完了しない場合があります。この場合,J2EEサーバを強制的に停止する必要があります。J2EEサーバを強制停止する場合,cjstopsvコマンドに-fオプションまたは-fdオプションを指定して実行します。-fdオプションを指定すると,J2EEサーバの障害情報を取得したあと,J2EEサーバを強制停止します。
SFOサーバは,J2EEサーバと同様の手順で停止します。
J2EEサーバの停止手順については,「付録E.4(4) J2EEサーバの停止」を参照してください。
CTMデーモンの停止手順を次に示します。
# cd /opt/Cosminexus/CTM/bin |
# ctmstop |
なお,CTMデーモンを停止しても,CTMデーモンの停止処理が完了しない場合があります。この場合,CTMデーモンを強制的に停止する必要があります。CTMデーモンを強制停止する場合,ctmstopコマンドに-CTMForceオプションを指定して実行します。
CORBAネーミングサービスの停止手順は,CORBAネーミングサービスの起動方法によって異なります。
次に,バックグラウンドで手動起動している場合の停止手順の詳細について説明します。
バックグラウンドで手動起動している場合,ほかのJavaプロセスと区別がつかなくなり,どれがCORBAネーミングサービスなのかわからなくなることがあります。このため,ほかに起動しているJavaプロセスの有無によってCORBAネーミングサービスのプロセスIDの取得方法が異なります。なお,AIXの場合は,ps -efコマンドを実行するとプロセスの引数が他プラットフォームよりも長めに表示されるため,CORBAネーミングサービスを識別できます。
# ps -ef | grep java |
# kill <CORBAネーミングサービスのプロセスID> |
#!/bin/sh export VBROKER_ADM=/opt/Cosminexus/TPB/adm export SHLIB_PATH="${SHLIB_PATH}:/opt/Cosminexus/TPB/lib" # start name server process exec /opt/Cosminexus/TPB/bin/nameserv \ -J-Dvbroker.agent.enableLocator=false \ -J-Djava.security.policy==/opt/Cosminexus/CC/server/sysconf/cli.policy \ -J-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=900 & # save background java process pid echo $! > ./namesv_pid |
# kill `cat namesv_pid` |
CTMドメインマネジャの停止手順を次に示します。
# cd /opt/Cosminexus/CTM/bin |
# ctmdmstop |
なお,CTMドメインマネジャを停止しても,CTMドメインマネジャの停止処理が完了しない場合があります。この場合,CTMドメインマネジャを強制的に停止する必要があります。CTMドメインマネジャを強制停止する場合,ctmdmstopコマンドに-CTMForceオプションを指定して実行します。
スマートエージェントの停止手順を次に示します。
スマートエージェントの停止方法は,起動方法によって異なります。
# ps -ef | grep osagent |
# kill <スマートエージェントのプロセスID> |
PRFデーモンの停止手順を次に示します。
# cd /opt/Cosminexus/PRF/bin |
# cprfstop |
なお,PRFデーモンを停止しても,PRFデーモンの停止処理が完了しない場合があります。この場合,PRFデーモンを強制的に停止する必要があります。PRFデーモンを強制停止する場合,cprfstopコマンドに-Forceオプションを指定して実行します。
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