JP1/ServerConductor/Deployment Manager

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1.1.10 SQL Server混在環境について

SQL Server 2005は,同じコンピュータ上でデータベースエンジンの複数のインスタンスが動作しますが,DPMにて本機能を使用する場合は以下に示す注意事項があります。

<この項の構成>
(1) DPMで混在可能なSQL Server
(2) SQL Server Native Clientの注意事項
(3) SQL Server Browserの注意事項
(4) DPM以外で使用するSQL Server 2005のアンインストール時の注意事項

(1) DPMで混在可能なSQL Server

DPMデータベースコンポーネント(SQL Server 2005 Express Edition(32bit)SP2/SP3)と同じコンピュータにインストールできるSQL Serverは次のとおりです。

  1. DPMデータベースコンポーネントが適用済みの環境では,DPM以外で混在させるSQL Server 2005を次のとおりに適用してください。
    • DPMデータベースコンポーネントがSP2を使用している場合:
      DPM以外で混在させるSQL ServerもSP2を適用する。
    • DPMデータベースコンポーネントがSP3を使用している場合:
      DPM以外で混在させるSQL ServerもSP3を適用する。
  2. DPM以外で使用するSQL Server 2005が適用済みの環境では,DPMデータベースコンポーネントを次のとおり適用してください。
    • DPM以外で使用するSQL Server 2005がSP無し/SP1を使用している場合:
      次の(a)(b)いずれかを行う。
      (a) DPM以外で使用するSQL Server 2005をSP2に更新してから,DPMデータベースコンポーネントインストール時にSP2を適用する。
      (b) DPM以外で使用するSQL Server 2005をSP3に更新してから,DPMデータベースコンポーネントインストール時にSP3を適用する。
    • DPM以外で使用するSQL Server 2005がSP2を使用している場合:
      DPMデータベースコンポーネントインストール時にSP2を適用する。
    • DPM以外で使用するSQL Server 2005がSP3を使用している場合:
      DPMデータベースコンポーネントインストール時にSP3を適用する。
  3. SQL Server 2008のみが適用済みの環境では,DPMデータベースコンポーネントを通常のインストール手順で適用してください。なお,(2)以降の注意事項に該当する場合は,必要な手順を行ってください。

(2) SQL Server Native Clientの注意事項

DPMデータベースコンポーネントをインストールするマシンに,SQL Server Native Clientが既にインストールされている場合は,アンインストールしてからDPMデータベースコンポーネントをインストールしてください。SQL Server Native Clientは,DPMデータベースコンポーネントと同時に再度インストールされますので,アンインストールによる影響はありません。なお,Microsoft SQL Server 2008 Native Clientについてはアンインストールする必要はありません。

(3) SQL Server Browserの注意事項

DPMデータベースコンポーネントをインストールするマシン上で「SQL Server Browser」サービスのスタートアップの種類が「無効」に設定されている場合は,「無効」以外に設定してからDPMデータベースコンポーネントをインストールしてください。インストール完了後はスタートアップの種類を元の状態に戻していただいて構いません。

(4) DPM以外で使用するSQL Server 2005のアンインストール時の注意事項

DPM以外で使用するSQL Server 2005をアンインストールする際に,DPMDBIインスタンスをアンインストールしないでください。

[図データ]

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