JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 Webコンソールサービス
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JP1/ServerConductorには,「サービス」というコンポーネントがあります。JP1/ServerConductorのコンポーネント構成および適用OSについて,次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) コンポーネント構成
- (2) 適用OS
(1) コンポーネント構成
JP1/ServerConductorのコンポーネント構成を,製品ごとに次の図に示します。
図2-2 JP1/ServerConductorのコンポーネント構成
![[図データ]](figure/sm010300.gif)
各コンポーネントの機能を,製品別に次に示します。
- マネージャサービス
- 管理サーバとなるマシンで実行するサービスです。管理対象サーバの持つ管理情報を収集してコンソールサービスまたはWebコンソールサービスに通知したり,コンソールサービスまたはWebコンソールサービスからの指示をエージェントサービスに通知したりします。
- コンソールサービス
- 管理コンソールとなるマシンで実行するサービスです。ユーザはコンソールサービスを使ってマネージャサービスにログインし,管理対象サーバを管理します。
- Webコンソールサービス
- コンソールアプレットとWebゲートウェイサービスの総称です。コンソールサービスの持つ一部の機能をWeb管理コンソールのWebブラウザから利用できるようにします。
- コンソールアプレット
- Webブラウザ上で実行され,WebブラウザでWebコンソールサービスの機能を利用できるようにするためのプログラムです。
- Webゲートウェイサービス
- Webサーバとなるマシンで実行するサービスです。マネージャサービスから受け取った管理対象サーバの情報をコンソールアプレットに送ります。
- アラートアクションサービス
- アラート受信時にプログラムを自動起動するサービスです。
- リモートコントロールビューア
- 管理対象サーバを遠隔操作するためのサービスです。
(b) BSM Plus
- マネージャサービス追加機能
- 管理サーバとなるマシンで実行する追加機能を備えたサービスです。SMP構成管理,ストレージ運用支援,N+1コールドスタンバイ機能,およびラック管理の各機能を使用できるようにします。
- エージェントサービス
- 管理対象サーバとなるマシンで実行するサービスです。エージェントサービスには,Windows版,Linux版,HP-UX版の3種類があります。サーバの状態を常に監視し,その情報をマネージャサービスへ送信します。
- ローカルコンソールサービス
- 管理対象サーバで,そのサーバ自身を管理するサービスです。ローカルコンソールサービスを管理対象サーバにインストールすると,その管理対象サーバでコンソールサービスの機能を使えます。ローカルコンソールサービスは,サーバ自身の資産情報・障害情報の管理・監視,および電源制御スケジュールの設定・参照ができます。ただし,ローカルコンソールサービスはサーバ自身の管理だけができ,そのほかのサーバについては管理できません。
- コンソールサービスとローカルコンソールサービスを特に区別しない場合は,コンソールサービスと呼びます。
- リモートコントロールサービス
- 管理対象サーバで実行するサービスです。リモートコントロールビューアからの遠隔操作を実行します。
(d) Advanced Agent
- SVP管理エージェントサービス
- SVP機能を搭載した管理対象サーバを電源制御する場合に必要なサービスです。SVP機能を搭載した管理対象サーバに対して,電源ON・OFFや電源制御スケジュールを設定できるようにします。なお,管理対象サーバで電源ON機能を備えたLANアダプタを搭載している場合,SVP機能およびSVP管理エージェントサービスがなくても,電源ONの操作ができます。
- クラスタ管理エージェントサービス
- Windowsサーバをクラスタ管理する場合に必要なサービスです。MSCSまたはフェールオーバークラスタでクラスタ管理されているWindowsサーバをJP1/ServerConductorで管理できるようにします。
- SNMPトランスレータエージェントサービス
- WindowsサーバおよびLinuxサーバでSNMPトランスレータの機能を利用する場合に必要なサービスです。JP1/ServerConductorが通知するアラートをSNMPトラップに変換し,SNMPマネージャに送信します。また,JP1/ServerConductorで提供しているMIBファイルを使用して,JP1/ServerConductorのマシン管理情報をSNMPマネージャから参照できます。
- 注意
- マシン管理情報はHA8000 Windowsサーバでだけ参照できます。
- デバイス管理エージェントサービス
- WindowsサーバでLANアダプタ,ディスクアレイなどをデバイス管理する場合に必要なサービスです。これらのデバイスのアラート通知および資産情報を管理できるようにします。
JP1/ServerConductorの各サービスは,その機能に対応したOSを搭載しているマシンにインストールして使用します。
BSMの各サービスの適用OSを次の表に示します。BSM Plus,Agent,およびAdvanced Agentの各サービスの適用OSについては,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド」の概要について記載されている章を参照してください。
表2-2 JP1/ServerConductorの各サービスの適用OS(BSM)
| サービス名 |
Windows XP |
Windows Vista |
Windows 7 |
Windows Server 2003 |
Windows Server 2008 |
| マネージャサービス |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
| マネージャサービス追加機能 |
× |
× |
× |
◎ |
◎ |
| コンソールサービス |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
| Webコンソールサービス |
× |
× |
× |
◎ |
◎ |
| アラートアクションサービス |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
| リモートコントロールビューア |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
- (凡例)
- ◎:インストールおよびサービスの機能を使用できる
- ×:インストールできない
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