Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
cjwebclearpool(プール内のコネクションのクリア)
形式
cjwebclearpool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>]
[-mode {normal|plan}] [-dbid <データベースID>]
機能
動作種別を選択して,プール内のすべてのコネクションまたは指定されたデータベースのコネクションをクローズします。クローズしたコネクションは,プールから削除します。
このコマンドは,データベースサーバが異常終了した場合やネットワークが切断された場合などの,システム障害時に実行するコマンドです。このコマンドでは,プールからコネクションを削除してクローズすることだけを実行します。新たなコネクションは生成しません。
引数
- -host <ホスト名称>
- 接続先のホスト名称として,コマンドからのリクエスト要求を受け付けるサーブレットが動作しているホスト名称を指定します。指定を省略した場合は,localhostが仮定されます。
- -port <ポート番号>
- コマンドからのリクエスト要求を受け付けるサーブレットが使用するポート番号として,サーブレットが管理されているWebコンテナのポート番号を指定します。指定を省略した場合は,8080が仮定されます。
- -mode {normal|plan}
- 使用中のコネクションに対するクリア動作の種別を指定します。
- normal(通常モード)
ユーザが使用中のコネクションはプールの外へ移して,プール内からはクリアされます。データベースとの接続はそのまま維持されますが,再利用はできません。
- plan(計画モード)
ユーザが使用中のコネクションはクリアしません。ただし,再利用はできません。
- -dbid <データベースID>
- 削除対象となるプール管理情報のデータベースIDを指定します。データベースIDには,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)またはアンダースコア(_)が使用できます。
- 省略すると,指定した動作種別で,すべてのプール管理情報を対象に処理が実行されます。
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 2:
- 排他エラーによってコマンドを実行できません。
入力例
cjwebclearpool -mode normal -dbid db_1
注意事項
- 引数は,コマンド名の直後に指定する必要があります。引数は,コマンド名より後ろにあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<データベースID> -dbid)やオプション名と値を非対応にすること(例:-mode <データベースID> -dbid normal)はできません。
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