3.1.4 詳細情報の設定(Webコンソールサービス)

ここでは,Webコンソールサービスの詳細情報を設定します。次に示す手順でWebコンソールサービスの詳細情報を設定してください。

  1. [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[Webコンソールサービス]タブで[詳細設定]ボタンをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[ネットワーク(共通)]タブが表示されます。
<この項の構成>
(1) ネットワーク(共通)情報
(2) ネットワーク(サービス)情報
(3) ログイン情報
(4) 機能別画面指定情報
(5) 表示情報
(6) ファイル情報

(1) ネットワーク(共通)情報

ネットワークの共通情報について設定します。

  1. [ネットワーク(共通)]タブをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[ネットワーク(共通)]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-3 [環境設定ユティリティ]ダイアログボックス(Webコンソールサービス)-[ネットワーク(共通)]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    送信タイムアウト時間Webコンソールサービスとマネージャサービス間で送信エラーが発生した場合,送信をリトライする時間を秒単位で設定します。
    設定範囲は1~3,600です。デフォルトは30秒です。
    複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください複数IPアドレスを使用する場合,このチェックボックスをONにして,使用するIPアドレスを設定します。デフォルトはOFFです。
注意
ほかのサービスと共通の設定なので,最後に設定した値が有効になります。

(2) ネットワーク(サービス)情報

ネットワークのサービスについて設定します。

  1. [ネットワーク(サービス)]タブをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[ネットワーク(サービス)]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-4 [環境設定ユティリティ]ダイアログボックス(Webコンソールサービス)-[ネットワーク(サービス)]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    コマンド実行待ち時間異なるWeb管理コンソールから同一ホストに同一コマンドを要求した場合の,Webコンソールサービスでのコマンド実行待ち時間です。設定範囲は1~600秒です。デフォルトは120秒です。
    コマンドタイムアウト時間Web管理コンソールからマネージャサービスへのコマンド送信に対する返信までの待ち時間を秒単位で設定します。設定範囲は1~600です。デフォルトは120秒です。
    ポーリングを行うポーリングする場合,このチェックボックスをONにします。
    ポーリングは,コンソールアプレットがWebゲートウェイサービスにホストの状態変更やアラートの通知が届いていないかを確認する処理のことです。
    デフォルトはOFFです。
    間隔ポーリングする場合,ポーリング間隔を設定します。設定範囲は1~3,600秒です。デフォルトは600秒です。
    通信ログの採取通信ログを採取する場合,このチェックボックスをONにします。デフォルトはONです。
    注意
    ポーリングを設定するとコネクションが切断されないため,ダイヤルアップ回線など,接続時間に応じて課金される回線を使用している場合は,ポーリングは設定しないでください。

(3) ログイン情報

Webサーバの起動直後や,マネージャサービスとの通信エラーで再接続する場合の,マネージャサービスへのログインのリトライ情報を設定します。

  1. [ログイン]タブをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[ログイン]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-5 [環境設定ユティリティ]ダイアログボックス(Webコンソールサービス)-[ログイン]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    ログインリトライ回数Webコンソールサービスがマネージャサービスにログインするときのログインのリトライ回数を設定します。設定範囲は,0~30回です。
    デフォルトは0回です。
    ログインリトライ間隔Webコンソールサービスがマネージャサービスにログインするときのログインのリトライ間隔を設定します。設定範囲は1~60秒です。
    デフォルトは10秒です。

(4) 機能別画面指定情報

Webコンソールサービスでは,提供している各機能(インベントリ表示,アラートログ表示など)を機能単位でほかのWebアプリケーションから実行する機能(機能別画面指定機能)を提供しています。機能別画面指定機能でのログイン方法には,通常どおりログイン時にパスワードを認証する通常ログイン,およびパスワードを要求しない簡易ログインの二つがあります。

  1. [機能別画面指定]タブをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[機能別画面指定]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-6 [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[機能別画面指定]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    機能別画面指定する場合の認証方法を指定してください毎回ログイン認証する場合は,[通常ログイン]ラジオボタンをONにします。ログイン認証をしない場合は,[簡易ログイン]ラジオボタンをONにします。なお,デフォルトは,[通常ログイン]ラジオボタンがONになっています。
    注意
    Webコンソールサービスとほかのアプリケーションとの連携をしない場合,この設定はデフォルト(通常ログイン)のままにしておいてください。Webコンソールサービスとほかのアプリケーションとの連携機能については,コンソールサービスまたはローカルコンソールサービスのインストール先にあるReadmeファイルを参照してください。

(5) 表示情報

Webコンソールサービスに,グリニッジ標準時(GMT)と地域の標準時との時差を表示するかどうかを設定します。

  1. [表示]タブをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[表示]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-7 [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[表示]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    時差を表示するグリニッジ標準時(GMT)と地域の標準時との時差を次のウィンドウに表示する場合,このチェックボックスをONにします。
    • [通知アラート]ウィンドウ
    • [サーバアラートログ]ウィンドウ
    • [SVPログ]ウィンドウ
    デフォルトはOFFです。
    注意
    [通知アラート]ウィンドウに表示される時差は,管理対象のアラート発生時のOSのタイムゾーン設定に従って表示されます。

(6) ファイル情報

通知アラートや情報取得で取得したログファイルや,ユーザが作成したCSVファイルなどをWebサーバ上に保存する期間を設定します。

  1. [ファイル]タブをクリックする
    [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[ファイル]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-8 [環境設定ユティリティ]ダイアログボックスの[ファイル]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    出力ファイル保存日数出力ファイルの保存日数を指定します。設定範囲は1~30日です。デフォルトは3日です。
    ここで指定した保存日数を超えた場合,ファイルは削除されます。